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![]() 栄養士・健康支援者ネットワーク《パルマローザ》は、 横浜で連続してイベントやセミナーを開催しました。 7月16日(土)は、 生誕100年《ドナルド・キーン展》 鑑賞会 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生 会場 神奈川近代文学館 時間 14時~17時 7月17日(日) 《栄養士・健康支援者のための話し方セミナー》 主催 パルマローザ 講師 渡辺由佳先生 会場 関内ホール 時間 14時~16時30分 7月18日(月/祝) 《『ライフデザインブック』輪読会》 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生 会場 関内ホール 時間 11時~17時 3日間のうち、 今回は、1日目に開催した、 《ドナルド・キーン 鑑賞会》について、 ご報告しておきたいと思います。 (別の機会に、あとの2つのセミナーについて このブログでご紹介する予定です) ドナルド・キーン氏については、 大橋先生が毎月ご自宅で開催されている、 《ロッコム文章・編集塾》などで、 氏の著書や司馬遼太郎氏との対談集 (『日本人と日本文化』中公新書) などの一部をテキストとして、 折りにふれて キーン氏をご紹介くださいます。 そのおかげで、私たち栄養士にも、 「日本人に日本人たる誇りを持たせてくれたアメリカ人」として キーンさんに興味を持つきっかけをくださいました。 (生前、日本国籍を取得) ドナルド・ロレンス・キーンさんは、 1922年6月ニューヨーク市の ブルックリン生まれ。 もし、いま、ご存命であれば御年100歳。 小学生から高校時代までの成績は つねに1番だったキーンさん。 高校を卒業するまでに飛び級を重ね、 16歳でコロンビア大学文学部に入学。 高校時代には、 フランス後とスペイン語をマスターしていたそう。 コロンビア大学時代、 アーサー・ウエーリ氏の訳『源氏物語』や 日本思想史を教えていた 角田柳作氏との出会いが 日本文化への関心へとつながる。 日本の真珠湾攻撃によって 太平洋戦争の火蓋が切られてから 2か月後の1942年、 このときキーンさん19歳でコロンビア大学を卒業。 敵国日本に関する情報収集のため、 短期間で日本語を習得後、 1943年語学将校として日本各地を転戦する。 戦地で押収された日本語文書の解読、 日本人や朝鮮人の尋問・通訳の任務に携わるなかで、 日本人兵士が死を目前にして書き残した多数の日記や 遺書などを読み、 日本人の精神性に深い感銘を受けます。 1946年に海軍を除隊したキーンさんは、 コロンビア大学大学院に進み、 日本思想史、歴史のほか、 古典文学―― 『源氏物語』『徒然草』『松風』『おくのほそ道』 『国姓爺合戦』を学ばれたといいます。 終戦とともに来日し、 1年後には、キーンさんは、 日本研究の方向性に大きな影響を与えたそうです。 会場の神奈川近代文学館では、 キーンさんが 生前、ご関心のあった日本文学や 日本文化に関する書物や写真などが たくさん展示されていました。 キーンさんが日本文化を海外に紹介する以前、 たまたまニューヨークの書店で見つけた 英訳の『源氏物語』を読んで、 その文学的質の高さに感銘を受けます。 戦前のアメリカに、 すでに『源氏物語』の英訳本があったというのは驚きです。 この訳本は、 一度も日本に行ったことがない 「アーサー・ウェーリ」氏が、 独学で身につけた日本語で、 9年間かけて翻訳したのだとか。 アメリカで認められることのなかった日本文学を、 世界文学の土俵に上げるきっかけとなったとのこと。 どんなに名著でも、その翻訳によっては、 名著ではなくなることがあります。 現に、アーサー・ウェーリ氏の前に、 日本人が英語に翻訳した『源氏物語』が存在したそうですが、 アーサー・ウェーリ氏が翻訳した『源氏物語』のほうが 支持されたとのこと。 そこで生まれ、そこで育ったネイティブの人の、 さらに母国語のセンスのよい人の翻訳は、 その国の人々の共感を呼ぶのでしょう。 もちろん、それ以前に、 異国の人にその文学性の高さを感じさせる 名作『源氏物語』の存在が先ですが。 翻訳者、アーサー・ウェーリ氏にに影響を受けたキーンさんは、 実際、ケンブリッジ大学在学中に、 彼と会うことができました。 (そのときの写真も会場に展示されている) 大橋先生によると、 「キーンさんは、 日本が大好きな外国人だったから、 いろいろの分野に興味や関心の対象があった。 日本人の場合、いろいろのセクショナリズムがあるので、 専門外の分野に入ってくると拒絶されることがあるけれど、 『外国人だから』ということで、 いろいろの分野に斜め横断的に入って行けた。 日本の文化あれこれ(宗教、歴史)、芸能(お能、歌舞伎など)、 現代小説(谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫など) スポーツ、どの分野も、 その道のプロと親しくなることができた」とのこと。 会場には、 ドナルド・キーンさんを慕う、 たくさんの方が訪れていました。 学者としてのキーンさんを慕うというよりは、 日本を生涯愛してくれたキーンさんという人に 日本人は哀悼の意を表しているのだとも思いました。 日本の戦前、戦後から今まで、 あるときは、アメリカ兵として、 あるときは、アメリカから来た学者として、 あるときは、アメリカから来た、日本人として 私たち日本人に、 フレンドリーに、親切に、接してくださったことは、 これらの陳列された品々、そしてたくさんの著書から伺えます。 キーンさんのおかげで、 日本人であるがゆえに、 近すぎて、見えなかったものを キーンさんが「カタチ」にしてくれた。 キーンさんのご存在は、 日本人である私たちに遣わせてくださった 「ギフト」なのだと思いました。 会場周辺の「港のみえる丘」公園では、 "アガパンサス”の花たちが キーンさんの展示会を見終わった私たちを
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by palmarosaK
| 2022-07-27 12:30
| ドナルド・キーン
![]() 1作めは、 『ベイビー・ブローカー』 監督/是枝裕和氏 韓国映画 鑑賞日 2022年7月12日(火) 劇場 日本橋TOHOシネマ 2作めは、 『キャスティング・ディレクター』 監督/トム・ドナヒュー アメリカ映画 鑑賞日 2022年7月13日(水) 劇場 ジャックアンドベティ横浜 3作めは、 『歩いて見た世界』 ――ブルース・チャトウィンの足跡―― 監督/ヴェルナー・ヘルツウォーク イギリス映画 鑑賞日 2022年7月22日(金) 劇場 岩波ホール(東京・神保町) 1作目の 『ベイビー・ブローカー』は、 是枝監督のシナリオを、 オール韓国の俳優が演じ、オール韓国ロケ。 さまざまな事情で赤ちゃんを育てられない人が、 赤ちゃんを匿名で預け入れることのできる窓口のことを、 「赤ちゃんポスト」という。 『ベイビー・ブローカー』公式パンフレットによると、 「世界で初めてとなる『赤ちゃんポスト』は、 2000年4月にドイツ・ハンブルクの民間幼稚園の片隅に、 『ベイビー・クラッペ(赤ちゃんの扉)』の名前で 設定され、数年の間にドイツ全土に、そして、 オーストリアやスイス、中欧、東欧に広まった。 ドイツは、おもに、 キリスト教カトリック系妊婦支援団体によって 100か所ほどの赤ちゃんポストが開設された。 総数は公表されていない」 「日本では、2007年5月、 熊本慈恵病院に医師・蓮田太二氏によって設置された。 開設初日に3歳男児が預けられ、大きな話題に。 2007年5月から2020年度までに、 累計157人の子が預け入れられた。 2017年3月までの間に預け入れられた130人のうち、 13人が障害を持ち、 26人の親の身元が不明だったことが 明らかになっている」 「韓国の赤ちゃんポスト(ベイビー・ボックス)では、 2009年にソウル市内の ジュサラン・共同体協会に設置された。 設置者は、 イ・ジョンラク牧師とその妻のチュンジャ。 イ夫妻には、 重度の障害を持つ息子がおり、 赤ちゃんポスト設置以前から 障害児や弱者の支援事業をおこなっていた」 「2009年から2019年末までに 1802人の赤ちゃんが預けられており、 実母のところに戻った赤ちゃんは160人ほど。 預けた母の約半数が未婚、 全体の47%が地方出身者、 知的障害や身体障害を持つ子も 多く預け入れられている」 過ぎてしまう1つ1つを、 観客である私たちに、問いかけてくれる。 「赤ちゃんポストはいまどうなっている?」 「よその国は?」 「お隣の国は?」 是枝監督の「家族とは何か」を、 最後の最後まで考えさせられた映画でした。 映画のタイトルから、 「必ず観なくては……」という気持ちに させてくれた映画でした。 そして、この直感は、大正解でした。 この映画が教えてくれたことの1つには、 映画が成功するためには、 「誰をこの映画の配役にキャスティングするか」 という職業 《キャスティング・ディレクター》 という存在があること。 しかも、その職業がつい最近まで、 社会的に認知されていなかったこと、 映画の成功の可否は、 キャスティング・ディレクターの存在が大きく 左右すること、 そのキャスティング・ディレクターの 第一人者が、 「マリオン・ドハティ」 という女性であったこと。 マリオン・ドハティという女性がいなければ、 いまのアメリカの映画界はなかったと 言わしめるほどの彼女。 それまで、 配役を決める重要なポイントは、 実力のあるなしではなく、 すでに人気のある俳優であったり……、 所属事務所の推す人たちであったり……。 才能がある俳優がいたとしても、 「医師」役でヒットすれば、 医師役ばかりオファーがきたり、 「あばずれ役」が大衆に受ければ、 同じ役ばかりオファーされたりしていたという。 スクリーンでは、 ロバート・レッドフォード ロバート・デニーロ、 ジェイムス・ディーン、 クリント・イーストウッド、 ダスティン・ホフマン、 アル・パチーノなどなど、 大成功をおさめた俳優たちが、 こう、語りかける。 「あのとき、彼女が僕を見つけ出してくれたおかげで 今がある」 「僕自身にもわからなかった才能を発見してくれた」 監督たちも彼女を高く評価する。 とくに、ウディ・アレンの発言には驚いた。 「たくさんの俳優たちをオーディションで選ぶのが苦手。 できればそういう場にいたくない」 「彼女に任せれば大丈夫」 俳優としてはみじんも見せない彼の欠点が 監督としての彼には致命的となる。 しかし、 「キャスティング・ディレクター」である 彼女がいてくれたおかげで、 ウディ・アレン監督だけではなく、 多くの監督たちが救われたのだろう。 そして、 ある俳優のインタビューも印象に残っている。 「映画に出るチャンスまでもらったにも関わらず、 その映画で大失敗をしてしまった。 謝ろうと思い、10年間、まだ謝ってなかった。 恥ずかしくて、彼女の前に出ることもできなかった」 「そして、10年後、知人の俳優仲間から 彼女がキャスティングの オーディションをする話を聞いた。 アポなしで飛行機に乗って向かい、 偶然彼女に会うことができた。 これが最後のチャンスと思い、 彼女に昔の失態をわびた」 「彼女は、こう言った。 『過ぎたことは気にしないわ』」 「そして、オーディションを受けることができた」 「いまの成功は、彼女なくしてはありえない」 マリオン・ドハティは、 自分で劇場に足を運んだり、 映画館で「彼女だ、彼だ」という次に輝く人材を探したり、 自分の直感を信じ続けた。 「自分ですら気づいていない何かを見つけてくれる、 彼女のような人の前では 私は自然と謙虚でいられた」 ダニー・グローヴアー 「彼女は明らかに映画界の水準を引き上げた。 私自身も いろいろの役に挑戦できたのは彼女のおかげだった」 ロバート・レッドフォード 「映画監督の仕事の9割は、 キャスティングの質で決まってしまう」 マーティン・スコセッシ 多くの名優、映画監督に尊敬されていた マリオン・ドハティ。 映画の最後に出るクレジットには、 「キャスティング・ディレクター」ではなく、 「アシスタント」として彼女の名前が……。 これに対して、クレームを入れる彼女。 監督たちの中には、 「キャスティング・ディレクター」の 「ディレクター」というコトバが気にくわないという 人がいたことが映画から理解できた。 ディレクター=監督。 「そのコトバを使ってほしくない」 という監督たちのホンネ。 その中で闘ってきた マリオン・ドハティ。 映画は語らないけれど、 観客たちには静かにわかる。 マリオンが女性だったことも、 この職業の社会的認知が遅れたことも。 この映画を鑑賞できたことで、 私の目指す「食コーチ」との 共通点を発見できた。 「クライアントの気づかない才能、魅力」を、 食コーチが、食を通して、 『健康をカタチ』にする お手伝いをさせていただくこと。 映画を見終わり、 映画館から自宅まで道のりが とても軽やかだったことを忘れないでしょう。 最後の映画は、 「歩いて見た世界」 ――ブルース・チャトウィンの足跡―― ブルース・チャトウィンという作家を知りませんでした。 この映画に出会うまでは。 イギリスの作家であり、 49歳という短い生涯を閉じた 風のように現われ、風のように逝ってしまった ブルース・チャトウィン。 岩波ホールの映画が 2022年7月29日(金)に閉館するとあって、 「岩波ホール上映最後の映画は、 かならず観ておかなければ……」と、 慌てて、雨の中、映画館に向かいました。 今までもそうだったのですが、 岩波ホールの映画は、 私の視線の1歩も2歩も前に 光りをあててくれているような 気持ちにさせてくれるのです。 終わった後に、 「その作家さんの小説を読んでみたい」 「その作家さんの人生をもっと知りたい」 と思わせてくれた今回のように。 このドキュメンタリー映画の主役、 チャトウィンが、 子どものころ、自宅にあった1枚の毛皮(動物の皮)に 魅了されて、結果、放浪の旅に出たように……。 アボリジニの神話に魅せられて、 チャトウィンの死の間際まで、 小説を書いていたこと……などなど。 この映画は、彼の歩いた道を、 観客の私たちも、彼の視点で 彼の通った道を旅しているかのような 気持ちになれる映画。 彼の印象をこう語っています。 「彼は、魅力的な人だった」 「人目で、ハッとするような人」 「男性も女性も関係なく、 人から愛される人だった」 彼の妻さえも 「彼のまわりにはいつも大勢の人がいた。 彼の話はおもしろいの。 しゃべりだしたらとまらないの」 「昔、このイスに彼が座って、 この場所でよくここからの景色を見ていたのよ」 「懐かしいわ」 「会いたい……」 もっと書きたい小説があったという。 生きていたら、 もっともっと旅をし続けていたのでしょう。 旅をし、そこからスピリチャルなエネルギーを吸収し、 彼の栄養源になって、本が完成する……。 まったく知らなかった世界に旅をさせてくれた この映画、そして、岩波ホールに感謝した1日でした。 平日しかも雨だったその日。 ……にもかかわらず大勢の人がここに駆けつけ、 みんながロビーにある、 過去に上映された映画のポスターの数々を背に、 それぞれが写真撮影しています。 観客の1人としてリニューアルされた 席に座っていると、 35年前にスリップしていました。 チケット販売、パンフレット販売、 お客様へのお声かけをしていた 当時の女子大生の私が、 そこにいるかのように……。 しばし、映画が終わった後、 ゆっくりと、余韻にひたりながら映画館を後にしました。 私の10代、20代前半は、 岩波ホールでアルバイトさせていただき、 たくさんの上質な映画に触れさせていただいたこと、 そして、 その映画を熱く、熱く語る人たちと ご一緒させていただいたことが 一生の財産となっています。 「岩波ホールで上映する映画は名画の証」 と、世間ではそう言われているそうです。 私も、 「栄養士として、岩波ホールのような存在を めざし続けていきたい」と、 映画が終わった後、 感謝の気持ちでいっぱいになりました。 ありがとうございます!! 私の青春♪ 岩波ホール♪♪
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by palmarosaK
| 2022-07-23 18:04
| 映画鑑賞
![]() ![]() デコパージュによる、 「かごバッグ」のワークショップを開催します。 2年前のコロナ禍の期間から、 私の趣味の1つになった、 「デコパージュ」。 デコパージュとは、 絵や写真、布などから 好きな柄を切り取り、 それを、特殊な糊をつかって、 石けんやキャンドル、木箱、ハンガー、 ティッシュケース、バッグなどに 30年前近くに流行した 「シャドー・ボックス」や 「エッグアート」も デコパージュの1つ。 ↑写真の名画も、デコパージュで作成。 上記2つは、 私がANAのCAだった頃、 同期といっしょに、 それぞれの先生のお宅で学んでいたことを思い出します。 さて、その「デコパージュ」。 浴衣に似合う、 かごバッグを、 今年は、ワークショップというスタイルで、 開催させていただくことになりました。 浴衣にも似合いますし、 もちろん、 普段のお召し物のときにでも似合います♪ 2年前につくった かごバッグは、 今も色褪せることなく、 とてもきれいな状態で、 いまも使っています。 初心者のかた、大、大歓迎♪ 両日、どちらか ご都合のよい日程で、 おいでください。 11時に、 影山の自宅(横浜中華街オフィス)で 開催いたします。 どなたでもご参加いただけます。 栄養士以外の方ももちろん、歓迎します。 ごいっしょに、ステキなバッグを手作りしましょう。 お持ちいただくものは、 ・よく切れるはさみ (小さすぎたり、大きすぎたりしないもの) ・エプロン ・ハンドタオル2枚 ・スリッパ 材料は、 こちらでご用意させていただきます。 ご不明な方は、 なんなりとお知らせくださいますように。 なお、 バッグを作成するにあたり、 大きいバッグ、あるいは小さいバッグ、 どちらかご希望のバッグのサイズを明記して お申し込みくださいますように。 「パルマローザ」のサークル主催ではなく、 影山なお子個人が主催するワークショップです♪
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by palmarosaK
| 2022-07-15 23:03
| デコパージュ
横浜で2つのイベントを開催しました。 1日めは、食コーチングプログラムス主催の「食ジム」。 テーマは、 《飲酒習慣と健康との関係について 栄養士はどう考え、どう対処すればよいか》 座長 三奈木麻弓さん アドバイザー 大橋禄郎先生、影山なお子 (会場 横浜市技能文化会館 時間 10時~17時) 「食ジム」に関しては、 大橋禄郎先生のブログ「ロッキーロード」に その趣旨をお示しくださいましたので、 ご参照いただけましたら幸いです。 また、ご参加のみなさまのご感想も、 「活動報告」に掲載させていただいております。 併せてご覧ください。 2日目は、 パルマローザ主催による 大橋禄郎先生のスペシャルセミナーを開催しました。 今年のテーマは、 「食と健康を、いつでも、どこでも、 だれに対しても、魅力的に語るための「話力」を、 どう磨けばよいか」。 会場のYWCAの講堂からは、 各地からお集まりいただいた栄養士さんたちの、 熱意と情報収集姿勢が感じられました。 先生は、 以下の項目で進行されました。 ◎イントロクエスチョン 1.「話力」とはどういうものか。 2.健康・食生活支援者にとっての「話力」とは。 3.「話力」を高めるためのアクションプラン。 先生は、以前から、 「栄養士をはじめとする健康支援者には、 『話力』が必要」とご指摘されています。 これは、私たち栄養士が食事相談の現場においても 感じられることです。 クライアントにとって、 「あの栄養士さんの話なら聞きたいけれど、 あの栄養士さんの話なら聞きたくはない」 という反応を感じることはしばしば。 クライアントに対して、 ごあいさつをしたり、問いかけたりすることなく、 一気に話し始める。 そのうえ、お話の内容が通り一遍で、 相手の心に響かない。 誰もが同じ話、"間”もないまま一方的に話す、 問いかけがない、上から目線、 そもそもクライアントに対する人間的関心がない……。 これらは「話力」不足以外になにものでもない。 そのことを、 今回のご講義を拝聴してあらためて実感しました。 驚いたことに、 『広辞苑』には「話術」は収載されていても、 「話力」というコトバは載っていないとのこと。 私たちの中では、 当たり前のように使っていたコトバが、 『広辞苑』にも収載されていないということを 知ることができたのも、今回の収穫の1つ。 一般的だと思っているコトバも 辞書のほうが追いつかないということなのでしょうか。 大橋先生が、 ご講義の冒頭のイントロクエスチョンで 「話力」というコトバの要約を 「姿勢や身だしなみは、 『話力』を支える基本的な要素の1つになりうる」 このようになさってくださったおかげで、 頭の片隅に、このフレーズができたため、 「話力」の定義がより深く理解できたようにも思います。 大橋先生ご考案の「話力」の定義。 ①話をする声、リズム、話題、楽しさ、おかしさ、 コトバの印象度、感動の度合い、情報の質量の高さ、 簡潔さ、適切な問いかけなどによって、 相手に影響を与える要素が大きい発話能力をいう。 「話術」というコトバがすでにあるが、 これは技巧的な意味合いが強い。 ②(派生的に)豊富な内容をもった(一部、①のような) 文章についていうこともある。 (たとえば説得力のある文章など)。 上記①の話力の資質の1つ「リズム」に関して 思い出したことがあります。 ずっと昔、英会話を習っていたとき、 先生が、「英語は、リズムで話すのよ」 「単語をただ並べて話すんじゃなくて、 そうそう、踊るように。 そうね、体でリズムをとるように話してみて。 ネイティブに近くなる話し方になるから」 とご指導いただいたことがありました。 この定義にあてはめると、 日本語をただただ抑揚なく、棒読みに読んでいたら、 その人の「話力」は低いと認識されるでしょう。 でも、それを、学校教育で指導されることは ほとんどなかった……のですから、 「話力が低い」と言われたとしても、 きっとどうすることもできないというのが現状かもしれません。 先生のお話を拝聴して、 先生ならではの鋭い分析!! と、強く印象に残ったところが以下の項目です。 「同じ栄養士でも、病院勤務の栄養士と、 高齢者施設、 人間ドック、保健所、スポーツ施設、 給食施設などで働く栄養士とでは、 クライアントとの話し方に差異が生じる傾向がある」 先生は、その理由として、 「経営者の考え方に加えて、 その施設の経済的事情から生まれる要素がないだろうか」 と、推察しておられます。 具体的には、 「利用者のニーズが高く、経営への影響が少ないところでは、 『上から目線』の話し方になり、 利用者への依存度が高いと『へつらい』になったりする」 「『患者様』などという呼称がその一例」とあげておられます。 「人間の品性という観点から見ると、 なんとも悲しい傾向ではないだろうか」 という一文も忘れずに……。 全国の栄養士養成校で 栄養士の卵たちに「話力」を教えている学校は、 ほとんど「ない」といっても言い過ぎではないでしょう。 栄養士養成校にとって大事なのは、 「今年の管理栄養士国家試験◎◎%合格」が いちばん大事なのであって、 その周辺のことは、 「管理栄養士になってから考えればよい」 「社会人になってから各々で考えること」 くらいの考えなのでしょう。 これは、栄養士に限ったことではなく、 医師も看護師も臨床検査技師も 理学療法士、作業療法士も、みな同じ現象でしょう。 社会人になって イザ、実際の「患者さん」に出会ったとき、 「描いていたシナリオどおりにいかない」 「こんなとき、どうしたらよいんだろう」という 現実に直面するのは時間の問題です。 「話力」は、 健康をサポートするすべての健康支援者に必要な能力であることは、 まちがいありません。 人は、自分が病気になって心細くなったとき、 寄り添ってくれる1人1人のコトバに敏感になり、 そのコトバに支えられ「明日への希望」につながってゆく。 「話力」つながりで、 大橋先生は、こんな事例をご紹介くださいました。 「昔から、旅は3人で行くなっていうでしょう? 誰かが折り合わなくなるから」 「でもね、3人のうち、1人が座長の役割のように、 『話力』を持っていれば、 3人旅も楽しくなると思いませんか」 「現にパルマローザでは、 最近も総勢15名で、ハウステンボスを旅したでしょう? みなさんが『また行きたい』となるのは、 『話力』に長けているメンバーだからこそ、 誰もがハッピーな旅ができるという証ではない?」 先生の定義に従えば、 昔からの因習でさえ、 現代風に解釈して新しい解釈になる!!!! と、身を乗り出して聞き入っていた1人です。 先生は、この日、満86歳のお誕生を迎えられました。 年齢にかかわらず、いつも前向きで、 私たちを鼓舞してくださる先生。 毎年の恒例となった6月のこのスペシャルセミナーで、 私たち全員が「喝」を入れられたような、 また新たな1年を過ごすことができるような気持ちで 臨むことができました。 大橋先生は、 最近インタビューされた雑誌『ことぶき』で、 こんなことをおっしゃっておられます。 「コトバがあるから明日はあるのです」 「空気や天気などの 気』というコトバを発明した人は偉いなぁと。 明日は、 明日というコトバがあるからあるのですね。 未来を見るとは、 コトバで見ているのです。 コトバの力と言えるでしょう。 そもそも、 見えない『心』を伝えるのは、 コトバです」 たくさんのコトバを駆使しながら、 私たちの未来をコトバでつないでいきたいと思います。 会場のYWCA周辺の紫陽花(あじさい)たちが、 先生のラッキーカラーの「ブルー」を身にまとい、 お誕生日をお祝いしてくれているかのようでした。
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by palmarosaK
| 2022-06-11 15:20
| 大橋禄郎先生
![]() 大橋禄郎先生による、 「栄養士・健康支援者のための文章表現力スキルアップセミナー」 3回シリーズを開催します。 どなたでもご参加いただけます。 私たちと横浜で、 大橋先生のお授業をご一緒しませんか。 ご参加ご希望の方は、 影山なお子までご連絡ください。 こちらから詳細をご案内させていただきます。 e-mail:palmarosa@yours.biglobe.ne.jp みなさまのご参加、 心よりお待ちしております。 食コーチングプログラムス主宰 影山なお子 ![]() 《3回シリーズ》
モチベーションを高める「言語アプローチ」には どんなバリエーションとスキルがあるか。
講師/大橋 禄郎先生
![]() 【ご案内】 人のモチベーションは、 マズロウのいう「生理的欲求」「社会参加欲求」から、 他者による「ごほうび」「金銭」「名誉」まで、 無数にありますが、 言語による強化は、自発性や持続性などにおいて 多くの利点があります(アプローチ法にもよりますが)。
自分自身に対するモチベーション強化、 さらには、食生活・健康支援など他者のモチベーション強化を行なう場合、 「言語アプローチ」には、どんな効果があるのか、 どんなバリエーションがあるのか、 どんなスキルがあるのか……などについて、 3回にわたって、みなさんと考え、実践してみましょう。 ![]() ◆3回の予定(進行状況に応じて多少の変更はあります)
第1回 2022年8月28日(日) 午前10時~午後5時 場所 関内ホール 「モチベーション」入門。 *モチベーションとはなにか。 *自分のモチベーションをどう高めるか。(講義と演習)
第2回 2022年9月25日(日) 午前10時~午後5時 場所 横浜市内 発話、対面によるモチベーション強化。 (講義と演習) *相手のモチベーションを把握するには……。 *年齢、男女、職業などによる違い。 *「肯定的指摘」「ごあいさつの問いかけ」「肯定的問いかけ」 「否定誘導型問いかけ」
第3回 2022年10月30日(日) 午前10時~午後5時 場所 横浜市内 文字、文章によるモチベーション強化。(講義と演習) *自身へのアプローチ *他者へのアプローチ *アンケート、クエスチョンによるアプローチ *社会へのアプローチ
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by palmarosaK
| 2022-05-29 23:20
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