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2023年12月10日(日)、 「食ジム」第126回を開催しました。 (主催 食コーチングプログラムス 座長 小林美穂さん 会場 かながわ労働プラザ 時間 11時~18時) 今回のテーマは、 《栄養士として、家族の健康観・食生活観を高めるには、 どのようなアプローチがあるか》。 小林座長は、 以下の項目で進行されました。 1.私が家族の健康維持・向上に努めている、 こんなこと、あんなこと。 (考え方や行動など。過去の例も可。 現在、家族が近くにいない場合は、 自分自身に対してのアプローチ) 2.この人の存在(自分も含む)が、 家族やご近所、職場、余暇活動において、 私やコミュニティの健康度を上げている、 (または下げている)」と思われる考え方や行動。 3.今、栄養士や健康支援者が推進している健康法や食事法、 生活習慣の中で「それ、ちがうでしょ」と思う、考え方や支援法。 4.「人生100年時代」にふさわしい健康観・食生活観を、 栄養士はどう更新し、人々にどんなアプローチをしてゆくか。 1番の項目は、 参加者全員が発表するコーナー。 ここでは、以下のような発言が出ました。 ・ときには、私が家にいないようにすることで、 家族の自主性を高める。 ・(子どもたちもそれぞれ独立しており、 夫の退職後は、夫婦2人暮らしという環境) 朝起きたら、元気にあいさつをしている。 夫が3食とも食事をつくっているので、 食後、毎回「おいしくいただきました」と 感謝の気持ちを述べるようにしている。 ・外食を1週間に1回はかならずするようにしている。 ・家族が全員そろう夕食時、 「きょうは、どんなことがあった?」と、 子どもや夫にかならず聞くようにしている。 ・「いただきます」「ごちそうさま」を、 食卓ではかならず家族全員がそろって言うようにしている。 ・仲がよくなかった父だったが、 結婚式には思い切って、招待したことで、 家族一同がそろう機会になった。 それがきっかけとなって、 子どもたちが、父に少し歩み寄れるようになった。 ・高齢の両親の実家に、 「お片づけ」を名目に行くようになったら、 両親が喜んでくれていることを実感した。 ・夫が会社員だったころ、 「弁当はつくらないで」と釘をさされた。 「同僚、後輩、先輩、取引先、営業先、上役と、いつどこで いっしょにランチをするかもしれないから、 お弁当があると、コミュニケ―ションの機会が激減するから」 「会社の中で食べるより、 外で食べたほうが、気分転換にもなるし」という理由で。 以来、一度も弁当はつくっていない。 ・研修などで1日外に出かけるとき、 あえて、夕食の用意はしないようにしている。 「家族だって夕食は自分で選びたいはず」 ・子どもたちが小さいころから、 ご飯を自分で炊けるようにしてきた。 ・食卓で「野菜が足りない」とあえて口に出し、 冷蔵庫から1品添えるようにしたことで、 大人になった子どもたちは、それぞれ実践しているよう。 ・「頭が痛い」という夫に、 「どうしたの?」「なにか心当たりはある?」 「血圧は?」(夫は高血圧気味)と問いかけた後 「いっしょに血圧計はかってみる?」と、 あえて、2人でいっしょに行動するようにしている。 (夫は1人ではなかなかアクションをおこさないので) ・食卓であえて、家族に、 「マヨネーズは1杯100キロカロリーだよ」 「野菜を1品追加しようっと」と口にだしていた。 (1人暮らしをしている家族は、いまもそのことを 覚えているようだ) ・狭いユニットバスだが、 毎日湯船につかるようにしている。 ・寝たきりの妻に食事を介助するとき、 興味深かったことは、 もし、これが別の栄養士組織でのことであれば、 発表内容までちがってきたのではないでしょうか。 たとえば、 「なるべく外食をしないように、 手作りの食事を心がけている」とか、 「3食栄養バランスを考えて食事をつくっている」 といった発表が多いのではないでしょうか。 ここでは、 「食」以外にも、 健康維持・向上に努めている事例が たくさんあがったことで、 健康には、たくさんの切り口があることを みなさまますます実感なさったように思います。 ある方は、 週に2回、健診センターに出勤なさる 保健師さんを、 「モチベーションが下がる人」として、発表されました。 「とにかく、仕切り屋で、仕切り始めると周囲が見えなくなり、 大声で人をどなったり、なじったり。 でも、その人、権威に弱いようで、 ○○大学の教授という肩書きの人には、 態度や声まで変わる」 ある方は、 「趣味で通っているテニス教室で、 コーチが指導をしているそばで ある男性が、『まるで自分も指導者』 のように、指導したがる人がいて迷惑している」と発表。 大橋先生は、その事例をお聞きになり、 「いるいる、そういう人。 どこの組織にもいるものですよ」 と、具体的に、そういう人に対しての 対応策を具体的にお示しされました。 (クラブの例会で、人が指導しているときは、 担当者以外は口を挟まないことを厳しく伝えた) 私は、いま、お仕事でお世話になっている、 ある食堂の70代のスタッフさんたちのことを ご紹介させていただきました。 そこは、70代、80代のスタッフ、調理師さんが 働いています。 お客様の層も60歳以降の方々が多い。 お客さんは、もちろん食事を召し上がりに いらっしゃるわけですが 長く自分のことを担当してくれている、 そのスタッフさんに会いたいために、 お店に足を運んでいる様子。 「いつものでいい?」と70代スタッフのAさん。 「ちょっと頼みすぎじゃない?(多すぎない?)」と、 スタッフなのにお客に注意をする。 しかし、お客さんは「食べられるよ~」と。 30年以上通っているという、その常連さんは、 店員とのそんなやりとりがうれしいみたい。 お互いが口には出さないけれど、 「ここに来てくれた(来られた)ってことは、 健康な証だね」という気持ちなのではないかしら。 さて、話は変わります。 うれしかったことは、 参加者の少なからずが 「私が、みんなの健康度を上げていると思います」 と、堂々と自分自身の「何がすごいか」を、 分析してご発表いただいたこと。 「マンションの施設管理人さんが 夫に、『お宅の奥さんは、シャキシャキ歩く人ですよね」 と、おっしゃったのだとか。 そう教えてくれた栄養士さんは、 いつも姿勢がよく、確かに、余計な贅肉がつかないような 歩き方をなさっておられる。 ある栄養士さんは、 趣味のヨガやピラティスのレッスン時に、 更衣室でヨガウエアから、 ジャケット姿に着替えていたところ、 「いつもちゃんとしていますね」 「ヨガのときとのギャップがまたステキ」 と、仲間からそう言われることが、 しばしばあるのだとか。 都内の保健所に勤務される栄養士さんは、 「保健所に行くと、 かならず服装をほめてくれる保健師さんがいらっしゃるんです」 「ネックレス、ステキね~」 「○○さん、いつもおしゃれだから」 「きょうもかわいい~」 そのことによって、 ますます身だしなみに関して、 「手を抜いてはいけない」と思われているそう。 特定保健指導で企業に訪問したところ、 担当させていただいた会社員の方から 「ところで、きょうの洋服のコンセプトは?」と、 聞かれたのだそう。 (この社員の方は、只者ではない?) そのときの服装は、お気に入りのジャケットに、 ワイドパンツというキリっとしまった感じの服装。 「さわやかなきょうの青空をイメージして参りました」 と、おっしゃったとのこと。 「ここは身だしなみセミナー?」と思ってしまったほど、 「きょうの服装のコンセプトは?」なんて、 クライアントからまさか尋ねられるとは思ってもいなかったと、 おっしゃっておられたのが印象的でした。 公私にわたって 多くの方々の健康度を上げていることが よくわかりました。 そして、 「そのことを口に出して、指摘される方々もすごい」 というお話にもなりました。 3.では、今、栄養士や健康支援者が推進している健康法や 食事法、生活習慣の中で 「それ、ちがうでしょ」と思う、考え方や支援法を 発表いただきました。 ベストセラーになっているご本について 言及された栄養士さんは、 ある栄養士さんが提唱する、 「牛乳のカゼインはNG」 「小麦のグルテンはNG」というご発言に 「これは、おかしいと思った」と発表されました。 その他、 参加者の方々は、パーソナルトレーナーを つけておられる方も多く、 そのスポーツトレーナーさんの指導についても 言及されました。 「とにかく、タンパク質、タンパク質……としか言わない」 「アミノ酸が大事」というだけで、 具体的な対策は、サプリメントのみ。 ある栄養士さんは、 「私はスポーツトレーナーさんの食事に関するアドバイスは、 スルーしています。 『自分のやり方があるので』と断った上で」 とおっしゃったので、 影山は、 「そのスポーツトレーナーさんは、 どのような食事のアドバイスをなさっておられるのですか」 と、お尋ねしたところ、 「……。まったく相手のお話を聞いていなかったことに 気がつきました。 栄養士だから自分のやり方がある、と思わないで、 これも、『問いかけ』なんですね。 相手がどのような内容の話をするのか、という 情報収集できるチャンスを逃してしまっていたんですね。私」 人生100年時代は、 情報を収集して、相手に「問いかけ」をすることを、 厭わない栄養士になりたい……。 これらのやりとりをお聞きになっていた 参加者の方々は、 そう思われたのではないかと確信しています。 栄養士だから食のことなら何でも知っている、ではなく、 いろいろの情報は、 どこから来ているのか、 そもそもその方は、 「健康をどんなふうにとらえているのか」 というまで理解できるチャンスと考えてみる。 人生100年時代は、 栄養、運動、休養以外にも さらに3つの要素を加える必要があることは、 このブログでもご紹介させていただきました。 栄養士の考える健康とは何か。 これからの栄養士は、 どういう切り口で、相手の健康をサポートしてゆくのか。 今年最後の「食ジム」は、 座長・小林美穂さんの スムーズな進行で、大いに笑い、大いに盛り上がった 今年の"トリ"にふさわしい「食ジム」でした。 今年は、「食ジム」を10回開催しました。 皆勤賞の方は8名。 来年の「食ジム」は、 2月4日(日)に、開催する予定です。 みなさまのご参加を、 心よりお待ちしています。 *「食ジム」の会場から近い、 日本大通では、 まだイチョウ並木が黄金色の葉が 残っていました。 その他、 #
by palmarosaK
| 2023-12-11 23:17
| 食ジム
《第18回 東京都栄養士大会》 (主催 東京都栄養士会 会場 お茶の水女子大学)に、 講師の1人として参加しました。 《人生100年時代――ますます強化したい 栄養士のコミュニケーション力。 ――「食コーチング」の視点から――》 というテーマで、1時間30分担当しました。 今回「コミュニケーション」というテーマで 依頼をいただいた理由について、 主催者の先生はこうおっしゃいました。 「栄養士を対象に、いろいろの専門の先生に ご講義をいただいたのですが、 どの先生も最後はこうおっしゃるのです」 『コミュニケーションがいちばん大事なんです』と。 だから、影山先生にお願いしたいと思ったのです」 それに従って 講演の構成を以下のように考えました。 1.「コミュニケーション」の基本的なこと。 2.栄養士として、「健康のカタチ」を示せる人に……。 3.栄養士として、言語コミュニケーションの強化ポイント。 4.人生100年時代に求められるコミュニケーションのカタチ。 「コミュニケーション」の定義として、 『広辞苑』のものを最初にご紹介しました。 「①社会生活を営む人間の間に行なわれる知覚・感情・思考の伝達。 言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。 (生)②動物個体間での身振りや音声、匂いなどによる情報の伝達。 細胞間の物質の伝達または移動、細胞間コミュニケーション」 上記の定義を説明した後、 上記以外にも、言語によらないものがたくさんあるという 事例をご紹介しました。 *帰宅時、ある家の脇を通ったら、"あの”香りがする……。 「このお宅は、今晩、カレーだなぁ」 *お食事をいただくとき、 見ただけで、「おいしそう!!」 *黄金色のイチョウ並木を見て、 「秋なんだなぁ」としみじみ。 *夕焼けを見て「あしたは、晴れるかな?」 「食」は、コミュニケーションそのものである、 ということも、29種類の「食」の持つ意味を ここで、お示しさせていただきました。 そして、この20年以上、 「栄養士はサービス業です」と、 お伝えし続けています。 20年前は、そう申しあげると、 「栄養士はサービス業なんかじゃありません」 と、面と向かって反論される方がいらっしゃいました。 「サービス業」のイメージに、風俗系や 心のこもらないセールストークなどがあったからでしょう。 しかし、『広辞苑』には、 「日本標準産業分類」の分類に従って、 「サービス業」として、次の業種があげられています。 「医療、保健業、宗教、教育、法務関係、 非営利団体なども含む」 これに従えば、医師も学校の先生も、僧侶も牧師さんも、 そしてもちろん栄養士も「サービス業」として定義されています。 それらは要するに、物品を扱う生産業や流通業とは異なり、 人間そのもの、人間性や、その人の持つ思想や情報を "売る”職業ということになります。 けっして、誤解される職業ではなく、 大いに誇りと自信をもってよい業種ということになります。 では、栄養士として、自分の"売り”を どう示していけばよいのか。 それは、私が提案を続けている 「健康のカタチ」を全行動で示してゆくことでしょう。 『広辞苑』では、事例をあげていませんが、 コミュニケーションには、 言語によらない「非言語コミュニケ―ション」があり、 人間の場合、こちらのほうが割合が多いとのこと。 そしてもちろん、動・植物は、非言語コミュニケーションを 活発におこなっています。 講演では、 「非言語コミュニケーション」について パワーポイントを使ってご紹介しました。 (一部、パワーポイントの不具合によって 画像が反転するというハプニングがありましたが) パワーポイントの中で、 表情や身だしなみに関して、 交流のある方々の、ビフォー・アフターの事例をご紹介しました。 幸い、その方々が会場にお出でいただいていたので アドリブで、ご指名して、コメントをいただきました。 3人の方が、 パワーポイントの画面から飛び出してきたように、 リアルに、そして、イキイキと、 お話しなさるご様子を 会場の方々にご覧いただくことができました。 まさに「健康のカタチ」を 表情や身だしなみ、 そして、トークで、お示しいただきました。 この臨場感こそ、"現場”の強み。 「栄養士として、 言語コミュニケ―ションの強化ポイント」という項目では、 数年前からご紹介している、 コミュニケーションスキル、 「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」を ほんの少しでしたが、ご紹介することができました。 人が健康になるには、 計画された食事をしっかりとることに加えて、 楽しいこと、うれしいこと、困っていることなどなどを コトバで表現してモチベーションを高めたり、 問題を緩和・解消したりすることも必要。 シメは、 「人生100年時代に求められるコミュニケーションのカタチ」。 人生100年時代といわれる現代は、 「健康の3大要素」(運動、栄養、休養)だけで 目の前の方々とサポートし続けるのは困難です。 人生100年時代における 栄養士の社会的使命の1つは、 「心の栄養補給」にも貢献することを お伝えしました。 人生100年時代とは、 そのためのモチベーションを強化し、 「心の栄養補給」にも気を配る時代といえるでしょう。 食生活や食行動には、 「心の栄養補給」になることがたくさんあるので、 栄養士の守備範囲はますます広がるはず。 (「台所仕事は、食後、すぐに片づけてしまおう」 「あのスーパーの売り出しに遅れないこと」 「クリスマスパーティーに着てゆくワンピースは、 どれにしよう?」) いま、栄養士に、 なぜ、高いコミュニケーションスキルが必要なのかを、 会場のみなさまに、 少しでもご理解いただけたのではないかと思います。 決められた時間の中で、 1日研修の内容のすべてを盛り込むことはできませんが、 ご参加いただいた方々が 「時間が足りなかった」 「もっとそこを知りたかった」 と、思っていただけたら「成功」だと思うことにしました。 今回、4年ぶりに対面での研修会だったと 主催者の先生がたから伺いました。 階段教室で、講師の場所から遠くまで 見渡せる大きな会場で臨ませていただきました。 90分の講演会の時間は、 フライトタイムでいえば、 東京・羽田⇔鹿児島 東京・羽田⇔旭川 くらい。 着陸態勢に入ったくらいの講演の途中、 "ランナーズハイ”というコトバがあるように、 "講演ハイ”になったような状態に……。 幸い、会場後方にいらした、わがコーチが、 大きくジェスチャーで、 「そろそろ時間。次に進めて!!」との サインをしてくださったので、 危うく軌道修正ができたことを、 ここだけの話として、ご報告いたします。 東京都栄養士会では、 「食コーチング」研修をシリーズで 2007年から、 数年間担当させていただいたことがあります。 特定保健指導がこれからまさにスタートする、 という時代でした。 そのときにご担当いただいた 先生がたもおいでになっておられました。 16年の月日が経っていることを 忘れてしまっていたくらい。 いまもなお、こうしてご縁をいただけることに 感謝した1日でした。 身を置くことができました。 外に出ると、 お茶の水女子大学の構内は、 大きな樹木が黄色の紅葉しており、 重厚な建物と樹木が この大学の威厳をさらに深めています。 10代だった学生時代、 お茶の水女子大学の近くのエリアで 4年間の学生生活を送っていました。 当時の私に、一瞬、 すれちがったような錯覚にも見舞われました。 「これからも、一歩、一歩、前に進んでいきます」 講演会が終わった後、 横浜の自宅に着くまで、
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by palmarosaK
| 2023-12-09 00:06
| 食コーチング
研修会およびイベントのご案内を以下にお示しさせていただきました。 お目通しいただけましたら幸いです。 お申し込みご希望の方は、 影山なお子までメールでご連絡いただけますように。 その際、以下をご記入のうえ、 お申し込みいただけましたら幸いです。 1.お名前 2.所属(例 行政/フリー/企業/など) 3.お住まい(例 神奈川県 横浜市など) 4.ご希望のセミナー(例 ○月○日のセミナー希望など) 5.ご連絡先(お電話番号) 折り返し、 詳細についてご連絡させていただきます。 影山なお子 ・12月2日(土) 第18回 東京都栄養士大会 《人生100年時代の栄養士のカタチ》 ――「食コーチング」の視点から―― 主催 東京都栄養士会 講師 影山なお子 時間 10時50分~12時20分 主催 食コーチングプログラムス ガイド 大橋禄郎先生/影山なお子 *集合場所、上映映画内容などの詳細は お尋ねください。 どなたでもご参加いただけます。 *影山なお子からひとこと。 映画大好き栄養士の影山なお子が、 2022年『RRR』の映画鑑賞会から立ち上げて1年。 大きな映画館で鑑賞するのはやっぱり気持ちイイ!! 影山セレクトの映画を栄養士のみなさまとごいっしょに、 映画館で鑑賞して、その後、 場所を移して、感想を述べ合います。 1人で鑑賞するよりもっと深く 立体的に映画を観る視点が鋭くなることを ご実感なさることでしょう。 詳細はお尋ねくださいね。 New!! ・12月9日(土) 《アクションクッキング》 ――沖縄料理がある食卓―― 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 14時~17時30分 場所 影山なお子横浜中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 1年に1回は必ず訪れている沖縄。 大好きな沖縄のお料理をはじめとした食文化を ご紹介させていただきます。 どなたでもご参加いただけます。 お申し込みご希望のかたは ご連絡、お待ちしています。 ご持参いただくもの ・エプロン ・筆記用具 ・12月10日(日) 「食ジム」 テーマ 《栄養士として、家族の健康観・食生活観を高めるには、 どのようなアプローチがあるか》 主催 食コーチングプログラムス 座長 小林 美穂さん 時間 11時~18時 会場 かながわ労働プラザ *影山なお子からひとこと。 体力を強化するスポーツジムがあるように、 こちらは、 コミュニケーションを強化する 「コミュニケーション専門のジム」です。 どなたでもご参加いただけます。 ご参加ご希望の方へ。ご連絡お待ちしています。 ・12月16日(土) 《デコパージュでクリスマスをデコレート》 主催 パルマローザ ガイド 影山なお子 時間 11時~17時 会場 関内ホール *影山なお子からひとこと。 クリスマスリースやオーナメントを 今年はデコパージュしてみませんか。 デコパージュ研究家の影山なお子が、 みなさまをデコパージュの世界にご案内させていただきます。 ・12月17日(日) 旧名称 《栄養士のための身だしなみセミナー》 新名称 《健康をカタチにする身だしなみセミナー》 主催 食コーチングプログラムス 講師 大橋禄郎先生/影山なお子 時間 11時~17時30分 会場 イギリス館(港の見える丘公園内) *影山なお子からひとこと。 健康をカタチにする身だしなみは、 ここでしか学ぶことができないセミナーの1つ。 ぜひ、私たちとごいっしょに、 身だしなみから、世の中を変えてゆきましょう。 ・12月23日(土) 「食コーチング」セレクション 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 11時~17時30分 会場 影山なお子中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 「食コーチング」研修とは別に、 「食コーチングセレクション」は、 単発でご参加いただけるイベントです。 どの回からでもご参加いただけます。 今年最後のセレクション。 どなたでもご参加いただけます。 ・12月30日(土) 《アクションクッキング》 ――わが家のおせち料理はおいしい―― 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 14時30分~17時30分 会場 影山なお子中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 おせち料理教室は、 2007年から毎年、 12月30日に開催しています。 「おせち料理をつくるのは初めて」 の方も大歓迎。 容器はこちらでご用意させていただきます。 つくったおせち料理は、 その場でお召し上がりいただきます♬ もちろん、お持ち帰り用のお重もご用意。 毎年、リピーターさんが多い料理教室です。 ・2024年1月2日(日) 《恒例 新春ぶらパルマ》 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生 時間 11時~ 集合場所 横浜みなとみらい周辺 詳細はお尋ねください。 ・2024年1月6日(土) パルマローザ新春セミナー 《栄養士のバランス感覚――21のチェックポイント》 ――栄養バランスからライフスタイルまで―― 【要旨】 人に栄養バラ なに その説明をうまくできない そして、「話力 身だ これからの人生をワンランクア どこに着目 身につけていけばよ この際、徹底的にチェック 主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 横浜市技能文化会館 *影山なお子からひとこと。 「パルマローザに興味がある」 「20年以上続いている栄養士サークルって?」 「なんだか楽しそう!!」 「栄養士さんたちがイキイキしている!! 私もその1人になりたい」 とにかく、そう思われたあなた、 ぜひいらしてください。 あなたのご参加をお待ちしています。 New!! ・2024年1月7日(日) 《栄養士のための文章教室》 主催 ロッコム文章・編集塾 講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 横浜市技能文化会館 *影山なお子からひとこと。 栄養士として文章力を磨きたい、 いまご自身の仕事を文章として残したい そうお考えの方は、こちらのセミナーがオススメ。 「参加できてよかった~」 「出会えてよかった~」 とみなさまおっしゃるセミナーの1つ。 影山も、アシスタントとして毎回参加しています。 ・2024年1月14日(日) 「食コーチング」第27期入門研修 最終回 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 ゲスト講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 イギリス館 *影山なお子からひとこと。 「食コーチング」入門4回シリーズ最終回となりました。 第1期~26期までご修了された方々は、 どなたでもご聴講いただけます。 第27期入門研修を修了される栄養士さんを みなさまごいっしょにお祝いしましょう。 次回、第28期「食コーチング」入門研修は、 来年3月頃のスタートを予定しています。 「食コーチング」を学んでみたい、 「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」 もっともっと学びたい、深めたいと 思ってくださったあなた、 来年3月にお会いしましょう。 《栄養士のための話し方セミナー》 主催 パルマローザ 講師 渡辺 由佳先生 (テレビ朝日元アナウンサー) 時間 13時30分~16時30分頃を予定 会場 大佛次郎記念館(港の見える丘公園内) 最寄り駅 みなとみらい線・元町中華街駅。 対象 話し方をさらに強化したいとお考えの方大歓迎。 詳細はお尋ねください。 *影山なお子からひとこと。 栄養士は「話力」もたいせつ。 でも、その「話力」はどのように磨けばよいのでしょうか。 パルマローザでは、 テレビ朝日元アナウンサーの渡辺由佳先生に、 10年以上、 「話し方」についてのご指導をいただいています。 ご自身の「話力」がスキルアップすることで、 栄養士としての可能性がもっと広がることを お約束できるセミナーです。 《栄養士のための食文化研究会》 主催 パルマローザ ガイド 影山なお子 時間 13時30分~16時頃を予定。 会場 《利休庵》 横浜を代表する老舗そば店《利休庵》さん。 出川哲朗さんのご親戚がなさっておられるお店としても 地元では知られています。 私も大好きなお店の1つ。 今回は、その利休庵さんで、 そば文化のあれこれを 出川社長にお伺いしながら、 そば会席をお召し上がりいただく予定です。 栄養士の方であれば、 どなたでもご参加いただけます。 New!! ・2024年1月31日(水) 《人生100年時代のいま、 栄養士に求められるコミュニケーション力とは? ――「食コーチング」の視点から――》 主催 練馬区保健所 講師 影山なお子 時間 14時30分~16時30分 #
by palmarosaK
| 2023-12-06 20:56
| スケジュール
11月25日(土)は、 パルマローザ主催のイベントをそれぞれ開催しました。 11月23日は、 《栄養士のための絵手紙セミナー》、 11月25日は、 《ぶらパルマ in 小石川植物園》。 まずは、絵手紙セミナーから。 恒例になった絵手紙セミナーですが 今回は、 前回から約1年ぶりの開催となりました。 「栄養士が絵手紙? なぜ?」 と問いかけられそうですが、 このセミナーは、 栄養士さんにとても人気のあるセミナーの1つ。 筆で絵や文字をしたためるという生活習慣が 激減しているこの日本で、 あえて、肉筆で文字を書き、 季節の便りを絵にしたためて仕上げる。 今回は、事前に「秋を描く」というお題が 出題されていたため、 参加者は、それぞれが考える「秋」の材料を 持参するところからスタートしました。 「私は絵が苦手だから」 とおっしゃっていた方々が 先生の描かれる「秋」を間近にするだけで 「なんとなくサマになってくる」のです。 下書きはほとんどなく、ぶっつけ本番。 ある程度描いたら、 先生にその都度チェックしていただきます。 「その都度チェックしていただける」ことで、 参加者は安心して前に進めることができるのだと あらためて今回も実感しました。 もっとも難しいのが 絵に添える文字とその内容。 先生から愛ある厳しいご指摘が……。 「字がしょぼい」 「字の大きさがなっていない」 「……(絶句)」 私たちも負けてられません。 「この絵だったら、先生は、 どんなふうに文字を書かれますか?」 「この絵には、どんな表現がふさわしいでしょう?」 できあがった絵手紙は、 世界に1つだけのオリジナルとあって とっても愛おしい……。 さっそく仕上げた絵手紙を 母に送ったら、 母も絵手紙で返事をくれました。 「昔、絵手紙を習ったときのものが あったから、思い出して出してみたんよ」。 絵手紙コミュニケーションは、 まずは家族間から温まっています。 絵手紙セミナーの翌々日は、 《ぶらパルマ in 小石川植物園》 このネーミングは、 タモリさんの番組《ぶらタモリ》にちなんでいます。 今回の《ぶらパルマ》の舞台は、 小石川植物園。 最寄り駅は、都営三田線の「白山」(はくさん)。 15年前に一度、大橋先生にご案内いただいて以来の 訪園となりました。 「こんなに広かったの?」 というのが正直な感想です。 午前11時過ぎに入園して、 午後3時くらいまでじっくり散策したからこそ、 この植物園の偉大さをあらためて実感することができました。 大橋先生は、 ご自宅がご近所だったこともあって 小学生の低学年ころから この植物園が遊び場だったとおっしゃいます。 「昔は、正門から時計台が見えたんですよ」と先生。 いまでは、うっそうと生い茂った木々たちで 時計台がその近くまで行かないと見えないくらい。 当時の禄郎少年が見た景色とは異なって当然でしょう。 人間だって80年経つと変わるように、 自然界の80年はかなり異なるでしょう。 いまは、東京大学の付属施設であり、 植物の研究・教育を目的として運営されています。 面積 161,588m2(48,880坪) 江戸時代に徳川幕府が設けた、 《小石川御薬園》(1684年)がその前身なのだそう。 歩き続けると、 ご家族連れも多く、中には、園内でお弁当を 召し上がっている方々もいらっしゃり、 「都内でこんなに森のような場所があるんだ」 と、あらためて感激した一同でした。 「東京には緑がない」と、 おっしゃる方もいらっしゃいますが、 まずは、この植物園にいらしていただきたい。 イチョウが有名だそうで、 小石川植物園のシンボルマークにもイチョウが……。 実際、きれいに紅葉したイチョウの木があちらこちらに。 しかも、街路樹ではないので、 イチョウの木がとにかく大きい!! そして、 「イチョウの精子発見記念碑」 なるものも発見しました。 福井県出身で、 東大の植物学教室の平瀬作五郎氏が、 明治2年(1896年)に、 「イチョウの精子が胚珠の中で泳ぐのを観察した」 という短文を「植物学雑誌」に投稿した、 その内容が、世界中に大きな反響をよんだ研究だったのだとか。 平瀬氏がイチョウの精子を発見したという「イチョウ」の木は、 いまも植物園にそびえ立っていて、 その古木の姿からは、この木の誇りが感じられます。 植物園では、 いろいろの人との出会いもありました。 大きな望遠カメラを持ち歩いている人に、 大橋先生が 「何ミリですか」と尋ねたら 「500ミリです」 「鳥を狙っていらっしゃる?」と先生。 それに答えて、ご自身のフェイスブックにアップしているという 珍しい鳥たちの写真を見せてくれました。 私たちが 「こういうお仕事をなさっているのですか」 と尋ねると、 「以前、カメラ会社にいた関係で 有名なカメラマンの先生ともお知り合いになれる チャンスがあったんですよ。 ボクは、趣味でやっているだけなんですが。 週末は、だいたい植物園に来て写真を撮っています」と おっしゃるその男性。 お見かけしたかぎり、 数年前に退職をなさった後、 ご趣味の野鳥撮影をハイアマチュアの腕前で 撮りためておられるご様子。 初対面の私たちにも、 感じよく受け答えをしてくださって、 これまで撮影したコレクションを パパッと見せてくださるフットワークの軽やかさに、 定年後の人生は、 「こうありたい」と、思ってしまいました。 一同、植物園の中にある売店&カフェで カレーやうな丼、ちまきをいただき 「年賀状に使える写真がたくさんできた♬」 そうおっしゃる参加者のみなさまのお顔は、 植物園のお近くにお住まいの 栄養士さんのご提案で、 徒歩で、文京区シビックセンターの 展望フロアに移動。 遠くにはスカイツリーが見え、 天気がよいときは富士山まで見えるのだとか。 これで「無料」なんてステキすぎる。 午後5時過ぎまでその展望台に釘付けになっていた私たち。 最後は、トンカツの名店 「カツ吉(カツキチ) 水道橋店」で 大きなトンカツをいただき 大満足の1日となりました。 絵で秋を描いた私たちは、 すぐに、その足で、秋を探しに行く旅となりました。 次回の「ぶらパルマ」は、 2024年1月2日に開催します。 新しくなった横浜をみなさまと ご一緒させていただくことを楽しみにしています。
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by palmarosaK
| 2023-11-30 23:15
| 絵手紙
《栄養士のための輪読会》を開催しました。 (主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 会場 関内ホール 時間 11時~18時) パルマローザで初めて輪読会を開催したのは、 2013年1月。 そのときのテーマは、 「『食品成分表』を読む。」でした。 栄養士であれば誰もが手にしたことがあり、 自宅や職場の身近な場所にある1冊。 にもかかわらず、 輪読会でみんなで読み合うことで、 「見えなかった情報がたくさんある」ことに 一同、驚いたことを覚えています。 それ以来、 みんなでリレー式に声を出して 読みあう輪読会のセミナーが、 パルマローザサークルで定着しています。 今回は、 以下の書物を大橋先生がご準備くださいました。 テーマは、 「人は、"食”をどう語ってきたか」 *『アジアの食文化』P21~28 「インド・タミルナードゥの食生活」 (秋野晃司・小幡 壮・澁谷利雄 編著 建帛社発行) *『味覚の探求』 P194~205 (著者 森枝卓士 株式会社河出書房新社発行) *『文藝春秋』2023年12月号 P338~346 (著者 秋元康 ロングインタビュー) これまでも、 たくさん「食」に関する書物を ご紹介いただいた先生ですが、 今回は、 アジアの食文化についての文章を 輪読し合いました。 そこには、 インドの人の食生活から生活習慣、 ライフスタイルまでもが載っており、 「まだまだ知らないことがたくさんある」 ことを痛感させられました。 参加者の中には、 特定保健指導の一環で 企業に訪問して食事相談をなさっておられる フリーランスの栄養士さんがいらっしゃいます。 その方が ご自身に起こったつい最近のエピソードを 反省をこめて私たちにお話しくださいました。 「インドの方の食事相談をさせていただいたんです。 その方が、『毎日カレーを食べている』と おっしゃったので、 つい、うっかりこう聞いてしまったんです」 「毎日カレーで飽きないのですか」 クライアントのその方はご立腹気味に、 「日本人が毎日味噌汁を食べるのと同じですよ!!」 私たち栄養士は、 日本人だけを対象に食事相談をするとは限らず、 日本に住み、日本で働くいろいろの国の人の 食事相談や健康相談をすることも少なくありません。 前述のようなお話をお聞きしたとき、 「ああ、いろいろの食文化のお話が聞ける、 この輪読会のようなセミナーが、 各地にたくさんあるといいのに」と、 思わずにはいられません。 「インド料理」といっても、 北と南では料理そのもののスタイルが異なります。 北は小麦粉が収穫できるエリアのため、 日本人にもなじみの深いナンやチャパティ、 チャパティーを揚げた"プーリー”などが主食。 今回の文献では、 南インドのベンガル湾に面する州・ タミルナードゥの食生活が取り上げられました。 米の種類が豊富であり、 “ドーサ”とよばれる、 米と豆をペースト状にして塩を加え、 一晩おいて発酵させたものを薄く焼いた、 クレープのようなカタチ。 パリパリとした食感でカレーと合わせていただく主食。 その他 レモンライス、ココナッツライス、 トマトライス、ギーライスなどもあるという。 さっそく、この日のランチは、 横浜中華街の外れにある インド料理専門店に行って、 みんなで、 ドーサ、レモンライス、ナンを主食に、 南インド料理と北インド料理を満喫しました。 その他 『味覚の探求』のエピローグでは、 「おいしいってなんだ」から輪読しあいました。 冒頭のシーンでは、 黒沢明監督の回想シーン。 「で、ひとことでいえば、 監督はこの映画で何を訴えたかったのですか」 「馬鹿なことを言うんじゃない。 一言で言えるようだったら、映画なんか撮りはしないよ」 と、名監督はそうおっしゃったのだとか。 で、この著者は、 「おいしいってなんなのか」 という問いかけに、著書の最後でこう終わる。 「ぼくにはまだ答えが見つからない」と。 輪読会の講師・大橋先生は、 こうおっしゃいます。 「『おいしい』は絶対的なものではなく相対的なもの。 どんなにおいしいものでも、 食べ続ければ飽きて、見るのも嫌になる。 また、ある人が『おいしい』と感じても、 ある人には『おいしいとは思わない』と感じるように。 しかし、このテーマを取り上げた以上、 そのおいしさを、コトバでしっかり表現しなければ!!」 このご本では、 引用の方法、「用字用語」の不適切箇所や、 「テクスチャー」というコトバより 日本人であれば「口当たり」「のどごし」「舌ざわり」「歯ざわり」 のほうがわかりやすい……などなど、 本を声を出して読んだからこそ見えてきた 文字のいろいろについてたくさんの発見がありました。 ちなみに、 著者は、文中で「そういった」「こういった」 というフレーズを使っている。 大橋先生は、こうしたフレーズも見逃すことなく、 「本来であれば、『そういった』は『そういう』に、 『こういった』は『こういう』でしょう」 と、国語学者としての知見を私たちにお示しくださったことも、 おおいに学びが深まりました。 (昔は、肉体労働をする男性などが使うことの多い言い回しだったとか) 最後は、『文藝春秋』の秋元康氏の"ロングインタビュー”。 前回の輪読会に続いて第2弾。 秋元康さんのロングインタビューは、 自分で自分をセルフインタビューするというもの。 前回の輪読会のときに、 初めて読ませていただき、 今回も楽しみにしていました。 ロングインタビューは、 「今回、秋元に呼び出されたのは、 『室町砂場』の赤坂店だ。 昼時は混雑するので、 客もまばらなこの時間を指定したのだろう」 という冒頭から始まります。 『室町砂場』は、 創業150年を誇る、 日本橋室町にあるおそば屋さん。 "天ざる""天もり”発祥の店という。 このそばやで一杯やりながら、 自分で自分をインタビューして、 読者に読ませるというユニークな試み。 秋元氏と親交のある 長島一茂氏、石橋貴明氏が 『天才は、確かに存在する』として 彼らの天才といわれるエピソードが紹介されています。 そしてユニークなのがココ。 対談場所であるそば屋の名店 『室町砂場』で 日本酒をたしなみながら、 そば前である、ねぎ焼きや玉子焼きを注文して 最後に、天ざると天もりを両方注文し、 自分で自分にこう問いかける。 「天ざる」と「天もり」の違いは?と。 江戸のそば屋は、 そば前からスタートして、 最後に、そばでしめる。 だから、そばの量は少なめ。 秋元氏が、 ざると、もりを2枚注文していましたが、 1枚の量が一般のおそば屋さんの 「小盛り」くらい。 最後に、そば湯で腹をくくり、 「そばぜんざい」でしめる。 食シーンが、 インタビューを中心に、 脇役ながら存在感を示す。 「ああ、『室町砂場』に行ってみたい」 『文藝春秋』の秋元氏の連載をご覧になった方は、 そう思われたのではないでしょうか。 3本の文章を読み、 自分では選ぶことができないご本を 読めたことに大々々満足の1日でした。 そして、 大橋先生から 他にも、「この本は買ったほうがよい」 とおすすめいただけるのもうれしい。 輪読会は、 栄養士として自分の「食」のフィールドを たくさん広げることができる貴重なチャンス。 2023年の輪読会はこれで最後となりましたが、 2024年の輪読会も定期的に開催していきたいと 考えています。 輪読会が終わった後は、 居酒屋さんで焼き鳥を片手に、 生ビールや梅酒、サワーなどで乾杯。 昼はインド料理、夜は日本式スタイルで、 実践的な学びとなりました。
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by palmarosaK
| 2023-11-22 01:06
| 輪読会
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