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by palmarosaK
| 2023-05-07 22:56
| 写真教室
2007年4月29日からスタートした、 ≪栄養士・健康支援者のための写真教室≫は、 16年間、毎年、同じ日・4月29日に開催しています。 今年も、4月29日(土/祝)に、 快晴の横浜・元町で、 ≪栄養士・健康支援者のための写真教室≫を開催しました。 (主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生) アジア最古であり、日本初の 「サンモール・インターナショナルスクール」が 主催する、≪フードフェア≫では、 3年ぶりに開催されたという インターナショナルな環境を楽しんだり、 山手の洋館巡りに思いをはせたり、 山下公園の花壇や 時間が足りなくなるくらい、 以下、 フォトコンテストに ご応募いただいた順番に、 お示しさせていただきました。 お目通しいただけましたら幸いです。 1.初夏の道しるべ。 撮影 佐藤由起子さん (東京都 ㈱ゆきコーポレーション 管理栄養士 「食コーチング」第18期修了) 2.鯉のぼりへの思いを国旗にも。 撮影 深津 惠子さん (東京都 学校給食 栄養士 「食コーチング」第21期修了) 3.踊るDNA 撮影 奥村 花子さん (東京都 Hanaヨガ&食スタジオ主宰 「食コーチング」第4期修了 日本体操協会認定 一般体操指導員) 4.港の香り。 撮影 甲斐 和恵さん (神奈川県 全国健康保険協会 神奈川支部 「食コーチング」第1期修了 管理栄養士 あしからだ横浜店 セラピスト) 5.ハマでバーガーコミュニケーション。 撮影 三上 聡美さん (東京都 食事力 スポーツ プロ主宰 「食コーチング」第1期修了 管理栄養士) 6.「おいしいけど……??」 撮影 岩田 博美さん (神奈川県 社会福法人 サービス事業所 「グリーンヒルであい」 7.汽笛が鳴るとき。 撮影 髙橋 寿江さん (神奈川県 特別養護老人ホーム 鵠生園 「食コーチング」第8期修了 管理栄養士) 8.笑顔はじける。 撮影 小梅 幸枝さん (千葉県 行政 管理栄養士 「食コーチング」第10期修了 日本体操協会認定 一般体操指導員) 9.木陰でひと休み。 撮影 山同 紀子さん (神奈川県 フリー 管理栄養士 「食コーチング」第2期修了) 撮影 つのだみほさん 撮影 影山なお子 (神奈川県 パルマローザ主宰/食コーチングプログラムス主宰 「食コーチ」/管理栄養士)
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by palmarosaK
| 2023-05-04 00:07
| 写真教室
2023年4月29日(土)~30日(日)は、 横浜で2日間イベントを開催しました。 1日めは、 ≪栄養士・健康支援者のための写真教室≫ 今年は、 3年ぶりに再開された、 サンモール・インターナショナルスクール主催の ≪フードフェア≫からスタートして、 山手の洋館などを撮影し、 山下公園では、いくつもの造園業者によって 設置された花壇と、 その背景にある海や船を入れ込んで 写真教室については、 講師をお願いした大橋禄郎先生が 後日、ブログの「ロッキー・ロード」で 書かれると思うので、 ここでは、2日目に開催した、 「食ジム」第120回の内容を記しておきます。 座長は、高齢者施設の立ち上げから関わっておられる 管理栄養士の髙橋寿江さん。 髙橋座長は、以下のように進行をされました。 1.認知症やフレイル―いま思えば、身近なところにもあった こんな事例。(親族、ご近所、その他) 2.「たぶん認知症やフレイルにはならない(ならなかった)」 あの人、この人のライフスタイルから学ぶこと。 3.書籍やメディア、栄養士、健康支援者がすすめる 「フレイル、認知症の予防」のちょっと違うなと思うところ。 4.大公開!! 栄養士としての、 私の「フレイルや認知症対策」アプローチ、1.2.3……。 1番の項目では、 参加者の身近なところにあったたくさんの事例が発表されました。 ・「ゴミ出しで、人に会うのがおっくう」と言い始めた方の事例。 お茶やお花の先生をなさるくらい 手先が器用だった義理の母。 80歳を過ぎたころから、 「人づきあいがめんどうになってきた」 「ゴミ出しで人に会うのがおっくう」と言うように。 関わっていたすべてのサークルに参加しなくなり、 あるとき、「自分の家がわからなくなった」と 帰宅できない状態に。 結果として、いまは高齢者施設に。 ・父の妹である叔母は、 早期退職制度を利用して50歳で円満退職。 子どもを出産して、実家に戻り、 産後の自分をサポートしてくれたときのこと。 ある日「あなた誰?」「どこの子?」と言われて、 ドキッとした。 50歳で早期退職したときには、 「これからは自分の好きなことだけをしたい」と言って 悠々自適な生活をしていたはずなのに……。 ・知人の男性、なんと50歳で認知症に。 その要因の1つは、 ボランティアで東日本大震災の惨状を 目のあたりにしたことから。 強い衝撃を受けた結果、 それを「忘れよう」「忘れたい」という思うあまり、 それ以外の記憶までをも 消去することになったのではないか……と分析。 ・勤務しているOB会に参加したときのこと。 以前は「仕事ができる」人として知られていた上役と 久々にお会いしたが、 「話し方も歩く速さも、信じられないくらいスローペースに」 話もかみあわなかった。 ・「動物性食品は食べません」と、 食にストイックであった学校給食調理師の同僚の女性(60歳) 仕事ができて、動作もテキパキしていたが、 ある日、子どもたちに提供する肉をゴミと思って捨ててしまう、 という事例が発生。 そのころから、 今までできていた仕事ができなくなってしまい、 ついに、辞めていただくという事態に。 ・83歳で亡くなった義母。 晩年、電話や洗濯機が壊れたというので 新しいものに買い替えてあげたけれど、 「慣れていないから使いにくい」と、 今まで頻繁に使っていた電話をかけなくなった。 良かれと思ってしたことが、 認知症を促進する原因になったかも……と分析。 ・100歳の曾祖母。 認知症になったとき、まわりの反応は……。 「ここまで長生きしたのだから、 いつなってもおかしくない」と、 事態を冷静に受け止めているのが印象的だった。 ・80代の母は、肺炎で入院して以来、 気力、体力ともに低下した。 そこで、娘を同居させたことで、 「孫の世話をしなくてはならない」という使命が生まれ、 いま、母の気力、体力は元に戻っている。 ・登山が趣味でいつも仲間を先導する役を務めていた父に、 「歳をとってからの登山は、 危ないからやめたほうがいいよ」と、 提案したことを後悔している。 父は、その後、犬の散歩などを楽しんでいたが、 その犬も亡くなってしまうと、 1日中、テレビの前に座ってお菓子をポリポリ食べている その姿を見るたびに、 「フレイルまっしぐら」と悲しくなる。 ・サークルの代表のお宅に伺うたびに、 奥様がいつもお料理をつくってもてなしてくれた。 その方が75歳で心臓の手術をなさってから、 お茶を入れることなど、 いつもできていたことができなくなっていた。 ご家族は気づかなかったご様子。 そこで、ご家族に、その方の変化を告げた。 そのことで、ご家族は、 母親が認知症を発症し始めていることを知ったよう。 大橋先生のお話では、 ある「放送構成作家」が、 ご自分の父親の認知症をヒントに、 ミステリー小説を書いて、 「ミステリーがすごい大賞」を受賞した。 『名探偵のままでいて』というタイトルの作品。 ストーリーは、 「レビー小体型(しょうたいがた)」の 認知症のおじいさんが主役。 トラが部屋に入ってきて、いま、そこにいる、 という幻視が起こる。 しかし、それゆえに、想像力は豊かで、 孫娘が持ってくるミステリアスな問題を、 居ながらにして解いてゆく、というもの。 この「レビー小体型認知症」は、 幻視が起こりやすく、 パーキンソン病に合併する傾向がある。 大橋先生は、それがヒントになって、 パーキンソン病で寝たきりの奥様が ときどき、「姉が窓の外にいる」 「孫が玄関に来ている」などという理由がわかった、とのこと。 座長の髙橋さんは、 こうした症状のある入所者を見ているご様子。 私は、身近な例として、 母のことを紹介させていただきました。 両親は、長い間住み慣れた 兵庫県姫路市で生活をしていましたが、 10年くらい前に、 妹の出産を機に、自宅を売却して、 東京・中央区に引っ越しをしました。 父も母も、都内に親しい人はおらず、 夫婦いつもどこでもいっしょに生活をしていました。 父の転倒が原因で寝たきりとなり、 その後、亡くなって以来、 母は1人で生活をしています。 いつも、出かけてはいるものの、 日本橋のデパート巡り、 カフェでお茶をするというのがルーティーン。 日本橋は、無料の循環バスが通っているので、 いつもそのバスに乗って出かけます。 出かけていても、「歩かない」「話さない」ので、 歩幅がだんだん小さくなっているように感じています。 さて、「食ジム」で、 みなさんの事例報告を伺って気づいたことは、 19人の事例のうち14人が女性。 認知症は女性に多い。 いや、女性のほうが 生活習慣病のハードルを越えて長生きするから、 結果として、その先にある認知症が発症する。 (認知度の一部は「生活習慣病」でしょうか) この1番の項目の時点で、 たくさんの事例にワクワクしていたのは私だけではないはず。 この事例には、 「栄養素が足りなくて認知症やフレイルになる」人はおらず、 共通点は、コミュニケーション不足にあることが すでに証明されたようなものでしたから。 一方、2番の項目、 「認知症やフレイルにはならないあの人、 この人のライフスタイルから学ぶこと」では、 ・加山雄三さん いつまでも、聴衆に音楽を届けようとする姿勢 ・佐藤愛子さん 『90歳なにがめでたい』など、 いくつになっても丸くならず、世間と戦う姿勢。 ・加藤タキさん 母が社会運動家として有名な加藤静江さん。 母といっしょに幼いときに渡米をし、 海外から見た日本という視点で論評する ファッションコメンテーター。 ・退職してからも、資格をとったり、 勉強し続けていたりした父の姿。 ・祖母(90代) 畑仕事を日課にしており、 アパート経営をしているので金銭的にも不安がない。 耳が遠い以外は健康に問題なし。 孫が遊びにくると、もてなしてくれたり、 畑でつくった野菜でおつけものにしてくれて 持たせてくれたり、おもてなし精神にあふれている。 私自身は、2番に「大橋禄郎先生」をあげたいと思います。 なぜなら、 86歳を過ぎたいまも、 私たち栄養士のために、 いろいろの企画やセミナーの講師をご担当くださったり、 大橋先生主催の文章教室に、 おおぜいの栄養士たちが通わせていただいたり……。 先生は、年齢がらみの話に名をあげられるのを 強く嫌われる方なので、 こっそり、このブログで、本心を書いてみました。 「フレイル」「認知症」に関する 今までどのご本にも載っていない内容が ここでお聞きできたことに興奮しています。 「フレイル」「認知症」対策として、 「栄養素だけでは解決できない」ことがたくさんある、 ことを、今回もあらためて実感しました。 だからこそ、「1日2食で健康になる」と提唱するドクターが 「認知症」の方に足りない栄養素を説いたとしても、 なんの説得力もありません。 「認知症、フレイルは、栄養障害ではない」ことを、 あらためて実感した貴重な1日となりました。 そして、「フレイルや認知症の対策の1つ」として、 栄養士がきょうからでもできるアクションの1つとして、 「未来を見せてさしあげる」ということ。 参加者の岩田博美さんがご発言された内容では、 「具体的には、施設にいる栄養士であれば、 『献立表を一覧でお見せする』ことも 未来を見せてさしあげることになると思います」。 座長・髙橋寿江さんからは、 「未来を見せて差し上げる方法は それぞれの現場にたくさんあるはずです」 と、おっしゃったことも印象的でした。 私自身の対策としては、 「年間を見渡せるカレンダーを指さししながら、 『〇月には、山下公園にバラを見に行こう』 『〇は、お誕生日月だから、〇〇へ行こう』」 などというように、身近な人にしていることが、 「未来を見せていることになるのだ」と 自分の対策がまちがっていないことにも 自信を持つことができました。 この「食ジム」に参加したことで、 これまで 「もう私の父母は〇歳だからしょうがないのよ」 などといった「歳のせいにしていた」方がいらっしゃるとすれば、 そうした発言は、今回限りでなくなることでしょう。 昔、私が社会福祉学科の学生だったころ、 大学の先生たちから 「昔、教員だった人がアルツハイマーになりやすい」 と、学んだことを覚えています。 当時は、 「いつも教えてあげる姿勢の人は、 誰かから教わろうという気にならないからかな?」と 思っていました。 いま、おとなになって思うことは、 それは教員の世界だけではなく、 いろいろの職業の方にも言えること。 仕事と家の往復という世界だけの人より、 仕事と家庭以外に、 自分のことを必要としてくれる人、場所、植物、ペットが いる人、いない人では その人の健康度が大きく異なるように。 アドバイザーの大橋先生からは、 「今回の『食ジム』は、 世界中でどこででも話し合っていない内容だね」 と、ご指摘いただいたこともうれしいことでした。 新緑の横浜で、コロナ過明けの横浜中華街~山下公園~元町は、 大勢の人でにぎわっていました。 大橋先生がおっしゃっていたとおり、 「コロナが終わると、この反動が起こるよ」 そのとおりになりました。 「いま、充実した人生を仲間といっしょに活動していること」が、 認知症やフレイルを遠ざける結果につながることを確信しています。
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by palmarosaK
| 2023-05-03 00:58
| 食ジム
≪健康をカタチにする映画鑑賞会≫の2回目を、 日本橋の映画館で開催しました。 (第1回は、2022年12月11日(日)開催。 インド映画『RRR』を鑑賞) 映画のタイトルは、 『生きる LIVING』 監督 オリヴァーハーマナス 脚本 カズオ・イシグロ 出演 ビル・ナイ/エイミー・ルー・ウッド/ アレックス・シャープ/トム・バーク他 製作 スティーヴン・ウーリー/エリザベス・カールセン 黒澤明の不朽の名作『生きる』をリメイクした本作は ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ氏が脚本を担当。 『生きる』の舞台が、日本からイギリスに変わっても、 黒澤のシナリオはほぼ変わらず、 イシグロ氏が、 原作をリスペクトしていることが感じられた映画でした。 物語は、 自らの死期が近づいていることを悟った 公務員の市民課の課長が主人公。 「お金はあっても、使い方がわからない」。 無味乾燥、 波風が立つことがなかったこれまでの人生をリセットして、 自分がこの世に「生きた証」として、 今まで真剣に向き合ってこなかった課題に立ち向かおうという筋書き。 70年前に日本で上映された映画が、 現代のイギリスで「リメイクしよう」という企画が通り、 実際に映画をつくってしまう推進力がすごい! 「昔の映画は旧い映画ではない」ことを、 あらためて証明してくれる映画です。 私が映画というものに目覚めたのは、 大学進学のために上京した18歳のころ。 高校生になるまでは、 自分で映画を観に行ったことがありませんでした。 それまでは、 兵庫県姫路市に住んでいたのですが 当時、映画館がある周辺は、 子どもたちだけで観に行けるような場所ではなかったし、 映画館で流れるCMには、 子どもに不適切なホテルのCMなどがあって、 子どもには、「ちょっと怖いところ」でした。 でも、小学4年生だったある日、 担任の先生が 「『ET』はぜったい観たほうがいいから、 みんなで観に行こう」と、 クラス全員で映画館に行って、 『ET』を観たことはあります。 その先生は、他にも 「きょうのテレビは絶対観ておきなさい。 『モダンタイムス』といって、 チャップリンが出ている映画だから」 「きょうテレビで『ローマの休日』があるから、 観たほうがいい」などと紹介してくれました。 映画館に行ったのは、みんなで行ったのはその1回でしたが、 先生が教えてくれる映画を、 テレビではあっても、 観ることができたのはラッキーだったと思います。 大学進学のために上京をし、 日本女子大学の寮に入寮したとき、 当時4年の先輩が 新入生の私たちに、 「誰か、映画館でアルバイトしない? 『岩波ホール』といってね、 総支配人が、私たちの大学の大先輩なの」 と、案内してくれたことがきっかけとなって、 人生初のアルバイトをすることに……。 神田神保町にあった「岩波ホール」での仕事は、 映画のチケットやプログラムの販売など。 当時としては珍しく「入れ替え制」であったため、 お客様への声かけや お席のご案内などもさせていただきました。 そのバイトは、大学1年生から4年生まで続きました。 このアルバイトをきっかけに、 自分でも、映画を観るようになりました。 映画好きの方が多かったので、 ホットな情報がいろいろと入ってきました。 岩波ホールをはじめ、 銀座、飯田橋、池袋、高田馬場などにあった ミニシアターなどには、 名画やマニア向きの映画を上映するところが いくつもありました。 そして、寮の先輩から紹介されて、 早稲田大学のサークル「シナリオ研究会」にも所属。 「映画を、こんなに熱く語る学生たちがいる!!」 ことには驚きました。 そして、先輩たちの映画に 出演させていただいたこともあります。 高田馬場にあった、 小さな映画館・‶ACTミニシアター” オールナイトで1日5本は観ていました。 夜10時過ぎからスタートして、朝まで。 畳敷きの観客室だったので、 寝ながら映画を鑑賞できる、珍しい映画館でした。 フェリーニ監督の「道」のほか、 「戦艦ポチョムキン」 「戦争と平和」「ドクトルジバゴ」 「第3の男」「アラビアのロレンス」などなど ここで、昔の名作といわれる映画に たくさん出会うことができました。 今までの人生に大きく影響を受けた映画をあげるとすれば……、 ・『ローマの休日』 オードリー・ヘップバーンが扮する、アン王女。 王女様という立場ながら、 窮屈な皇室生活から飛び出して、 強く美しく動き回るオードリーの姿がとても魅力的でした。 お転婆なところ、高貴なたたずまい、どのシーンも 目を離すことができません。 グレゴリー・ペック扮する新聞記者が住んでいたアパートが、 いまも現存すると聞いて、 6年前に見に行ったほど。 アン王女になったつもりで……。 ・『舞踏会の手帖』 10代のころ、高田馬場にあった‶ACTミニシアター”で観た映画。 主人公のヒロインが、 手帖にあった昔の男性たちに会いに行くところから 物語が始まります。 かつて自分に恋していた男たちが、 いま、どんなふうに変わったかが 切なくなるほど現実的……な美しい映画でした。 ・『ライアンの娘』 紛争が絶えなかった時代のアイルランドが舞台。 地元アイルランドで教師をしている男性のその妻が出会い、 敵対するイギリス軍将校と恋に落ちる。 2人は、逢瀬を重ねる仲に……。 妻よりずっと年上の夫が それに気がついて苦悩するが、 見て見ぬふりをする。 やがて、 2人が逢瀬を重ねていることが村中に広まり、 騒然となる。 『ライアンの娘』の映画を知らない人でも この映画のBGMは、 きっと、どこかで聞いたことがあるはず。 日本でも、このBGMを耳にすることがあります。 カフェで、歯科医院の待合室で……。 そのたびに、遠いアイルランドの風景が浮かんできます。 ・『カミーラ』 東京国際映画祭で上映されていたときに観た作品、 その後、岩波ホールでも上映され、再度鑑賞。 実話に基づいて描かれたというこの作品は、 衝撃的で、終わった後、放心状態になってしまうほど。 男女の愛は、陳腐な表現になりますが、 「死ぬことで永遠になった」 現代版、ロミオとジュリエット。 ・『マリーゴールドホテルで会いましょう』 私の大好きな俳優さんジュディ・デンチが出演。 御年88歳。 『生きる』で主演のビル・ナイも重要な役で出演。 歳を重ねたシニアたちが、イギリスからインドに旅をして、 インドにある「マリー・ゴールドホテル」で、 それぞれの「生きる」目標を見つける……という物語。 成熟した映画のストーリーに惹きつけられたと同時に、 歳を重ねたからこそ、こんなステキな物語が生まれるのだと 確信できたこと、そして、 だれしも心の中に 「マリーゴールドホテルのような出会いがある」のだと、 気づかせてくれます。 昔、映画評論家の ‶小森のおばちゃま”がこうおっしゃっていた。 「時間が少しでもあったら映画を観なさい」 「映画はすべてを教えてくれる」 「恋をしたかったら映画を観なさい」 「そこに答えがある」 次の 「栄養士のための『健康をカタチにする」映画鑑賞会」は、 6月を予定しています。
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by palmarosaK
| 2023-04-08 00:01
| 映画鑑賞
![]() ≪栄養士のための輪読会≫を開催しました。 輪読会のテキストは、 『栄養士のためのライフデザインブック』 (監修/大橋禄郎 編者/影山なお子 以下のページを輪読しました。 21章 栄養士会 P202 ②地域活動栄養士会に入っているが、マンネリ気味で 続けてゆく意味が感じられない。どう考えればよいか。 23章 健康管理 ≪問われる栄養士自身の「健康管理」≫ P228 ⑥栄養士は、自身の健康をどのように管理すればよいか。 26章 栄養士の「ライフスタイル」は健康のお手本。 P254 ④栄養士にとって余暇活動をすること、続けることに、 どんな意味があるのか。 上記の他に、オプションとして、 以下の記事をご紹介くださいました。 講師の大橋禄郎先生が、 以前、『海と島の旅』という月刊誌に連載された記事の1つ、 「海への旅の荷物は軽いほどいい、とは決められない」 「大型企画100年の100人」の中から抜粋した 黒澤 明氏を加山雄三氏が語る記事、 オノ・ヨーコさんを加藤登紀子さんが語る記事を読みました。 「輪読会」の利点は、 該当者が音読することで、 文章が黙読の100倍は、頭に入ってくること。 さらに音読箇所について、 いろいろの職域で働いている参加者の リアルな生の声が聞けること。 読書は一般には黙読が当たり前で、 それによって充分に知識を吸収しているつもりですが ほかの人が音読し、それをみんなで聞く、 部分部分で先生のご指摘(用字用語にまで及ぶ)や、 参加者の意見が入る、 という読み方をすると、認識が驚くほど深まります。 聞くところによると、 かつて文系大学のゼミでは、 外国の書物や研究論文、小説なども、 この形式をとるところが多かったそうです。 (いまはどうかしら?) また、 1つの項目を、繰り返し読むことで、 掘り下げて考える能力を身につけることができるのも、 輪読会の利点でしょう。 今回、「栄養士会」の項目では、 実際に、栄養士会の役員をなさっておられる方や この春から地域で栄養士会長をなさる方がおられることから、 栄養士会の実情を、 ご本と照らし合わせて伺うことができました。 お1人の栄養士さんからは、 「栄養士会の役員になるにあたって、 この『栄養士のためのライフデザインブック』には ずいぶん助けられました」 「この本がなければ、どうさ迷っていたか」 というご意見をいただきました。 たとえば、それまでは、 役員の打ち合わせといえば、 日中の勤務時間帯に召集されるという慣例を、 「その時間帯はほとんどの人が働いているから、 夜に集まりませんか」と提案をし、変更したところ、 結果的には今まで以上、 多くの栄養士さんたちが集まってくれた、などなど。 「栄養士自身の健康管理」の項目では、 現在、短期で入院生活をなさっておられる 知人の栄養士さんの話題になりました。 入院する日までに、 「病院の寝間着のようなものだけは着たくない」と、 「明るい感じで、診察がしやすいように、 前開きのスポーツウェアを探してほしい」と依頼され、 上野のスポーツショップまで探しに行きました。 その結果、2着、入院生活の経験者・大橋先生に太鼓判をいただき、 その知人に2点、お渡ししました。 別の入院生活経験者に伺ったところ、 「私のいた病院は、とにかくみんなかわいい部屋着を着ていた」 という人もいらしたことから、 「服装から明るい気持ちになれるよう」に、 前述の栄養士さんは、 大型のスーツケースにたくさんのスポーツウェアをはじめ、 筋トレのグッズ、本などを詰め込んで持参されたのだとか。 事務のスタッフさんからは、 「このスーツケース、かわいい! 見入っちゃいました」 看護師さんからは、 「いま、靴下のニコニコ😃と目があっちゃいました!」 「すごい荷物ですね。どこかに旅をするかのよう」 と、指摘されたそう。 その栄養士さんは、そのとき、即答されたのだとか。 「ええ、このスーツケースには、 夢と希望が詰まっていますから」と。 看護師さんは、 驚かれたのではないでしょうか。 そして、大きな学びになったのではないでしょうか。 目の前の患者さんは、 「健康な患者さんなのだ」と。 輪読中の『栄養士のためのライフデザインブック』の 「健康の6大要素」の中には、 「身だしなみを整えて、家事や自分の仕事をしたり、 外出したり……」という記述があります。 「外出とは、 散歩、運動、レクリエーション、友人と会う、 映画・演劇・コンサートなどの鑑賞、 スポーツ観戦、図書館通い、講演会への参加など。 外出をしないときも、 ホームウェアのままで過ごすのではなく、 近所に出かけることのできる程度の服装で過ごす」 この記述どおり、 まさに、この方は、 入院生活においても、 身だしなみに気をつかい、 「毎日が楽しい」とメールをくださる。 「担当ドクターの感じがよい」 「タケノコご飯がおいしかった。 すべて完食しているので体重が心配」 「『お家カーブス』を動画で実践中。 ベッドの上で筋トレをしていると、 看護師さんから 『運動をしている人ですか』と聞かれた。 『ヤッター』と心の中で叫んだ」 「図書館には170冊の蔵書がある」 「でも、がん関係の本は1冊程度」 毎日を取材モードでお過ごしになられ、 その情報を惜しみなく送ってくださる。 知人の栄養士さんがおっしゃるには、 「余暇活動を通して、 仕事以外の居場所を築いていたからこそ、 いま、毎日、連絡ができる人たちがいて 心の健康が保たれています」 と、分析なさっておられます。 輪読会の講師・大橋先生は、 「活発な意見が出てよかった。 『食ジム』のようになったね」と ご評価いただきました。 パルマローザでは、 いろいろのセミナーを開催していますが、 「輪読会がいちばん好き」とおっしゃる方も少なくありません。 読書に限らず、衣服でも食材でも、 モノを選ぶとき、どうしても自分の癖が出るものです。 その点、輪読会では、 自分が読まなかったページ、 存在さえ知らなかった本や雑誌の記事を ご紹介いただくので、 視野が広がり、思考の幅が驚異的に広がります。 一生、出会うことがなかったはずの情報…… 感性、思考、表現に接したお得感は、 プラスアルファの人生を行く喜びです。 新しい世界に飛び込む勇気はなかなかないけれど、 輪読会では、だれもが、自由な発想を手にいれることができる。 だから、楽しいのだと改めて実感した 2023年3月26日の「輪読会」でした。
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by palmarosaK
| 2023-03-29 00:13
| 輪読会
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