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![]() 5月は2つの映画を観ました。 1つは、フランス映画「愛・アムール」。 http://www.ai-movie.jp/ 2つめは、韓国映画「拝啓 愛してます」。 http://www.alcine-terran.com/haikei/ 最初の映画「愛・アムール」は、 2012年第65回カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)、 2013年第85回米国アカデミー賞 最優秀外国語映画賞をはじめ、 2012年から2013年にかけて、 40もの賞を得た作品とのこと。 ![]() 一方、 「拝啓 愛しています」は、 韓国で2011年に上映され、 観客動員数160万を記録した映画。 当初、「老人しか出ない 映画はヒットしない」と上映前は そんな陰口も聞こえたようですが、 上映後は大ヒット。 46歳の監督チュ・チャンミン氏は、 次の映画「王になった男」も (主演 イ・ビョンホン) 大ヒットさせています。 韓国の映画情勢は、 歴史ものから、リアルな現実を描く映画まで、 少しずつその内容やバリエーションにも、 変化しているように感じます。 2つの映画に共通しているのは、 高齢者が主役の映画であること。 人生の最後はどうあるべきかと、 それぞれの映画の結末は、 観客に、その判断がどうだったかを、 静かに、やさしくゆだねます。 ![]() 「愛、アムール」は、 パリの高級アパートで悠々自適の老後を 送る音楽家の老夫婦・ジョルジュとアンヌ。 妻アンヌの体に異変が起こり、 アンヌは車いすの生活となる。 病院嫌いのアンヌは、 夫に毅然とこう言うのです。 「二度と病院に戻さないで」と。 映画のほとんどは、 室内でのシーン。 暗い室内でのシーンが、 外界から遮断されたような生き苦しさを 観客である私たちも感じます。 カメラは2人だけの世界にフォーカス……。 そして、物語は淡々と静かにすすみます。 ![]() フランスの事情と 日本の事情はもちろん異なりますが、 その国、その人の考える「死生観」は それぞれであることは事実。 在宅で死を望む彼女に、 彼は最後の願いを叶えてあげようとする。 究極の愛、至高の愛……と この映画の評価はとても高い……。 この映画を観終わって感じたことは、 それは、「死生観を持つ者は強く、美しい」 ということでした。 「いかに死ぬか」を考えるのは、 「いかに生きるか」を考えるのと 同じことなのだと あらためて気がついたから。 ![]() もう1つの映画、 「拝啓、愛しています」も、 横浜の映画館、ジャック&ベティで観ました。 http://www.jackandbetty.net/ 物語は、 牛乳配達で小遣い稼ぎをしながら、 引退生活を送っている、 自分にも、他人にも気難しく、 煙たがられている老人・マンソクが、 牛乳配達をする途中で出会う、 廃品回収をしながら生計をたてている、 身寄りのない女性・イップンと 出会うところからスタートします。 ![]() そのイップンは、 文字を読むことができない……。 住民表を持っていない……。 昔、駆け落ちしたことがあるが、 男に捨てられて……などなど、 事情を知ればしるほど、 ほっとけなくなるマンソク。 70代後半のマンソクが 60代の「イップン」に恋心を……。 そして、もう1組の夫婦、 認知症の妻と駐車場の管理人をしている心やさしい夫・グンボン。 ![]() この2組の男女が、 物語の核となり、観客は、 彼らといっしょになって怒り、 笑い、そして泣いて、そして……。 儒教の精神が根底にある国、 親をたいせつにするとか、 目上の人には誰にでもていねいにとか、 お酒の席で、乾杯をするときは 目と目をあわせないように飲むとか……、 というのが普通であったお国も、 時代の変化、核家族化が進むにつれて、 少しずつ考え方にも変化がみられるようです。 ![]() 2つの映画に共通する点は、 70代、80代の両国を代表する役者が それぞれ主役であるということと、 人生という旅の終わりに、 自分の(相手の)すべてを見届ける……という シーンがあるということでしょうか。 誰もが迎えることになる自分の最期。 最後の最後まで、 どんなことでも(それがたとえ病であったとしても) 静かに、しかもできれば、 それをまるで楽しんでいるかのように 受け入れている自分でありたいと思いました。 誰にでも訪れる「老い」と「死」。 誇りをもって迎えるために。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-31 14:17
| 映画鑑賞
![]() 「コミュニケーション力」を鍛える1つとして、 栄養士・健康支援者サークル≪パルマローザ≫では、 2006年11月から、 定期的に、「フェイスストレッチセミナー」をおこなっています。 ![]() どんなに専門分野に関する知識を持っていたとしても、 どんなにいろいろの資格を持っていたとしても、 どんなに多くの人のお役に立ちたいと思っていても、 こちらの表情が暗い印象であったり、 怖そうな印象であったり、無表情であったり、 明らかに健康的ではない表情であったりすれば、 一般の正直な反応として、 「あなたから言われたくない」となることだってあるでしょう。 ![]() 食コーチング研修でも、 コミュニケーション力の1つとして、 非言語コミュニケーション力の強化について お話しさせていただいています。 ![]() 何も話をしていなくても、 1人でも聞き手がいる限り、 頭からつま先まで こちらは全身でメッセージを出していることを……。 ![]() にこやかに話を聞いてくれる人、 ちょっと近寄りがたそうな人、 身だしなみさわやかな人……などなど。 ![]() 生まれつきだから……ではなく、 自分の努力しだいで いかようにも、自分のまわりの環境を変えてゆけることを 今回3年ぶりの開催となった、 フェイスストレッチセミナーで、 参加者の方々にはご体験いただいたと思います。 ![]() 講師は、ANA国内線客室乗務員として 10年ご勤務された後、フェイスストレッチインストラクターとして、 各地でご指導をされておられる佐藤利絵先生。 ![]() 佐藤先生のお話は、 「笑顔をつくりましょう」と ただ、漠然とおっしゃるのではなく、 どの筋肉をどのように使えばよいかを 具体的に指摘してくださるので、 ご参加いただく方の多くが1回でも効果を感じられるようです。 ![]() たとえば、 写真撮影のときに 必ずといっていいほど目をつむってしまう人が このセミナーにお出になったことで、 「目をつむらなくなった」とおっしゃる方や、 先生からいただいたテキストを毎日実践されることで、 「滑舌がよくなったと褒められた」とおっしゃる方もおられます。 ![]() 職場などの人間関係がよくないと思っておられる方の 少なからずの理由の1つに、 「自分の表情が相手の健康度を下げている」 ということもあるかもしれません。 ![]() 私自身、コンプレックスがいっぱいの顔です。 額のしわ、眉間のしわ、目が小さい……などなど。 ![]() ![]() それでも、「顔は生まれつきだからしょうがない」 ではなく、 額のしわができるのは、 目をあけるとき、おでこの筋肉で上げているからとか、 眉間のしわは、視力が あっていないコンタクトやメガネを使用している可能性があるとか、 目が小さいのは、目の周囲の筋肉を普段から動かしていないからとか、 日々の練習や生活行動で どのようにも変わることをあらためて知り、心強く感じました。 ![]() ![]() 2013年今年最後のフェイスストレッチセミナーは、 10月12日におこないます。 フェイスストレッチを通じて、 自分の背負っている、 24時間営業の看板を、 多くの仲間と、これからもともに 磨き続けたいと思っています。 ![]() ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-29 16:20
| フェイス・ストレッチ
![]() 5月19日(日)、 第322回 パルマローザセミナー、 栄養士・健康支援者のための輪読会・ 「専門誌その他の関連記事・論文を検証する」 とテーマで開催しました。 (講師 大橋禄郎先生 会場 大倉山記念会館) ![]() 輪読会は今年から始めたもので、 これまで2回開催しました。 第1回 1月27日(日) 「食品成分表を読み込む」 第2回 3月24日(日) 「新聞を読み込む。―コラムから社説まで」 いずれのセミナーにおいても、 栄養士・健康支援者として必要な 文章力、読解力、分析力、思考力を スキルアップさせるため、 みなさまで意見を出し合い、それについて 講師の大橋緑郎先生からご指摘いただきながら 進めていくというもの。 ![]() 3回目となる輪読会は、 栄養士・健康支援者の専門誌や その他、著名栄養士の著書、論文などを テキストにその文章を分析検討するというもの。 その中には、日本栄養士会発行の 『日本栄養士会雑誌』も含まれています。 私たち栄養士の場合、 大学を卒業し、 2~3年もすると、 規模の大小問わず、 執筆や講演のご依頼をいただくことが少なくありません。 ![]() まわりに相談できる人がいないと、 少なからずの人は 専門誌をはじめメディアに発表されている 論文や投稿記事などを参考にされることもあるでしょう。 たとえば、 「すぐキレる子どもたちの犯罪の根底には 食生活の乱れがある」とか、 「安全な調理済み加工食品を選んで加えればよいのです」とか、 「ウツは食事が原因だ」……とかといった文章が 著名な食に関する解説書に載っていたとすれば、 引用してみたくなるのは当然でしょう。 ![]() 輪読会では、 これら1つ1つを検証していきます。 黙読だけでは見逃してしまっていたことが 音読をすることで問題点が明らかになり、 中には、音読をする間、 クスクスと笑い声が聞こえることも!! ![]() 輪読会の成果の1つには、 このように、継続して参加し続けることで、 文章の内容に矛盾があるか、ないかまで 把握できるようになること。 ![]() 悪い例を知ることで、 自分自身が文章を書いたり、 講師として話をしたりするときには 今まで以上に気をつけられます。 ![]() たとえば、上の例でいえば、 「キレルとはどのようなことをさすのか、 キレル=食生活だけの問題としていないか、 家族間のコミュニケーションはどうか、 「安全な調理済み加工食品」ってなにか、 そもそも「安全なもの」ってあるのだろうか、 冷蔵庫にずっと入れっぱなしにしている しおれてしまった野菜は安全か、 ウツは食事だけが原因なのか……などなど、 食だけが健康に直結しているかのような 文章が世の中にいかに多いかということも あらためて実感しました。 ![]() さて、 栄養士になって3年ほどたったときのこと。 ある先輩の紹介で、 「話をする練習になるから」と、 銀座のとある場所で短期間 講師として授業を持たせていただいたことがあります。 対象者が不特定多数の中で 自分の専門分野を1時間話すというスタイル。 ![]() セミナーが終わった後、 講師は、 参加者からいろいろのご質問を受けることとなります。 「栄養情報はころころ変わるから困る」とか、 「『栄養素のバランスは考えないほうがいい』という人もいますが、 影山さんはどう思いますか」とか、 「日本人は伝統食に戻ったほうがいいと思いますが、 どう思いますか」とか、 「1日1食でいい」……とかとか。 これらの質問に対し、 当時の私は、自分でも満足だと思える回答を相手に することができませんでした。 ![]() 「だから栄養士さんは何も知らないのよね」と 思われていた1人だったと思います。 そのときにいまのような輪読会という システムがあれば、 「どうしてそう思われるのですか」とか、 「ころころ変わるってどういうことでしょうか」とか、 「「栄養情報が変わるというのは、 医学や栄養学が進歩しているということと関係ありますか」とか、 「伝統食ってどういう食事をいうのですか」とか、 「あなたのいう『伝統食』の時代の 日本人の平均寿命はご存じですか」とか、 「栄養のバランスは考えないほうがいいと思われたのはどうしてですか」とか、 「では何か代案がおありになるのでしょうか」とか、 「1日1食はご家族も実行されているのですか。 何年くらい実践されているのですか」とかとか……、 適切な問いかけができたでしょう。 ![]() 昨年、食コーチングプログラムスが開催した 「『給食だより』を10倍楽しくする 編集力 スキルアップセミナー 全5回シリーズ」 でも、 講師、大橋先生は、 「人を良くすると書いて『食』と書きます」という 文章はよく見かけますが、その内容はまちがっています。 こうしたまちがいを栄養士はじめ食の専門家が 発信しないようにしたい」とおっしゃっていたことを思い出します。 ![]() 内容にまちがいがあることを 世の中に普及してはいけないのは当然ですが、 それ以上に、 大橋先生は、 「いつも同じ切り口で話をしない。 思考もマンネリになるから」ということを ご指摘いただいているのだと、 今回の輪読会でも、同じ事例であった 「新聞広告」(テキストに使用) を見ながら、そんなふうに思いました。 ![]() 何度もお聞きしているからか、 そうした考え方も、 少しずつ強化できている自分にうれしくなります。 そして、さらにうれしいことは、 いろいろのメディア、雑誌に 載っている食の文章で疑問に思ったことは すぐにこうした場所で、 参加者と意見を言い合えること。 もちろん、司会進行を務めてくださる 大橋先生あってのことですが。 ![]() 第3回輪読会では、 日ごろから「食ジム」などで コミュニケーション力を鍛えておられる方が 積極的に手を挙げ、 頻回に話をしておられたのも頼もしい光景でした。 ![]() 栄養士・健康支援者のための輪読会は いまのところ、横浜だけの開催ですが、 ご希望があれば、 いろいろの場所でも輪読会を開催し、 各地の栄養士さんがたとの交流も図りたいと思っています。 次回輪読会は9月29日に開催します。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-20 14:32
| 輪読会
2013年4月29日に開催した、 パルマローザ写真教室では、 上位3名の方がご入選されました。 なお、銅賞の砂野知香さんは、 昨年に続いてのご入選となりました。 あらためておめでとうございます。 みなさまから、受賞された喜びの声を いただいております。 お目通しいただけましたら幸いです。 パルマローザ主宰 影山なお子 ![]() 銀賞 写真教室デビュー、昭和の日 ![]() 撮影 真田 美紀さん (広島県 東部保健所 保健課 健康増進係 管理栄養士) ![]() ■喜びの声 このたび、栄養士・健康支援者のための写真教室で 銀賞をいただきましたので、受賞の喜びを報告いたします。 人生2度目の応募作品。 ![]() このフォトコンに応募したのは、 2008年姫路合宿以来の2回目です。 そのときの被写体は、 影山先生のご実家でいただいた手作りの桜餅。 接写の迫力を知ったきっかけと なった記憶があります。 モデルの百合夏(ゆりか)ちゃんの表情、仕草に脱帽。 ![]() 今回は、田澤 梓(たざわ あずさ)さんのお嬢さんの参加で、 被写体が集中しましたが、私にとってはみなさんにまぎれて じっくり百合夏ちゃんを狙うことができました。 というのも、この写真は、被写体と写し手が1対1では、 できなかった作品だと思います。 参加者の注目を一身に浴びて、 まるでモデルさんみたいに、くるくる表情を変化させ 百合夏ちゃんがカメラと格闘している様子を、 かわいらしくとらえることができました。 しかもコンパクトデジカメではなく一眼レフを手にしていたこと、 お母さんと密着してリラックスしていたのも功を奏して 子どもらしい自然な仕草がでるなど、 ラッキーが重なったように思います。 今回は必ず応募する! 実は昨年も写真教室に参加したのですが、 気がついたら応募期間が過ぎたり, 募集の延長期間内にも、作品のタイトルが思い浮かばなかったりで 応募しなかったことが心にひっかかっていました。 今回は何としても応募しなくては!という意気込みが、 作品作りに集中させてくれました。 シャッターチャンスは、何度でも。 作品作りを意識して、シャッターをきるときに 注意したことが3点あります。 1 テーマをイメージしながら,構図を決めること。 写真の批評ではいつも、大橋先生から「何を伝えたいの」と 問いかけをいただきます。 写真にメッセージをこめるには,テーマ性を持たせないと 漠然と撮ってしまうことになります。 今回は、何を撮りたいか、つねに自分に問いかけていたように思います。 2 積極的な姿勢でに被写体に臨むこと。 同じ被写体を、位置やズーム,角度を変えながら撮って確認する。 背景をどう切り取るか、動く被写体を狙いつつ、 シャッターをきるチャンスをうかがいました。 3 とにかく何枚も撮る。 粘ることのたいせつさも、大橋先生から教わっていました。 満足のいくまで、被写体と向き合ってみることは、 根気のいる作業ですが、今までの自分にはこれが一番 足りなかったように思います。 「どうせフォトコンに応募しても……、私の写真なんか……」という気持ちは、 捨てることにしました。 写真の技術はまだまだですし、 気持ちが前のめりになっていたせいか、 被写体に寄りすぎたり,下方からの見え方をおもしろがって 構図の取り方が単調になっており、 大橋先生からは 「離れた位置から全体像をとらえたほうがいい」と、ご指摘をいただきました。 金賞には及びませんでしたが,一等賞というのは気分がいいですね。 一人で喜びをかみしめるより みなさんとビールで乾杯したい気分です。 「ありがとう!かんぱぁい!ウィーっす!」 デジカメデビューから、5年。 ノロい歩みではありましたが、 ここまでくることができました。 これも 大橋先生、影山先生、パルマローザのみなさま、 写真教室参加のみなさまから、 いろいろお声かけいただいたおかげです。 心から感謝申しあげます。 そして、これからもどうぞよろしくお願いします。 銅賞 フェスタの午後 ![]() 撮影 砂野 知香さん (広島県 介護老人保健施設 ひまわり 管理栄養士) ![]() ![]() ■喜びの声 2年連続!銅賞に選んでいただき 本当にありがとうございます。 結果発表の翌日、 「フォトコンの結果のご案内が届いてるかしら…」 とメールを開いたところ、件名の一覧の中に 長崎県の病院栄養士・塚本ゆみ子さんから 「銅賞、おめでとうございます」のご連絡で 初めて自分の入賞を知りました。 昨年、そして今年と連続した入賞にビックリ! なかなか実感が湧きませんでしたが、 時間が経つとともに 心の中で「やったぁ!」と小躍りしていました。 午前中は参加者のお子様のかわいさにメロメロになってしまい、 必死で自分のカメラにおさめました。 しかし、他の参加者の方と似たような写真……。 午後からのフードフェアで巻き返そうと 意気込んでいました。 しかし、なかなか被写体を見つけられない。 横浜元町のインターナショナルスクールの子どもたちは カメラを向けると、どんどんポーズをとってくれるのに、 シャッターが追いつかない。 思うような写真がとれないまま、 1年に1回のイベントである、 「フード・フェア」の会場を後にしました。 その帰り道。 信号で止まっている女の子を見つけて 思わずカメラを向けて撮った1枚。 エントリーする作品をどれにするのか、 ネーミングはどうつけるか、 悩みに悩んだ作品を選んでいただき、 とても嬉しく思います。 さらに、パルマローザのフォトコンテストの 1番の楽しみは大橋禄郎先生のご講評です。 どこが良くてどこが悪いのか、ネーミングについても ズバリとご指摘してくださる。 過去の写真教室のご講評も、 何度拝読しても唸ってしまいます。 これからも、もっと技術を磨いて、もっと視点を広げて、 カメラライフを楽しみたいと思います。 入選 ペンダントでパチリ ![]() 撮影 三奈木麻弓さん (東京都 伊勢原市役所 管理栄養士) ■喜びの声 「栄養士・健康支援者のための写真教室」での 入選をいただき、ありがとうございます。 ![]() 毎年、4月の写真教室に参加し続けながら おもしろい被写体を見つけることや 作品として切り取ることの難しさを 何度も感じておりましたので、 今回の入選、本当にうれしく感じております。 前日の「食ジム」 (テーマは健康をカタチにする 写真力・コミュニケーション力強化法 大公開) にも参加し、よい構図をたくさん見て 準備性を高めていた効果もあったように感じます。 モデルの谷口佳津子先生の美しい表情や 積極的かつすばらしいポージング。 ベビーカーを押していてくれた夫。 一緒に参加した皆さまのご協力あっての 入選だと思い、感謝しております。 ▲
by palmarosak
| 2013-05-14 10:20
| 写真教室
2013年4月29日撮影会 栄養士・健康支援者のための写真教室 作品選評 大橋 禄郎 2013年4月29日 ![]() ![]() 同じ被写体に集中してしまった。 7年目になる写真教室、 前日の「食ジム」(食コーチングディスカッションジム)で 写真の鑑賞論を語り合ったこともあって、 今回も、昨年同様、 撮影のための初歩的なレクチャーなしで、 集合場所の 横浜・山下公園の氷川丸桟橋あたりから、 ぶっつけ本番の撮影会となりました。 快晴のうえ、 近くには花壇コンクールの作品が展示してあり、 被写体は充分。 さらに、参加者のお2人が子連れであったため、 モデル撮影会の要素も加わりました。 もっとも、被写体に恵まれすぎると、 みんなが同じ被写体に釘づけになり、 写真のバリエーションが 少なくなるという弱点が生まれます。 「フォトコンテスト」を前面に出した場合であれば、 徹底的にほかの人と バッティングする写真を避けるべきでしょう。 しかしここは写真教室。 スキルアップを第一目的にするのですから、 あまり競争心をあおるのは好ましくありません。 同じ被写体でも、 撮り方によって魅力的な写真になる、 そういうことを学べばよいと思います。 ![]() 受賞者は銀、銅、入選の3人。 今回は17点が出品されました。 ここから金、銀、銅、入選(複数) という順位をつけるつもりでしたが、 前回と比べたとき、 金賞に当たるものは見つからず、 残念ながら、 銀、銅、入選の3作にとどめました。 次回に期待したいと思います。 それぞれに選評を添えました。 厳しく感じるところもあるでしょうが、 先のことを考えると、 弱点や改善点を指摘する必要を感じます。 世に、いろいろのコンテストがありますが、 1作に対して これだけの論評をするところはないでしょう。 非言語行動も、 コトバを添えることで論理的位置づけができます。 さらに、タイトルについても、 気がつくことは指摘しました。 (敬称略) 銀賞 真田美紀 「写真教室デビュー、昭和の日」 銅賞 砂野知香 「フェスタの午後」 入選 三奈木麻弓 「ペンダントでパチリ」 ![]() ![]() 銀賞 撮影:真田 美紀さん (広島県 東部保健所 保健課 管理栄養士) タイトル: 写真教室デビュー、昭和の日 ![]() 幼児にとっては 大きすぎる一眼レフカメラを構える仕草がかわいい。 片目をつぶって ファインダーをのぞこうとしている 瞬間をとらえたからこその成功。 整った画面を求めるのであれば、 お母さんの指先はないほうがいい、 といえる。 しかし、 持ちきれないカメラを 案ずる母親の心配が感じられて、 作品としてはプラスに働いている。 カメラの重厚感は出ているが、 子の顔や着ているものの露出は、 ほんの少しマイナス補正をしたほうが、 明暗差が出ただろう。 タイトルの「昭和の日」は、 あえて入れるまでもない。 「ワタシのカメラマン、デビュー」ではいかが。 ![]() 撮影:砂野 知香さん (広島県 介護老人保健施設ひまわり 管理栄養士) タイトル: フェスタの午後 ![]() かならずしも インパクトの強い作品とはいえないが、 動きのある被写体をよい位置でとらえた。 自分の視点を持つと、 どんなものでも作品化できる好例。 そのフレーミング力を買いたい。 白い背景、 白いファッションという カラーコーディネーションもいいし、 少女がこちらに向ける視線も温かい。 カメラマンの「撮ってやろう!」意識が出過ぎると、 こういう柔らかい表情は得られない。 焦らずにこれを収めた力量からは、 経験の蓄積が感じられる。 タイトルの「フェスタの午後」は、凝りすぎかも。 この絵からは「フェスタ(祭り)」は感じられないし、 「祭り」を特定する必要もないのでは? 「愛車でGO!」くらいでよいのでは? ![]() 入選 撮影:三奈木麻弓さん (東京都 伊勢原市役所 管理栄養士) タイトル: ペンダントでパチリ ![]() 一種の記念写真的ポートレート。 寄れるだけ寄って、 撮影意図を明らかにしている。 こうしたスナップ的な写真でも、 構図は大事。 無駄を省いて、 アクセサリーカメラのかわいらしさに視線を導いている。 上からきているこぼれ陽の効果も感じられる。 タイトルは、 カメラがペンダントであることを説明しているが、 撮影はできないはずのカメラで パチリと撮っているかのような 表現をするのはどうだろう。 「撮られるカメラ」かな? ![]() ![]() その他の応募作品評 タイトル:横浜散歩 ![]() 田澤 梓さん (神奈川県 株式会社シダックス 管理栄養士) ![]() ミディアムショットという点では セオリーに沿ってはいるが、 足元まで入れたほうが、 この場の雰囲気が出るかもしれない。 タテ位置で構えると、 左の樹木が除かれ、 マリンタワーとの関係がより強く表現されただろう。 タイトルは、力まず、素直でよい。 タイトル:私の特等席 ![]() 撮影:三奈木博文さん (東京都 株式会社ミナキ) ![]() 少女のいる海の風景なのか、 かわいい少女の仕草なのか、 どちらかに絞るとよくなるだろう。 「写真は寄り」とよくいわれるが、 女の子を狙うのであれば、 もっと接近して、 彼女がなにをしているのかがわかるようにしたい。 彼女のいる場所が 海を眺めるための「特等席」ではないとすると、 この場所は、 どういう特等席なのだろう。 「潮風の通り道」かな? タイトル:縁の下の力持ち ![]() 撮影:花崎智恵美さん (三重県 国際製菓調理専門学校講師/ はなさき料理教室講師 管理栄養士) ![]() メインディッシュを盛ったプレートを 真後ろから撮った作品。 モノには表と裏がある、 という哲学的テーマなのか、 この視点は重要。 料理写真の撮影技術も確か。 ポイントは、 裏撮り写真にもなんらかの発見 またはチャームポイントがあるか、 ないかだろう。 タイトルは、 作品の意味をよく表わしているという点でよい。 タイトル: 「氷川丸で会いましょう」 ![]() 撮影:影山なお子 (神奈川県 食コーチングプログラムス主宰/ パルマローザ主宰/ 女子栄養大学非常勤講師/ 東京療術学院講師) ![]() 壮観というかユーモラスというか、 不思議な写真。帽子のモデル写真ではないとすれば、 氷川丸を眺める人物をバラバラに配置して、 「きょうは帽子をかぶった人がやけに多いな」 という印象の写真にしてもよかったかもしれない。 そうするとタイトルとも合致する。 いまは目線が氷川丸には向いていない。 タイトル: 「Are you ready?」 ![]() 撮影:笹川 真澄さん (石川県 フリー 管理栄養士) ![]() 二足直立のかわいい写真。 犬を撮る場合、 飼い主の下半身が入ってしまいがち。 これを避けるには、 飼い主の足の近くまで寄って、 犬だけを撮るようにする。 犬の目の高さまでカメラを下げたところはよい。 タイトルは写真の雰囲気を伝えている。 タイトル:ぐるぐるまわる ![]() 撮影:大和 悦子さん (岡山県 玉野市社会福祉協議会 ケア・マネージャー) ![]() スナップ写真の楽しさは、 カメラを意識しないで行動している人などの様子を 瞬時にキャッチすることにある。 この写真にもそれは感じられる。 が、周囲があまりにもバラバラで、 「作品」にはなっていない。 いくら「あるがまま」といっても、 撮影者の意図が伝わらなければ、 写真コミュニケーションは成立しにくい。 後ろの子どもたちが写らない角度や タイミングを考えてほしい。 タイトルの決定には、 もう少し時間をかけよう。 タイトル: 「あたしのママですけど、なにか?」 ![]() 撮影:甲斐 和恵さん (神奈川県 健診センター 管理栄養士) ![]() ドキッとする母子像。 冷めた乳児とクレージーママとの対比がおもしろい。 いっそ、赤ちゃんを泣かせたらどうだろう、 大笑いさせたらどうだろう、 などと考えてみる楽しさもある。 フェイスぺインターのスキルの限界なのか、 お化粧が落ちたのか、 妖怪の目をもう少しくっきり描いたら、 いっそう迫力が出たことだろう。 タイトルは、写真の意味をよく表しているが、 ちょっと説明し過ぎ。 「血縁」などもありか。 タイトル:山下公園の泉 ![]() 撮影:植村 寿香さん (神奈川県 特別養護老人ホーム横須賀愛光園 管理栄養士) ![]() 失敗例ともいえる一作。 写真の4分の1を占めるボケた白い花が、 この写真を台無しにしてしまっている。 よくいうことだが、 写真はいちばん手前のものにピントを合わせる。 この写真の狙いは、 子どもの置物であるとすれば、 そこまで寄って(望遠で近づくか)、 前のものが写らないようにする。 タイトルの「泉」も写真では説明できていない。 タイトル:ペアグラス ![]() 撮影:山同 紀子さん (神奈川県 武田クリニック 管理栄養士) ![]() こわいおじさんが2人。 2人の対比を考えた判断はよい。 子どもや動物は、 その目の位置までカメラを下げることをすすめているが、 この場合は、カメラを少し上に構えたほうが、 犬のサングラスの存在がわかりやすくなっただろう。 「お2人、お顔を近づけていただけません?」と、 注文すればおもしろかっただろうが、 そんな勇気、私にもない。が、 もし次の機会があればやるかもしれない。 「写真は口で撮る」と、 だれかが言ったかどうか、 交渉力の必要性を感じさせる作品。 タイトル:わんわん応援隊 ![]() 撮影:谷口佳津子さん (石川県 円山病院 管理栄養士) ![]() タイガースファンと思われる 飼い主とわんちゃんたち。 それを表現しようとすると、 上からの俯瞰ポジションにならざるを得ないが、 結果として 犬のかわいらしさは完全に失われてしまう。 1枚の写真で 「タイガースファンの犬たち」を収める策はなさそうだ。 記録的、報道的写真ということか。 タイトル:ラブ・アーチ ![]() 撮影:高藤 法子さん (広島県 独立行政歩人国立病院機構 東広島医療センター 管理栄養士) ![]() 撮影意図、 作図感覚が十二分に感じられる作品。 花、アーチ、ペアの人物、その先の、 水平線が傾かない海、なかなかていねいな仕事といえる。 「まるで絵ハガキのよう」といわれる構図だが、 まずはここにたどり着いた努力を買いたい。 タイトルも、絵柄に沿っていてさわやか。 タイトル:ハニー・ブレイク ![]() 撮影:岡野 綾さん (広島県 東広島市役所 福祉部健康増進課 管理栄養士) ![]() 真ん中に小さく見えるチョウを 撮りたかったのだと思うが、 その意図は伝わりにくい。 あれやこれやに目移りして、 なにを撮りたかったのかがわからなくなった。 花の写真としては乱雑、隠し絵としてはわかりすぎる。 こういう写真を「表現できていない写真」という。 タイトルも写真の弱点を補うところまでいっていない。 ここでも「写真は寄り」といいたい。 タイトル:人間&ナヴィの女王 これぞリアル・アバター ![]() 撮影:髙橋 寿江さん (神奈川県 厚木保健福祉事務所 管理栄養士) ![]() フェイスペインティングの途中経過。 完成図を写し込んでいるので想像力が働く。 ある著名カメラマンが 「写真は未来を写す」と講演で語っていたのを思い出した。 アングル、露出など、申し分ない。 タイトルは長すぎるし、意味がとりにくい。 ズバッと決めたい。 タイトル:NO.1フォトグラファーは誰? ![]() 撮影:岩﨑 智子さん (広島県 甘日市野村病院 管理栄養士) ![]() モデル撮影会のときなども、 こういう写真を撮るカメラマンは少なくない。 これに対して講師は「被写体に迫れよ。 後ろから撃つな!」といったりするが、 「みんなとは違う視点が大事!」 とほめる講師もいる。 この写真の場合、 小さな子に迫る 大人たちの真剣さが伝わっていてよし、か。 欲をいえば、右のカメラマンをもう少し入れたいし、 海のスペースもほしい。タイトルはおもしろい。 「NO.1カメラマン」は誰? のように「 」を使うとわかりやすい。 日付を写しこんでしまった失敗については、 この日の引率者に責任の一端があるかも。 ▲
by palmarosak
| 2013-05-12 21:36
| 写真教室
4月29日に開催した、 第320回パルマローザセミナー・ 「栄養士・健康支援者のための写真教室」の フォトコンテスト作品をエントリーいただいた順番に 掲載させていただきました。 お目通しいただけましたら幸いです。 ご指導くださる講師、 大橋禄郎先生から 近日中にこのブログ上で ご講評いただく予定です。 ![]() ご参加いただきましたみなさま、 ありがとうございます。 栄養士・健康支援者非営利ネットワーク パルマローザ主宰 影山なお子 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ エントリー1 撮影:田澤 梓さん (神奈川県 株式会社シダックス 管理栄養士) タイトル: 横浜散歩 ![]() エントリー2 撮影:真田 美紀さん (広島県 東部保健所 保健課 管理栄養士) タイトル: 写真教室デビュー、昭和の日 ![]() エントリー3 撮影:砂野 知香さん (広島県 介護老人保健施設ひまわり 管理栄養士) タイトル: フェスタの午後 ![]() エントリー4 撮影:三奈木麻弓さん (東京都 伊勢原市役所 管理栄養士) タイトル: ペンダントでパチリ ![]() エントリー5 撮影:三奈木博文さん (東京都 株式会社ミナキ) タイトル: 私の特等席 ![]() エントリー6 撮影:花崎智恵美さん (三重県 国際製菓調理専門学校講師 /はなさき料理教室講師 管理栄養士) タイトル: 縁の下の力持ち ![]() エントリー7 撮影:影山なお子 (神奈川県 食コーチングプログラムス主宰/ パルマローザ主宰 女子栄養大学非常勤講師/東京療術学院講師) タイトル: 「氷川丸で会いましょう」 ![]() エントリー8 撮影:笹川 真澄さん (石川県 フリー 管理栄養士) タイトル: 「Are you ready?」 ![]() エントリー9 撮影:大和 悦子さん (岡山県 玉野市社会福祉協議会 ケア・マネージャー) タイトル: ぐるぐるまわる ![]() エントリー10 撮影:甲斐 和恵さん (神奈川県 健診センター 管理栄養士) タイトル: 「あたしのママですけど、なにか?」 ![]() エントリー11 撮影:植村 寿香さん (神奈川県 特別養護老人ホーム 横須賀愛光園 管理栄養士) タイトル: 山下公園の泉 ![]() エントリー12 撮影:山同 紀子さん (神奈川県 武田クリニック 管理栄養士) タイトル:ペアグラス ![]() エントリー13 撮影:谷口佳津子さん (石川県 円山病院 管理栄養士) タイトル:わんわん応援隊 ![]() エントリー14 撮影:高藤 法子さん (広島県 独立行政歩人国立病院機構 東広島医療センター 管理栄養士) タイトル: ラブ・アーチ ![]() エントリー15 撮影:岡野 綾さん (広島県 東広島市役所 福祉部 健康増進課 管理栄養士) タイトル: ハニー・ブレイク ![]() エントリー16 撮影:髙橋 寿江さん (神奈川県 厚木保健福祉事務所 管理栄養士) タイトル: 人間&ナヴィの女王 これぞリアル・アバター ![]() エントリー17 撮影:岩﨑 智子さん (広島県 甘日市野村病院 管理栄養士) タイトル: NO.1フォトグラファーは誰? ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-07 11:13
| 写真教室
![]() 2013年5月3日、横浜の映画館≪ジャック&ベティ≫で、 やっとこの映画を観ることができました。 この映画とは、「恋におちたシェークスピア」の監督、 ジョン・マッデン氏の最新作・ 「マリーゴールドホテルで会いましょう」のこと。 http://www.youtube.com/watch?v=nQuYj34YITg http://www.jackandbetty.net/#now ジュディ・デンチ、マギー・スミスなどイギリスを代表する 俳優が出演し、登場人物が60~70代が中心の ロマンティック・コメディであることが新鮮です。 どこか、「ラヴェンダーの咲く庭で」(2005年)、 「八月の鯨」(1988年)を彷彿させる映画です。 ![]() 物語は、セカンドライフをインドで過ごそうする 7人のイギリス人男女の物語。 イギリス人にとって、インドとは、 ザ・ビートルズをはじめとするロックミュージシャンが 1960年代に精神修養に訪れたことから、 当時の若者だった世代には憧れの場所なのだといいます。 日本でも、「自分探し」をする若者たちで あるときインドブームがおこったという話を聞いたことがあります。 いろいろの事情を抱えた7人の男女が インターネットで知った ゴージャスで洗練された「マリー・ゴールドホテル」に集い、 そこで、人生の最後を過ごそうとやってくるのです。 期待していた「マリーゴールド・ホテル」が、 想像していた以上に異なったものだったとわかったときの 7人の彼らのそれぞれの行動や言動が印象に残ります。 ![]() ある人は、どんな状況でも楽しみを見つけようと、 異国の地であえて外に出て刺激を受けようとしたり、 ある人は、異国の地で思いもかけず職を得る……ということになったり、 ある人は、インドに住んでいたとき、愛し合った人に会いにいったり、 ある人は、異国の地でも同じように「恋」を探そうとしたり、 ある人は、大嫌いな異国の地で股関節の手術を受けたり、 ある人は、異国の地になじめず、ひきこもりになってしまったり……。 登場人物7人に、 観客は自分の姿を重ね、 「そうそう」「私ならそう思う」と共感することになるのでしょうか。 観客の多くが、主役のジュディ・デンチ演じる「イブリン」と同世代、 70代とおぼしき方々でいっぱいでした。 さて、映画に登場するセカンドライフ組。 登場する1人を除いて、 インドに来る前とインドに来てからというもの、 まるで別人のように表情がイキイキ、 みんな若返っているのです。 ![]() 同じ風景を見ていたとしても、 その人の考え方次第で、 ものごとがハッピーになるか否かは、 私たちはすでに実生活でも体験済みです。 車いす生活だった、 マギー・スミス演じるミュリエルが、 映画の最後では、 自らの足で立ち、 イキイキとホテルで働くまでに若返ります。 ミュリエルが、インドで「生きがい」を持ったことで、 若返り、健康度もアップします。 ![]() 日本でも、都会に住む人が 「年をとったら田舎に住みたい」と言う人は 少なくありませんが、 ミリュエルにとっては、田舎=インドだったのでしょう。 しかし、田舎に行けばいくほど、 都会よりも密なコミュニケーション力が求められる場合があるとも 耳にします。 今までコミュニケーションをとることが苦手だった人にとって、 田舎に引っ越したとたん、 コミュニケーションがうまくいく……というわけにはいきません。 ミリュエルは、そのことを異国の地でひしひしと実感します。 ![]() この映画の脚本家「オル・パーカー」は、 こんなふうにコメントを発表しています。 「非常に魅力的なのは、人間は歳をとればとるほど、 安全地帯から出ようとしなくなるものなのに、 一団の登場人物を完全に彼らの生活圏の外へ連れ出し、 そこへ放り込むこと。 あらゆる人生経験を積んだ男女のラブストーリーを書くのも楽しかった」と。 スクリーンを通じて、 多くの人で賑わうインドの喧噪、スパイスや香料の刺激的な香りまでもが 伝わってくるような、刺激的なかつラグジュアリーな映画でした。 ![]() パンフレットを見ると、 『がんばらない』の著者、 鎌田 實医師が、こんなふうに寄稿されておられました。 「マリーゴールド・ホテルに僕も行きたくなった。 めちゃくちゃおもしろい。すてきな映画……(中略) 生きるヒントがいっぱい。人生のリセットができそう」……と。 イギリスでこの映画が封切られた初日は、 これから旅にでも出るかのようなおしゃれをした シニア世代が長い行列を作ったそうです。 現に、私がこの映画を観た横浜の下町にある映画館でも、 観客はいつもより華やかな方々……という印象を受けました。 「これで2度目よ。来週3回目を観るつもり」と 支配人と話しておられたのは、 お帽子がすてきなおしゃれなシニア女性。 ![]() 「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」というこの映画が その人に元気と勇気を与え、 何度でも観たい!と思わせたのでしょう。 杖をついて1人でやってきたその女性。 映画を観たことで、 ミリュエルになっていました。 ![]() マリーゴールド・ホテルは、 1人1人の心の中にある、 「年齢にしばられない自分」 「1人の男性としての自分」 「1人の女性としての自分」に 出会わせてくれるのでした。 ▲
by palmarosak
| 2013-05-06 23:30
| 映画鑑賞
![]() 4月27日(土)~29日(月/祝日)まで 横浜元町で3日間の各種研修会を開催しました。 4月27日(土)は、 大橋禄郎先生(大橋予暇研究所・ロッコム文章・編集塾主宰)による 遠距離在住者のための文章教室。 毎月、先生のご自宅で開催される 文章教室に通うことができない方々が対象となり、 横浜で開講してから今年で5年目になります。 ![]() 最近は、 毎月の文章教室の他に、 遠距離在住者対象のクラスにも ご参加される生徒さんも増えているとのこと。 遠距離クラスは、3か月に1回の開講とあって 毎回、出欠をとりつつ、近況報告から始まります。 ![]() 「もうすぐ桜が咲きます」、 青森県から通われる栄養士さんは、季節の話題を提供しました。 このほかの近況には、 「4月からと糖尿病クリニックに正職員として転職しました」 「娘の進学に伴って自分も引っ越しをしました」 「アクションクッキングツアーで、長崎・佐賀に行きました」などなど……。 ![]() みなさまの近況報告をうかがうことで、 そのあとのお授業、ランチタイムがとても和やかになることを 毎回感じます。 ![]() 遠距離クラスの方の多くは、前泊をされており、 ホテルでもご一緒の方が多いようで、 いつもの合宿のように「夜通しトーク」で盛りあがるとか。 遠距離クラスを通じてのネットワークは、 深夜の情報交換というプラスアルファの効果もあるようです。 ![]() 2日目は、「食ジム」(第13回 食コーチングプログラムス主催)。 今回は、「健康をカタチにする写真力・コミュニケーション力強化法 大公開」 (司会:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館中会議室) というテーマで、各地から19名の方々にお集まりいただきました。 ![]() 横浜元町で毎年4月29日に、 「栄養士・健康支援者のための写真教室」を開催するようになって7年になります。 現地(横浜元町)に20数名が集まって、すぐにカメラ撮影となるため、 各自の写真歴や写真論を展開する機会はありませんでした。 これは、健康支援者に限らず、多くの撮影会でも同じことでしょう。 食ジムでは、カメラは持たず、フォトテクニックから離れ、 「写真コミュニケーション」について語り合ったのです。 ![]() 今回は、「食ジム」というディスカッションの場を利用して、 大橋先生に司会を務めていただき、 以下のように進行していただきました。 1.私の写真歴――いつから、どんなきっかけで……。 2.私の「傑作・自信作」――自分の中でのよい写真をコトバで説明してみましょう。 3.写真を評価する。(作例を使って) 4.コミュニケーションスキルとして、写真をどう使っているか。 5.きょうの議論に参加して感じたこと、思うこと ![]() 19名の写真歴をうかがっていると、 ほとんどの方が、 カメラ入門は、使い捨てのインスタントカメラであったよう。 修学旅行のとき、という方が多いのは、納得できます。 なかには、お父様のカメラが身近にあったという方や、 このディスカッションに参加したことで、 幼いころの記憶がよみがえってきたとおっしゃる方も……。 ![]() 講師の大橋先生の場合は、小学校5~6年生のときに 当時390円のカメラを初めて手にされたそうです。 間接的には、お父様やお兄様の影響があったとおっしゃいます。 「器」のときもそうでしたが、 写真も、家族や身近な方の影響力は大きいものであることを あらためて実感しました。 ![]() 印象に残ったことは、 先生がご用意くださった数枚の写真を分析し、 評価しあったり、ネーミングしてみたり、という演習。 参加されたみなさんの分析を お聞きするのも初めてでしたし、ましてや 1枚の写真にタイトルをつけることも初めての経験で新鮮でした。 ![]() 先生は、写真にタイトルをつけることは、 絵を壁にはるとき、 「鋲(びょう)で固定するようなもの」とおっしゃいます。 絵や写真、音楽でも、コトバの鋲を使うと、 脳の中で、より安定的に固定されるようになる、とのこと。 非言語情報は、コトバで表現することで、 「情報力」が増し、まずは自分の脳での保存期間も賞味期限が長くなり、 人とのコミュニケーションの場面では、 活用の度合いが増す、ということのようです。 ![]() 私自身の場合を振り返ってみると、 写真を撮り始めたのは、前職である航空会社に 就職してからだったと記憶しています。 ステイ先で訪れる各地の風景を撮ったり、 機内でともに働いた同僚や先輩、後輩の 写真を撮ったりして、撮影した写真は 焼き増しして差し上げ、 喜んでいただいたことを思い出しました。 栄養士になったいまも、その生活習慣は染みついているようで、 1回のセミナーが終わるたびに 約300~500枚の焼き増しをしています。 ![]() しかし、ご参加のみなさんもそうであったように、 カメラを持っていても、 「ISO」(感度)「ホワイトバランス」というコトバには無縁でしたので その写真用語を理解して撮影するいまのほうが、 写真に対して真剣に向き合っているように思います。 先生のお話には、「肝に銘じなくては!!」と思うことがあります。 今回についていえば、 1.自分のカメラでないと上達しない。 家族のカメラではなく、自分のカメラを持つ。 ![]() 2.新しい機種、高性能のカメラだからといって、 腕がじょうずになるわけではない。 3.写真を撮ってパソコンの中にしまっておかない。 ハガキサイズに焼き増しし、アルバムに保存する。 このとき、編集力を発揮して、 タテ位置の写真とヨコ位置の写真とが混ぜこぜにならないようにする。 パート分けをするか、分量が多いときは、 タテ写真アルバム、ヨコ写真アルバムのように分ける。 ![]() 4.アルバムは積極的に人に見せて アドバイスをもらったり、楽しんでもらう。 5.ハガキサイズに伸ばした写真は、 そのまま絵ハガキとして使えるので、 ハガキコミュニケーションを活性化する。 ペンは油性、切手はシール式のものがよい。 私の写真コミュニケーションは、 このようなものです。 ![]() 1.自身のホームページやブログに利用している。 そのことによって、セミナーや料理教室、旅の様子が ビジュアルでより印象的に伝えることができるようになる。 2.プレゼンテーションとして。 たとえば、自身が開催している「食コーチング研修」、 「身だしなみセミナー」、「アクションクッキング」 などの様子を、アルバム、フォトブックにして、 各種のプレゼンテーションのツールとして利用している。 講演や大学の授業のときは、明るく楽しいパワーポイントにして提示する。 ![]() 3.原稿をご依頼いただいたときは、 いろいろの活動事例を写真によって補強している。 編集の方々も、映像が入ると喜んでくださる。 もちろん、撮らせていただいた写真は モデルになった方々に郵送するように心がけています。 全体写真とその人の写っている人物写真などを含めて2枚以上。 ![]() 写真を撮り始めて人物写真を撮ることが好きになったせいか、 今では、栄養士さんのプロフィール写真も頼まれることも! 「ごく自然な雰囲気でその人を撮る」 ことができるようになったのも、 毎年、写真教室に参加したおかげです。 得意分野の1つとなりつつあります。 10時30分~午後5時30分という時間では足りないくらい、 また、この続きは以降の食ジムで続けていきたいと思っています。 ![]() 3日目、4月29日は、恒例の写真教室です。 7年間雨に降られず、いつも快晴のお天気日和。 この日は、お子様連れの方が2組、 各地から20名の方々にお集まりいただきました。 ![]() 午前10時、山下公園に集合。 華やかな一行に、道行く人々は物珍しそう。 ![]() ![]() 今回も、お花の写真、人物写真、料理写真、 そして、風景と人、風景と食……などなど、 たくさんの写真のスキルを学ばせていただきました。 ![]() ![]() 被写体がたくさんあるので、みんな夢中になって 撮り続けている様子は、いつ拝見していてもかっこいい!! ![]() ![]() お気に入りのカメラを手にし、 ある程度の写真を撮る理論がわかるようになると、 いつもの風景がいつもと同じではなくなる瞬間がやってきます。 ![]() 「写真は真実を写すとは限らない」という 大橋先生のおことばが印象に残っています。 ![]() だからこそ、 写真を魅力的に撮るスキルを 知っておく必要があるのではないかと思います。 ![]() ![]() 笑顔が少ない人でも、 写真を撮らせていただくときに、 声かけ1つで、その人を魅力的に撮ることは確かに可能です。 ![]() ![]() ![]() 「その表情いいですね~」 「目線をこちらにください~」 「あ、いまの視線、そのままで~」などなど。 ![]() 「実物よりも写真のほうがきれい!」と言われたら、 カメラマン冥利に尽きるかもしれません。 ![]() ゴールデンウィーク前半は 充実した3日間となりました。 ![]() 今回も、昨年に続き、 講師、大橋先生のご提案により、 フォトコンテストを開催することとなりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5月7日、このホームページで、みなさまの 作品をエントリー順に発表させていただく予定です。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-02 13:44
| 文章教室
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