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2025年5月13日(火)、 千葉県東葛飾地方小中学校給食連絡協議会主催による、 講演会の講師として90分間、 お話をさせていただきました。 この日テーマは、 《日本の「食」と健康を支える コミュニケーションの「カタチ」 ――「食コーチング」の視点から――》 対象者は、千葉県松戸市、野田市、柏市、 流山市、我孫子市、鎌ケ谷市の6市の小学校、中学校の管理職、 教諭、養護教諭、栄養教諭、学校栄養職員などの方々。 ![]() この日は、以下の内容でお話ししました。 1.「食コーチング」とは 2.「コミュニケーション」の基本的なこと。 3.「食」のもう1つの目的は、コミュニケーション。 4.栄養士、食関係者のコミュニケーション力、今後の課題。 ![]() 今回、学校関係者の先生方が、 私をご指名されたきっかけは、 「食コーチング」というコトバがキーワードだったと伺いました。 キーワードとなった「食コーチング」を みなさんが検索し、 影山のホームページにたどり着いてくださったとのこと。 ![]() 学校関係者の方々に、 「食コーチング」のお話をさせていただくのは 久しぶりのこと。 ![]() これまでは、 病院関係者の方、特定保健指導を担当の方、 行政関係者の方々、フリーランスの方からの ご依頼が中心でしたが、今回は久々に学校教職員の方々から。 学校栄養士とその関係者も、 児童の保護者を対象に、食事相談をする時代になってきた……と、 会場でお会いした先生がおっしゃっていました。 ![]() 講義の中で強調したことの1つに、 「人生100年時代に入って、 従来の栄養士の社会的使命に加え、 『心の栄養補給』という考え方も、 学校栄養士や学校関係者に必要な時代になっている」 という項目です。 そのため、 「食」の持つ意味の表から(29項目からなる表) いくつかの項目をピックアップをして、 「食」は、栄養補給のためだけのものでなく、 コミュニケーションを通じて、 安らぎ、気分転換、ストレス緩和、意欲を高める……などの 意味があること、事例をあげてご紹介しました。 ![]() その事例として、 現在、勤務している小学校でのエピソードも お話しさせていただきました。 ある日、1人で帰る子どもたちにつき添って 校門までお見送りをしていたときのこと。 「先生、今週は絶対学校を休めないんだ!! だってね、明日の給食は、唐揚げがでるし、 その次の日は、アイスクリームが出るし、 その次の日は……」と、 その子は目を輝かせて語るのでした。 ![]() 給食の3日分のメニューの一部をあげて 欠席できない理由の決意表明する子に、 心がほっこりしました。 これぞ、まさしく「食の持つ意味」。 すでに、給食メニュー表でメニューの一部を知っているのでしょう。 それがお休みできないモチベーショになる。 栄養補給というよりも、 楽しみ、安らぎ、生きがい、自分の居場所の再確認などなど。 ![]() また、ほんの少しですが、 「問いかけ」100本ノックの事例もご紹介しました。 (講師が主導してこういうワークを行なえば、 受講中の人が、よく知らない人たちと、 グループトークなどで時間をつぶす必要はないはず) 《以下のようなお尋ねをいただいたとき、 あなたなら、どのように「問いかけ」ますか》 ![]() 「ご家族から『うちの子どもは、野菜嫌いなんですよ。 先生、どうしたら食べてくれますか」 「今度、千葉県で研修会の講師を依頼されたんです。 ●●先生、千葉県にお住まいでしたよね? 前泊して伺う予定ですが、 先生、おいしいお店とかご存じだったら教えてくださいませんか」 いろいろの研修会でご披露させていただいている設問ですが、 共通点は、1つ。→→「即答しないこと」 また、「即答する」ことだけがプロではないことを、 強調しました。 ![]() 即答してしまうことで、相手の心意が見えないまま…… 終わってしまうので、 お相手の方がかかえている、 関連するいろいろの課題について、 アドバイスする機会を放棄してしまうことになります。 「一問一答、要注意」です。 ![]() 「野菜嫌い」の事例であれば、 「『野菜嫌い』って具体的にはどういうことでしょう? もう少しお話お聞かせいただけませんか」 「お子さんは、何年生ですか」 「召し上がれるお野菜はありますか」 「それはどんなお野菜ですか」 「調理の仕方によって、召し上がれる野菜はありますか」 「ご兄弟はいらっしゃいますか」 「ご兄弟は、野菜を召し上がる?」 「学校の先生は、そのことについて、 なにかおっしゃっておられますか」 「給食は、召し上がっておられるのでしょうか」 「給食で、お好きなものは、どんなもの?」 「ご家族に、『野菜嫌い』のかたはいらっしゃいますか」 「ご家族の影響で『野菜嫌いになったのでは?』 ということはありますか」 ![]() 「食コーチング」で行なう「問いかけ」100本ノックでは、 1つの事例に対して、 少なくとも10以上の「問いかけ」を スタンバイする必要があることを、 お話ししています。 こうした答えがどう広がってゆくのか、 この時点ではわかりません。 しかし、「問いかけ」ることで、 お相手の気づきを引き出してゆくのですから、 答えは「相手の中にある」ことになるのでしょう。 ![]() 「答えは相手の中にある」としたら、 私たちは「問いかけ」のスキルを磨き続けなくては!! 研修が終わってから、 主催者である小学校の校長先生や学校関係者の方々から ご感想をいただきました。 「きょうの話は、教員にも聞かせたかった」 「栄養士さんって、学校に1人という立場の方が多いので、 1人でがんばっておられるのでしょうが、 それがまわりに「カタチ」として 見えていないところもあるのですよね」 「栄養士の講師で、コミュニケーションの研修は珍しい」 ![]() 人生100年時代における 私たち栄養士の社会的使命の1つに、 「心の栄養補給」というレパートリーを入れたいと考えています。 それは、 食材の栄養補給と並行して、 私たちのコミュニケーションで 相手の心が、一瞬でもパっと明るくなるようなアプローチが できると思うのです。 夏休みの学童などの施設で、 友だちが家族の手作り弁当を食べているのを横目に、 恥ずかしそうにコンビニのビニール袋から 大きなメロンパン1個を取り出す子どもへ、 大人たちは、どんな声かけができるか……、 という設定に対するアプローチの方法を ご紹介しました。 ![]() 「ダメダメ問いかけ」の事例。 「メロンパン、それだけ?」 「おうちの人は、知っているの?」 「かわいそう、コンビニ弁当持参なんて」 健康度を向上させる「肯定的問いかけ」の事例。 「おいしそうなメロンパン!! 」 「大きいね~。●●君の顔より大きいじゃない?」 「どこで買えるの? そんなおいしそうなメロンパンは?」 ![]() 当初、60分でご依頼いただいた研修会ですが 研修会前日に90分のご依頼に変更となりました。 1日研修会が多いこともあって、 少しでも時間がふえることはありがたいこと。 30分ふえたことで、 「問いかけ」の演習の事例や、 「食コーチング」の定義や特徴なども お話しさせていただくことができました。 ![]() 研修会当日は、 千葉県市原市の学校栄養士・永野幸枝さんが アシスタントとしてご同行くださいました。 永野さんは、「食コーチング」第10期をご修了の方。 ![]() 今回、千葉県からご講演のご依頼いただいたことで、 学校栄養士さん方が 「いま、何を求めておられるか」についても 現場にいらっしゃる方こその、 いろいろの情報をお教えくださいました。 永野さんに対しても、 フロアにいらっしゃる学校栄養士さんから、 いろいろのお尋ねがあったと伺いました。 「影山先生とはどういうご縁でお知り合いになられたのですか」 「『食コーチング』をご受講されていかがでしたか」 「千葉から横浜まで毎月お勉強にいらっしゃっているんですか」と、 驚かれたとも。 研修会が終わり、会場を出たとたん、 木々の緑が目に飛び込んできました。 ![]() ウグイスが鳴き、緑にあふれる会場を後にして、 さわやかな気持ちのまま、 柏駅から横浜駅までの道のりを旅をした気持ちで 戻って参りました。 #
by palmarosaK
| 2025-05-21 19:49
| 影山なお子 研修会
2025年4月29日に開催した《栄養士のための写真教室》。 先日、写真教室の講師・大橋禄郎先生のブログ 「ロッキー・ロード」で、 フォトコンテストの発表がありました。 https://rockyroad1.exblog.jp/ 入選なさった方の「喜びの声」を アップさせていただきました。 お目通しいただけましたら幸いです。 「銀賞」 「ジャストシーズン」 撮影 影山なお子 大橋先生、入選のお知らせをありがとうございます。 しかも「銀賞」だなんて!! しばらく眠れそうにないほど興奮しています。 大橋先生の写真教室に初めて参加したのは2007年。 それ以来、欠かすことなく毎年参加しています。 マイカメラさえ持っていなかった自分が いまでは、どこに行くときでも、カメラを持ち歩き、 いろいろの瞬間を見落とすことなく、 いつでもどこでも、 撮影のスタンバイができるようになりました。 そんな習慣ができたのも、 写真教室に参加しているおかげだと あらためて感謝いたします。 「あしかがフラワーパーク」には、 これまでプライベートを含めて6回行きました。 が、今回ほど「満開」の藤だったことはありませんでした。 大橋先生がレフ板をお持ちになっていたので みんなでレフ板の練習をいたしました。 1人1人、どの位置にレフ板を置けば 被写体のモデルの目に光りが入るかどうか……などなど。 モデル・岩田博美さんの写真は、 20カットは撮ったでしょうか。 ただ「顔のアップ」を撮っても 「あしかがフラワーパーク」での撮影の意味がないので、 藤の迫力を出すために、 フォトコンでは、思い切って上半身のカットで勝負しました。 先生のご講評がうれしい。 来年も、もちろん、「入選」を狙います!! ご指導、よろしくお願いいたします。 「銅賞」 「白藤観覧中 ♬」 撮影 岩田 博美さん 「ひやぁ~びっくり!!」 「銅賞」をいただけたなんて、信じられない!! とっても、とっても、うれしい!!
みなさまが、2021年4月29日の写真教室で、 「あしかがフラワーパーク」にいらしたときの お写真を拝見してから、 「私も行きたい~」と、影山先生にリクエストして 念願叶って、伺うことができました。
今回、フォトコンテストの応募は、 「藤の花で勝負」と決めていました。
補正がうまくできず、ピンク色の藤の花は断念。 藤の花をきれいに切り取りたくて、 アリウムと藤の花の対比してみようと 今回の写真を撮影しました。
本当は、人物像をうまく取れるようになりたかったため 人と藤の花を取りたかったのですが、 こちらも思うように撮ることができなくて 影山先生の入賞作品のような、 その場でしか切り取ることができない そんな写真を撮ることができるよう、 これからも練習していきたいと思います。
最後に、お願いがございます。 影山先生が撮影してくださった私のお写真(「銀賞」の) 年賀状候補にさせてください。 会場の『あしかがフラワーパーク』は 祝日、藤が見ごろの時期、 ということもあって、大賑わい。 お天気も良く、ロケーションも抜群。 どこでも絵になりそうなのですが、 そのなかで「ここ~!!」という場所を 切り取るおもしろさと難しさを感じた1日でした。 今回の1枚は、 先生から学ばせていただいた構図で、 すこしの忍耐力をもって、 人が橋を通らない瞬間を撮影。 ユニークさにはまだまだ欠けるのは、 大橋先生のお写真、 銀賞、銅賞の方々のお写真を拝見して、 あらためて気がつきます。 身近な方のレベルが高い作品を拝見することで、 写真の技術と切り取る瞬発力、 「もっとうまくなりたい」と欲が出ます。 フォトコンテストに参加させていただくことで、 良い評価のときも、悪い評価のときも、 それぞれ学ばせていただけることが、 とてもありがたい……と毎回、感謝しています。 なぜなら、 いいのか悪いのかわからずに 写真を撮り続けても、自信にはならないのですが、 先生に、ご評価いただくことで、基準ができるから。 来年も、また「入選」を狙います。 「佳作」 「何が見える?」 撮影 甲斐 和恵さん ![]() 《喜びの声》 フォトコンテストで「佳作」をいただきました。 もちろん、入選は狙っていましたが 今年も受賞することができて、 嬉しい気持ちでいっばいです。 大橋先生、ありがとうございます。
今回の作品は、 「アッ!! 」と思った一瞬を 撮影したので、取り直しなしの貴重な1枚。 藤の花を下から見上げて撮影している姿があまりにも真剣で、 「これは、カメラに納めなくては」と思ったのです。
今回も、フォトコンテストの応募作品は、 同じ場所であるにもかかわらず、 さまざまな視点から撮られているので、 拝見するだけでも、刺激をいただきます。
これまで大橋先生から、 「ユニークな視点を取り入れる」ことを 何度も学ばせていただいておりました。
写真教室、フォトコンテストに限らず、 日常生活、旅の機会にも、「ユニークさ」を忘れずにいたことは 継続して写真教室に参加して得られた財産です。
これからも さらにもっと「ユニークさ」を 追及して精進して参ります。 「佳作」 「藤girlがお出迎え」 撮影 佐藤由起子さん ![]() 4月29日の写真教室で行なわれたフォトコンテストで、 受賞されたみなさま、おめでとうございます。 私は、昨年の「銅賞」に続き、 入選いたしました(「佳作」)。
白藤を見た瞬間、「女の子」を思い浮かべました。 日本的に言えば「藤娘」といったところでしょうか。 そしてつけたネーミングは、「藤girl……」。
写真右側の緑の葉は、「手」をイメージしました。 藤の少女が「やあ! 」と手を振って出迎えてくれている……、 そんな姿を想像しながらタイトルをつけました。
とはいえ、これは大橋先生がご講評でおっしゃったように、 あくまでも私の「つぶやき」……。 「鑑賞者の共感を得られるネーミング」は永遠の課題。
大橋先生が「鶏(にわとり)の横向きの姿にも見える」と ご指摘くださいました。 広い視野で見ると、いろいろな見方ができます。
撮影、そして作品そのものはもちろんですが、 影山先生の「ジャストシーズン」や、 岩田さんの「白藤観覧中 ♬」のように、 ヒトコトで印象づけられるようなタイトルづくりも、 今後はもっと力を入れていきます。 「佳作」 「花日共演inあしかがフラワーパーク」 撮影 三奈木麻弓さん ![]() 2025年4月29日(火・祝)は 「あしかがフラワーパーク」での 写真教室に家族で参加いたしました。
4年前に伺ったときも藤の花が満開でしたが 今回も満開♪ 美しく咲いておりました。 コロナ禍だった前回よりも たくさんの人で賑わっていましたが スムーズに楽しむことができました。 それは 事前のご案内で、 各自チケットをコンビニなどで購入していたり パーク内での待ち合わせ時間と場所を決めたり……、 といった対策があったことも理由でしょうか。
家族全員、 パルマローザのみなさまから、 たくさんの「肯定的指摘」のシャワーを いただいたこともあって、 「楽しかったね〜」と言いながら帰路につきました。 お礼申しあげます。
★★ フォトコンテストでは、「佳作」をいただきました。 ありがとうございます。
「銅賞」に入賞された、岩田博美さんと同じく アリウムと白藤を撮影しました。 同じものの撮影だからこそ 構図の作り方がまだまだ甘いことがわかります。 タイトルのネーミングも含め 今後への期待を込めて 「佳作」をいただけたこと 大変ありがたく感じております。
「写真教室だけでなく、日々の風景の撮影も 大橋先生にご指導いただきながらがんばろう♪」 という気持ちを、今年も新たにいたしました。
ご指導いただきました大橋禄郎先生、 企画していただいた影山なお子先生、 ご一緒させていただきましたみなさまに 感謝申しあげます。 #
by palmarosaK
| 2025-05-15 00:55
| 写真教室
2025年4月24日(木)~27日(日)まで、 韓国・ソウルで 《健康をカタチにする、 2008年9月に横浜で開催して以来、 17年目に入りました。 (第1回のテーマは、 横浜以外では、これまで、 東京都、石川県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、 海外では、韓国・ソウルで開催しています。 韓国・ソウルで身だしなみセミナーを開催するようになって 12年が経ちます。 「なぜ、韓国・ソウルで身だしなみセミナーなの?」 と、尋ねられることがしばしばあります。 20代最後の夏、 1か月だけ、韓国外国語大学に語学留学をしていた経験が 理由の1つにあげられるかもしれません。 私が語学留学をしていた1994年は、 「冬ソナ」ブームや、「日韓ワールドカップ」開催の8年前。 韓国に旅をする日本人は、少なく、 韓国のいろいろの場所に出かけるたびに、 「チェーイル キョッポ エヨ?(在日日本人?)」と 現地の方々に聞かれました。 日本人の女子が、韓国語の勉強目的でやって来るというのが 当時の、ご当地の人には珍しがられ、 どこに行っても 「なぜ、日本人が韓国語を?」と尋ねられました。 それから31年経った韓国は、 日本からの観光客であふれています。 とくに、ソウル市内では、 どこに行っても日本語が聞こえてきます。 それくらい、 韓国は日本人にとって身近な魅力的な街になったのです。 私たちがよく行くファッションの街「東大門」(トンデモン)。 31年前の「東大門」は、 今のようにファッションビルが建ち並ぶずっと前だったので 薄暗い印象しかありませんでした。 それでも、その当時から、 日本人留学生のお友達から 「韓国のファッションはかわいくて安くて人気なの」 と、教えてもらい、私もポリエステルのロングワンピースを はじめ、複数、購入したことを覚えています。 そうは言っても、 当時の私は、語学留学が目的だったので、 韓国のファッションに、 それほど関心を持つ余裕はありませんでした。 さて、話は現代に変わります。 今年も韓国では、 「衣服と食、韓国の文化」を 楽しむことができました。 以下、その記録を残しておきたいと思います。 (順不同) ・ジャケットバリエーション これだけジャケットの種類が揃うお店は、 日本ではそうそうないのではないでしょうか。 韓国では、 白、黒、ベージュ、紺以外にも、 カラフルなジャケットがたくさん揃います。 最初にご参加いただいたみなさまが、 リピーターとして、 何度もこの身だしなみセミナーにご参加くださる理由は、 「夏のジャケットで裏地がついていないタイプは、 日本で見たことがないです。ありがたい」 「ポリ100%のジャケットで、ほぼジャストサイズ。 こういうのが日本であるといいなぁ」 「お値段も魅力。これなら何度も冒険しようと思えますよね」 今年も東大門にあるお店の社長さんに連絡をとって 予約してから伺ったこともあり、 豊富に品揃えをして待っていてくださいました。 今年は、ジャケットだけではなく、 インナー(トップス、ワンピース)などのバリエーションも増え、 私はジャケット以外に、 ご同行の栄養士さんたちも たくさん揃えておられました。 ・韓国のアナウンサー御用達のブティック・ 《ヴィクトリアベイ》がコロナ禍の後、閉店。 2年前から、 経営者が変わったことで、 ネーミングも《セレンディビティ》となり、 テイストは同じく、リニューアルされていました。 昨年、渡韓したときにお店に立ち寄ったところ、 スタッフと目が合ったとたん、お互い「???」。 なんと、以前、スタッフだった女性が いまでは、そのお店の社長に!! ここは、5号~7号サイズが豊富なお店。 小柄な栄養士さんたちに支持されています。 ・「ユク・シモン」(作家さんの名前)のブティック。 韓国ドラマ『運命のように君を愛してる』の ファンだった私は、このドラマのロケ地である このお店に行って以来、訪韓するたびに伺っています。 今回も、Tシャツ、ヨガパンツ、バッグなどを購入。 ・「東大門」で、バッグストラップやバッグチェーンを。 バッグのストラップを取り替えられるのが魅力で、 数種類を購入。 バッグの持ち手を変えるだけで、新鮮な印象に。 ・「東大門」でミニバッグを。 夜中だけの営業、土日は営業していない、 韓国にいても、なかなか営業時間に まにあわず、残念……ということがしばしば。 今回、やっと行きたかったお店に行けました。 韓国に大昔、留学していたときから言われていたコトバに、 「韓国に来たら、お土産にメガネを」がありました。 日本に住む韓国の知人から 「とにかくフレームがかわいいものがたくさんあるから」 「お値段もとってもかわいいの。まずは行ってみて」 と言われていたので、一行は南大門へ。 確かに……!! ここで、1人2本、メガネをお買い上げ。 ・韓国の「食」編 《タッカンマリ》 韓国・東大門にある《タッカンマリ》のお店。 タッカンマリとは、「一羽の鶏」という意味。 鶏1匹をぐつぐつと鍋で白濁するまで煮て その白濁したスープに、野菜や麺を入れていただくという シンプルな鍋料理。 東大門には「タッカンマリ通り」という通りがあり、 その通りには、たくさんの「タッカンマリ」のお店が。 私たちは、以前、機内でANAの韓国人CAに教えていただいて以来、 このお店に通っています。最高♬ ・カルククス(韓国手打ち麺) カルは、包丁という意味。 ククスは、麺料理全般をさします。 かたくちいわしを原料にスープをつくるので 味は、やさしめ。キムチはセルフサービス。 私たちは、南大門にある「カルククス通り」で 「カルククス」をいただきました。 「カルククス通り」という名前は、 ・肉まん 南大門にある大人気店の肉まんやさん。 キムチまんと肉まんの2種類のみ。 韓国の方は、「キムチまん」がお好み。 ・オデン 「オムク」と呼ばれる、 スケトウダラやタイを使って作られる、 魚のすり身をつかった練り物をシート状に 薄くして油揚げのようにして、波打つように 串打ちをしていただきます。 オデンの汁は、紙コップに入れてごくごくいただきます。 私たちは、店主のご厚意で全員にオデンを1人1本ずつ プレゼントしていただきました。 「マシッソヨー!! 」 ・エッグドロップ 韓国大人気医療ドラマ『賢い医師生活』で、 私たちは、朝ご飯として昨年に続き今回もいただきました。 大人気すぎて、長蛇の列。 食パンに、ふわふわの卵をサンドして いろいろのトッピングでいただきます。 韓国の食パン(パン全般)は、 ちょっと甘めでおいしい。 沖縄の食パンと趣向が似ている。 ・ピンデトック 広藏市場(カンジャンシジャン)でかならずいただくのが ピンデトック。 緑豆を石臼でひき、その粉でつくるチヂミのような感じ。 外はパリっと揚がっており、 中は、ふわふわ。火傷しそうになるくらい熱い。 紙コップに入れていただきながら市場めぐりをするのが楽しい。 ・生ジュース 私が留学生時代からずっと不思議に思っていた生ジュース。 当時から生ジュースは人気でした。 とくに「キウィジュース」が。 いまは、屋台でどこにでもある光景。 私たちは、市場でそれぞれ好みのブレンドでジュースを注文。 1杯500円~600円くらい。 お店によって味がまったく違います。 市場でいただくと毎回満足度がアップ。 ・薬菓(ヤッカ) 韓国の伝統菓子。 小麦粉にシナモンを入れてつくられるお菓子。 コンビニでもどこででも買うことができるのですが 今回初めてうかがった、仁寺洞(インサドン)の お店が最高においしかった。 ここは、韓国に留学している知人が紹介してくれたお店。 みんなでたくさん購入しました。 ・ドライフルーツ 南大門で毎年大量に買いだめしてしまうほど はまったドライフルーツ。 お土産にも大人気。 横浜の知人からは「このドライフルーツ 今まで生きてきた中で最高においしい」と言われるほど。 いろいろの場所で販売されている。 イチゴと野菜ミックスが好み。 ・アイスアメリカーノ 「韓国に行ったら、アイスアメリカーノ」といわれるくらい、 私たちも毎回オーダーします。 Lサイズを頼んだら、1リットル近くのボリューム。 エスプレッソを水で薄めたものらしいのですが ・「パリバケット」の「アイスラテ」 韓国のパン屋さんの1つ・「パリバケット」。 ここの「アイスラテ」が今までいただいた中でいちばん好み。 訪韓のたびに、うかがっています。 ・「ソルロンタン」 東大門にある老舗の「ソルロンタン」の食堂でいただきます。 牛骨を煮込んでいただくスープと白ご飯。 キムチなどはおかわり自由。 このお食事をいただくと、ホッとします。 ・「焼き魚」 東大門にある「焼き魚通り」には、 今回私たちは、 「イシモチ」「サワラ」「サバ」「タチウオ」を注文。 日本の焼き魚定食のイメージとは異なり豪快。 魚の半身を炭火で豪快に店の外で焼く!! そこに味噌汁、キムチ3種類がついて1000円くらい。 キムチはおかわり自由。 「ノムノムマシッソヨー」 ・仁寺洞(インサドン)の一軒家「伝統茶カフェ」で。 29歳のとき、仁寺洞に住んでいました。 もちろん、いまとは異なり旧い街並みでした。 骨董品や伝統茶のお店であることは今も変わりません。 今回は、みんなで靴を脱いで、 一軒家におじゃましました。 「ナツメ茶」「ゆず茶」「オミヂャ茶」「ショウガ茶」 「シッケ」「パッピンス(かき氷)」 ・チメク 韓国といったら「チメク」。 チキンの「チ」とメクチュ(ビール)の「メク」。 韓国では、脱サラした方が 「チメク」のお店をなさることが多いと聞いたことあります。 また、「雨の日は、『チメク』」という コトバもあるそう。 雨の日に、テイクアウトして自宅で「チメク」 なんてかっこいい。 私たちも毎回、「チメク」のお店に!! 夜遅くまで営業しているので、ありがたい。 「チメク」万歳♬ のランチビュッフェ 韓国滞在最終日のランチタイム。 最高のスタッフさんと最高のホスピタリティ、 その他 韓国の行事・イベントに参加 ・「青瓦台(チョンワデ)」見学。 現大統領のユン・ソンニョル大統領が 大統領選の公約の1つに 「青瓦台を国民に解放する」 という内容があったそうです。 次期、新しい大統領になると、 「青瓦台」が再びクローズになるかもしれないので、 いま、韓国全土から 「青瓦台」の見学を希望する人で 大混雑しているという話を聞きました。 私たち外国人も予約すれば無料で 見学できるということで一同うかがいました。 2022年5月まで大統領府が置かれていたそうです。 歴史の一端を垣間見ることができたことは 貴重な経験になりました。 まわりを見渡してみると、 きれいに着飾った韓国の方々が 一家総出でこの日のためにいらしていることが よくわかりました。 以下、 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋。 青瓦台がある地域には、 もともとは高麗時代に王族が住んでおり、 李朝の創始者である李成桂が景福宮を建設した。 1948年に大韓民国が成立すると、 初代大統領「イ・スンマン」が、 日本統治時代の1937年3月に建設された 旧朝鮮総督官邸を、「景武台(キョンムデ)」の名称で 官邸および公邸として使用しはじめた。 1960年12月、第4大統領のユン・ボソンが 「景武台」から「青瓦台」に変更。 盧泰愚(ノテウ)政権時代の1991年、 それまでの大統領官邸・公邸(旧朝鮮総督官邸)に隣接して、 新たな大統領官邸が建てられ、 それまでの大統領官邸・公邸(旧朝鮮総督官邸)は、 1993年10月に解体された。 今回、韓国を訪れたときに、 今までとは異なる印象を受けました。 今までも、大勢の日本人で歩いているので、 「その帽子かわいいね~」とか、 「日本人?」とかと声をかけられたことがありますが、 今回は、地下鉄の車内で何回も 「この席、空いているから座りなさい」と声をかけていただき、 韓国の方のお隣の席に座ったとたん、 「私は日本の新潟に住んでいたことがあるんですよ」とか、 「最近、日本に旅行をした」とかと、 あたたかくお声をかけていただいたこと。 また、タクシーの運転手さんも ここ数年、 とてもフレンドリーな方々に巡り会えています。 「ボクは、最近日本で仕事をしてきましたよ」 「貿易の仕事をしていてね。 東京のホテルは高いから横浜に泊ってね……」などなど。 以前は、「タクシーは怖い」といった経験を 何度もしているため、 ここ最近のタクシー運転手さんのフレンドリーな対応は 驚くばかり。 私が予約したある施設の見学の日時を まちがえてしまい、落ち込んでいたら、 その運転手さん「大丈夫、大丈夫。日本から来たっていえば 入れるから。大きな声で、『アイゴ―、日本から来たのに 日にちをまちがえた。アイゴ―って叫んで見て。 小さい声だとダメだよ。大きな声でね』」 驚いたことに、 確かに、その運転手さんのおっしゃるとおりにしてみたら うまくいったのでした。 帰国してお知り合いの韓国の方にその話をしたら、 「信じられない!! 確かな根拠もないのに、 私だったらそんなコトバ出ないわ」と言われてしまいました。 が、そのときの私にとって その方の「ケンチャナ~、ケンチャナー(大丈夫、大丈夫)」 というコトバは、魔法のコトバのように 外国人である私のストレスを緩和してくれたのでした。 たった一瞬でも「そうかもしれない」と思わせてくれた タクシーの運転手さんに感謝しました。 また、空港からホテルまで送迎してくださった タクシーの運転手さん(別の方)も すばらしいホスピタリティでした。 何気なく通る道のりも、 「ここは、昔、日本が統治していたころに、 日本村があったところです」 「いまも、日本の家屋(赤レンガの建物)は、 2つほど、カフェになって残っています」 「あの高台には、伊藤博文が毎日祈っていたお寺があります」 「ユン・ソンニョル大統領は、いま、こちらに事務所があります」 「右は、国防省」 「左は……」 タクシー運転手さんは、 日本人であるお客である私たちのために、 韓国と日本の歴史の一部を 1時間の空港からホテルの間まで、 韓国から帰国して2週間が経ちました。 韓国に初めて旅をしたお仲間からは 「こんなに身近な国だったのですね。 海外旅行は30年ぶり。 とにかくみなさんといっしょで楽しかった」 というお声をうかがって、ホッとしています。 来年の韓国身だしなみセミナーは、 2026年4月23日~26日まで 開催することが確定しています。 新緑の韓国に また再びみなさまとご一緒できることを 楽しみにしています。 #
by palmarosaK
| 2025-05-09 22:04
| 身だしなみ
フォトコンテスト エントリー作品 2025 《栄養士・健康支援者のための写真教室》を開催しました。 2007年4月29日に、 第1回の写真教室をスタートして以来、 毎年、同じ日に開催しています。 写真教室を開催して18年が経ちました。 (主催 パルマローザ 講師 大橋 禄郎先生) 独身時代からご参加いただいている栄養士さんが、 ご結婚なさって、今では、 家族全員でご参加くださるようになりました。 1年に1回のこの日は、 家族といっしょに楽しめるイベントとしても、 「これからもずっと続けていきたい……」と、 思い続けながら毎年開催しています。 さて、今年もフォトコンテストを開催いたします。 現在、 フォトコンテストにエントリーしていただいた順に、 お示しさせていただきました。 コンテストの発表は、 近日中に、大橋禄郎先生のブログ「ロッキー・ロード」で ご案内させていただく予定です。 https://rockyroad1.exblog.jp/ エントリー1 《足利沖藤浪頭》(あしかがおきふじなみがしら) エントリー2 《白藤、観覧中♬》 撮影 岩田 博美さん 《藤girlがお出迎え》 撮影 佐藤由起子さん エントリー4 《何が見える?》 撮影 甲斐 和恵さん エントリー5 《ハッピーバースデー!! 》 撮影 奧村 春弥くん エントリー7 《ジャストシーズン》 撮影 影山なお子 #
by palmarosaK
| 2025-05-04 23:57
| 写真教室
食コーチングプログラムスでは、 《健康視点で見る「映画研究会」》 を、2022年12月から、3か月に1回開催しています。 これまで、みなさんでご一緒した映画は、 以下のとおり。 (個人で鑑賞した映画をのぞく) (順不同) ・「RRR」インド 監督 S・S・ラージャ・マウリ ・「生きる」イギリス版 監督 オリバー・ハーマナス ・「パリタクシー」フランス 監督 クリスチャン・カリオン ・「君たちはどう生きるか」日本 監督 宮崎 駿夫 ・「こんにちは 母さん」日本 監督 山田洋次 ・「戦場のピアニスト」 フランス ドイツ イギリス ポーランド 監督 ロマン・ポランスキー ・「オペラ座の怪人」フランス 監督 ジョエル・シュマッカー ・「赤と黒」フランス 監督 クロード・オータン=ララ ・「カラフルな魔女」日本 監督 宮川麻里奈 ・「落下の解剖学」フランス ・「オッペンハイマー」アメリカ 監督 クリストファー・ノーラン ・「駅」日本 監督 降籏 康男 ・「ゴンドラ」ジョージア ・「男たちの大和」日本 監督 佐藤 純彌 ・「アノーラ」アメリカ 監督 ショーン・ベイカー ・「この世界の片隅で」日本 監督 片淵 須直 ・「アラビアのロレンス」イギリス 監督 デヴィッド・リーン 映画館は、大手シネコン系の映画館から 名画座のような渋い映画館、 そして自宅で開催した映画鑑賞会まで、 いろいろの場所で楽しんでいます。 つい先日は、 「アラビアのロレンス」を観る機会がありました。 都内の映画館では、朝10時という時間から 昔の名画を見るというスタイルが踏襲され、 しかも、定期的に行なわれていることに うれしさと力強さを感じました。 朝の早めの時刻にもかかわらず、 大勢の人で賑わっています。 映画を娯楽としてではなく、 鑑賞作品として楽しむ人がこんなにもいるなんて。 さて、「アラビアのロレンス」の主人公のロレンスは、 実在したイギリス陸軍将校・ トーマス・エドワード・ロレンス。 イギリスの巨匠デヴィッド・リーンが監督をした。 この映画は、アラブ独立闘争と それをおさえようとする英・仏・露の ヨーロッパ軍との対立の物語。 ロレンスは、 当時、アラビア半島で強大だったオスマン帝国を 解体したことで知られています。 映画では、アラビア半島のヒジャーズ鉄道の爆破など ロレンスの作戦を克明に描いている。 あらすじは、後述。 さて、私は20歳のとき、 この映画を、高田馬場にあった 「アクトミニシアター」という映画館で観ました。 そのときは、 オールナイトの上映だったので、 4本くらい映画がかかっていたように おぼろげながら記憶しています。 寝っ転がって観てもよい映画館なんて 20歳になったばかりの学生には 物珍しさもあって通っていました。 ですが、オールナイト。 この映画は3時間もかかる長編である。 よって……、 気がつけば、眠っていた……というのが 笑えない真実。 そこで、今回、日本橋の映画館で 朝10時から1日1回期間限定で上映されるとあって 楽しみにしていました。 その日は、ほぼ満席の観客。 それも、年配とお見受けする男性客が多い という印象でした。 長時間の映画とあって、 途中、休憩時間があらかじめ設けられています。 これも、いまでは珍しいタイプ。 中東の歴史の原点が「ココにあり」という映画、 ということを事前に聞いていたので、 中東に関する歴史をよく知らなくても、 「なるほど、こういうことがあったんだ……」 という理解を深めることができました。 巨匠・デヴィッド・リーン監督は、 それ以前にも、 「逢引き」 「戦場にかける橋」 「ドクトルジバゴ」などの作品で知られています。 20代のときに見損ねた映画、 30年以上の時を経て観た 「アラビアのロレンス」は、 私をとても熱くさせてくれました。 ロレンス役の、 主演・ピーター・オトゥールは、 この作品が俳優としてのデビューだったといいます。 アラブ語が話せ、 アラブの民族のために 母国・イギリスと交渉をし、 アラブ人からは、 「祖国解放の父」と仰ぐぐらいに 熱狂されていく様子は、 いま、初めてこの映画を観た私でさえ、 これから待ち受けているであろう世界のことを 考えると、とてもつらい……。 不安になりながらも、 この映画の一瞬一瞬を見逃さないぞ、 という気持ちで臨みました。 ロレンスは、結果的に、 イギリスから裏切られたことになり、 アラブ民族側にとっても 「ロレンスにだまされた」となる下りは、 スクリーンを直視できないくらい切なくなります。 そうはいっても、 このスクリーンで砂漠をかけまわっている ロレンスのかっこよさは、 いまも惚れ惚れするほど……。 アラブのために身を粉にして 戦ったロレンスなのに、 結果的に、母国・イギリスに翻弄されることに……。 この映画でもっとも有名なシーンは、 ロレンス率いるアラビア人兵士の部隊を率いて 灼熱の砂漠を越えて進軍する場面。 このとき、兵士の1人が疲労困憊のために落馬して、 砂漠に1人取り残されてしまいます。 部隊が砂漠を渡り終えたとき、 そのことに気がついたロレンスが、 その兵士を助けにいこうとするとき、 そこで、年老いた兵士の1人がロレンスに忠言する。 「彼が死ぬことは運命だ」と。 「コーランには、そう書かれている」と。 ロレンスは砂漠に引き返し、 極限状態の兵士を救い出すことに成功します。 部隊に戻ったロレンスは、 性根尽きて倒れる前にこう語るのです。 「コーランには、何も書かれていない」と。 このとき、観客にとって、 「運命は自らが切り開いてゆくものなのだ」 という気持ちを湧き上がらせることになる。 それからのロレンスは、 ますます、アラブ民族から尊敬されるようになる。 この映画が、 日本人のリーダーシップ論を論じる人たちからも おおいに参照されているようで、 この映画のタイトルをよく見かけます。 ロレンスは、もとは、 イギリスからアラブに来た陸軍将校の1人でしたが、 年月を共にすることで、 ロレンス自身も 「アラブの独立」を応援するようになったのでしょう。 母国から利用されていることとも知らずに……。 ロレンスの晩年は、 どういう晩年だったのだろう……と、今さらながらそう思います。 映画の冒頭では、ショッキングなシーンがありましたが、 実際のロレンスは、どんな気持ちで最期を迎えたのか……。 いま、ご存命だったらお尋ねしたいことがたくさん。 映画鑑賞会には、 こうした短期間にしか上映されていない 良質な映画に出会えるのが楽しみ。 自宅で3時間にもなる映画を1人で観るのはちょっと苦痛。 仲間とだから早起きもして、 長時間の映画も苦痛でなくなるのだから不思議。 次回は、8月15日に映画鑑賞会を開催します。 映画は、この日封切りの映画「YUKIKAZE」。
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by palmarosaK
| 2025-04-24 04:45
| 映画鑑賞
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