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![]() 2013年4月20日(土)~4月22日(月)の2泊3日、 食コーチングプログラムス主催、 アクションクッキングツアー・ ≪「食」と「器」に出会う旅 ≫を 長崎県ハウステンボス、佐賀県有田で開催しました。 ![]() アクションクッキングツアーを 長崎・ハウステンボス& 佐賀・有田で開催するのは4年ぶり。 ![]() ![]() 東京、横浜、三重、岡山、広島から14名、 地元・長崎佐世保市の栄養士7名が参加。 長崎チームは、 第11期「食コーチング」研修の受講生、 塚本ゆみ子さんが中心となって、今回の旅のお声がけをしてくださいました。 ![]() 今回も、大橋禄郎先生がこのツアーにご同行くださることになり、 写真撮影に関するご指導をいただいたことはもちろんのこと、 合宿恒例の「夜通しトーク」までおつきあいいただき、 大橋先生のお話に感きわまり、涙ぐまれる方も。 ![]() アクションクッキングツアーを開催した理由の1つは、 横浜で開催しているアクションクッキングに ご参加いただいている方から、 「アクションクッキングで使っている器の窯元に行ってみたい」 というお声をいただいたことがそもそもの始まりです。 ![]() アクションクッキングでは、 地元横浜の「横浜焼」を使うことが多いのですが、 数年前に有田焼≪深川製磁≫に出会い、 一目惚れして以来、アクションクッキングで使用する頻度が とても多くなっています。 ![]() 青身を帯びた白磁、 そして深川ブルー……とよばれる 深みがかかった青色に魅了され続けています。 ![]() デパートで展示される数はほんのわずかですが、 有田本店やチャイナ・オン・ザ・パークでは、 たくさんの器に出会うことができます。 ![]() 今回の旅を企画するにあたり、 旅のしおり、参加者名簿、ファッション・持ち物TPO(案)をお送りしたり、 初めてご参加になられる九州の栄養士さんには お申込書を書いていただいたり、 深川製磁さんの商品を事前に≪有田焼≫のウェブサイトや影山の自宅で ご覧いただいたりするなど、事前準備を念入りにしました。 ![]() 2泊3日は、ハウステンボス内の フォレストコテージに宿泊しました。 5人1部屋で、1階がリビングルーム。 2階に寝室があり、家族や大勢で行く旅行には最適です。 朝、目を覚ますと、白鳥たちが窓近くまで出迎えてくれるのが 嬉しくて今回もここに決めました。 ![]() ![]() 長崎はやっぱり雨に見舞われましたが、 おかげで、コテージでくつろぐ時間が増え、 長崎の栄養士さんたちとの懇親のための 恵みの雨のようでした。 ![]() ![]() ランチは、ホテルアムステルダム内のビュッフェレストラン。 名刺交換をしたり、自己紹介をしたり、 お互いの職場の話をお聞きしたり、お話ししたり、 中庭のチューリップが雨にうたれて、 そのしずくが花々をいっそう輝かせていました。 ![]() ![]() その日の夜通しトークでは、 参加者全員に、「私の器のこだわり」について お話ししていただきました。 ![]() 「器は自分で買ったことはほとんどないです。 親からもらったものが多いので」 「器にこだわりは持っていませんでしたが、 アクションクッキングに参加して、 柄や色のついた器に興味を持つようになりました」 「20代のほうが、萩焼、備前焼など渋いものが好きでしたが、 いまは、有田の繊細な器に惹かれます。 好みって変わるものなのですね」 「器って白しか持っていないことに気がつきました。 白は何でも料理が映えるから……という理由です」 ![]() 器は、家族の好みが自分の好みにつながるということも みなさまのお話をうかがってあらためて実感しました。 ![]() 天皇家の「愛子さま」のお食い初めの食器は ここ、深川製磁さんがご献上されたことは有名のようです。 ![]() 2日目は、午前10時30分に、深川製磁さんの マイクロバスがハウステンボスまでお迎えにきてくださいました。 ![]() 到着後、たくさんの器の数に圧倒されつつも、 夜通しトークで準備性が高まったこともあって、 有田でのお買い物は みなさまとてもスムースだったように思います。 ![]() チャイナ・オン・ザ・パークでは、 深川製磁さんの器でいただくレストラン、カフェに入りました。 深川製磁さんの器でいただくコーヒーやお料理は格別においしく、 大橋先生曰く「いい器に負けないコーヒー、料理にしなくては!という スタッフの意気込みを感じます」。 参加者一同大いに納得しました。 ![]() 続けて、大橋先生。 「みなさんが器にかけられた金額は、自分投資と考えてよいでしょう。 器は料理を盛るためだけのものではありません。 器は、人生を盛りつけるものでもあります。 器をそろえるということは、社会的な活動も増え、 結果、人脈も増えることと通じます。 ![]() ただし、器自慢だけに終わってはダメ。 さりげなくお出しすること。 お客様用にしてはダメ。普段づかいしていくこと」 ![]() このように、大橋先生からお話を伺うと、 私たちはハッとさせられることがしばしばあります。 ![]() 確かに、食器の数をある程度そろえていると、 「器の数もあることだから、誰かをお招きしたいなぁ」 という気持ちになったり、食関係者であれば、 「料理教室をやってみたい」ということにもつながったりするでしょう。 かくいう私もその1人です。 ![]() ![]() 今回は、ゴールデンウィーク期間に開催される 有田陶器市に先駆けての「プレ陶器市」ということもあって 市価の半額くらいのお値段で買い物ができてラッキーでした。 ![]() 3日目は、朝から快晴。 朝、起床後テラスに出てみると、白鳥やスズメ、ハトが テラスまで来てくれます。 ![]() ![]() ![]() 緑濃い木々の中を、 仲間と早朝ウォーキングで楽しむことができるのも コテージに泊まる醍醐味。 最終日の朝食は、ホテルヨーロッパでいただきました。 ![]() 海からホテルにチェックインする人たちの船を 眺めながらの朝食は、 シーサイドのホテルならではの豊かさを感じました。 ![]() ![]() 知人で料理教室の先生をしている女性は、 子どもたちも独立し、いまは、ご主人と2人暮らし。 ![]() 1人の時間をゆっくりと過ごすために ときどきハウステンボスを訪れて、ホテルヨーロッパで数日間過ごされると お聞きしたことがありますが、 そうなさる理由がよくわかります。 ハウステンボスは、おとなも楽しめる街。 何度か伺っているうちに、 おとなならではの楽しみ方がわかるようになりました。 ![]() ![]() ![]() この2泊3日は、4輪車に乗ったり、大きな自転車に挑戦したり、 佐世保バーガーに挑戦したり、 仲間と大いに笑い、食べ、写真を撮り、 充実した3日間を過ごすことができました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今回は、お子様をご家族に預けて初めての 1人旅……という方も少なからずおられました。 いつもお目にかかるときは、 母の顔、であったその方々が、 1人の女性として大いに楽しんで若返っておられたのも 嬉しいことでした。 ![]() 帰りは、午後5時30分ハウステンボス発の高速船に乗り、 長崎空港へと向かい、ANA630便の帰途につきました。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-04-25 11:59
| 影山なお子〜ダイアリー〜
![]() (主催:食コーチングプログラムス) ≪食ジム≫とは、 「食コーチング ディスカッションジム」の略称です。 コミュニケーションスキルを つねに強化・維持する場が必要と考え、 立ち上げました。 栄養・医療などの分野だけをテーマに とりあげるのではなく、さまざまな分野から テーマを選び、 1つのテーマを1日かけて掘り下げます。 ![]() 同じ空間を共有する参加者どうしが 問いかけ、話し合いの筋道を考えながら 話し合いを進めます。 2011年8月14日に、 この「食ジム」の説明会を開催したとき、 講師のおひとりとしてご参加いただいた、 大橋禄郎先生(大橋予暇研究所)が、 この食ジムの目的を 以下のようにお示しくださいました。 ![]() 1.話し合いを通じて、 個々人または複数の人に共通する問題点を見つけ、 深く分析すること、 より適切な問題解決の道を探ること。 2.各々の思考力、コミュニケーション力、 思考的瞬発力などを強化すること。 3.話し手の態度、姿勢、身だしなみ、 表情、話しぶり、コトバづかい、 論理、説明の仕方、 整理や要約の仕方を向上させること。 4.これらの話し合いを促進、 進行する能力を強化する。 ![]() 「食ジム」はこれまで12回開催しました。(以下) 第1回 食ジム 2011年10月31日(日) テーマ: 健康支援者が社会進出をするためのアクションとは。 座長:大橋 禄郎先生(大橋予暇研究所主宰 『栄養と料理』元編集長) オブザーバー:影山なお子 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第2回 食ジム 2011年12月25日(日) テーマ: 食事のバランスについてどう伝えればよいか。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第3回 食ジム 2012年2月19日(日) テーマ: 健康支援者がもっとチャーミングになるには。 座長:影山なお子 ゲスト講師:薗川 貴子先生 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川地球市民プラザ大会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() ![]() 第4回 食ジム 2012年4月30日(月/祝日) テーマ: 周囲との人間関係に秘策はあるか。 座長:米澤須美先生(「談らん日本」ネットワーク主宰) アドバイザー:大橋禄郎先生/影山なお子 会場:大倉山記念館第4集会室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第5回 食ジム 2012年6月24日(日) テーマ: 食や健康のマユツバ情報にどう対処するか。 座長:大橋禄郎先生 オブザーバー:影山なお子 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第6回 食ジム 2012年8月19日(日) テーマ: 広がらない食事相談をどうすれば改善できるか。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第7回 食ジム 2012年9月30日(日) テーマ: 人間関係の幅を広げる 余暇活動のあり方。 司会:大橋禄郎先生 オブザーバー:影山なお子 会場:大倉山会館 第4集会室 時間:10時30分~午後5時30分 第8回 食ジム 2012年10月28日(日) テーマ: 健康支援者は外食をどう位置づけるか。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川労働プラザ特別会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第9回 食ジム 2012年11月25日(日) テーマ: よい食事相談 悪い食事相談。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川労働プラザ特別会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第10回 食ジム 2012年12月23日(日) テーマ: サロン・パーティーでの輝き方 ー晴れの日のドレスアップー 司会:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川労働プラザ 特別会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第11回 食ジム 2013年1月20日(日) テーマ: 健康支援者は食育をどうとらえるか。 司会:米澤須美先生 アドバイザー:大橋禄郎先生/影山なお子 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第12回 食ジム 2013年3月31日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者が転職を考えるとき。 その成功と失敗。 司会:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:横浜技能文化会館 特別会議室 時間:10時30分~午後5時30分 4月以降の 「食ジム」の日程およびテーマが確定しましたので 以下、お示しさせていただきます。 ご参加ご希望の方は、その旨お知らせください。 コミュニケーションスキルをアップしたいと思われる方であれば どなたでも歓迎します。 ![]() 第13回 食ジム 2013年4月28日(日) テーマ: 健康をカタチにする 写真力・コミュニケーション力強化法 大公開 座長:大橋禄郎先生 オブザーバー:影山なお子 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第14回 食ジム 2013年6月23日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者の食生活を見直す。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第15回 食ジム 2013年7月28日(日) テーマ: 「問いかけスキル」をどのように活用するか。 座長:三上聡美先生(ミラクルベリー主宰 管理栄養士) アドバイザー:大橋禄郎先生/影山なお子 会場:神奈川労働プラザ 特別会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第16回 食ジム 2013年8月11日(日) テーマ: 栄養士が最低限度身につけておきたい文章力。 座長:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第17回 食ジム 2013年9月8日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者の料理、 レパートリーの増やし方、活かし方。 座長:影山なお子 会場:神奈川近代文学館 中会議室 時間:10時30分~午後5時30分 第18回 食ジム 2013年10月13日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者の人づきあい ー仕事、プライベート。 座長:三上聡美さん アドバイザー:大橋禄郎先生/影山なお子 会場:横浜技能文化会館 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第19回 食ジム 2013年11月17日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者がイベントを企画するとき ー朝礼のスピーチから料理教室、講演会までー 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:横浜市内予定 時間:10時30分~午後5時30分 第20回 食ジム 2013年12月15日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者のメイクアップ―現状と方向ー 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:横浜技能文化会館 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 第21回 食ジム 2014年2月16日(日) テーマ: 栄養士・健康支援者がフリーになるとき、起業するとき。 座長:影山なお子 アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:横浜技能文化会館 時間:10時30分~午後5時30分 第22回 食ジム 2014年4月6日(日) テーマ: 「カチっと決めるとき」のコーディネート力 座長:岩田 博美さん アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:横浜開港記念会館 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() ![]() 第23回 食ジム 2014年6月8日(日) テーマ:栄養士の運動習慣―お散歩からマラソンまでー 座長:三上 聡美さん アドバイザー:大橋禄郎先生 会場:関内ホール 時間:10時30分~午後5時30分 ![]() 食ジムにご参加ご希望の方は、 食ジムのご案内書をお送りさせていただきますので お名前、ご所属、ご住所をご明記のうえ、 メールにて影山なお子宛、ご連絡ください。 ご参加お待ちしています。 ▲
by palmarosak
| 2013-04-19 01:44
| 影山なお子〜ダイアリー〜
![]() 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫では、 『エンパル』という新聞を定期的に発行しています。 各地の栄養士組織、マスメディアや 定期購読をしていただいている栄養士・健康支援者など、 ご希望の方々にお送りしています。 2006年からスタートし、7年目に入りました。 ![]() 2013年最初の号となる、 『エンパル』16号は、特別養護老人ホーム 横須賀愛光園の 管理栄養士 植村 寿香(うえむら・としか)先生に 「高齢者福祉施設で働く栄養士の健康環境づくり」という テーマでご執筆いただきました。 ![]() ![]() ご希望の方には1部200円でお譲りしています。(送料80円別途) 定期購読をご希望の方は、 今号から19号までの4部で1000円(郵送料込)でお譲りしています。 その旨、メールで、影山なお子宛にご連絡いただけましたら幸いです。 (お名前、ご住所、ご連絡先電話番号もご明記ください) ![]() たくさんの方にご覧いただけますように……。 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫代表 影山なお子/米澤 須美 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-04-14 21:41
| 影山なお子〜ダイアリー〜
![]() 2013年3月30日、31日の両日、 横浜で≪アクションクッキング≫と ≪食ジム≫を開催しました。 30日のアクションクッキングのテーマは 「急に食べたくなる夜食」 (開催場所:横浜元町影山オフィス/午後1時~午後4時) 翌31日は、12回目となる「食ジム」。 「栄養士・健康支援者が転職を考えるとき ーその成功と失敗ー」というテーマで開催しました。 (開催場所:神奈川近代文学館 /午前10時30分~午後5時30分) ![]() 今回のアクションクッキングは、 テーマがテーマなので、 参加される栄養士さんにとっては、 意外であり、興味をそそるものであったようです。 なぜなら、栄養士は夜食を禁ずる 第一人者のように思われているから。 「夜食はなるべくとらないほうがいいですよ」 「食べるのであれば、低カロリーのものを」 「時間栄養学の考え方では、ますます夜9時以降は 食べないほうがいい、ということになっています」などなど。 ![]() アクションクッキングでは、 けっして夜食のすすめをするつもりはありません。 ただ、相手かまわず、時と場合を考えず、 夜食はすべてNO GOOD!といっていたのでは、 食の楽しさ、人生の楽しさを半減をさせる禁欲者のイメージが 定着してしまう可能性があります。 そうしゃっちょこばらずに、 夜食としっかり向き合い、「夜食とは何か」を 考えてみたいと思いました。 ![]() 実際、日本の食の歴史には、 江戸時代の「時そば」から、近年の「夜鳴きそば」まで、 おなじみの夜食文化があります。 それを偲んで、ビジネスホテルには、 夜9時以降、宿泊者に対し、 「夜鳴きそば」を無料て提供し、 それを売りにしている宿があるといいます。 また、あるホテルでは、 夜食バイキングなるものがあったり、 「女子会」プランとして夜食が入っていたりします。 世界各地のクルーズをガイドしている会社では、 豪華客船の売りに「夜食」タイムがあるとか。 ![]() 東京神田にあるホテルは、 昔から作家や著述家がよく利用する ことで知られていますが、 ここでは夜中に執筆する宿泊客のために 夜食のメニューが充実しているといいます。 つまり夜食は、 エネルギー補給や栄養素補給以外の要素が大きい。 あるときは気分転換であり、 あるときは非日常的体験であり、 あるときは食コミュニケーションの場であったり、 寒暖の緩和、ストレスの緩和であったり……。 ![]() そういう多様な意味があるのに、 「小腹が減ったから」と軽く考えていると、 カップめんやお茶漬け、 サンドイッチで一時しのぎをするもの、 という役割だけが習慣として残ります。 その結果として、 インスタントラーメンをたくさん買い込んで、 「非常食」のような 「常食」というポジションを与えてしまいます。 これが栄養士による 「夜食狩り」の対象になるのでしょう。 ![]() 今回アクションクッキングでは、 簡単を売りにしたメニューではなく、 あえて、少し手をかけた「夜食」を提案しました。 ![]() 簡単なものを毎日食べ続けるのと、 少し手間暇をかけた夜食とでは、 食べる頻度も違ってくるのではないかということも お話しさせていただきました。 ![]() また、「夜食を食べる」という予定があると、 朝食から夕食までの内容や量も 今までよりも意識する傾向にあることなども 事例を示してお話しさせていただきました。 どうか、栄養士は禁欲者としてとらえられませんように。 そして、栄養士自身も、禁欲を売りにしませんように。 ![]() さて、2日目は、「食ジム」。 ![]() 食ジムとは、 食コ―チング トレーニング ジムの略称です。 ボクシングジムのように、 「問いかけ」を何度もジャブのように繰り出すことで 相手の可能性を引き出したり、 適切な問いかけをかけるような練習をしたり、 栄養士・健康支援者のコミュニケーション力を 定期的に鍛えるジムのような場を横浜で開催しています。 今回は転職がテーマとあって、 大いに転職の話題、成功例、失敗例などなど、 18人のご体験を一度に聞くことができる 貴重な機会となりました。 ![]() 転職とは少し前の時代であれば、 「転職を繰り返す人は、こらえ性がない人」という イメージがありました。 ところが、終身雇用制度が崩れたいま、 転職は身近なものとなり、かつてのイメージから 転職=ステップアップという考え方もできると、 アドバイザーの大橋先生が指摘されました。 ![]() 参加された栄養士の方々の平均転職回数は2回。 みなさまの意見をうかがっていると、 栄養士は、専門職ということもあり、 年齢を問わず、転職はえり好みしなければ、 比較的容易であるということがわかりました。 地方からお越しいただいた方のお話では、 「地元では就職先がないから、 一度勤めたら、結婚して 遠くへ行かない限りそこで勤め上げる」とのこと。 ![]() 地域性はもちろんあるでしょう。 ただ、自分の住んでいるところや 勤めている組織の基準だけで 物事の価値を判断するのではなく、 さまざまな職域で勤務されている方々のお話を 共有できたことも、 自分の将来に対する青写真が 少しでも見えてこられたのではないかと思っています。 興味深かったことの1つには、 転職された後の失敗談を聞けたこと。 ![]() 転職先の情報がほとんどなかったため 信頼おける人から紹介された病院であったものの、 いざ、転職してみると、「こんなはずではなかった」という ことがあったり、 医師が社会的にも有名な人であったとしても、 一緒に働く側になってみると、 耐えがたいものがあって、職場の同僚たちと退職したなどなど……。 転職をするにしても、 福利厚生はもちろんですが、 組織の理念、診療方針、スタッフどうしの人間関係などなど、 十分な情報収集は欠かせないということでしょう。 ![]() 反対に、紹介する側としても、 自分自身がその組織の情報を持たない場合や 怪しげな組織への紹介は絶対しないこと、など 紹介してはいけない事例なども 思いがけず、学ぶことができたように思います。 また、転職を成功させた例として、 60代のある栄養士さんは、 前職場に勤務しているときから ハローワークでの求人票をみたり、 母校に問い合わせてみたり、 新聞での求人広告をみたり、 とにかくアンテナを高くしていたといいます。 ![]() また、転職された方にお聞きしてみると、 大学の先生、知人、友人、先輩、元職場のスタッフからの 紹介で転職したという方が少なくないこともわかりました。 ここでも、普段から 仕事以外のネットワーク、 人間関係を良好にしている方は 入ってくる情報も多いことにみなさま気づかれたようでした。 ![]() 最後に、転職経験7回の大橋先生はこんなふうにエールをいただきました。 「転職は人生のステップアップ」。 この食ジムは転職をすすめるものではないけれど、 自分自身がどんな人生を送りたいのかは 誰もが考えておく必要がある。 転職をする人は勇気を持つこと。 どんな職場でも楽しめるような 環境づくりを自らがつくりあげること。 ![]() 転職をしたからといって、 前職の年収よりも下がるかもしれない。 それでも、やりがいを感じる仕事であれば、 それはそれでステップアップといえるでしょう。 また面接の際に、そうした福利厚生などのことも しっかりと交渉できる交渉力を持つこと。 「あなたがどうしても欲しい」という 人材になれるよう、 ここ、食ジムをはじめ、 食コーチング研修でも 引き続き、自分自身を磨いていかなければ と思った1日でした。 ▲
by palmarosak
| 2013-04-03 00:13
| 影山なお子〜ダイアリー〜
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