カテゴリ
全体 食コーチング アクションクッキング 文章教室 食ジム コミュニケーション研究会ひろしま 身だしなみ 写真教室 絵手紙 『エンパル』 歩コム チャーミングセール 日本体操祭 首里城 輪読会 日本国紀 ハウステンボス 人生100年時代 京都 食の地図 野毛山動物園 女子栄養大学 加計呂麻島 ターシャ・デューダ 影山なお子 連載 フェイス・ストレッチ 「講話力」強化セミナー 座間味島 国立劇場 日本病態栄養学会 リーダーシップゼミ 「給食だより」セミナー 食育 海からの贈り物 日本丸 メイクセミナー ディズニー・シー 横浜マリンタワー マラソンセミナー 開業栄養士 企業研修 嚥下障害 ハワイ パルマ キャリアアップ サロン 日本体育大学 栄養士のための話し方セミナー 落語・寄席 廣瀬淡窓 ダイビング 東畑朝子先生 映画鑑賞 亀石早智子先生 平塚らいてう 摂食障害 メタボリック・バスターズ パシフィックビーナス 英会話 商標登録 ストレスとモチベーション 大橋禄郎先生 歯医者さん 特定保健指導 坂東眞理子さん ANA パルマローザサークル 岡山県栄養士会 肯定的指摘、肯定的問いかけ 摂食障害 東京都栄養士会 保育園栄養士 東京療術学院 兵庫県姫路市 マライエ・フォーゲルサング 福岡県栄養士会 マイコーチ 九州女子大学 伊勢原市役所 三重県栄養士会 長崎県栄養士会 シェリロゼ 岡山県栄養士会 クリストファー先生 東京都 北区 日本女子大学 ライトシューズ ホテルニューグランド 山の手ロータリークラブ 一般体操指導員 横浜・元町 アンチエイジング 日本糖尿病学会 臨床検査技師のための「食コーチング」 青森県栄養士会 うさぎやのどら焼き NY 高知県栄養士会 愛知県栄養士会 林文子さん 日本栄養士会 PEACH 厚木 デパートで食事相談 スポーツ栄養士 糖尿病ネットワーク 魅力的な応え方100本ノック 影山なお子 研修会 日本橋 埼玉県栄養士会 アベックラーメン 三溪園 大阪府栄養士会 栄養士のためのライフデザイン 100円ショップの食コーチングマインド 本多京子先生 上野動物園 赤穂浪士 ホテル「トアロード」 フリマ 語学留学 読書 元町公園プール 自転車 熊本合宿 スケジュール 多摩動物園 聖マリアンナ東横病院 富士山 立ち居振る舞いセミナー ぶらパルマ 宗像伸子先生 「問いかけ」100本ノック 徹子の部屋 ホテルライフ ステイ・ホーム 以前の記事
2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 more... フォロー中のブログ
最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
1
![]() 2013年1月27日(日)、 栄養士・健康支援者ネットワーク「パルマローザ」主催による、 輪読会がスタートしました。 輪読とは、新明解国語辞典では、 「1つの本を当番の人が順番に読み進み、問題の箇所について 説明したりすること」としています。 ![]() パルマローザでは、 以前にも(2004年)、海外の文献をテキストに、 「輪読会」のようなものを開催したことがありました。 仕事の帰り、あるいはオフの日に集まり、 みんなでわいわい言いながら、 翻訳しながらの輪読会はそれはそれで楽しいものでした。 しかし、数年は続いたものの、 ただただ読むだけではマンネリになり、自然消滅……。 ![]() そのときの教訓として、 輪読会においても、 しかるべき講師が必要だと感じ、 今回は、大橋予暇研究所主宰の 大橋禄郎先生に講師をお願いをし、 今年は、シリーズでの開催とすることとしました。 今回は、「栄養士・健康支援者のための「読み込む力」演習① ー「食品成分表」をフル活用しようー」というテーマで 食品成文表 2013年度版をテキストに1日輪読会をおこないました。 ![]() 『食品成分表』をテキストに読み込むとは?? というこのテーマにひかれてご参加になられた方も多くおられました。 ご参加者の中には、この研修がなければ、 2013年度版の『食品成分表』を購入しなかったとおっしゃる方も!! 一同、赤色の食品成分表を手にした光景は そうそう見られるものではありません。 表紙の裏、女子栄養大学の香川芳子学長の 「はじめに」と書かれた巻頭の文章から順番に音読。 ![]() 食品成分表の表紙は、 水にぬれても強い材質を使っているというお話から、 東京大学大学院教授の佐々木敏氏による、 「もしも食品成分表が世の中になかったら……」という特集記事の音読、 そしてその内容についての検討……まで。 今まで毎年「食品成分表」は買い換えてはいたものの、 1つ1つをていねいに読んだり、 解説に対して疑問を呈したり、それを他の人と議論したりすることは 今まで一度もなかったように思います。 「食品成分表」は栄養計算をするために使うものと 思っていた……という方がほとんどの中、 大橋先生は、「食品成分表は宝の山。講演会、執筆、食事相談など、 いろいろのところで魅力的に使うことができる」。 ![]() 世の中には、「食品成分表」は、 少なくとも20社から発行されていると聞いたことがあります。 女子栄養大学出版部の『食品成分表』は、 栄養士の多くが使っています。 ご本は2冊にわかれており、資料編がついているのが魅力。 「国民健康・栄養調査報告」、「学校保健統計調査」、 「国民衛生の動向」、「人口動態統計」、「「世界の統計」、 「簡易生命表」、「完全生命表」……などなど、 厚生労働省はじめいろいろの機関から発行されている健康に関わる資料が 収載されているため一度にその資料に目を通すことができます。 ![]() 大橋先生からは、 これらの資料をどのように読んでいくのか、 そして、これらの資料を日常の生活に、仕事に どのようにいかしていくのかをご教示いただきました。 ![]() 1日では、『食品成分表』をすべて読み込むことは できませんでしたが、 これを機に、いろいろのジャンルのご本を声に出して 読んでいきたい……と思われた方は少なくないと思います。 ![]() セミナー後のアンケートには、 こんな項目を設けました。 ![]() 「あなたの愛読書は何ですか」 ほとんどの方が、 「愛読書はこれから見つけます」と お答えになっておられました。 ![]() 読書は自分の人生の礎にもなると 昔から言われることですが、 この輪読会を機に、 人生の愛読書となるご本を見つけていきたいと思います。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-01-28 23:47
| 輪読会
![]() 2010年10月からスタートした「食ジム」第11回、 本年最初のテーマは、 「栄養士・健康支援者は『食育』をどうとらえるか」。 (1月20日、10時30分~午後5時30分。会場:神奈川近代文学館) ![]() 今回の司会進行は、「『談らん日本』ネットワーク」主宰、 米澤 須美先生。(アドバイザー:大橋 禄郎先生) ![]() 「食育」と聞くと、子どもを対象としたもの、 学校栄養士が関わる分野のもの、 といった先入観が生まれるきょう、この頃。 が、「食育」は、もともと家庭の食事を見直そう、 という提案から始まった食教育論。 それがやがて政治のテーマともなり、食育基本法が生まれ、 気がつけば行政主導の「シゴト」になりました。 ![]() もともと家庭での食教育の問題であったのですから、 その主役は家庭を束ねる親であり、家族。 食ジムでは、なんとなく主客転倒している現状(行政=主役、親=脇役)を 見直す必要を感じて、このテーマを選びました。 ![]() 米澤先生の進行プログラムは以下のとおり。 1.いま、あなたが食生活で大事にしていることは何ですか。 2.あなたが理解している「食育」とはどんなことですか。 3.食育の現状(米澤先生の解説) 4.食育について疑問に思うことがあれば。 5.あなたが次の世代に伝えたい日本人の「食」とは何でしょう。 6.今後あなた自身がたいせつにしたい食習慣とは? ![]() 「食生活で大事にしていることは何ですか」との 司会者から問いかけに対して、こんな答えが出ました。 「1人でいただくときにも『おいしい』と声を出すようにしている」 「毎日お野菜たっぷりのお弁当(食事)を作っている。 息子に『オカンの弁当みんなからほめられる』と 言われたことがうれしくて……」、 「食事のときには、かならずランチョンマットを置くようにしている」 「栄養バランスよりもなによりも、 まず定刻に食事をとるようにしている」 ![]() ここでは食育論を聞くのが目的ではなく、 大人であるみなさんが、普段、どういう姿勢で食事をしているか、 その実態を報告し、共有することが目的。 つまり、食育の根幹は、個々人の食事スタイルの問題。 それが子に、そして家族に伝承されていけば、 法律が入り込む余地はないわけです。 ![]() 問いかけスキルという点からいえば、 「あなたは食育の現状をどうお考えですか」 などと問いかけた場合、いきなりテーマが固く、大きくなり、 みなさんの発言も固くなりがち。 学校や行政関係者だけの話し合いなら、それでもいいでしょうが、 ここはいろいろの分野で働く健康支援者が集まる「食ジム」。 ![]() 参加しやすい話題から入っていくのは食事相談の場合も グループディスカッションの場合も、まったく同じでしょう。 とくに「食育論」の場合、火元(家庭での食生活の実態)に目を注がず、 炎(学校や行政)のほうに関心を移してしまいがち。 消防関係者にいわせれば、最悪の消火手段ということになるでしょう。 ![]() その結果として、火の手は横に広がり、 高齢者などに向かって伸びていき、「要介護にならないための食育」、 「地産地消のための食育」などとなっていきます。 火元に水をかけないため、 朝食を食べない子、夕食を外食する中高生の割合は減らず、 むしろ増える傾向さえありそうです。 ![]() 「食育基本法」が施工されて7年、 「食育」は、家庭から見ると各専門分野(保育園や小学校)の仕事になり、 財政予算も仕分けられたりして、人々の関心度もトーンダウン。 これを「鎮火した」と見たら間違いでしょう。 「食事を大事にしない」という家庭の火は消えるどころか、 なぜか多忙な「生活瓦礫」の下でくすぶり続けるでしょう。 家庭での食教育は、国家予算の多少にかかわらず、 続けられなければならないでしょう。 ![]() 今回の食ジムでは、こうした現状をディスカッションを通じて 実感することに大きな目的がありました。 ![]() 栄養士の大先輩、宗像伸子先生が、 かつて「食事力」というコトバを提案されました。 「食事力」を「気力「体力」などの資質的な能力と、 「学力」「経済力」など社会的能力との中間に位置する能力と位置づけています。 日々の生活の楽しさを実感し、家族とのコミュニケーションを盛んにし、 よって健康を増進するこの能力を指すコトバが、国語にはなかったのが不思議、 と述べておられます。 ![]() 「食育」の目指すところは、 「国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育む」こと。 「食育」は、だれかに働きかけることを前提にした用語ですが、 「食事力」は、個人が自分の能力として獲得するもの。 そう考えると、「食育」は国民の「食事力」を向上させるアクション ということになるかもしれません。 ![]() アドバイザーの大橋禄郎先生は、まとめのお話で、 「『食育』というコトバの失敗」であると明言されましたが、 同様に、『栄養士』というコトバも、その仕事内容からすると、 少し窮屈になってきているかもしれないと指摘されました。 なぜなら、栄養士の仕事は、 人々の食行動を向上させることが最終目標であるから、 『栄養士』というと、仕事の幅を狭めることになりがち。 ここはいっそ、『食行動健康科学士』とでもしては? いま、いきなりそう変えることはできないまでも、 意識の中では、そう認識しておいたほうが、守備範囲が広がるはず」と。 ![]() 栄養士の仕事は、結局のところ、 人々の「食事力」を向上させることにあるのでしょう。 熱があって「食事力」が落ちている人には、 食べやすい食物や食事を提案したり、 子どもの食事を時刻どおりに提供できないお母さんには、 定刻に食事をするための食事力をつけさせてあげたり、 一人暮らしの高齢者に、卵料理のレパートリーを 2つ教えて食事力を向上させたり……。 ここでは「栄養素」や「栄養学」を掲げる必要はないし、 かえってそれは邪魔にさえなったりします。 ![]() 今回の「食ジム」では、「食育」をメインテーマとしつつ、 施策としての「食育」に軸足を置くのではなく、 個々人の日々の食事のあり方を中心に論じ合ったことが 収穫になったと思います。 じょうずに舵取りをなさった米澤先生に大いに学びました。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-01-22 23:08
| 食ジム
![]() 1月13日(日)は、 第12期「食コーチング」研修入門4回シリーズの最終日でした。 最終回となる「食コーチング」研修は、以下の内容で進行しました。 1.「食事のものさし」を持つことの意味 2.「食事相談」をする際に用意しておきたいデータ 3.これまでのまとめ 4.筆記試験 5.大橋禄郎先生による ご講義(はなむけのおことば) ――「食コーチ」として輝き続けるために―― 6.修了パーティー ![]() 横浜でおこなう「食コーチング」研修会では、 最終日に筆記試験を課しています。 それは、みなさんが、どこまで理解してくださったかを確認すること、 自分のスキルを自分のことばでどの程度説明できるかの判断、 今後補強すべき点の把握などを目的としています。 ときには、私のお伝えの仕方の反省材料にもなります。 現在、特定保健指導の成果がどの程度上がっているのか、 対象者が、予定どおり「指導」を受け続けられているのかどうかなど、 現状についての充分な情報を持ってはいませんが、 この制度の成果の可否とは関係なく、 食事相談スキルは、今後も磨き続ける必要を感じます。 ![]() なぜなら、「食コーチング」は、食事相談の目的を 生活習慣病や肥満の予防や改善というところにとどめるのではなく、 クライアントのライフスタイルの改善、 レベルアップというところにおいています。 それは職業的使命であるとともに、 今後、健康支援者、 とくに栄養士の社会的存在価値を高めると考えるからです。 さらにまた、健康支援者自身のライフスタイルを改善し、 輝かせることにもなります。 そういう意味で、「食コーチング」は人生を輝かせるための コミュニケーションスキルと考えています。 ![]() 実際、各地からお出でいただく受講者の方々は、 回を重ねるごとに、表情や立ち居振る舞い、 ものごとに対する姿勢、考え方が磨かれているのがわかります。 また、ときどき、1期から11期まで、 すでに受講された方にも加わっていただいているため、 新しい受講者は、「輝く」とはどういうことか、 生きた見本を、目で、そしてコミュニケーションによって 確かめることができるでしょう。 食コーチングの提案をし始めたころ、 このスキルを資格制度にするかどうか、少し考えたことがありますが、 そのプランはすぐに取り下げました。 「数の増加は質の低下」ということを聞いていましたし、 実際、ほかの資格制度を見ていて、そう感じていたので、 「量より質」「経済的利益よりも健康支援者の社会的地位向上」を 優先すべき大事なことと考えました。 ![]() 修了講義に、先輩食コーチのみなさんが集まってくださるのを見て、 改めて資格制度にしなくてよかったと思います。 コミュニケーションスキルに、 「ここまで!」という終点がないように、 「食コーチング」のマインド、スキルも同じと考えます。 すでに受講された方には、 機会をつくって、ぜひ現在の研修を見学していただきたいと思います。 もっとも、その翌日、雪の横浜では 「健康支援者のためのマラソン入門」を開催しましたが、 (パルマローザ主催 第352回セミナー 講師:安喰 太郎先生 アディダスランニングアドバイザー) ここにも、「食コーチングマインド」を備えた方々が 参加されていました。 このように、輝きに磨きをかける機会や場を、 継続的につくっていきたいと思っています。 ![]() ![]() ![]() ![]() さて、「食コーチング」第1期生の修了式のときから 大橋先生には「はなむけのお言葉」をいただいています。 ![]() 『栄養と料理』の編集長として、 多くの栄養士をご覧になってこられた先生ならではの メッセ―ジをいただけるので、 「食コーチング」研修にぐっと深みが出る瞬間です。 ![]() そのお話の中には、 現在の『女子栄養大学』の前身は 創設者香川 綾先生によるお料理教室として数人からのスタートだったこと。 (少数であっても、理論と実践を構築することで、 世の中を変えることはできるということをお示しくださった) 「食コーチング」は仕事用のスキルと原点せず、 自分の生活や人生を支えるスキルとしても活用すること。 「食コーチ」には定年がないので生涯使命を果たす……などなど。 栄養士のキャリアに造詣が深い先生だからこそのお言葉に 一同、深く心に響いたことでしょう。 ![]() ![]() 修了式後は、修了生の方々と一緒に みなさんに、心ばかりのおもてなしをさせていただきました。 12期の方々の門出に「乾杯!!」 ▲
by palmarosak
| 2013-01-15 00:16
| 食コーチング
![]() パルマローザ主催のセミナーのスタートは、 毎年、新春セミナーから始まります。 2007年1月以来、年間セミナーのトップバッターは、 大橋予暇研究所を主宰される 大橋禄郎先生にお願いしています。 恒例となってきたために、 「この日は絶対参加する!」として 楽しみにしてくださっている方が多く、 参加者は29名、主催者にとっても幸せなスタートです。 ![]() 1月6日、第315回、 パルマローザの新春セミナーは、 「『健康をカタチにする』ための 21のアクションポイント」という演題。 ![]() 健康支援者の職業的メインテーマである「健康」は、 実は指で指し示すことができない抽象概念。 「健康になろう」「健康に気をつけよう」とはいうものの、 この場合の「健康」は、 医学的な検査データによって判断するのが普通。 しかし、注意して見れば、 それ以外にも健康度を測る根拠はたくさんある、 というのが今回の演題のテーマです。 1日研修の冒頭で、 大橋先生は、 「健康」ということばの定義が、 1946年のWHOの定義を踏襲しているだけで、 意外に更新されていないことを指摘され、 まず、健康の定義を現状に沿う形で示す必要がある、 とお話しになりました。 それから、 「なぜ、健康をカタチにする必要があるのか」という 理由を話されました。 ![]() 健康支援者は、 人々の健康を支えるのが仕事ですが、 支援するご当人が「健康そう」に見えなければ、 相手は信用してくれません。 自分の行動が健康的であることが、 健康支援者の基礎的な条件でしょう。 人間の行動を注意深く見れば、 健康が「カタチ」になっている現われているところが たくさんある、 その例を21項目あげてくださいました。 たとえば「感覚の健康度」「考え方の健康度」 「思想の健康度」「表情の健康度」などなど。 それぞれに健康度の高低があることを 具体的な事例で示してくださいました。 ![]() 注意点としては、医学的検査と、健康の「カタチ」とは 対立する概念ではなく、セットの概念である、と。 医学的データは、検査の瞬間までの、いわば過去の身体状態に中心があるもの。 それに対して「健康のカタチ」は、これからの(未来)の健康にかかわるデータ。 健康の尺度にも、過去と未来があるという先生の 解釈がとても新鮮でした。 ![]() 「ただし」として、先生が指摘されたのは、 「健康そうな振り」をするパフォーマンスのすすめではなく、 自分の行動の健康度をあげるのが先。 結果として、 それが周囲の人の健康度をあげることになる、 とのこと。 ![]() つまり、「健康をカタチにする」とは、 自分の健康度を習慣化することであり、 それは、人生を楽しみ、 活性化する思想であり、 スキルにほかならない、と。 そうした理由をお示しくださったことで、 21の項目の「健康度のチェック…」がすんなりと 私たちの心に響きました。 ![]() 参加者の中には、大阪からお出でいただいた 《おおさか往診クリニック》の医師(理事長)田村 学先生、 奥様で理事の田村由美子さんもおられました。 (奥様の由美子さんと、大橋先生はダイビングのお仲間だそうで 35年来のお知り合いとのこと) ![]() ![]() 田村先生が、健康を「カタチ」にするという項目の中で 心に響いたところは、 13番目の「講話力の健康度を高める」 というところだとご指摘されました。 ![]() ご自身のご講演では パワーポイントでの講義が中心であり、 そのことに関して、よい・悪いと考えたことがなかった。 でも、大橋先生のご講義の中で 「パワーポイントの使用は50%以内に抑える。 パワーポイントをテキストにしない」という項目や 大橋先生の講演スタイルからも 学ぶところが多くあったとおっしゃいました。 ![]() ![]() パルマローザでの研修スタイルは 講師と受講者がとても距離が近いのが特徴。 確かに、 初めてパルマローザの研修にご参加になられた方は だいたいがそのアットホームな雰囲気に共感されるようです。 講師のお話の最中でも、 ちょっとした間があると 受講者が思い思いに手をあげて質問し、 それに対して講師が応える……というシーンは パルマローザにとっては日常的な風景です。 さて、21項目のアクションプランは、 これまでも 大橋先生から繰り返し学んできた項目もあれば 今回初めて伺う項目まで多種多用。 ![]() 今まで「点」の状態で伺っていた項目が、 「健康をカタチにする」というくくりでまとめていただくと、 流れとして強く認識されるのでした。 よく先生がおっしゃる、 「物事は俯瞰して見る」、 カメラでいえば、 マクロ撮影からワイドの撮影のような……、 というところでしょうか。 ![]() 「服装の健康度を高める」という項目の1つに、 「オリーブ色、茶色、 灰色のウェアを避けるか、最小限にとどめる」 「既製品の服、袖丈、 すそ丈などは自分で調整する」などと 先生はお示しくださいました。 「食コーチング」研修では、身だしなみセミナーを 定期的におこなっているのですが、 参加者の中には、 「無難な洋服を選ぶようにしています」とか、 「無難な服をください」とかといって服を買うと おっしゃる方が少なくないことを思い出しました。 ![]() 服装の色が自分を「没個性」にしてしまうということ。 前回開催した「食ジム」でも、 「無難という災難」という大橋先生の格言!?による おコトバで会場が沸いたのは記憶に新しいことの1つです。 広島県から参加された、砂野知香さんのご感想文に、 「自宅のクローゼットから オリーブ色の服を一掃しました!」と なんとも頼もしいご意見が! 砂野知香さんは、 今回、2012年度、パルマローザ会員が選ぶ 「パルマローザで最も輝いている人」の3人の中に選ばれました。 ![]() 「考え方の健康度」を高める項目の1つに、 「なにごとによらず、『昔はよかった』という論法にはならないように気をつける」、 ということをお示しくださいました。 日常生活でも、メディアの論調にも、 「昔はよかった」「いまのように軟弱ではなかった」など 古い尺度で現状を否定する、あまり建設的でないものがあることをご指摘いただいたことは、健康支援者自身のリスク管理につながりそうです。 それにしても、こんな考え方にも健康的でない要素があるとは!! ![]() 「思想の健康度」を高めるという項目の中では、 「スローフード」「地産地消」「安心安全」「自分らしく」「身の丈に合った」など、 思慮の浅い、流行的なフレーズやトレンドに飛びつかない、という例を お示しくださったことも、私たちの今後の教訓になるように思います。 みなさまがハッとされたところは 「読書習慣の健康度」、「運動習慣の健康度」でも あったようにお見受けしました。 ![]() 大橋先生は「人間力を高めようと思ったら、小説を読みなさい。 どんな小説でもよいから、1年に1冊でも」。 「夕食後の時間が 自分の未来をつくるたいせつなひととき」だとも。 そうしたひとときの10分でも、20分でも、 読書タイム、運動タイムとすることができたら 生涯現役を目指す私たちの未来は明るいように思われます。 ![]() 今回ご参加いただいた方々は、 行政、病院、学校、高齢者福祉施設、 福祉施設、フリー、 健診センターなどなど……。 各々の考えていた「健康」にプラスして 大橋先生に教えていただいた、 未来に向けての「健康」という 考え方、そのためのアクションプランまで 詳しく教えていただいたことで、 前に進む一歩の歩幅が 大きくなったのではないかと思います。 「2013年どんな1年にしたい?」と セミナー後、それぞれの胸に問いかけて 2013年それぞれの1年がスタートしました。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-01-07 23:40
| 文章教室
![]() 12月30日に毎年開催している 「アクションクッキング」で、 仕事おさめとなりました。 この日は、みなさんに おせち料理を作っていただきました。 終了後は、それぞれの容器に詰めて お持ち帰りいただき、 ご家族で、知人や友人とで、 職場の仲間で、恋人と……、 召し上がっていただくことにしています。 ![]() こうして、2012年が終わろうとしています。 今年は、特に4つのイベントについて 記しておきたいと思います。 ![]() 1.2011年10月からスタートした「食ジム」は、 2012年12月で第10回を迎えました。 「食ジム」とは、 食コーチングディスカッショントレーニングジムの 略称で、栄養士をはじめ、健康支援者の 「食コミュニケーション力」を 強化するための「ジム」として スタートさせました。 全10回でのべ216名の方々に 各地からご参加いただきました。 ![]() 話し合ったテーマは以下のとおり。 ①健康支援者が 社会進出をするためのアクションとは。 *社会進出とはなにか。*現職、転職、起業、退職後 ②食事のバランスについてどう伝えればよいか。 ③健康支援者がもっとチャーミングになるには。 ④周囲との人間関係づくりに秘策はあるか。 ⑤食や健康のマユツバ情報にどう対処するか。 ⑥広がらない食事相談をどうすれば改善できるか。 ⑦人間の幅を広げる余暇活動のあり方。 ⑧健康支援者は外食、中食をどう位置づけるか。 ⑨よい食事相談 悪い食事相談。 ⑩サロン・パーティーでの輝き方 ー晴れの日のドレスアップー ![]() 異なるメンバーにより、 異なるテーマで論じ合うことで、 少なからずの実践力が 強化されたのではないでしょうか。 ![]() ![]() 新年のスタートは1月20日(日)、 テーマは「健康支援者は食育をどう考えるか」 2.学校栄養士を対象とした 「給食だより」「広報メディア」を 10倍楽しくするスキルアップセミナー 5回シリーズを開催しました。 ①「給食だより」の 名編集長になるための8つのポイント ②企画力で勝負!! ヒット企画はこうして生み出す! ③情報は身近なところに——取材力のつけ方 ④生徒や保護者が思わず注目する 紙面デザインのハイテクニック ⑤パソコンに遊ばれない 私流編集力のつけ方 各地で学校栄養士を対象とした研修会に 講師としてお伺いするたびに、 「給食だより」などの媒体に関する お悩みをお聞きしていました。 「給食だより」などの媒体について、 基礎的なトレーニングを受けないままに、 広報メディアを定期的に発行している現状を 少しでも改善したいと思って開催を決意しました。 ![]() 2012年3月にスタートさせたところ、 学校栄養士だけではなく、 病院、福祉施設、フリーランスの 栄養士20数名が参加してくださいました。 ご自身が関わっている学校給食だよりのほかに 社員食堂に置くチラシ、病院給食に関するご案内、 プロフィールなどの制作方法について、 元『栄養と料理』編集長の 大橋禄郎先生から学びました。 各記事の対象者をしっかりつかむこと。 生徒か、保護者か、栄養士か……によって 同じ紙面でも、使う書体が変わったり、 文体が変わったりすることを きっちりとご指導いただきました。 ![]() イラストと写真をほどよく使っているか、 フォントの使い過ぎはないか、 色を使いすぎていないか、 オリジナリティのある内容になっているか…… などなど、 多くのチェックポイントをお示しいただきました。 「メディアクリニック」というコーナーでは、 みなさんの制作物の1つ1つについて 診断をしていただくことによって 目に見えてグレードアップするのでした。 ![]() こうした研修の結果として、 参加者の中には、 職場で他職種からおほめの言葉をいただいたり、 ご自身が他の栄養士の文章を 添削したりするようになった、 というような成果が見られました。 みなさまのご要望もあるため、 この「給食だより」「広報メディア」を 10倍楽しくするスキルアップセミナーは、 いずれ続編を開催したいと考えています。 ![]() ![]() 3.写真教室を、3回開催できたこと。 恒例となっている 4月29日の横浜での写真教室以外にも、 今年は、9月に軽井沢、 10月にディズニーシーで 開催することができました。 ホームグラウンド以外での写真教室は、 いつもの環境と異なるので できあがった写真も思うように 撮れていないということはしばしばあります。 ![]() 動かない被写体(食材や小物、料理など)は 得意であったとしても、 流動的な人物写真(子どもやキャラクターなど)は 難しく感じたり、 風景写真は、画角を瞬時に決めないと 平凡になってしまったり……。 ![]() 野外での撮影会は、 来年以降も継続していきたいと思っています。 ![]() 4.「アクションクッキング」、 2012年は10回開催しました。 ①3月4日(日) いつもと違う朝食 ②3月5日(月) プライベートレッスン 外国人のためのアクションクッキング ③3月19日(月) 男性アクションクッキング ④4月8日(日) ブランチを楽しむ ⑤5月5日(土) おもてなし、迷ったときは「これ」と「これ」 ⑥6月2日(土) カレーを中心とした献立 ⑦9月29日(土) 「常備菜」秘伝テクニック ⑧10月20日(土) 麺を楽しむ朝食 ⑨12月22日(土) 愛を伝える献立 ⑩12月30日(日) これだけは手作りしたい、 わが家のおせち料理 ![]() 新年は、2月17日に開催します。 テーマは、「得意料理は何ですか?」と 聞かれたときの切り札にする1品。 2013年もどうぞよろしくお願いいたします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-01-01 00:17
| アクションクッキング
1
|
ファン申請 |
||