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![]() 2013年6月15日(土)~16日(日)の2日間、 ≪能越栄養士友の会≫主催の研修会に お招きいただきました。 ![]() 能越栄養士友の会とは、 石川県七尾市や金沢市、 富山県高岡市から 定期的に横浜の 研修会にいらっしゃる栄養士さんが 中心となって立ち上げた栄養士ネットワーク。 能越の能は、能登=石川。 能越の越は、越中=富山。 ![]() 職域や職種を問わないため、 研修会にご参加いただいた方の中には、 栄養士以外の職種、 保健師やケア・マネージャーもおられました。 1日目は影山が担当させていただきました。 (午後2時~午後5時 会場 厚生連高岡病院会議室) 「健康を支えるコミュニケーション力を磨く。 ――食コーチングによるアプローチ――」 ![]() 2日目は、主催者のお1人である 富山高岡厚生連病院の管理栄養士、 林 睦美先生のご実家である旅館 「北原荘」の会議室で 午前、午後ともにおこなわれました。 ![]() ![]() 午前(9時-12時)は 大橋禄郎先生(大橋予暇研究所主宰/ ロッコム文章・編集塾主宰)によるご講義。 「栄養士のライフデザインをどう描くか。 ――輝きのある生涯現役を目指して――」 大橋先生が富山でご講演されるのは 初めてとあって会場も熱気で包まれていました。 ![]() 午後は、大橋先生による写真教室。 (1時~4時) 「デジカメ入門 食材や料理こう撮ればプロ級のワザに」というテーマで、 たくさんの方にお集まりいただきました。 富山では 記念すべき初めての写真教室となりました。 私自身、今回富山で 「食コーチング」のお話をさせていただくのは、 2007年から数えると7回目となります。 (シリーズ研修も1回とカウントして) ![]() 受講していただく方の中には、 食コーチングが初めてという方から、 何回もお聞きいただく方までさまざま。 ![]() 初めての方が1人でも会場におられる場合、 その方にそってお話をさせていただきます。 とはいっても、 初めて食コーチングの研修を 富山で担当させていただいた6年前と今とでは 同じ初回のお話でも、 内容が変わってきています。 ![]() たとえば、 「問いかけ」コミュニケーション、 「肯定的指摘」、 非言語コミュニケーションである 「表情」に関する演習なども 最近、食コーチングのスキルとして 加えたものです。 「問いかけ」といってもそのパターンは 少なくとも13パターンはあります。 自問自答、質問、尋問、 「お元気ですか」というように、 相手の答えを期待しない「問いかけ」……などなど。 クライアントから尋ねられたとき、 即答することだけがプロではない、 相手の問いかけに対してさらに問いかけるという スキルについてもお話ししています。 そこで、事例を2つご紹介しました。 ![]() たとえば、その1つは、 「富山県に学会のため 2泊3日で行くことになりました。 東京から行く知人栄養士から 『富山でおいしいものを紹介してほしい』 と頼まれました」 こんなときあなたなら どのように問いかけますか。 優先順位の高い順に5問くらいお示しください」 上記の例題に対して、 「すぐに答えず、問いかけを」 と、お話ししていたはずですが、 「富山といえば鱒ずしが有名ですよ」とか、 「富山といえば薬膳料理も有名です」とかと、 問いかけではなく、ご自身の考えを先に 示してしまう方も。 このような場合、 「何が食べたいですか」と 食事の好みをお聞きする前に、 「富山は初めてでいらっしゃるのですか」 「前回いらしたときは、 どちらで召し上がったのですか」 「以前いらしたことのあるお店は、 今回も候補に入っているのでしょうか」 「いつごろをご予定されておられるのですか」 「富山のどのあたりにいらっしゃるのですか」 などと、ということも「問いかけ」ておくと、 相手の状況を把握することことができ、 より的確な情報を提示できます。 参加者の中には、 「お店で召し上がるのですか。 それともおみやげをお探しなのですか」 と、問いかけた方もおられました。 ![]() 確かに、この事例では、 「おいしいお店を紹介してほしい」 とはなっていません。 参加者一同、 「なるほど~」と深く納得されておられました。 同じ事例であっても、 その人の問いかけによって方向性が 変わってしまったり、 ポイントを押さえたものにもなったりする ということを ご体験いただけたのではないかと思います。 そして、自分自身のコミュニケーション環境を よくすることが 結果的にまわりの人々の健康度を上げることを ご実感いただいたと思います。 ![]() その他、 「肯定的的指摘」のスキルは、 「ほめる」こととは違う ということをお話ししました。 頭の先から足の先まで 肯定的指摘をする バリエーションは、 無限といってよいほどあります。 その事例のいつくかをお話しました。 ほめることはもちろんいいことなのですが、 語彙不足からいつも同じ表現になり、 相手に不信感や不快感を与える場合もあります。 ![]() 「かわいいですね」 「きれいですね 「お似合いですね」 「すてき!!」 「わぁ~かわいい!」 などなど……、 毎回こうしたコトバを聞かされることになる、 クライアントのなかには当惑したり、 バカにされたと思われる方もおられます。 もし、 クライアントのネクタイについて 肯定的指摘をするとしたら、 「ストライプ柄なのですね」 「マリン調ですね」 「エメラルドグリーンですね」 「サマーニットですね」 「シャツの色とコーディネートされたのですね」 などのバリエーションがあります。 ![]() ![]() 肯定的指摘は、 横浜では1日分のスキルアップセミナーとして プログラムしています。 即座にコトバにして 肯定的指摘をしていくわけですから、 やはりトレーニングなくしては難しいスキルの1つ。 会場には、能越の栄養士以外に、 パルマローザから 8人の栄養士も研修に参加されました。 ![]() 研修終了後、 食コーチング第1期生としてかつて受講された方が 「最近食コーチングを聴講していなかったので また参加したいと思いました。 食コーチング、進化していますね」と 強くご指摘いただいたのは嬉しいことでした。 ![]() さて、1日目の夜は、 主催者の林 睦美先生のご実家である 庄川峡長崎温泉、 北原荘に移動。 ![]() ![]() 霧の中を車は進み 秘境というコトバがぴったりの温泉旅館 「北原荘」に到着。 ![]() さっそく入浴後、 食事を楽しみました。 ![]() 温泉は室内と露天風呂があり、 24時間入浴可能。 ![]() ゆったりした後、 いよいよ、合宿恒例の夜通しトーク。 午前1時過ぎまで大いに盛り上がりました。 ![]() 夕食時に、 サプライズイベントを2つご用意いただきました。 大橋先生のお誕生日を ここ、富山でもみなさまと お祝いさせていただきました。 能登から バースデーケーキを運んでくださったとのこと! (2年前の能登合宿でいただいたバースデーケーキと 同じケーキショップとのこと) http://palmarosa.exblog.jp/13737122/ ![]() ![]() その他、高岡駅南クリニックの栄養士、 城山和也さんからは、 踊りのサプライズ。 ![]() 小学校のときから、 地元の踊りを踊っているという 有名な≪越中おわら 風の盆≫の踊りを、 ご披露いただきました。 ![]() クス玉は 金沢の地域活動栄養士としてご活躍の 笹川真澄さんが作成してくださったとのこと。 ![]() みなさまの 心温まるおもてなしの数々を 感じさせていただいた富山ステイでした。 夜通しトークのテーマは、 「私のチャームポイント」。 夜通しトークに慣れていない方にとって、 こういう質問はきっと「考えたこともない!!」 ということにもなるのでしょう。 初めに指名された方は 「考えたことがない」「私にはない」と かなり苦戦されておられたご様子。 ![]() それでも、 大橋先生から「ほんとうにない?」 「まわりの人からなにか言われない?」……などなど いろいろ問いかけられることで、 「外見が若いこと」 「心は子どものようであること」などと お話しされました。 そこでも、 「外見が若いってどういうこと?」とか、 「心は子どもってどういうこと?」とかという 問いかけはもちろんありましたが……。 ![]() 立派な旅館の中で お布団が敷きつめられたところに、 車座になっての夜通しトーク。 最後のほうになると、 「私のチャームポイントは口元のほくろ!!」 という方も。一同爆笑。 それでも、大橋先生は それを「いい」「悪い」と評価するのではなく、 しっかりと コトバで表現できたことを評価されます。 自分のチャームポイントのような 人さまには言いにくいことを いかに端的に話をするか、 その表現能力の向上を目指しているようです。 後は寝るだけ……というラフな姿で お話を聞いたり、 お話ししたりするからでしょうか、 いつも身近にいる同僚、先輩、後輩が、 ホンネで語っておられる姿を 見ることができるのも、 夜通しトークの 魅力の1つなのだと思います。 ![]() 2日目の研修会は、 朝9時という 早い時間でのスタートにもかかわらず、 みなさまの表情が晴ればれ。 1日目の研修会でお目にかかったときとは異なり、 よりリラックスされた表情を なさっておられました。 前夜の夜通しトークの成果でしょうか ![]() 翌日は、 大橋先生のご講義からスタート。 「栄養士のライフデザインは、どう描くか。 ――輝きのある生涯現役を目指して――」 ![]() 大橋先生は、 栄養士が「おとなしい」「地味」である といわれる理由を 5つの視点から分析されました。 その中には、 「養成校での教育とも関係がある」、 「先輩たちが地味だし ちょっと目立つとチェックされた」という リアルな分析までありました。 参加者の方の中には、 そう思わない、と反論された方もおられました。 でもその理由を聞いてみると、 「私が育った環境は近代的だった」 「私の受けた教育はこうだった」という理由。 そして、 「だからあなたがたたもこうしなさい」 というお話になる……。 ![]() 大橋先生は、 「年長であることを売りにしている人の中には、 自分の経験をすべての事例に当てはめよう とする傾向の話や、『○○すべきてある』という論に なりやすいから注意したほうがいい」 と、優しく諭しておられました。 そのようなやりとりも 感情的にならない司会進行の仕方を 間近で学ぶことができるので 研修がより有意義なものになるのだと思います。 ![]() ![]() ![]() 先生は、別の角度から見た 「地味」の理由についても 続けてお話ししてくださいます。 1.「専門性」というヤツに縛られた理由。 2.栄養士の守備範囲の変化に適応するのに 遅れをとった。 3.栄養士=サービス業という意識がなかった。 4.勉強やスキルアップの方向が偏っていた。 5.そもそも栄養士の社会的使命についての 論拠が示されることがなかった。 ![]() 能越の栄養士さんがたにとっては 初めてお聞きになる話とあって 「こんな話が聞きたかった!」と 休憩時間やランチタイムで 参加者どうし、 お話されておられたのも印象的でした。 研修の中で、 大橋先生はこんなことをおっしゃいました。 「ときどき、 『私は給料分は働いている』 などという人がいるけれど、 何年間も1人分しか働かない人がいたら、 その組織はつぶれてしまう。 キャリアを積むに従って、 給料の10倍、20倍は働かなくては!! それはリーダーとなって いろいろの人のモチベーションをあげること」 栄養士の中には、 「それは栄養士の仕事じゃないから」と、 仕事を選ぶ人が少なくありませんが、 その姿勢が栄養士の守備範囲を狭め、 給料も一人前で固定されることになりがち。 それは、自分で自分の首をしめてしまうこと。 ……先生のお話をお聞きして そんなふうに思いました。 ![]() テキストの中には、 健康関連の新聞記事を読んで、 疑問に思ったことを指摘する というところがありました。 これは、横浜での「輪読会」スタイル。 なんとなく読んで、なんとなく刷り込まれてしまう ちょっと怪しい健康記事。 その疑問点に着眼するポイントを示され、 健康支援者の健康センスアップの必要を 説かれていました。 ![]() 午後は、富山初!の写真教室。 今回は、おもに、「食材」「メニュー」の2点に 絞って素材をご用意いただきました。 これも開催場所が「旅館」だったからこそ。 ぜいたくなメニュー被写体の撮影は とても楽しいものでした。 ![]() パルマローザのメンバーが アシスタントにまわり、 カメラは初めてという方の サポートをさせていただきました。 ![]() 1回でも大橋先生の写真教室に参加されると みなさま腕がぐーんと上がられるのを いつも間近で拝見させていただけるのも 写真教室の私のひそかな楽しみ。 ![]() 参加者の方々から 「時間が足りない~!」というお声も 聞こえるほど、 楽しい3時間の写真教室でした。 ![]() 2日目の研修が終わり、 「あしたから 病院の給食撮影の写真が変わります!」 と熱く語ってくれた方、 「来てよかった!」とおっしゃってくださった方、 「私のカメラ、ずいぶん前のものだから 補正ができないことを初めて知りました。 買い換えドキ!だということもわかりました」 などなどのお声。 「写真もコミュニケーション」であるという 先生のおコトバが みなさんの心に響いているのを感じました。 今回、「能越栄養士友の会」にとって、 第1回となる記念すべき研修会に 立ち合わせていただけたことに 心から感謝しております。 ![]() 富山県高岡厚生連病院の 栄養士・林 睦美先生を中心とする栄養士チーム、 石川県七尾市の円山病院の栄養士、 谷口佳津子先生を中心に ご支援いただいた 能登・金沢の栄養士チーム ご尽力あっての2日間。 ![]() ![]() ![]() ![]() 翌3日目は 先生がたにご案内いただき、 富山観光を楽しませていただきました。 世界遺産になった、 五箇山の合掌づくりの村落見学、 富山展望スポットなどなど……。 ![]() ![]() 夕陽がゆっくりと沈む日本海に沿って、 私たちの車は、富山空港へと向かいました。 ![]() ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-06-19 13:37
| 食コーチング
![]() 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫が発行している 新聞『エンパル』17号は6月2日に発行しました。 ただいま『エンパル』を定期購読をいただいているみなさまに お送りさせていただいています。 6月17日までには、全員の方にお手元に届く予定です。 恐れ入りますが、 6月18日以降、お手元に届かないようであれば 影山宛にご連絡いただけましたら幸いです。 『エンパル』はご希望の方に お譲りしています。 1部200円です。(郵送料80円別途) ![]() また、定期購読をご希望の場合は、 4号分で(17号~20号)1000円(送料込)でも お譲りしています。 ご希望の方は、 影山なお子宛にメールでご連絡いただけましたら幸いです。 palmarosa@yours.biglobe.ne.jp 今号の特集は、 「栄養士・健康支援者が考える転職とは」というテーマで 大橋禄郎先生にご執筆いただきました。 ![]() 3月31日に開催した 第12回「食ジム」のテーマでもある「転職」。 アドバイザーとしてお出でいただいた 大橋先生から「記録として残しておいたらどうか」と ご指摘をいただいたことから、 今号が完成するまでとなりました。 ![]() 近々では、富山県でご依頼いただいている研修会会場でも 『エンパル』を持参する予定です。(6月15日~16日) ご希望の方はお声をかけていただけましたら幸いです。 栄養士・健康支援者ネットワーク≪パルマローザ≫主宰 影山なお子 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2013-06-12 14:59
| 『エンパル』
![]() 第324回≪パルマローザセミナー≫のテーマは、 「食情報・健康情報の素材の見つけ方、いかし方」 講師は大橋禄郎先生、1日通してご講義いただきました。 (10時30分~午後5時30分 神奈川近代文学館) 健康支援者は、いろいろの場面で食や健康情報を 発信していますが、それらが真に対象者が求めているものなのか、 その情報が魅力的なものになっているか、などについて 見直すことが目的のセミナーでした。 ![]() いつの時代も、 新聞、雑誌、テレビなどのメディアを賑わしている、 食情報や健康情報ですが、 こういうものを専門家が使うと、 誤った情報を流布させるのに一役も二役も果たすことになるかも。 「新聞に載っていたから安心」 「○○医大の教授が言っているのだから」 と、油断することは禁物。 そのことは、少なくとも私たちは、 文章教室や食ジム、輪読会を通して学んでいます。 今回の大橋先生の講義冒頭は、 例によって「イントロクエスチョン」からスタート。 ![]() 新聞に載った2つの記事を例に、 それぞれの記事は、だれを対象に、何を伝えようとしたのか、 についてのディスカッションから。 その記事とは、 1.長寿のレシピを探せ。 2.牛、豚肉の食べ過ぎは糖尿病のリスクが……。 いろいろの指摘が出たあとでのみなさんの認識は、 「長寿食は結果論であって、 それを食べれば長生きするというものではないこと」 「長寿の原因を食生活だけで突き止めようとするのは、 研究アプローチの段階から間違えている」というところ。 ![]() 2つ目の記事に関しては、 これも、新聞の内容だけでは 文字数などの制限もあってかかなり情報不足であるとしても、 単純に肉を1日100g以上食べる男性に 糖尿病になる人が約50%多かった、という結論にも、 ムリがあり、誤報のリスクがありそう。 糖尿病のリスクを、肉の摂取量だけで評価したのだとすれば、 ずいぶんな早合点。 年齢、職業、地域、活動強度、メンタリティー、生活習慣など、 牛、豚肉の摂取量以外の要素内容などを 詳細に、総合的に見ていかなければ判定できるはずがありません。 ここでも「食ジム」風に、活発に意見がとびかいました。 ![]() 大橋先生は、 「疑問があればメディアに直接電話してみる。 あるいは、その記事の元になった研究成果を入手して あたってみることも必要」とのこと。 「関係機関に電話すれば、元データを示してくれるし、 ネット上に公開されている場合も多い」と。 現に先生は、ご自身でも テレビ局にお電話をされたり、 新聞社や雑誌社にお手紙を書かれたり、 情報源に問い合わせるなどのことを しばしばなさっておられます。 ![]() 私たちが講演、執筆をする際も、 「だれに、何を伝えるのか」といった、 対象者にピントを合わせることが大事。 「だれかが相手かによって、情報の質も量も変わってくるものです」 今回は、 私たちが栄養士以外の 医療職種域の方々を対象にした研修会などで、 講師としてお話をさせていただく場合には、 どんな点に注意しなければならないか、 細かな言い回しの仕方などまで ご指導いただきました。 ![]() たとえば、 自分の得意分野ではない話題を取り上げる場合、 ある程度その分野のことを調べることは必要だが、 部外者の知識であることをわきまえ、 その分野のことでもよく知っている、といった 知ったかぶりをしないこと。 あるいは、同窓会などの酒宴の席で、 栄養士としての自分に意見を求められたとき、 どんな対応が望ましいのか。 ある人のこんな問いかけ。 「ねえ、ボク、メタボなんだけどどうしたらいい?」 ![]() 食事相談のマニュアル的にいえば、 「即答せずに、まず問いかける」 なのですが、ここぞとばかり、 「栄養士」丸出しになってしまえば、 みんなをシラケさせるばかりでなく、失笑のタネにも。 「メタボの根拠はどういことてすか」 「いま日本は医療費が毎年一兆円以上ずつ上昇しているの……」。 こういうのをヤボというのだそうです。 「いい健康意識ね。そのコップのビール、 いつもより倍の時間をかけて飲んでみたら? それもメタボ対策かもね」 ![]() 先生は、今後、 栄養士・健康支援者が、 「これだけは引用してはいけない食・健康の本、 論者リストを作ってみたいですね」と おっしゃっていましたが、極秘情報として 仲間に配布する意義は大いにありそうです。 悪い例を見ることで、 自分がそうなってしまうことを少しでも 回避できるでしょう。 最後に先生は、食関係者がよく使う コトバの概念(定義)の最新版を ご用意くださいました。 ![]() 1.食とはなにか。 2.栄養のバランス 3.フード・ファディズムとは……などなど。 食関係者として覚えておきたい 定義の数々をお示しいただいたことで しっかりと地に足をつけて 前に進んでゆけそうです。 少なくとも私自身が、 いろいろの情報があったとしても、 自分自身の思想や思考の 軸がぶれないのは、 いつも大橋先生のご講義を 拝聴し続けているからだと思っています。 さて、 6月は、大橋先生のお誕生日月とあって、 毎年、各地から研修会+バースディという企画に おおぜいのの方にお集まりいただいています。 ![]() 今回は、 ランチタイムに、 横浜の3大老舗牛鍋屋の1つ、 「荒井屋」万國橋支店で、 喜寿(先生的にはただの77歳)のお祝いをさせていただきました。 ![]() ![]() 大橋先生が50年以上、 海のサークル運営に携わっておられることや、 青色がお好きだということもあり、 (「スノーケリング」というネーミングを日本に広められたのは 大橋先生だそうです。 その前までは、「素潜り」といっていたそう) ![]() この日は、事前に参加者のみなさまには 「青い色を身につけていらしてください」と インフォメーションしていました。 ![]() 大橋先生が身につけておられる青色を 普段から私たちは、≪ロッキーブルー≫と呼んでいることから、 1人1分スピーチでは、 「きょうの私のロッキーブルーについて」という テーマでお話もしていただきました。 ![]() ![]() ![]() この日のために、 青色のお洋服を新調しましたという方もおおぜい! こうしたイベントが、しばしばあることによって パルマローザのみなさまの表情や身だしなみが 洗練されてきました。 モチベーションは、人々を磨きます。 ![]() ロッキーブルーに身を包み、 今年も先生から直接学べることの 幸せを参加者一同感じた1日となりました。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2013-06-03 23:14
| 文章教室
![]() 2013年10月6日(日)から、 2014年1月12日(日)まで、 4回にかけて、 第14期「食コーチング」入門研修を開講することとなりました。 食コーチングスキルを じっくりと少人数で学んでみたいと お考えの方におすすめします。 この研修会にご参加ご希望の方は お名前、ご職業、ご所属、連絡先をご明記の上、 メールでお尋ねください。 ご案内書およびお申し込み書をお送りさせていただきます。 palmarosa@yorus.biglobe.ne.jp (影山なお子宛) ![]() ■「食コーチング」研修の特徴 1.「食コーチング」は、 「コーチング」の一部ではなく、 食事学、栄養学、コミュニケーション論などを包含した 独自の手法であって、 万人の健康行動を向上させるための理念を含みます。 複数の講師による寄せ集め型セミナーでは得られない、 斬新な技法が学べます。 2.「食コーチング」の提唱者である影山なお子が、 直接講義を担当いたします。 3.少人数で開催させていただくため、 ゆっくり、じっくり、着実に学ぶことができます。 4.最後まで同じメンバーで、刺激し合って、 ご自分の学習成果を確かめつつ学ぶことができます。 5.食コーチング研修修了者も聴講生として参加するため 食コーチングを現場でどういかしているか、から、 専門分野に関する情報交換……まで、 健康支援者間の生の声を聞くことができる機会としても ご好評いただいています。 6.食コーチング研修修了後、 希望者は、 影山なお子と個人サポートの対応も可能です。 7.食コーチング研修修了者は、 他の食コーチング入門コースを 何度でも無料で 聴講生としてご参加いただけます。 繰り返し学ぶことで、 食コーチングスキルを 確実に身につけていただくことを目的としています。 ![]() ■開催日時 1.10月6日(日)10時30分~17時30分 ■開催会場:イギリス館2階 集会室(港の見える丘公園内) 最寄駅:みなとみらい線「元町中華街駅」 アクセス:元町側出口から徒歩10分 *2回目以降は、 食コーチングプログラムスオフィスで開催する予定です。 2.11月10日(日)10時30分~午後5時30分 3.12月8日(日10時30分~午後5時30分) 4.1月12日(日)10時30分~午後5時30分 ![]() ■食コーチングプログラムスオフィスへのアクセス ①飛行機を利用してご参加予定のみなさまへ 食コーチングプログラムスオフィスのある横浜元町は 羽田空港からダイレクトで、お車で15分。 空港からのリムジンバスをご利用の場合は、 横浜元町の老舗ホテル、 「ホテルニューグランド」の前でお降りください。(所要時間30分) オフィスまでの地図は、ご案内書に同封させていただきます。 ![]() ②新幹線を利用してご参加予定のみなさまへ 新横浜駅でお降りください。(新横浜駅から所要時間は50分) 新横浜駅から、JR横浜線にお乗り換えになり、 菊名駅までお乗りになってください。 菊名駅から、JR根岸線にお乗り換えになり、 JR石川町駅までいらしてください。 JR石川町駅には、2つの改札がございます。 *オフィスは、「元町側」改札口方面となりますため ご乗車の際は、進行方向先頭車両近くにお乗りください。 JR石川町駅からは徒歩5分です。 オフィスまでの地図は、ご案内書に同封させていただきます。 ![]() ご不明な点などございましたらお尋ねください。 研修日程でご都合が合わない方はご相談ください。 別途対応させていただきます。 ▲
by palmarosak
| 2013-06-01 23:14
| 食コーチング
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