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![]() 7月27日(日)、8月24日(日)の両日、 「食コーチング」入門研修修了者を 対象に、スキルアップセミナーを開催しました。 これまでも、 食コーチング入門研修を修了者を対象に、 以下のようなセミナーを開催しています。 ![]() 1.クライアントの自発性を促す 「問いかけ」100本ノック 2.クライアントの心に響く コミュニケーションスキル「肯定的指摘」100本ノック 3.非言語コミュニケーション力を強化する、 栄養士・健康支援者のための 身だしなみセミナー ![]() 今回は、 「肯定的問いかけ」のスキルを みなさまに、初めてご紹介しました。 「肯定的問いかけ」とは このように定義します。 相手の容姿、身だしなみ、行動、 考え方、生活習慣、ライフスタイルなどについて 問いかける話し方によって、よい評価や好意、 賛意、共感、励ましなどを示したり、 気づきを促したりする話法。 ![]() 「栄養指導」のスキルとして、 クライアントをほめることを 促すことが奨励されています。 しかし、安易なほめ方は、 クライアントと担当者との親近感を 阻害する場合が少なくありません。 日本人は、ほめられると、テレたり、 困惑したり、警戒心を抱いたり、 「見え透いたお世辞」として、 ときには怒ったりする人もいます。 ![]() そこで「食コーチング」研修会では、 底の浅いほめ方は、 ほめた人の人格の浅さを露呈する 可能性があることをお話し、 それに代わる対策をご提案しています。 ほめることのすべてを否定するのではなく、 おざなりで定番的なほめ方 (ステキ、すごい、すばらしいなど) オーバーなほめ方 (バツグン、最高、完璧) ワンパターンのほめ方 (ネクタイ、メガネ、髪型、衣服) 比較をするほめ方 (おいでになる方の中では一番、 ほかの人にも見せてあげたいくらい) とはいえ、 ほめ方の用語集のようなものを作って それをマニュアルにするのは 最悪の対策でしょう。 それこそ、 ワンパターンの量産になってしまいます。 ![]() そういう方法ではなく、 会話の想定トレーニングを繰り返し、 頭の回転率を高め、 どんなシチュエーションでも、 大人の会話ができる準備性を高めること、 まさに、 日本人による、日本語会話レッスンです。 肯定的指摘とは、 たとえば衣服の印象を伝える場合、 「きょうの青空のようなお色ですね」 体重の減量効果を感じたときには 「ウォーキングのフットワークですね」 などと言います。 いわゆる「ほめ言葉」を使っていません。 ![]() これを「肯定的問いかけ」で表現すると、 (青い服装)「天気予報に合わせたのかしら?」 「あしたも快晴という天気予報かしら?」 (体重減量) 「ご自分へのごほうび、もう考えています?」 「職場の人は、体型について、 なにかおっしゃいません?」 先日の研修会では、 以下の内容で進行しました。 ![]() 1.肯定的問いかけの事例 例)食事相談のときの一連の流れ 2.肯定的問いかけをする場合の注意点 3.演習(ビジュアル) ①髪型 ②お化粧 ③表情 ④靴 ⑤服装 ⑥姿勢 ⑦バッグ ⑧アクセサリー ⑨持ち物 ⑩本 ⑪考え方 ⑫その他 4.演習(ビジュアル以外) クライアントの話を聞いて その話の中から 肯定的問いかけをおこなう演習スタイル。 ![]() 「肯定的問いかけ」というコトバを 初めて聞く方でも、 無意識のうちに、 この話法を使っているものです。 栄養士の例でいえば、 初めて食事相談にいらしたクライアントに 「すぐに、ここがおわかりになりましたか」 「ここまでどのくらいお時間かかりましたか」 などとお声をかけることはあるでしょう。 これも「肯定的問いかけ」の1つです。 ![]() これらの問いかけには、 ここまでの道のりの労をねぎらう気持ちが 込められています。 こうした肯定的な問いかけは、 クライアントとの関係を よくする要因となるばかりでなく、 クライアントの生活観やライフスタイルに 好ましい影響をもたらすことが 期待できます。 ![]() この研修会に 香川県からおいでになった砂野知香さんは、 地元の栄養士会で 乳幼児の健康相談のお手伝いされています。 ある母親から、こんなご相談があったそうです。 「小学生になったばかりの子が、 わたしが作った食事を食べてくれないのです」 ![]() 小学生になり、学校給食が始まると、 新たな「食との出会い」によって、 いっとき、お母さんの食事への食欲を 落とすことは、しばしばあること。 そんなお母さんに、 「お子様も、いろいろと世界が 広がったからなのでしょうか」 と問いかけたそうです。 すると、 それまで心配顔だったお母様の表情が にわかに緩んだ、とのこと。 頭から断定をしないで、 「……なのでしょうか」と問いかけたことで、 お母さんには気づきがあったようです。 ![]() 研修会では、 適切・不適切な「肯定的問いかけ」が 次々と発せられました。 納得の問いかけには、うなずきやため息が。 やはり、この研修会に何回か出た方には 一日の長があるようです。 日本語会話にも、 こんなにも未開発な表現スキルがあるのです。 健康支援者の職業的スキルにとどめず、 日常生活でも、適度に活用することで、 人間関係が温かく、円満になることでしょう。 ![]() このスキルは、 従来の「聞く力」「質問力」「傾聴」とは コンセプトもアプローチも違っているように思います。 私自身、「問いかけコミュニケーション」の バリエーションやスキルについて もっともっと勉強していきたいと思っています。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2014-08-28 22:59
| 肯定的指摘、肯定的問いかけ
![]() 2月15日、16日の週末は先週に続き、 横浜は大雪に見舞われました。 またまた、主催する2つの研修会と重なりましたが、 「原則として天候によって計画を変えない」を モットーにしているので、 いつもどおり、楽しく開催しました。 1日目の15日は、 「食コーチング」入門コースを受講された方のための 食コーチングスキルアップ研修。 ![]() テーマは 「魅力的な食事相談・健康相談をおこなうための 《肯定的指摘、100本ノック!!》」。 (講師 影山なお子) 10時30分~午後5時 会場 神奈川近代文学館) ![]() 最近、食コーチングスキルアップ研修の中では 「問いかけ」や「肯定的指摘」のスキルアップに 力を入れています。 食コーチングをお伝えし始めた頃は この部分を特化してお話しするところまでは 至ってはいませんでした。 まずはともあれ、食コーチングの総論を しっかりお伝えすることを急いだためです。 しかし、一通りのスキルが身につき、 実践してゆく中で、 「こんな場合はどうすればよいのだろう」 という疑問が生じることがあります。 ![]() さらに、食コーチングが、 より実効性のあるコミュニケーションスキルであるためには、 各論の部分も、しっかりとスキル化しておく必要を より強く感じるようにもなりました。 さて、 「肯定的指摘」とはなにか。 食コーチングでは以下のように定義しています。 ![]() 「対象者との会話のきっかけをつくったり、 親近感を高めたり、 自分の利点や強みを意識していただいたりすることを目的に、 相手の様子や状態、言動などの特徴を 肯定的に指摘すること」 「『肯定的指摘』と『ほめる』との境界は かならずしも明確でない場合があるが、 相手に『いかにもほめている』と感じられることで、 お世辞ととられたり、逆に無礼と感じられたりする リスクがないとはいえない。 相手を『とにかくほめればよい』といった 安易なアプローチからは、 好ましい人間関係は生まれない」 ![]() 『肯定的指摘』とは、 ときには相手が意識していない状態や事実を あまり価値観や評価が出過ぎない表現で伝え、 相手のモチベーションを高める コミュニケーションスキルである」 ![]() 栄養士がカウンセリングや コミュニケーションの研修を受ける機会が 今よりも少なかったころ、 これらの研修を受けたことがあります。 ![]() このとき、講師の先生の多くが 「とにかく相手をなんでもいいからほめなさい」 「ネクタイの色でもなんでもいいから……」 とおっしゃっておられました。 「ほめる」ことに関しては、 子育て本、ビジネス関連書籍、 カウンセリング・コーチング関連書籍 などにもしばしば取り上げられるテーマです。 適切な頻度でタイミングよく使えば、 もちろん大変有効であることは周知のとおり。 ![]() しかし、現場で忠実にこれらを表現しようとすると ほめている側の自分も「なにか違う……」と 違和感を感じたり、クライアントを 怒らせてしまったりということも実際にはあります。 近年、「ほめ殺し」などのことばも流行っていて、 うっかり「ネクタイすてきですね」というと、 「あれ? ネクタイどこかおかしいかな?」 と相手に思わせてしまうこともあり得ます。 ![]() また、ほめ方にも「マンネリ化」があることは 体験していますし、人からもうかがうことがあります。 まるでコンピューターの音声のように、 いつもいつも、 「すてきですね」 「かわいいですね」 「きれいですね」 「お似合いですね」 「いいですね」 ![]() などとやっていると、 ボキャ貧と見てくれる人はまだ好意的で、 「マニュアルどおり」 「心がない」 「知性が感じられない」 「三流程度かも……」 などの酷評を受ける可能性も考えておく必要があります。 ![]() 今回の「肯定的指摘100本ノック」では、 髪型、お化粧、表情、 姿勢、服装、アクセサリー、 持ち物、本……といった、誰の目にもとまる状態を いろいろの表現で指摘するという ノックを行ないました。 ![]() 慣れないうちは、 どうしても、ワンパターンになりがちですが、 それでも、1日かけてじっくり学ぶことで、 語彙の引き出しが今までよりも増えたと、 実感される方が多いように思います。 肯定的指摘の一例 「きょうの青空と同じ色のネクタイですね」 「5年後まで視野に入っていらっしゃいますね」 「スポーツマンを思わせる体型ですね」 「『モンテグラッパ』ですね」 「高い視線から世の中を見ていらっしゃいますね」 「JR的なタイムスケジュールですね」 「いつも5分前精神でいらっしゃいますね」 特に褒めているように感じられなくても 相手には快い印象を与える指摘となるでしょう。 ![]() 次回は、3月23日に「肯定的指摘100本ノック」を ふたたび開催いたします。 100本ノックに挑戦されることで、 栄養士という枠にとどまらず、 自分の可能性が無限に広がってゆかれることを ご実感いただけるものと信じています。 ![]() 16日の2日目は、 今年初めての開催となる「食ジム」(第21回)。 今回のテーマは、 「栄養士・健康支援者がフリーになるとき、 起業するとき」。 (司会進行 影山なお子 アドバイザー 大橋禄郎先生 会場 神奈川労働プラザ 時間 10時30分~午後5時30分) ![]() 大雪の降った翌日にもかかわらず、 急なご欠席なく、 各地から17名の健康支援者においでいただきました。 ![]() いまから8年ほど前、 栄養士向けの雑誌などでは 「栄養士の起業、開業」というテーマで 特集が組まれたり、それらについて 講演依頼や取材依頼が多少なりともあったりした時期がありました。 「開業栄養士になるためには」というセミナーも 各地で盛況だったと聞いたことがありますし、 私の主宰する栄養士・健康支援者ネットワーク 「パルマローザ」でも企画したことがあります。 いま、そのコトバが使われなくなったからこそ、 あえて、フリーとか、起業とかのことを 話題にすることに意味があると考え このテーマで「食ジム」として開催しました。 ![]() 人生100年時代のいま、 組織に勤務している人の定年は 60歳~65歳。 2月17日の『読売新聞』朝刊には、 福岡県の高齢者の就労を支援する 「70歳現役応援センター」が紹介されています。 ![]() 仕事の紹介を希望した2500人のうち、 800人が働いており、 27%が70歳以上とのこと。 働く理由として、 「仲間づくり、生きがい」と答えた人が 相談者の9割を占めたといいます。 そう考えると、組織にいる人であったとしても、 定年後は誰もがフリーになると考えられます。 ![]() そこで、まずは参加者の 「フリー」に対するイメージをあげていただきました。 固定した組織に属さず働く栄養士というイメージ、 自分自身を商品化できる人というイメージ、 自由に仕事ができるというイメージ、憧れ、 という方もおられれば、 違ういい方をすれば、 「無職」というイメージ……という人も。 ![]() 栄養士の人材派遣会社で いろいろの栄養士さんと お会いになったという栄養士さんは、 「フリーといっても2パターンある」とおっしゃいます。 ①自分の売りで勝負する人。 ②時間があえば、どんな仕事でも請け負う人。 ある栄養士さんは フリーというと、「芸人」を思いだすとご発言されます。 ![]() ここでアドバイザーの大橋先生は 「栄養士の場合は芸人とは違いますね。 多くの芸人は、 プロダクションや事務所に所属していて まずは売り出していくのが定番でしょう。 起業することやフリーになるということは、 すべて自分がやらなくてはならないので、 ある意味では、芸人以上に負担が大きい点も あるかもしれません」 ![]() また、「フリー栄養士は、なんでもできなくてはならない」 とご発言された方には、 「それを全部自分に求めては大変なのでは? そうしたことに長けている人と ネットワークを組むことだってできるのでは?」 というアドバイスをされました。 大橋先生は雑誌編集時代を通じて 45年あまり、栄養士の歴史をも 見守ってこられた方。 だからこそ、 いろいろのご意見をいただけるのは 私たちにとってはほんとうにありがたいことです。 ![]() 大御所であられる、 東畑朝子先生、 宗像伸子先生、 亀石早智子先生、 竹内富貴子先生……などなどの例について いろいろの角度からお話しいただき、 大きな収穫となりました。 一流の先生のおそばにいさせていただくことは そうそうできることではないですが、 先生がたのお話をお聞きできるチャンスを 逃すまい、とみなさま真剣な表情で メモをとっておられました。 ![]() ![]() 次に、 「私の知っているフリー栄養士、起業栄養士」を みなさまにあげていただきました。 その人たちがどのようなところで活躍をしているのか、 フリーになる前にはどのような心構えをされておられたのか なども全員で共有することで ここにご参加になられた方にとっては、 「いまから準備しておくこと」が明確になられたのでは ないかと思いました。 ![]() 最初「フリーは憧れ」ですと おっしゃっていた方も 「組織にいてもいまから準備することがわかったのでよかった」 とおっしゃっておられたことは嬉しいことでした。 フリーと起業の違いは、 法人化しているか、 そうでないかの違いで見るのがいいのではないか、 とのご指摘も。 ![]() またフリー栄養士と内職栄養士との違いは、 「どの程度、主体性を持って働くか」という点で 見ることができるかもしれない、 という見方をお示しいただくことで、 いろいろのケースについてカテゴライズする 視点を得られたように思います。 ![]() 最後に、フリーになったり、起業したりするメリット デメリットについてお話ししていただきました。 ![]() メリットとしては、 自分のやりたいこと、好きなことができる。 自分の好きな時間に仕事ができる。 自由になれる。 憧れ……。 時間管理がしっかりできる。 ![]() デメリットとしては 収入が不安定になるという意見が 圧倒的でした。 ![]() アドバイザーの大橋先生は、 「収入が不安定になることを 心配している人は、フリーや 起業には向きません」ときっぱりおっしゃいます。 ![]() 一同、苦笑!! ただし、この「食ジム」の目的は、 フリーになることや、 起業をすすめたりしていることではありません。 ![]() どんなテーマであっても 「私とは関係ない」と思うことなく、 一定の論理でディスカッションをしたり、 問いかけたりできるようになること、 バランスのとれた健康支援者を目指すのが 「コミュニケーション・トレーニング・ジム」です。 そのことを再度お伝えすることで、 いま、組織の中で貢献できることは何か、 定年までに組織の中で準備できることは何か ということをあらためて考えるきっかけにも なったように思いました。 ![]() 大橋先生の考える、 フリー、起業化のための基本とは、 1.商品(売り)をつくる。 2.コンセプトを固める。 3.アピールアイテムをそろえる。 (名刺、パンフなど) 4.人を売る。 この4つを食ジムの最後にお示しいただきました。 4番の「人を売る」という項目は、 横浜市の現市長、 林 文子さんもその著書でおっしゃっていることでもあります。 ![]() 何ごとも、 自分自身が感じがよくないと、 人は「あなたから聞きたくない」 「あなたに言われたくない」 「あなたから買いたくない」となります。 組織にいる人であれば、 いかに上役に必要な人となるか、 いかにその企業に必要な人となるか、 いかに自分という存在が誰かのお役にたてるか、 ということを考えることが いつかかならずやってくる フリーになるまでの準備なのではないかと思います。 セミナーが終わった翌日、 食ジムに参加された1人の栄養士さんが 横浜までご相談にいらっしゃいました。 ![]() 1時間の話し合いの中で、 その栄養士さんの屋号づくり、 新しくつくる名刺の内容がほぼ決まりました。 ![]() 先日降った雪が路肩に集められている中、 春の日射しは 少しずつその雪のかたまりを溶かしてくれていました。 ![]() もう少し溶けずに固まっていたい人、 溶けて、流れて、広がっていきたい人……、 少しは見慣れた雪景色にも、 いろいろの視点があることを感じながら、 足をすくわれないように帰途につきました。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2014-02-18 00:29
| 肯定的指摘、肯定的問いかけ
![]() 「食コーチング」入門研修を終了された方を対象に、 定期的にスキルアップセミナーを開催しています。 4回シリーズのうちの第1回の入門研修では、 「食コーチングとは何か」について、 基本的な考え方や特徴などを学んでいただいています。 スキルアップセミナーでは、 これまでに学んでいただいた食コーチングスキルを 確実にご自分のものにしていただくために、 演習を中心に1つ1つのスキルを深めていただきます。 ![]() 今年初めてのスキルアップセミナーは、 「問いかけ」と「自発性の促し」について。 食コーチングの特徴の1つは、 「問いかけ」コミュニケーションを大切にすること。 従来の「栄養指導」では、クライアントの現状について あまりにも注意を払わなすぎる傾向があるためです。 とはいえ、これはあくまでも、特徴の1つであって 「問いかけ」のスキルがすべてではありません。 たとえば、こんな質問を受けたとします。 「次回のアクションクッキングはいつですか」 こんな場合は、迷わず 「次回は4月8日です。『ブランチを楽しむ』 というテーマでの開催です」と お答えするでしょう。 もしも、初対面の方であれば、 続けて、「今回は、どなたかのご紹介でいらっしゃったのですか」と お尋ねするかもしれません。 ![]() 問いかけは、よい人間関係を生み出す基本スキルですが、 お話の内容によっては即答しなければならないことも、 断言や禁止、忠告などが必要なこともあるでしょう。 人は基本的に親切にできていますから、 尋ねられたら反射的に即答したがります。 「ダイエットのためにはパン食よりも ご飯食のほうがいいのでしょうか」 こんなとき、「それはそうでしょう」などと即答しないで、 「どなたかに聞いたお話ですか」 「いまはどんなお食事をしているのですか」と、 質問者の背景を確かめます。 その方の現状に即した答えは、 それによって大きく変わってきますし、 バリエーションもいろいろとあります。 即答の前に、その質問の意味や目的を 問いかけによって確かめる、 このあたりの判断をからだに覚え込ませるのが スキルアップ研修のポイントの1つです。 ![]() さて、昨年から、この「問いかけ」と自発性の促しの研修では クライアントのよい点を見つけるためのスキルとして 「肯定的指摘」についての演習を入れるようにしました。 1.「ほめる」と「肯定的指摘」の違い、 2.肯定的指摘の定義、 3.肯定的指摘のバリエーション (ビジュアル、相手の思考、行動などについて) 4.演習 ![]() 一部の「栄養指導」研修では、 クライアントを「ほめる」ことを勧めるそうですが、 日本人はほめられることに慣れていないし、 ほめられることに懐疑的なところがあります。 「ほめ殺し」「歯が浮くようなお世辞」「見え透いたほめ方」 「おべんちゃら」など、 ほめられることをブロックすることばが なんとたくさんあることでしょう。 また、年上の人をほめる場合、 「よいお召し物ですね」「若々しいですね」 などの普通に思えるほめことばも、 相手の方には上から目線に感じられたり、 馴れ馴れしく感じられたりします。 ![]() そこで食コーチングでは、 ほめることを急がず、その方の特長を、 短いことばで指摘するスキルを学んでいただいています。 「肯定的指摘」と呼びます。 「お時間ぴったりおいでになりましたね」、 「きょうは桜色のジャケットですね!」 「ヘアスタイルお変えになられました?」 「ピアスにすぐに目が行きます」 ![]() ……などという指摘は、 かならずしもほめていなくても、 好ましい関係づくりには有効です。 相手のよい点を見つけるスキルとして いろいろのバリエーションを修得していれば いつでも、どこででも、誰とでも信頼関係が つくりやすくなるように思います。 ![]() 演習では、興味深い結果となりました。 まずはビジュアル面の肯定的指摘の演習と、 受講者の方にお話ししていただき、 そのお話の内容についての肯定的指摘の演習、 その2つの体験をしていただきました。 ビジュアルについての肯定的指摘のほうが、 たくさんご発表をいただきました。 「見えている部分」は比較的指摘がしやすい。 しかし、話の内容について肯定的指摘するには 話をしっかりと聞くのはもちろん、 その内容を短いことばで、端的に指摘しなければなりません。 みなさまも、ここで苦労されておられるように感じました。 ![]() さすがは、食コーチング1期、2期を修了され、 何度も研修に足を運んでいただいている方々の ご対応には一日の長があり、 第9期、10期の方々の気づきを促すことが多く、 よい刺激になったように思います。 クライアントのよい点を見つけるスキルは、 仕事にしか使えないというものではなく、 家庭で、ご近所で、子どもを通してのネットワークで、 学校で、職場で、プライベートで、どの生活シーンでも 使っていただけることでしょう。 ![]() 食コーチング研修を修了された方々の ご感想の中には、思わず笑んでしまうような内容も少なくありません。 「毎日が楽しくなった」 「『お母さん、かわいい』」と、子どもからいわれた、 「職場で昇進試験、面接があり、上司から高い評価をいただいた」、 「開催している料理教室が、自分の生きがいになっている」 「勤務する介護老人施設で、 上役から『ファッショリーダー』とほめていただいた」 今年、創設10年になる「食コーチング」。 これからも、いらしていただくみなさまの 言語的、非言語的コミュニケーション力強化の お手伝いを通じて、日本の健康支援者の いっそうのご活躍のお役に立ちたいと思っています。 ▲
by palmarosak
| 2012-03-22 21:53
| 肯定的指摘、肯定的問いかけ
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