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2020年12月19日(土)、 「食ジム」第93回は、 「コロナ禍は栄養士に、どんな課題を与えているか」 というテーマで開催し、 以下のように進行しました。 ![]() 1.私が、見た・聞いた・相談を受けた「コロナ対策」、 マユツバ事例。(メディア、広告、公的機関など)。 2.コロナ禍における私の予防対策、上位の3ポイント。 3.「免疫力を高める栄養学」というものはあるのか。 4.「食事で免疫力を強化したい」との相談を受けたとき、 相手の期待を裏切らない対応とはどういうものか。 5.「コロナ禍」経験で、栄養士はなにを学んでいるのか。 ![]() 今回のテーマでは、 いつもにも増して いろいろの意見があがりました。
その中には、 「ほんとうにそうなの?」 と、食の専門家である私たちさえ、 信じてしまいそうな事例まで リアルなご報告がありました。 ![]()
マユツバの事例として、 *「コロナには、お茶の成分や納豆、 ヨーグルトがイイ」 *「朝、いっぱいの白湯をのむとイイ」 *「〇〇〇〇という、うがい薬がコロナに効く」 *「免疫力を高める食材」として、 ある特定の食材をすすめる怪しげな医師、
学校の栄養士さんからは、 学校の正門前で、子どもたちにスピーチしている 集団がいるという発表が。 ![]() フリーランスの栄養士さんのご報告は、 近しい方から、 「あの病院は、コロナの人を受け入れているから、 そばに近寄らないほうがいい」と言われた、と。 ![]() スポーツクラブに通っている栄養士さんからは、 「ヨガをしている人は、コロナにかからない」 という、独自の判断で話している インストラクターがいることを、教えていただいたり。
大橋先生からは、 飲食店の店員がテーブルをふくふきんと、 椅子をふくふきんを分けていたのは感心したけれど、 それを置くときは2枚を重ねていた! もちろん、店側にはそのことを指摘されたとか。 ![]() 病院や高齢者福祉施設にご勤務の栄養士さんは、 次亜塩素酸水の空中噴霧を、 まだおこなっているところがある という事例のご報告。
コロナを受け入れている病院ではないけれど、 「コロナに罹患している患者さんも潜在的にいるだろうから、 食器はすべて使い捨てにしよう」と、 上長から提案されたという事例も。 (厚生労働省から示されている、科学的根拠をもとに、 プレゼンテーションをしたことで、のちに解決済みの事例) ![]() 実際、コロナ禍の中で、外に出ない方も多いため、 こうした、科学的根拠のないうわさを、 誰にも確かめるすべがないまま、 マスメディアで報じられたり、 発信者が不明なネットのニュースを鵜呑みにしたりする人も 少なくないことは、みなさんが体験していること。
次に、みなさんから ご発表いただきました。 ![]()
手洗い、マスクの装着、うがい。 どなたでもなさっている予防策が 上位にはいったのはもちろんですが、 それ以外にも、こんな予防策も出ました。 ![]() *コロナ禍を恐れるあまり、 心が病気にならないよう、 いつもお目にかかっている友人、知人と メールや電話で頻繁に連絡をとっている。
*マスクの装着、手洗い、うがいなど、 徹底的に防備したうえで、 外出することを恐れすぎない! ようにしている。
*マスクもファッションと考え、楽しんで マスクライフを楽しんでいる。 ![]() 人類の長い歴史の中では、 大きな災いを英知によって 乗り切ったという過去があります。 いまも、その渦中にいる私たちも、 ![]() 戦争を体験された方々が
そんなとき、 「怖かった~。もうあんな時代はごめんだ! とにかく、安全がいちばんですよ」 と、答えるのだけは、やめておきたいと考えます。 ![]() そんな時代でも、 「ココロの中は、平穏だった」 「むしろ、こんなこともできた、あんなこともできた」 と、自分たちの創意工夫に富んだアイディアや実体験を 紹介している自分たちがいるのではないか……と、 みなさまのご発言からそう感じました。
実際、このような状況の中で 「コロナに効く栄養ってあるんですか」とか、 「免疫力をあげる食事ってあるんですか」とかと ご相談を受ける栄養士さんも少なくありません。 ![]() そんなとき、 「そんなものあるはずないでしょ!」 「免疫力がある食事があればいいですよね」とかと、 「即答したのでは味も素っ気もない」と大橋先生。
「免疫力」とは(広辞苑 第七版) 「生体が疾病、特に感染症に対して抵抗」力を獲得する現象。 自己と非自己を識別し、非自己から自己を守る機構で、 脊椎動物で特に発達。 リンパ球・マクロファーブなどが働いて特異な抗体を形成し、 抗原の作用を排除・抑制する。 ![]() 「もし、そのようなご相談があったら、
ある特定の食品のみを羅列するのではなく、 ご相談者のライフスタイルを聞き取り、 そのライフスタイルに沿って、 「問いかけ」ることで、相手の気づきが一層高まるでしょう。 ![]() 栄養士・健康支援者にお話ししたことで、 誰かの心は、かならず軽くなるはず。 自分の悩みを、いっしょになって共有してくれる人が 身近にいるのだということも、 その方にとって「生きがい」になるかもしれません。 ![]()
そのような1つ1つも ![]() 「コロナ禍」という時代に遭遇したとしても、 「栄養士として、どう、生きるか」 という社会的使命をたたきつけられたような 1年であったのではないかと、 「食ジム」2020年の最後の回で、 さらに自覚しています。 ![]()
そのような中で、 ![]()
今年は、4月、5月の「食ジム」が開催延期となり、 ![]()
「会場をお借りできないから、開催できない……」 と、嘆いている私に、 大橋先生が「影山さんの自宅があるでしょ?」 とおっしゃってくださったことで 少人数ながら開催することができました。 ![]() いまでは、それもよい想い出です。 ![]() 2020年の「食ジム」をはじめ、 今年からスタートした 「食コーチング」講師養成講座の研修が すべて終わりました。 ![]() ≪おせち料理教室≫を開催します) ![]()
来年、また、元気に、 「食ジム」「食コーチング講師養成講座」 「食コーチング」入門研修、 「食コーチング」スキルアップセミナーで お目にかかれますことを、楽しみにしています。 ![]()
▲
by palmarosaK
| 2020-12-27 23:13
| 食ジム
![]() 2019年12月22日(日)、 「食ジム」第84回を開催しました。 テーマは、 ≪「あと押し型のリーダー」のセンスとは≫。 10時30分~17時30分まで、 横浜市技能文化会館で開催しました。 (座長 影山なお子 アドバイザー 大橋禄郎先生)
![]() 今年、「食ジム」は、全部で11回の開催。 1月~12月に開催した「食ジム」のテーマを 以下に示しておきます。
![]() 1.1月20日(日) 「食ジム」第74回 ≪栄養士が「得意料理はなんですか」と聞かれたら どう応えるか≫ 座長 崎山光江さん アドバイザー 大橋禄郎先生 影山なお子
![]() ![]() 2.2月16日(土) 「食ジム」第75回 ≪「健康支援者」のお金の使い方≫ 座長 米澤須美さん アドバイザー 大橋先生 影山 ![]()
3.3月24日(日) 「食ジム」第76回 ≪女性の社会活動のための環境を どうつくっていくか≫ 座長 影山なお子 アドバイザー 大橋先生
![]() 4.4月28日(日) 「食ジム」第77回 ≪健康支援者の「ていねい表現」は どう磨けばよいか≫ 座長 大橋禄郎先生 ![]()
5.5月26日(日) 「食ジム」第78回 ≪日本人の「食」と「健康」は どこへ向かうのか≫ 座長 真田美紀さん ![]() 6.7月7日(日) 「食ジム」第79回 ≪健康支援者の「話力」をどう磨くか≫ 座長 高藤法子さん アドバイザー 大橋先生 影山
![]() ![]() ![]() 「食ジム」第80回 ≪栄養士・健康支援者は、 国語表現力をどう磨けばよいか≫ 座長 大橋禄郎先生
![]() ![]() ![]() 8.9月22日(日) 「食ジム」第81回 ≪ミーティング・会議じょうずになるための ポイントとは≫ 座長 佐藤由起子さん アドバイザー 大橋先生 影山 ![]() ![]() ![]() 9.10月27日(日) 「食ジム」第82回 ≪クライアントに外食・中食の効用を どう説けばよいか≫ 座長 みなきまゆみさん アドバイザー 大橋先生 影山 ![]() ![]() 10.11月24日(日) 「食ジム」第83回 ≪男性の健康意識を高めるには、 どんな話力が必要か≫ 座長 三上聡美さん アドバイザー 大橋先生 影山
![]() ![]()
![]() ところで、 「食ジム」のタイトルを決めるとき、 「いま健康支援者に、または社会に なにがが求められているかを 情報と感覚で察知すること」と、 大橋先生にご指導いただきます。
![]() 人の思考は、 いろいろのことに興味を持っているはずだから、 自分の興味のあるテーマにとらわれることなく、 守備範囲が狭くならないようにしています。
![]() 食事相談、健康相談に携わる 栄養士・健康支援者であるからこそ、 「仕事の話以外に話題がない栄養士」 とならないように。
私自身、 「食ジム」を企画、主催する立場ではありますが、 毎回、この場に臨むたびに、 頭の中がシャッフルされるかのよう!!
![]() 終わった後は、 「スッキリ爽快な気分になる」と、 ご参加の方々に、 お声をかけていただきます。
「食ジム」今年最後のテーマ、 ≪「あと押し型のリーダー」のセンスとは≫では、 以下の内容で進行しました。 (解説は、大橋先生のブログ
![]() 1.私をあと押ししてくれた、あの人のあのコトバ。 2.「あの人をあと押ししたことになるかもしれない」 と、思える私のアクション(問いかけ、その他) 3.ひっぱり型リーダーとして役割を果たしたあのとき、 あの場面。 4.あと押し型リーダーシップをいつ、 どんなときに発揮するか。
「食ジム」では、今回に限らず、 ご参加の方全員に、少しばかり、 過去に戻っていただき、そのとき、 ご自身が体験されたことをお話していただく時間を 毎回設けています。
![]() そうすることで、 通り過ぎてしまっていた過去のあるできごとが、 鮮明になり、そのとき、 声をかけていただいた 「あのひとこと」「このひとこと」が あったから、今がある、と あらためて気がつく方が少なくありません。
私自身、病院栄養士として勤務していたころ、 複数の信頼おける方がたから、 「影山さんなら、フリーで活躍できる」 と、おっしゃっていただいたことが、 その当時の私の背中を押してくれたことは、 今でも忘れません。
![]() 冷静に考えてみれば、 実際、「フリーで活躍できるよ」といわれても、 次の仕事が決まっているわけでもなく、 実際、そういう予定をしていたわけでもなく……、 ただ、その方の感覚でそうおっしゃったそのおコトバ。 エビデンスはまったくありません。
ですが、そのときの私のモチベーションは グーンと上がったことはまちがいないのです。
![]() アドバイザーの大橋禄郎先生は、 どなたから、どんなあと押しを受けたのでしょうか。 「たくさんあるのですが」 と、前置きをされた後、 水中カメラマンとして 国内外の海の写真を 日本中の人々に紹介され、 月刊誌『マリンダイビング』 という雑誌をたちあげられた、 「舘石 昭さん」のお名前を おあげになりました。
舘石さんの発行される雑誌に、 大橋先生が おハガキで感想(内容の指摘も含め)を お送りしたところ、 「お会いましょう」ということになり、 その結果、大橋先生も、舘石さんの発行する 雑誌の編集にかかわるようになり、 今度は先生があと押しすることになったのだとか。
![]() もう1つの事例もご紹介くださいました。 大橋先生が小学2年生のとき、 都会のこどもたちは、田舎に疎開。 疎開にも、2種類あって 「縁故疎開」と「集団疎開」。
縁故疎開とは、 親戚縁者を頼っての疎開。 集団疎開は、 学校単位でみんなで疎開をするケース。
![]() 先生の2番目のお兄様が、 (先生は6人兄弟) 「集団疎開は男になれる」と、 おっしゃったそのひとことが、 親兄弟と別れて松島に行くことに。 小学生のこと、 親と離れての長期滞在のため、 大半の子は、寝るときにシクシク泣き出すとか。 そんなときでも、 「男・禄郎」は歯を食いしばってがんばった。 (「涙を一度もこぼさなかったとはいわないけれど」と)
![]() 小学2年生のときにかけてもらったひとことを、 76年後も鮮明に覚えている! 私自身、そのことに驚きました。
私たちがお声かけをさせていただくひとことが 5年先どころか70数年後まで 影響をすることの実例を お見せいただいたようにも感じました。
![]() 2番の項目、 ≪「ひょっとして、あの人を後押ししたことに なるかもしれない」と思える、 あのときの私のアクション≫では、
小学校に勤務される栄養士さんからは、 「食べられないものが多いお子さんがいらして、 ちょっとずつでも、食べることができたら、 2人で手をとりあって、 飛び上がって一緒に喜びあっています。 『食べられたね~。よかったね~!』って。
![]() あるとき、その保護者の方から 『うちの子は、先生の喜ぶ顔が見たいから、 がんばって給食を食べている』と、 うかがったのです。
栄養士の先生が、 給食を少しでも食べられるようになったことを ちゃんと見てくれており、 自分のことのように喜んでくれる姿は、 この先も一生、忘れられない想い出になるのでしょう。
![]() このお話をお聞きしたとき、 参加者全員から 思わず、拍手が起こりました。
その他、 こんなお声もあがりました。 「以前、『食ジム』で、 私がスポーツクラブに通っている話をした後、 そのときご同席されていた〇〇さんも スポーツクラブにご入会されたと伺いました。
仕事以外の場で、 『あと押しをしたことになるかもしれない』と、 思えた事例の1つです」
「以前、個人的な事情で、 ある栄養士サークルを 退会したことがあるのです。
1年が経つころ、 ご一緒に活動していた〇〇さんから 『そろそろ復帰ですか』とお便りをいただいたのです。 そのとき、『戻っていいんだ』と、 うれしかったことを覚えています」
![]() 影山は、2つの事例をご紹介させていただきました。 10年ほどまえ、 個人サポートをさせていただいた栄養士さんで、 将来に対するいろいろのご相談を受けていたことがあります。
![]() そのとき、 「私が○○さんだったら、 お寺のスペースを使って、 サロンやお料理教室をやっているかも! ホームページはどうするんですか。 場所がいいので、外国人の方々からも きっと、多くアプローチされますね」
![]() いまではその栄養士さん、 日本とアメリカを代表する 栄養士さんになられています。
![]() もうお1人の栄養士さんは、 ご結婚で関西にお引越しをされたため、 お電話で個人サポートをさせていただいたことがありました。
「関西圏では、どうなっているんですか。 関東では、飽和状態の情報であっても、 地方では異なるとうかがったことがあります。 会場探しはどうされているのですか。 ホテルなどに営業をされたのでしょうか」
「近い将来、 ピラティス指導者に対して、 ご講義をされる時期がきます。 そんなとき、 ピラティス指導者のための『食コーチング』も、 ご講義もできますよね」
![]() いまでは、その栄養士さん、 京都を中心に、ピラティスを切り口に、 食コーチング第1期生として 指導者育成側としても 積極的にご活躍だとうかがっています。 ![]() さて、参加者の方々をふくめ、 私自身も、 「あ! 勘違いしていた」と、 情報を更新できたことがあります。
それは、 「ひっぱり型リーダー」も 「あと押し型リーダー」も どちらが、いい、悪いではないということ。
![]() たとえば、 食コーチングプログラムスや、 パルマローザを主宰している 影山なお子は、 「食ジム」、 「食コーチングスキルアップセミナー」 「身だしなみセミナー」 「メイクセミナー」 「話し方セミナー」 「文章教室」 「ぶらパルマ」「歩コム」などを開催しています。
![]() 日程を決め、会場の抽選会に並び、 会場費のお支払に伺い、 ランチ会場を決め、 募集をかけます。
![]()
個人サポートをさせていただいている影山は、 「あと押し型リーダー」としての影山を発揮。 ![]() でも、 クライアントの方から ご依頼があり、「〇〇してほしいのだけれど」 というご希望があれば、 「〇〇」をご希望のクライアントのために、 情報を複数提示するでしょう。
![]() Aというプランと BというプランとCというプランと、 ここでは3つの選択肢を示す、という方法で、 対象者をひっぱります。
![]() ときと場合によって、 「あと押し」をしたり、 「ひっぱり型」であったり、 していたことを、 各自があらためて気づいたのでした。
![]() でも、こんな場合はNG。 「あの人は、優柔不断の人だから、 ガツンと言ってやらないとだめ」 「人によって」ではなく、 話題やアクションプランによって あと押しをしたりひっぱったり。
![]() 食事相談に限らず、 日常会話というものは、 話したり尋ねたり、 強く押したり泣きついたり、 叱ったり、慰めたり……。 ![]() 「食コーチング」研修では、 どちらかというと、 「あと押し型」を中心に、 進めてきたので、 私自身、この回に参加できて、 あらためて「よかった!!」と猛省しました。
![]() 考えてみれば 「当然」のことかもしれませんが、 それを、コトバで伝えることができなければ、 「なかったこと」になってしまう。
世の中には、 臓器移植コーディネーター、 婚活コーディネーター、 妊活コーディネーター、 終活コーディネーター、 デパートやホテルのコンシェルジュ、 などなど、たくさんの ひっぱり型リーダーが健在します。
![]() 大橋先生がいつもおっしゃるように、 「2人そろったら、そこから社会」 というコトバを胸に、 これからも、自身の 「あと押し型リーダー」 「ひっぱり型リーダー」を 極めることができるようがんばりたい! と、心から思えた1日でした。
![]() うれしいことが1つ。 この「食ジム」に 久しぶりにご参加いただいた方がおられたこと。 「食ジム」第2回に参加されて以来とのこと。 しばらくお出でになれないときがあっても、 イベントを続けていれば、 「また行ってみたい!」と思っていただけるのだと あらためて実感しました。
これも、私自身が 企画という形で 「ひっぱる」ことを続けたから、と分析しました。 ![]()
クリスマス直前の「食ジム」第84回の開催。 座長というお役ですので、 「クリスマスの帯をして、お着物で行きたい!」 と、みなに公言していたら、 お1人、 「私もご一緒させていただきたい!」 というお仲間と、 早朝の銀座で、着つけをしていただいてから、 横浜に会場入りしました。 ![]()
このケースは「あと押し型?」 「ひっぱり型?」どちらなのでしょう? ほかに和服であとに続く人がいれば ひっぱったことになるし、 偶然、この日、和服を考えた人がいて、 その人が、意を強くしてくださったとすれば あと押ししたことになるし……。 ![]()
でもでも、 そこまで「引っぱり」と「あと押し」に こだわることもないでしょう。 「かぶった」場合は、 あと押しどころか、ダメ出し効果にもなるわけだから。 ![]()
そう、食ジムは、 ひっぱり過ぎず、あと押しし過ぎない、 フットワークのよい話力を磨く トレーニングジムということでしょう。 令和2年も、健康支援者の話力を、 そして健康のカタチを磨き続けましょう。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2019-12-31 23:55
| 食ジム
![]() 横浜・関内の会議室で 「食ジム」第81回を開催しました。 テーマは 「ミーティング・会議じょうずになるためのポイントとは」 (座長 佐藤由起子さん アドバイザー 大橋禄郎先生、影山なお子、 時間 10時30分~17時30分)
![]() 栄養士さんの中でも、 行政栄養士さん、 企業においては管理職クラスの方々は、 毎日ほぼ会議で時間が費やされる……、 とおっしゃる方も少なくありません。
そういう環境であっても、 栄養士という専門性のある職業だからか、 「会議とは何か」 「会議をより有効にするためのコミュニケーション力」 について、各々が議論する場は、 ほとんどない……現状に気づかされます。
![]() 佐藤座長は、以下の項目で進行されました。
![]() 1.ミーティングや会議で、 私がストレスに感じるのはこんなところ。 2.スカッとさわやか。わが人生における 「ベストミーティング」or 「ベスト会議」を あげるとすれば……。 いつ、どこで、どんなメンバーで、 こんな話し合いをしたときのこと。 3.ミーティングや会議に参加するときの私の流儀。 4.「ワースト・ミーティング」or 「ワースト会議」 をチェックする。 5.よいミーティング、よい会議にするための条件を 100個あげるとすれば……。
![]() 佐藤座長は、アドバイザーの 大橋禄郎先生のご指摘によって、 「ミーティング」と「会議」の違いについて 次のように定義をされました。
![]() ●ミーティングの定義 ・3人以上の公的な(余暇活動を含む社会活動)話し合い。 ・かならずしも議題が決まっていないことも多い。 定期、不定期、臨時に行なう。 報告、連絡、定例の顔合わせなど。 議長・進行役などを置かず、 上長、担当者などが進める場合もある。
![]() ●会議の定義 ・3人以上の公的な、進行ルールのある話し合い。 ・議題があり、日時などは事前に通達する。 ・議長または座長を置き、 原則として発言は 議長等の指名または許可を得て行なう。 ・書記担当を置き、議事を記録する。
![]() さて、まずは全員が発表する 「ミーティングや会議で、 私がストレスに感じるのはこんなところ」から。
参加者14名全員が、 ミーティングや会議に関して、 ストレスを感じていることが 改めてよくわかりました。
![]() ・方向性がわからない会議。 雑談になってしまいがちになったり、 単なる井戸端会議になってしまったり。
・声が小さい進行か係。 何度指摘しても変わらず、 参加している全員が、聞こえていない状況で 毎日ミーティングが進められる。
![]() ・会議の間、自分の意見を堂々と発言せず、 コソコソと隣の人と話している人がいる。
・毎回同じ内容の会議。何を話したのかほとんど覚えていない。
・「情報交換しましょう」という名目だが、 相手はこちらの必要とする情報を持っていない。
![]() ・ボランティアで運営している団体の会議で、 会議経験のない主婦の方々がしきっていること、 ボス的な存在の人には、 なんのための会議なのか……と戸惑う。
![]() ・店長会議で、売上が悪い店舗の店長が、 毎回やり玉にあがり、 ![]() 傍から見ていても、 そのため、参加していて辛かった。 「どうして改善しようとしないのか」が
![]() ・病院での会議のとき、 「さあ、忌憚なく と院長に促され、現状を話したら、 「そんなはずはない」と、キレてしまわれた。
・会議でみんなの承諾がとられたはずなのに、 後日、その会議の報告書が 毎回、内容が変わっている。 なんのために会議をしているのかがわからない。
![]() ・ある心理学系の会議に参加したとき、 初参加にもかかわらず、 全員がニックネームで呼び合っていたのに 違和感があった。
・「質問がまったく出ない(出さない?)」会議。
![]() 出るわ、出るわ……みなさまのストレス度は 冒頭のこの項目でマックスに! みんな、こんなに我慢していたのね!! というくらい、 イキイキとご発表くださいました。
![]() その一方で、 次の「わが人生における、
![]() 学校の栄養士さんからは、 「学校栄養士の会議で、 会長さんの司会進行がとてもスムースで、 参加した後もすっきり、さわやかな後味になる」 とご発言。 よくよく聞けば、 その会議のトップの栄養士さんが 「とにかく感じがよい方なんです。 服装もきちんとされている方」 その感じよさが、会議の成功へと 結びついているとご発言されたのには 一同、納得しました。
![]() その他 保育園の栄養士さんからは、 会議の冒頭で かならず、「この会議の目的は……」 と、座長がご発言されるとのこと。 そのことによって、 会の内容が、 というご発言がありました。 ちなみに、参加している栄養士の半数は、 ジャケットで臨んでおられたそう。
![]() 影山からは、以下の会議をあげました。 2006年9月からスタートさせた 栄養士ネットワーク≪パルマローザ≫が、 全国各地の栄養士・健康支援者に配布するための 定期機関紙発行に向けての編集会議。
![]() 会議室を都内に借りて、 仕事が終わった後の2時間程度、 参加者10人前後での会議。
![]() ホワイトボードがあり、 そこには きょうの議題、 (定期機関紙のネーミングについて、 発行目的、内容、対象者、部数……) 参加者の名前、 開催時間の明示……などが書かれており、 10年以上前の会議ですが、 「自分たち(栄養士)の可能性を広げてくれる会議」として 強く印象に残っています。
![]() 大橋先生は、以前から 「日本人はコミュニケーションが苦手」 という事例の1つに、 以下のお話をよくなさいます。
![]() 「パーティーなどに参加するとき、 『元を取ろう!』といわんばかりに 食事の前に立ちはだかり、 お皿に山盛りに載せている人をたくさん見かける。 たくさんの食べ物を口にいっぱいほおばることで 人と話す機会を自らが少なくしている……」と。
![]() 「パーティーは食事をするところではない。 人との会話を楽しむところ」と、先生。
![]() そう考えると、先日、鑑賞した映画 「ニューヨーク公共図書館」を思い出します。 108年の伝統があるこの図書館の舞台裏を、 御年89歳のフレデリック・ワイズマン監督が 描いたドキュメンタリー映画。3時間40分。
![]() 本来であれば入ることができない 「スタッフ・オンリー」の舞台裏に
![]() 何度も繰り返される幹部たちの会議-- いかに予算を確保するか、 (日本の図書館とは異なり、企業の寄付が 図書館運営費の半数を占めるため) 企業に納得して予算をもらうために、 どんなイベントを行なうか、 ベストセラーの図書を入れるのか、 それとも、後世に残す本を図書館としては入れるのか、 図書館を住まいとしようとするホームレスの問題、 移民の人たちに対する語学教育はどうするか、 などなど、丁々発止の意見のやりとりが この映画のいわば「主役」。
延々と続くミーティングが主役の映画を 撮ろうと思った監督もすごいけれど、 こんな地味な映画を観るために入場する日本人観客もすごい。 会議苦手の日本人のはずなのに、 そこそこの観客があったことはうれしい現状。
![]() この映画、途中休憩も入れて3時間40分。 めったに体験できない長尺もの。 でもでも、 「食ジム」は1つのテーマで まる1日のディスカッション。 その時間7時間(途中ランチタイム含め)。 ![]() 大橋先生からは 「食ジムだって負けてないんじゃない?」 「しかも、81回も続けているのでは?」 というご指摘!!!
「会議はつまらないもの」 と、多くの日本人は思いがちですが、 わが「食ジム」では、 その都度、選任される座長さんと、 アドバイザーとによって、 軽々と1日かけての話し合いをこなしています。
![]() この形式は「会議」というよりも「ミーティング」 いや、「ワークショップ型」または 「ブレーンストーミング型」ディスカッション?
最後、 「よいミーティング、よい会議にするための条件」として 100個をあげることを目指して、 みなさんからあげていただきました。 以下、大橋先生の補足を含めてご紹介します。
![]() (順不同) ≪主催者≫ ・会議の主催者は事前に日時や所要時間、 議題などを、見落としのない方法で告知する。 ・会場は、参加人員に沿った広さと明るさを。 広すぎる、狭すぎる、外部との境がない、 などは、議事内容に好ましくない影響がある。 ・座席は円卓型または「ロ」の字型に配置し、 互いの顔が見えるようにする。 ・会議は、地位、役職、雇用条件に拘束されない 自由発言の場とする。 ・日時、記入者の氏名をかならず記入する。 板書係は速記力、要約力を要する。 それなりのキャリアが必要。 ・開会、閉会の時刻を厳守する。 ・閉会時には、議長が会議内容をまとめ、 全員に正確に伝え、確認を得る。
![]() ≪出席者≫ ・開始の数分前には着席して開会を待つ。 ・身だしなみを整えて参加する。 履物などもだらしなく履かない。 足の組み方などにも注意する。 ・最小限の飲料以外、原則として持ち込み禁止。 ガムも避けたい。 ・スマホの持ち込みも原則不可。 ・参加者は表情でも参加する。無表情、 伏し目がち、眠そうなどは厳禁。 反対に、人の発言に反応し過ぎない。 ・書類を読み続ける、記録を書き続ける、 髪をいじり続ける、どこかを掻く、咳をし続ける 鼻をかむなど、 ・発言は挙手をして、 発言する。全員に聞こえる声量で。 近い人にだけ聞こえる話し方は避ける。 ・セクショナリズムに陥らない。 自分の所属するセクションの努力や苦労を言い募ったり、 ほかのセクションの責任を問うなど、 情緒的な言動は慎む。 ・議長に任せきらず、ときには 「発言していない人の意見を聞きたい」 「この議題から次に移っては?」 「このペースで時間内で終われますか」 などの発言をして進行を促すことも必要。 ・決議内容の確認は参加者からも要求する。 ・場外乱闘をしない。 (会議の内容に対しての発言は、 時間内で疑問を伝える) ・終了後、会場の後片づけなどを手伝う。 (地位に関係なく)
![]() こうした1つ1つの項目を ディスカッションしたことで 明日の会議がいつもとちがう! なんてこともあるかもしれません。
「会議名人」は、 大きな社会貢献、環境改善ではないか…… そんなことを考えた「食ジム」でした。 ▲
by palmarosaK
| 2019-09-27 13:14
| 食ジム
![]() 「食ジム」第79回を開催しました。 テーマは 「栄養士・健康支援者の話力をどう磨くか」 (座長 高藤法子さん アドバイザー 大橋禄郎先生 影山なお子 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時30分~17時30分)
![]() ![]() 「栄養指導を現場でやってみたい」と、 考える人が、今も昔も多いようです。
ところが、晴れて就職して、 意気揚々と現場に出ると 「あなたの話なんか聞きたくない」 と患者さんに言われれたり、 そこまで直接的でないにしても、 患者さんから無視や無言の抵抗を受けたり。
![]() それだけでなく、 自分自身が「毎日、患者さんにお話していると 内容がマンネリになってしまう」 と、落ち込んでしまうことも……。
その原因の1つに、 教育現場での 「魅力的な伝え方のトレーニング」の不足が あることは確かです。
![]() そういうこともあって、 今回の「食ジム」では、 「話力の磨き方」を取りあげました。 その進行プログラムは以下のとおり。
1.これまで出会った魅力的な日常会話力、ベスト1~2。 なぜ? どんなところ?
2.どうも気になる、こんな話し方、こんな講演など。 (それぞれの体験、テレビ、ラジオなどから)
3.聞くも涙、語るも涙――「わが、やっちまった物語。」 (日常会話、スピーチ、食事相談、講演などの失敗と対策)
4.スピーチや講演で、お手本にしたい人ランキング。
5.魅力的な話力の条件とは――日常会話-プラスα
6.話力を強化するために、どんなアクションが必要か。
「話力」は、国語辞書には載っていないそうで、 冒頭に、高藤法子座長は、 「話力」の定義を冒頭でお示しくださいました。
アドバイザー大橋禄郎先生からも こんな定義が示されました。
「発話行動において、 その目的(*)、対象者、時と場合などに応じて、 より高い効果を得るための言語表現能力。 『会話力』はその一部。」
*「(発話行動の)目的」とは、 対話、説得、依頼、求愛、座談、スピーチ、 会議、討論、司会、講話、講演、講義などがその一例。
(上記の定義にはありませんでしたが、 「断る話力」「叱る話力」「騙す話力」もあるはず、とか。 そして、「話力」は「会話力」の略ではなく、 もっと広い、ということです) プログラムの1番は、 参加者全員からのご発言。
魅力的な話力の持ち主をあげていただきました。
・「問いかけ」が多い人。 何気なく使っているコトバに、 「『普通』ってどういうこと?」と、 問いかけることで、相手に気づきを促していた。
![]() ・ある病院の事務長が、 「この写真ってどうかな?」とスタッフに問いかけ、 相手の意見を尊重してくれる。
![]() ・30年前の同僚の保健師さんをあげた人は、 「そのときの状況はよく覚えてはいないけれど、 とにかく、自分の話をよく聞いてくれたように思います。 それが心地よかった。アドバイスではなく、 『それはどんなことなの?』『どんなふうに?!』のように」
![]() ・自分の近況を覚えてくれている人。 どんな些細なことでも覚えてくれていて、 「あれからどうなりました?」 自分でも忘れていた内容を、 温かいものを感じる……などなど。
![]() これらに共通しているのは、 「話し方」というよりも「問いかけ」。 その根底には、やさしさと気づかいがあること。
家族である夫や子どもの事例を 「魅力的な会話を話す人」に あげておられた方もいらっしゃいました。 「家庭円満は話力から」でしょうね。
![]() 社会的な活動をしていないから 「家族にしか目が向かないのでは?」 という視点ではなく、 社会的な活動をしているからこそ、 身近な人との会話にも、 社会性のある、そうした肯定的な評価ができる、 それも、その方の才能でしょうか。 そのご家族の事例で 一同が和みました。
お寺の僧侶であり、 病院の栄養士としてご活躍の 浅尾沙也さんは、 「祖母が通うデイサービスで 七夕のイベントで短冊にお願いを書いたというので、 祖母に『なんて書いたのですか』と尋ねたら、 『天の川で泳ぎたい』とお願いしたと、 お話ししていました」
![]() なんともチャーミングな90代! おばあ様の魅力的なお話を タイムリーにご紹介くださった沙也さんの話題力と、 おばあ様に対するていねいなことばづかいに 拍手が起こりました。 「食ジム」に初めて参加された 沙也さんのお母様であり、 港区・常國寺の僧侶、浅尾昌美さんは 大橋先生を、魅力的な日常会話の人として あげられました。
![]() 大橋先生のコーチを10数年受けておられる 浅尾さん曰く 「とにかく私のことをほめてくれる!」 「だからこそ、海外の活動もラジオや新聞の活動も 堂々と自信を持って臨むことができています」と。
![]() ほめることは、 という事例でした。
その大橋先生は、 旧知のお仲間であるダイビング海関係の方の例を あげられていました。 ![]() 自分が別れた奥さんの名を当てられたとか、 青森県の恐山に行って、今は亡きお父さんと話をしたとか、 日露戦争のときのロシアの沈没船から 金塊を引き上げようとした人の話とか…… 当たり前でない話題を提供してみんなを惹きつける」 ![]() 座長の高藤法子さんは、 行きつけの美容師さんをあげられました。 やはり、いろいろと問いかけてくださるとか。 アドバイザーの大橋先生のご指摘は、 「昔から、町の理髪店や美容院は、 町内の情報センターいわれるくらい、 家々、人々のうわさ話を把握していた。 問いかけじょうずは、 お客と向き合う職業の基本スキルでしょう」
![]() 「話力」を強化するということは、 「問いかけ力」を強化することと 隣り合わせと言ってもよいでしょう。 以前から整体師の養成校で 食コーチング型の問いかけをお話ししていますが、 このところ、 講話のご依頼が増えているのも、 その多くは、 話し方よりも、問いかけ力を強化したいと 経営者が考えるようになってきているからでしょう。
![]() では、「気になる話力」にはどんな例があるのでしょう。 これも、みなさまのご経験は豊富です。
・上役に、何か提案をするたびに、 「私はいいんだけれどね……」と言われる。 否定から入るこのひとことでモチベーションが下がる。
![]() ・質問に答えると、 「ですよね~」と返す人。 「わかってるんだったら、聞くんじゃないよ!」 と、心の中で怒りがこみあげてくる。
![]() その人の話をよく聞いてみると、 別に「逆」なんかなってはいない。 (それは、相手の注意力を高めようとする 深層心理によるものでは? とは、アドバイザーの解説)
![]() ・会話の中に「まぁ」「え~っと」「お~っ」などが 1分間に10回以上入る人の話は 中身が頭に入ってこない。
![]() ・舌足らずの幼稚な声、 こもったような声は聴きづらい。 トレーニングしてほしい。
・日常会話はとても優しい印象の栄養士さんが 講演になると、急に上から目線で話すようになる。 「あなたたちは……」 「野菜ジュースは野菜ではありません!」
![]() ・講演中、ずっと会場が暗く、 パワーポイント中心に文章を読んでいるような人。 自らの魅力がいっさいアピールされず、 ただただ原稿を読んでいるだけの印象の講師。
私自身を振り返ると、病院栄養士時代 まさか私が大勢の方を前にお話をするなんて 考えもしませんでした。 だから……と言い訳になってしまいますが、 病院栄養士時代の私の講演は、 いま、想い出しても穴があったら入りたい! でも、そういう私にも指名があるのが現実。
![]() ![]() その後も、ビジネスマン向けに話をする機会があって、 そこでは、話題の出典などまで、 あれこれと指摘を受けたりしました。 それを機に、講話・講演を学べる教室に通ったりしました。
![]() 講話や講演のあまりない人が そこまで学ぶ必要はないにしても、 ちょっとした集まりで求められる自己紹介にも 「自己紹介・話力」が必要になります。 そんなとき、 自分の講話のリハーサルに つき合ってくれる人がいる人は幸せです。
![]() 組織などでは、 講話原稿をチェックしてくれる人がいるかもしれませんが、 自己紹介などの場合はそうはいきません。 おじぎのし方、タイミング、目線、 声のトーンは、マイクの持ち方などなど。
![]() そして、 会場から質問があった場合は? 即答する前に、確かめるときのポイントとは? パワーポイントの内容、適正な枚数、 相手の心に響くような魅せ方とは、 最後のごあいさつは、 などは、 そうそうお教えいただけません。
![]() 大橋先生からは ご自身がスピーチでお手本にしたい人として 東洋大学時代の恩師・芳賀 綏(やすし)先生をあげられました。 専門の国語学、コミュニケーション論に加え、 ご趣味の相撲解説から政治評論まで 幅広く講話のジャンルを持っておられ、 講演や出演に当たっては 綿密な下準備をしておられたうえに、 普段の書く習慣が、 「話力」を支えていた、とご指摘されました。
![]() 私も、以前、NHKのテレビ番組で 芳賀先生がお話されているシーンを 拝見したことがあります。 声に張りがあり、滑舌がよく、 話す姿勢がまっすぐで、 自信に満ち溢れておられた印象は 視聴者に安心感を与えていたようにも感じました。
その他、 大橋先生が、魅力的な講話をなさる人として ・司馬遼太郎氏(作家) ・堺屋太一氏(経済評論家) ・永 六輔氏(作家) ・海老久美子氏(スポーツ栄養士) をあげてくださいました。
![]() 魅力的な日常会話とは、 自分が見聞きした内容を 誰かに無意識のうちにでも 「伝えたい!」「伝えよう!」 とする場があることで、 その分析、解釈もよりシャープになるようにも感じました。
![]() 私の主宰する 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫には、 会員どうしが、毎日、掲示板に セミナーの感想や近況報告などを 報告し合うシステムがあります。
![]() その内容を拝見していると、 投稿される方々の文章が 日々スキルアップしていることがわかります。
![]() 「報告をする相手がいる」 「自分の文章を信頼できる相手に読んでもらえる機会がある」 なども、文章力、話力が確実にアップすることではないかと こうした小さな組織からでもそう感じることが多々あります。
「食ジム」の前身は、 「リーダーシップトレーニングゼミ そのリーダーゼミから満10年の今年。
![]() そろそろ、 次の10年に向けて、 食コーチングプログラムスも バージョンアップする時期か……と 考えさせられる1日でした。
![]() この日は7月7日、七夕の日。 願いは天に(運)に任せるだけではなく、 自らも「天の川を泳ぐ」勢いで 次の10年に向かおうという方向性が 得られた「食ジム」でした。
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by palmarosaK
| 2019-07-12 22:16
| 食ジム
![]() 2019年6月30日(日)、 身内の「四十九日」の法事があり、 ささやかに、とりおこないました。
午後3時30分には お坊さんがおいでになるというので その法話には、 いつも以上に関心がありました。
![]() なぜなら、 わが、パルマローザ会員の中には、 栄養士活動をしながら、 僧侶のお仕事をなさっている方が お2人もいらっしゃるので。
お2人とも、 「食コーチング」研修を修了された後も、 スキルアップのために、 横浜での話し方教室をはじめ、 いろいろのスキルアップセミナーに 参加なさっています。 ![]() さて、 大いに期待したお坊さんのお話ですが、 いくつかのフレーズを拾うと、 こんな具合でした。
![]() 「わたし、もう、後期高齢者なんですよ。 75歳。体力落ちてきますわ。昔とちがって!」 「お経もね、覚えられなくなりましたよ」 ![]() 「孫が恋人みたいなものですよ」 「私もね、そばにきれいな人がいたら 『ああ、きれいだなあ』と思いますし、 心の中で好きになるのは自由でしょ」 「不倫はいけませんが 心の中ではいいですよね」 ![]() 「最近、セクハラ、パワハラって 世間が騒ぎ過ぎ。 もっと、寛容な心をもっていれば そういうことがなくなるはず」…… という具合。 法話というより「ダべリング」の30分間。
![]() 前向きに解釈すれば、 こうしたとりとめのない俗話は、 少人数の家族の悲しみを 和らげるためだったのかもしれない……。
![]() と言いたいところですが、 その品位のなさ、 場違いの話題のまとまりのなさ、 それを聞かされる者には 苦行以外のなにものでもありません。
![]() (あえて)中座させていただきました。 席に戻ってくると、 その気配に気づかれたのか、 急に調子を変えて 「みなさん、命って大事にしていますか」と。 (時すでに遅し!!)
![]() ![]() こちらにしてみれば、 規模は小さいものの、 記念すべき悲しきイベント。
![]() ![]() 門外漢ながら やはり言わせていただけば、 せめて 「亡くなられたお父様は、 どういうお仕事をされてきたのですか」 ![]() 「お楽しみ事はあったのかしら?」 などと問いかけたりして、 「みなさまにとって、 お父様は、人と人とを結びつける コーディネーターでいらしたんですね」 くらいにまとめていただきたい。
![]() ![]() みんな法話がうまいわけではない、 ということは 以前から、文章教室で学ばせていただいている 大橋禄郎先生からうかがってはいたけれど、 それにしても、これはひどすぎる。
![]() 栄養士をはじめ、健康支援者は 「話芸者」だとおっしゃる、 大橋先生の説に従えば、 僧侶も牧師さんも神主さんも、 話力、話題力、問いかけ力を駆使する 尊い「話芸者」のはず。
![]() ![]() にもかかわらず、 その日の様子からは、 とてもとても 話力の維持・強化のトレーニングなど しているはずがないことが感じられました。
![]() お坊さんの退屈な話を聞きながら、 いやな連想をしてしまいました。 これは、 「栄養素士」が、 「みなさん、食事の栄養バランスに気をつけていますか」 「私は中身のわからない外食はしない主義です。 だから、75歳のいまも、肌がツヤツヤしているでしょ」 なんて言っているのと同じかしら?
![]() 単に職歴が長いとか、 歳を重ねているとか、 そういうことだけに寄りかかって、 しかるべきトレーニングを怠ると こういうことになるのかしら……。
![]() もしかしたら、 ホント、もしかしたらですが、 あのお坊さんは、 私に深い悟りを開かせるために、 あえて、あんな無意味なお話を 延々とされたのかもしれない、 そう、思いたいところです。
![]() これはまさか、 日本の社寺に共通する傾向ではないでしょう。 栄養士会ではなく、 栄養士の有志が 話し方教室を開いたり、 「食ジム」を月1ペースで開いて 話力アップ、問いかけ力アップに 励んでいるくらいですから、 何百年もの伝統を誇るお寺が、 「聞かせる法話セミナー」 「法事のときの問いかけ講座」 「檀家さんから親しまれる『寺ジム』」 というようなことを おこなっていないはずはありません。
![]() とは思うものの、 各宗派の総本山に やっぱりお聞きしたほうがよいのかも。 日本の伝統的宗教を守り、 お檀家さんのストレスを緩和するためにも。
![]() それとも、 あのお坊さんを わが「食ジム」にお招きして、 「話芸者」の心を思い出していただくか。
![]() 奇しくも、今週末(7月7日) 「食ジム」第79回では、 「健康支援者の話芸をどう磨くか」がテーマ。 ![]() 座長は、これまた奇しくも! 僧侶であり、病院栄養士としても ご活躍されている、 広島県からお出でくださる高藤法子さん。
![]() ![]() ![]() これは日本のお寺の存亡にかかわる大きな問題です。 「神かまうな、仏ほっとけ」なんて 言っている場合ではありません。 ああ、どうしよう、神様、仏様??!! ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by palmarosaK
| 2019-07-03 00:13
| 食ジム
![]() 2019年のゴールデンウィークは、 ![]() 1.4月27日(土) 栄養士・健康支援者のための話し方セミナー 主催 パルマローザ 講師 渡辺 由佳先生 ![]() 「食ジム」第77回 主催 食コーチングプログラムス 栄養士・健康支援者の「ていねい表現」は、 どう磨けばよいか。 座長 大橋禄郎先生 ![]() 栄養士・健康支援者のための写真教室 主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 ![]() ![]() 栄養士・健康支援者のための フェイスストレッチ 主催 パルマローザ 講師 佐藤利絵先生 (フェイスストレッチインストトラクター ANA元客室乗務員) ![]() 栄養士・健康支援者のための 健康をカタチにするメイクセミナー 主催 パルマローザ 講師 塚本富美枝先生 (メイクアップアーチスト) ![]() ![]() ![]() 6.5月6日(月/祝日) 「食コーチング」第25期入門研修パート② 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 今回、「スタンバイ・スマイル」では、 4月28日(日)に開催した、 「食ジム」第77回 「健康支援者の『ていねい表現』は、 どう磨けばよいか」について ご報告をさせていただきます。 ![]() この「食ジム」で開催したいと 座長の大橋禄郎先生にお願いした理由の1つに、 私自身、敬語・ていねい表現に自信がないから。 栄養士・健康支援者として、 メールや手紙を通じて、 相手の方の健康度を向上させる使命があるにもかかわらず、 「敬語やていねい表現」の使い方や 文章の書き方、「用字用語」などについて 学べる機会はそうそうないのではないでしょうか。 ![]() いつもの「食ジム」のスタイルとは異なり、 以下のように 座長・大橋先生は進行されました。 ![]() その理由をご指摘ください。 *23項目のイントロクイズ 2.これまでの人生の中で、 魅力的な話し方をする人を男女お1人ずつあげるとすれば……。 (敬語の使い方に限らず) 3.健康支援者が、ていねい表現力を磨くことに、 どのような意味があるのだろうか。 4.ていねい表現を身につけるには、 どんなトレーニングが有効か。 ![]() 大橋先生は、 「ていねい表現」を以下のように定義されました。 「敬語」の1つに含められる表現法。 相手、および相手が属する社会において敬愛されている人に対して、 敬意を示す言語表現のこと。 語尾に「です」「ます」「ございます」「……ですね」 をつけて表現することなどが一例。 知己のない人についても 「おじいさんはおいくつでお亡くなりになったのですか」 と表現したり、皇族について語るとき 「お出ましになる」「お手を振ってごあいさつなさった」 などと表現したりする。 敬語のうち「ていねい語」として分類される。 ![]() (実際にあったケース なのだそう!!) 半日くらいかかってしまうほど! 白熱した時間になりました。 23項目の文章のうち、 一部を、以下にご紹介させていただきます。 ![]() 「みなさん、先生のお料理を冷めないうちにいただいてください」 →(正解) 「みなさん、先生のお料理を冷めないうちにお召しあがりください」 あるいは、 「みなさん、先生のお料理を冷めないうちに召し上がってください」 (3)(お天気キャスターが) 「あしたは傘を持ってお出かけされたほうがいいでしょう」 →(正解) 「あしたは傘を持ってお出かけになったほうがいいでしょう」 ![]() お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄りください。 →(↑このような表記をすること自体、いまは適切ではない) →(理由)人様のお宅に伺うとき、 連絡もなしに立ち寄ることは、 現実的ではない。 実際にこの転居ハガキをいただいたとして、 ほんとうに「立ち寄ったら」相手が困惑する。 アポをとって、相手の都合をお聞きし、 お伺いするのが礼儀。 そのため、こうした儀礼的な表記を、 慣用句として使っていることが問題。 ![]() とんでもございません。 →(正解) 「私が、あのローラに似ているなんて、 とんでもないことでございます」 (「とんでもない」は「そっけない」と同様 形容詞。「そっけございません」がないように 「とんでもございません」もない) ![]() ぜひご覧ください。 →(正解) 「私の投稿が載った雑誌をお送りさせていただきます。 ご閲読仰ぎたく、お願い申し上げます」 やや平易に「ご閲読いただければ幸いです」 ![]() どうぞお入りください」 →(正解) 上記でも正解。 人数に「お」をつける日本人のていねい感覚に注目。 または「お3人様、カウンターはいかがでしょうか」 ![]() ぜひ市民のみなさまもご参上いただきたく思います」 →(正解) 「健康フェアには、市民のみなさま、ご参加ください」 ![]() 人様の前でお話をさせていただいたり、 文章を書く機会をいただいたりすることは 少なくはありません。 そんなとき、 ちょっとした日常会話によって、 相手との関係が「致命的」になることも あるかもしれません。 ![]() コトバがていねい語を通して、 相手の心に伝わる「道具」なのだとしたら、 この道具をメンテナンスもせずに、 錆びさせてはいけない……と実感させられました。 このブログを書いているいまも、 ある料理のテレビ番組で、 インタビューを受けたシェフが 「黒カレーを召し上がると、 ひたいに汗のほうが出てくるんですよ」 と、お話されていたのが耳に残りました。 ![]() ていねい語に神経を研ぎ澄まそうと 努力をしていると、 テレビから聞こえてくる 1人1人の話し方が それまでとは異なるカタチで聞こえてくるようになります。
ちなみに、「ほう」は、 単語や場所につけてややボカす目的。 日本人好みの婉曲表現ながら、 使い過ぎると気になる。
「あなたの家のほう(近所、近く)で火事があったとか」 「私は右のほう(2つあるりんごの右)をいただきます」 ![]() 文化審議会答申の5分類によると、 従来の3分類 (尊敬語、謙譲語、ていねい語)から、 5分類になっています。 尊敬語、 謙譲語Ⅰ(従来の謙譲語) 謙譲語Ⅱ (丁重語。自分の行為やものごとを 話し相手などに丁重に述べる) 例)参る、申す、拙著、小社など ていねい語 美化語 ものごとを美化して述べる。 例)お酒、お料理、お1人様、お3人様 恥ずかしながら、この日まで、 「美化語」という分類があることを 知りませんでした。 ![]() 数にも、「ていねい表現」を使う国民だとは 聞いたことはありますが、 これが、「美化語」という分類だったとは! 大橋先生は、 「コトバは、使う人の多数決で決まる」 とおっしゃいます。 ![]() 「『食べれる』『見れる』『寝れる』などの 『ら抜きコトバ』も、 使う人がふえれば、 やがては『読める』『走れる』同様 『可能の動詞』として 認知される日がくるでしょう」
当分は、主流の日本語を使うことを意識し続けてほしい」 ![]() 私たち栄養士がよく使うコトバとしては、 「食べる」というコトバ。 「栄養士だからこそ、 『召し上がる』というコトバが スムーズに出てくるようにしたいですね」と先生。 ![]() 「どちらでお召しあがりになったのですか」 「お召しあがりにくい食材って、この中にありますか」などなど。 ![]() 「おいしい」という表現を 「美味しい」と当て字で書かずに、 ひらがなで書く理由なども この「食ジム」に関わらず、 大橋先生からお教えいただいています。 ![]() 私たちが入力した文字を 勝手に変換してくれる魔法のような道具!! ではなく、 先生は、 「文字は自分で書くもの。 パソコンに使われてはいけない!」 ![]() 「用字用語」に関する使い方の 基礎知識がないと、 パソコンの選択がベストと、 かつての私はそう信じていました。 ![]() 「私のまわりの人を見ていると、 身だしなみがきちんとした人は、 きれいなコトバを使っているように感じる」 とおっしゃったことがあります。 ![]() 今の私は、 「美しい日本語を話せる栄養士になりたい」 と、令和元年に、そう決意したのでした。 ![]() 今回、このテーマが好評だったことから、 第2弾を開催することになりました。 ![]() 10時30分~午後5時30分まで 食ジムでは、 ていねい表現のパート2を開催予定。 再び、座長を 大橋先生にお願いして、 みなさんと語り合いたいと思っています。 ▲
by palmarosaK
| 2019-05-07 00:27
| 食ジム
![]() 「食ジム」第76回 ≪女性の社会的活動のための環境を どうつくっていけばよいか≫ というテーマで開催しました。 (主催 食コーチングプログラムス 座長 影山なお子 アドバイザー 大橋禄郎先生 時間 10時30分~17時30分 会場 横浜市技能文化会館)
![]() 今回の「食ジム」は、 以下のように進行しました。
![]() 1.祖母、母、姉(その他、親戚など)は、 こんな「社会的活動」または「社会活動」をしていた。 (いまも、している) そのことから学んだこと、今も学んでいること。 そのとき、彼女の配偶者はこんな対応をしていた。
2.若いころ(大学時代くらいまで)、 憧れた社会活動や社会的活動、 または、そんな活動をしていた人をあげるとしたら。
3.現在の「わが家の事情」……夫または父か母かは、 私の社会活動、社会的活動に、どんな反応をしているか。
4.社会活動や社会的活動が、 本人にとって健康的メリットになるのはなぜなのか。
5.女性がのびのびと社会活動や 社会的活動に積極的に参加するためには、 どんな対処の仕方があるのか。 ![]() このテーマで「食ジム」をおこなうにあたり、 大橋先生から以下のご指摘をいただきました。 それは、 「社会活動」と「社会的活動」の定義を それぞれしておくほうがよいかも、と。
「社会活動」という場合、 「社会のためにお役に立つような活動をする」 =ボランティアとか、NPO活動とか……と 限定されたイメージを持つ可能性もあるため、 それとは区別するために、 今回は「女性の社会的活動」として、 その定義をお示しくださいました。
![]() 「女性の社会的活動」の定義。
女性が、勤めを含め、単発的な仕事、 社会活動、勉強、自己研鑽、趣味、旅行、 その他の余暇活動、レクリエーション、交際など、 自発的意志によって、おもに家庭外で行動すること。
上記、「社会的活動」の定義をお示しいただいたことで 参加者の発言の幅が広がったように感じました。
![]() こんな「社会的活動」または「社会活動」をしていた。 (いまも、している) そのことから学んだこと、今も学んでいること。 そのとき、彼女の配偶者はこんな対応をしていた。
上記、1番の項目では、
![]() 母が自宅で私塾を開いていた。 ・姑が長野県栄養士会で活躍していた。 ![]() 住職の父をサポートしている。 (お礼状を書いたり、地域との連絡をとりあったり) ・母は点字のボランテイァをしていた。
![]() 父をサポートしていた。 その他、婦人会で活動をしたり、 民生委員をしたりしていた。
![]() 母が働くことに父が反対したため、 専業主婦として、畑仕事を趣味とし、 地域の婦人会に入って活動をするなど、 イキイキとしていた母を思い出す。 ・母は、スポーツジムに通ったり、絵手紙、 エレクトーンを習ったりしていた。 ![]() ・母は自宅でピアノ教室をしていた。
![]() ・義理の母は看護師で、旅が大好きな人だった。 嫁の私を誘って旅をしたのが想い出。
・祖母が九州長崎で乾物屋を営んでおり、 九州名産のしいたけ、海苔を販売していた。 100歳近くまで看板娘としてお店に出ていた。
![]() ・離婚し、シングルマザーとして 働きながら子育てをしてくれた母。 母の働く姿勢を見て 「働くってかっこいいな」と思っていた。
私たち女性が働くということは、 やはり身近な女性の働き方、考え方に 大いに影響を受けるのだと、 みなさまのご発言をお聞きして実感しました。
![]() 影山の場合、 母は専業主婦だったので、 子どものときから 「お母さんに働いてほしいなぁ」 と考えていました。
学校の参観日のとき、 友だちの働いているお母さんが きれいにメイクをして、 きれいな服を着ていたのを見たとき、 無意識のうちに、 「働いている=きれいなお母さん」 と、そのときに刷り込まれた印象は おとなになってからもずっと変わりませんでした。
![]() アドバイザーの大橋先生は、 お母様が美容師。お父様が理髪師。 戦後、若い女性たちが、 美容師になるために(手に職をつけるため) 都内にあったご自宅兼美容学校に住み込みで 修行をしていたとのこと。
いま、先生が 栄養士として働く女性たちに いつもエールを贈ってくださるのには、 このような家庭環境にあったからでしょうか。
![]()
2.若いころ(大学時代くらいまで)、 憧れた社会活動や社会的活動、 または、そんな活動をしていた人をあげるとしたら。
みなさまの憧れた女性として あげられた方は、
・曽野 綾子さん(作家) ・兼高かおるさん (日本人の海外旅行が 今ほどメジャーではなかったころ、 女性1人で海外に行き、1人で交渉し、 1人で海外レポートをし、海外ブームの火付け役として 名を知られた女性。横浜人形の家 2代目館長) ・次原 悦子さん その他、 小学校、中学校、高校時代の先生をあげた方、 なかには、 「京都の大学時代に とおっしゃった方も!
![]() 遠い存在であるかに関係なく、 憧れている人がいる、ということは、 その後の自分の将来に大きく影響を与えるのだと、 みなさまのご発言を伺って感じました。
3.現在の「わが家の事情」……夫または父か母かは、 私の社会活動、社会的活動に、どんな反応をしているか。
3番のこの項目では、 仕事以外にもスキルアップのために 横浜で研修を受講することをよく思っていない」
![]() 研修に出かける私に、 『そんなお金があったら結婚してほしい』 と、心理的プレッシャーをかけてくる」 というようなご発言が少なくありません。
![]() 「研修日の前の週くらいから家族サービスに徹します。
![]() そうかと思えば、 特定保健指導のお仕事で活躍される栄養士さんは、 「私の夫は、公務員を定年退職したあと、 毎日食事を用意してくれています。 私が働きやすいようにと。 また、私が研修で外に出かけることを 喜んでくれています。 買った服や靴も褒めてくれます」。
そのご発言に、参加者全員がうっとり……。
すると、その栄養士さん。 「ここ、横浜でコミュニケーション研修を しているのですから、 私もそれを夫婦間で実践しているだけです」 と、さらりとおっしゃる。
![]() 主催者としては、 心から誇らしく思います。 この「食ジム」の場に、 そうおっしゃってくださる方がおられること、 そしてまた、 コミュニケーションが人生の質を ここまで豊かにしてくれる事例を 示していただけること……について。
![]() 「夫の立場から言うと、世界中の夫のうち、 妻が1人で定期的に外出すること、 そして、いかにも楽しんでいること、 ますます若返ったり、きれいになっていくことに 心の底から喜ぶ夫というのは、1割いないのでは?」 確かに、 横浜での研修会に参加することを 家族にはオープンに説明できず、 ほかの口実をつくっていらしたり、 夫から「家族とパルマローザとどちらが大切なんだ」 とつぶやかれたりする人は、 けっして少ないとは言えないのが現状。
![]() 平成が終わろうとしているここ数年の話です。
女性が社会的活動、社会活動に力を入れれば入れるほど、 こうした問題も繰り返しされることでしょう。
『生活習慣と健康』の研究で知られる レスター・ブレスロー(アメリカ)は、 「家族という『強い社会的ネットワーク』だけの人よりも、 『弱い社会的ネットワーク』(同僚や余暇活動など)も 同時にもっている人のほうが、 どちらか一方だけの人よりも健康状態がよい」 という報告をしています。
![]() 定年の年齢も引き上げられ、 ますます女性の働く時間も長くなることは まちがいありません。
そんなとき、定年後の人生を ますますアクティブに、 魅力的なものとするためには、 「いまのライフスタイルの延長線上に 定年後の人生がある」 と大橋先生はおっしゃいます。
![]() 「健康の6大要素」とは、 人生50年時代の「健康の3大要素」 「運動、栄養、休養」に、 「ストレスの緩和、よい人間関係、生きがい」 3つを加えて6大要素としたもの。 人生100年時代に必要な健康の要素だと 説いておられます。 家族という強い絆で結ばれた環境が むしろストレスの主因にならないよう、 というよりも、 男女にかかわらず、 家庭や職場以外にも 自分を身体的にも精神的にも 伸長させてくれる機会を持つこと、 尊敬し合える、快い居場所を持つことは、 人生の質を大いに高めてくれることでしょう。
![]() ここ横浜が、そういう環境づくりに ほんの少しでも貢献できているとすれば、 どんなにうれしいことでしょう。 参加してくださるみなさんの影響を受ける人が 何十人、何百人といらっしゃるとすれば、 実のところ、 そんなに小さな環境とは言えない、 と思えてきます。 ![]() 前述のように、 家族を、自分の自由度を阻む敵にしてしまわないで、 まだまだ努力が足りない、 まだまだ時間が足りないと考えて、 努力を続けなければならないのでしょう。 ![]() 一見、シンドイことに思えるかもしれませんが、 そういうプロセス自体が、 人生の目的であり、 人生の質を形づくってゆくのではないでしょうか。
満開の桜は、 ことしも、やがて桜吹雪になってしまうのでしょうが、 その瞬間から、 次の年を期して、またまた準備を始めるはず。 桜の人生(?)は、 そうして100年以上も続けているのでしょう。
![]()
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by palmarosaK
| 2019-04-07 01:07
| 食ジム
![]() 2019年2月16日(土)~17日(日)、 ![]() 2年半ぶりに開催となった 「栄養士・健康支援者のための輪読会」 (主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 時間 10時30分~17時30分)。 ![]() 1日目の「食ジム」での内容を記します。 2日目の輪読会での内容は、 講師・大橋先生がすでに ご自身のブログ「ロッキー・ロード」で ご案内くださいました。 https://rockyroad1.exblog.jp/ また、参加者の栄養士さんから お送りいただいたご感想も ご紹介させていただいています。 そちらをご覧いただけましたら幸いです。 https://brushup.exblog.jp/ さて、「食ジム」第75回について。 ![]() 「お金」の話について1日ディスカッション、 という研修会は、今までにあったでしょうか。 もちろん、 組織でまもなく定年を迎える方を対象とした 研修会や、資産運用のセミナーに参加したことがある、 という方はおられるでしょう。 今回の「食ジム」では、 座長歴6回目となった 米澤須美さんが 以下のプログラムで進行されました。 ![]() それを選択した理由、そこから得たもの。 2.(上記以外で) ちょっと高かったけれど、買ってよかった、 そこでお金を使っただけのことはあったと思うこと。 3.あのとき買わなかった・お金を使わなかったことで いま、悔やまれること。 4.わが人生の大失敗―買って損した、 まったくムダだったと思う、お金の使い方、涙・涙の物語。 5.お金の使い方に健康・不健康はあるのだろうか。 6.お金の使い方は、人生にどう影響するか。 ![]() いままでに通ったことがある塾や習い事に関しての 話題で盛り上がりました。 ![]() ・そろばん教室(小学生低学年) ・習字(〃) ・水泳(〃) ・フィギュアスケート(小学生高学年) ・英会話(大学生~社会人になって以降) ・韓国語(〃) ・フラワーアレンジメント(社会人になってから) ・生け花(〃) ・テニス(〃) ・料理教室(〃) ・ゴルフスクール(〃) ・フードコーディネータースクール(〃) ・弓道(〃) ・少林寺拳法(〃) ・「食コーチング」研修(〃) ・ペン習字(〃) ・ママさんコーラス(〃) ・文章教室(〃) ![]() ・絵画教室(小学生低学年) ・自然教室(小学生時代) ・ピアノ教室(小学生~中学2年生) ・姫路市児童合唱団在籍。 (小学4年生~6年生) ・英語塾(元英語教師の先生のお宅で 受験用) ・期間限定の進学塾(受験) ・家庭教師の先生(大学生)に、学校の授業の 復習を見ていただく(高校2~3年) *以下は、影山本人の意向で習っていたもの。 ・お花(小原流)10年 ・サンクスネイチャー主催 ガーデニング教室(2年) ・エッグアート(ANA時代 3年) ・フラワーアレンジメント(〃) ・写真教室(カメラ会社主催の) ・フランス菓子教室(3年) ・イタリア料理教室(2年) ・香川料理教室(1年) ・「辻留」料理教室(~現在) ・近茶流料理教室(1年) ・八百善料理教室(1年) ・正食協会料理教室(1年) ・その他 料理教室(~現在) ・カフェ・オーナークラス(専門学校)1年 ・グリーンフラスコ/ハーバートハウス主催 アロマテラピー(各々3年) ・トールペイント(3年) ・英会話レッスン(大学生~) ・外資系エアライン専門学校(2年) ・拓殖大学夜間韓国語公開講座第1期(1年) ・韓国外国語大学語学研修(1か月) ・スポーツクラブ(~現在) ・ヨガ(~現在) ・カウンセリング研修(栄養士に転職してから) ・コーチング研修(〃) ・ダイビングライセンス(〃) ![]() 自分の意志か、そうでないかは別として、 各自が、 意外にたくさんの習い事をしていることを 確認されたのではないでしょうか。 栄養士という職業柄でしょうか、 栄養士になる前や、なってからの現在も、 「料理教室に通っている」 という方が多いことが改めてわかりました。 ![]() 「ちょっと高かったけれど、買ってよかった! そこでお金を使っただけのことはあったと思うこと」 として、 まっさきにお声があがったのが、 「ブティック・アシダさんの服を 初めて、身だしなみセミナーに参加し 購入したとき」。 「ジャケットに数万円というお金をかけるということは、 今までの自分では選択の余地さえなかった」
![]() 「いまでは、あのとき、思い切って購入してよかった、 ![]() 「『食コーチング』入門研修に参加したとき」 とおっしゃった方も。 ![]() 私にとっては、ものすごい勇気でした」 「でも、あのときの決断を褒めてあげたいと思っている」 ![]() その参加費が一見高い! と思ってしまっても、 10年後には、 その投資以上のものを得ていたという事例。 ![]() 出張されている栄養士さんのお1人は、 「毎日外出先のカフェでランチをいただくのですが 1日500円程度のランチとなると サンドイッチにコーヒーくらいのもの。 それを毎日続けていたら体調が悪くなった。 そこで、1食あたり800円~1000円程度の 定食屋でランチをいただくようになってから 体調がすごくよくなった」と。 ![]() 毎日のランチ代は、 できれば節約したいもの。 思い切って、ちょっぴり高かったけれど その選択をしてよかったというケース。 その他、 「コンサートにせっかく行くのだったら 高くてもS席かSS席かを選ぶ」 「山岳クラブに入会したとき、 その装備をそろえるのにかなりの出費をした」 大橋先生は、 「ダイビングに使ったお金」とおっしゃる。 影山は、 「組織を退職し、女子栄養大学に入学したこと」。 ![]() 「お金はチャンスであり、自分の未来の方向を決めるもの」 とご指摘されました。
![]() このご意見をお聞きできただけでも 「食ジム」に参加してよかった! とおっしゃる方も。 コンサートでS席にするか、SS席にするのかで ![]() と飛び込めるかどうかで 自分の未来が変わってくるのだとしたら フットワークが軽い自分でいつもいたいと思います。 逆に、 「あのとき買わなかった、お金を使わなかったことで 今、悔やまれること」という3番の項目では、 続々と参加者から手があがります。 「私は、芦田さんのブティックにまだ一度も 行けていないのです。 身だしなみセミナーの日程といつも自分の都合がつかず、 毎回、悔しい思いをしている1人です。 みなさまのご報告から アシダさんの洋服に手を通すと、 人生が変わった!! というお声が多い。 そんな体験ができていない自分を悔やんでいる」 とおっしゃった、 特定保健指導をおこなう会社のトップの栄養士さん。 ![]() おしゃれな先輩たちは、毎年スキーウェアを 最新のものに更新して、華やかな装いで さっそうと滑っておられた。 真っ白い雪に映えるウェアは 後輩である私たちから見ても憧れだった。 いま、考えてみれば、 がんばって、スキーウェアも最新のウェアを 新調しておけばよかった。 そうしたら、 最新のモデルのものを着た仲間たちと 話がもっとあったかもしれませんし、 雪の想い出がファッションと一緒に 相乗効果で楽しい想い出にさらになったかも」 とおっしゃる、スポーツ栄養士さん。 ![]() 栄養士さん(その方もバレエを趣味とされご自身もなさっている)に お聞きしたことを思い出しました。 「踊りがじょうずだなぁと思う人は みなさん、それぞれの スタジオに通うときのウェアまでおしゃれなんですよ」 確かに、 横浜(関内、馬車道~元町)の フレンチのシェフたちは、 コック姿もすてきですが プライベートで偶然お目にかかったときの 私服姿もカッコイイ! しかも、そのシェフたちのお店は、 いずれも、 予約がなかなかとれない人気店ばかり。 ![]() 思い出してくれるのが「食ジム」の醍醐味の1つ。 後悔したお金の使い方では、 「婚約指輪!」とおっしゃる方も! 夫が聞いたら、泣いちゃうかも!!!?? ![]() 私にもたくさん失敗談があります。 女子栄養大学に通いながら、 某専門学校にダブルスクールしようと決意し、 お金を払い込んだものの、 その授業内容の退屈さに…… 1日でギブアップ!!! 「お金を払ったのだからもったいない!」 と思うべきなのか、 「行ってみなければわからなかったのだから よかったじゃない! 自分の目で確認しないと気が済まない性格なんだから」 と、思うべきなのか……。 自分では納得していますし、 そのお授業料は、 高いものについたことはまちがいありませんが 後悔はしていません。 ![]() という項目では、 パチンコは? 競馬は? などなど、 ギャンブルともいえるお金の使い方は不健康、 という考え方が圧倒的に占めそうになったとき、 大橋先生が 「ギャンブルもモチベーションの1つ」と、 ご指摘されました。 ![]() 競馬=不健康 という考え方になってしまうと、 相手の健康度も下がることだってある。 競馬やパチンコ、ときにタバコを嗜む人にも 仲間(ネットワーク)がいる(ある)。 ![]() スリルを味わうこと、 馬の体型や走り方、 美しい姿にしびれる人など、 プラスの効果があればこそ、 世界中で昔から楽しまれているのでしょう。 好ましくないほうを頭に浮かべるのは、 「外食=エネルギーオーバー」 「甘いものが好き=肥満、高血糖」と同じで、 感覚的な先入観の怖さでしょうか。 「人と比べるから、不幸せになる」 「お金で買えるなんて簡単なことじゃない? 世の中、お金では買えないものがほとんどなのだから」 という、大橋先生のお声が 「食ジム」の間、ずっと響き渡っているかのような1日でした。 ![]() お墓の中にまでお金は持っていけない。 でも、 お金を投資し続けたことで得られた 知識、知恵、人脈は、 目には見えないけれど、 自分が亡くならない限り、 確実に、自分の心を 温かく灯し続けてくれる。 ![]() 「お金」=「未来」である という認識を持ちつつ、 この投資をできる限り続けていこうと思った 春の訪れが待ち遠しくなるような横浜での1日でした。 ▲
by palmarosaK
| 2019-02-27 00:34
| 食ジム
![]() 両日、横浜で2つのイベントを開催しました。
![]() 1日目は、 パルマローザ主催 第452回 ブラッシュアップセミナー ≪健康軸で考える 人、社会、モチベーション≫ モチベーション地図による「健康の歩き方」 講師 大橋禄郎先生 会場 横浜市技能文化会館 時間 11時~18時
![]() ≪食ジム≫第74回 「栄養士が『得意料理はなんですか』 座長 崎山光江さん アドバイザー 大橋禄郎先生 影山なお子 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時~17時
![]() 1日目のセミナーについては、 この日の講師・大橋禄郎先生が ブログ「ロッキー・ロード」で お示しくださっているので 2日目の「食ジム」について ご報告させていただきます。
![]() こんな経験をされたことが 一度ならず、あるのではないでしょうか。
![]() 「栄養士さんのおススメのレストランは?」 「体にいいものを食べているんでしょ?」 「栄養士さんだから、 毎日カロリーとか考えているんでしょ?」
そんなとき、 「この答え方でよかったのだろうか」 「相手はもっと違う答えを期待していたのではないかしら」などと 悩むことが私にもあります。
![]() 栄養士であればだれもが経験する その手の問いかけに対する対処法は、 栄養士養成大学で教えてくれることは まずありません。
そこで「食ジム」第74回では、 上記のことを含めた項目を 崎山光江座長のもと、 以下のように進めていただきました。
![]() 1.人にご紹介して喜んでいただいた食材、 2.私が「食」の道に進むキッカケの1つ 3.「あなたの得意料理はなんですか」 私はこう答えた、そうしたら……。 4.栄養士がよく聞かれるのはこんなこと。 それにはどう答えればよいか。 5.「得意料理」を持つことに 6.「答え方名人」になるための
参加者には、 「1」の「人にご紹介して喜んでいただいた食材、飲食店、 料理、料理法などのうち、 1つ~2つをあげるとしたら?」という質問に対して、 1人1人発表していただきました。
![]() ・横浜・「馬車道十番館」の ・東京・蒲田にある羽根つき餃子「ニイハオ」 ・武蔵小杉にあるレストラン「ナチュラ」 ・「ウェイパ―」 中華調味料 ・「ダシダ」 韓国調味料 ・長崎・佐世保にある ・広島県三原市にある ・東京・王子にある ・東京・高輪にある ・東京・小金井市にある ・東京・淡路町にある ・横浜・元町にある ・アクションクッキング(影山主宰の料理教室)で 習った、キンパ(韓国スタイルの巻きずし) ・福島・かしわやさんの「薄皮まんじゅう」 ・宮崎にある
![]() その他、 ご自身が作った「高野豆腐のカツ」が 勤務先で好評だったという方や 同僚を案内した 神戸元町にある中華街のレストランの料理が みんなに喜ばれたという方も。
聞いている側が思わず 「私も絶対行きたい!」「食べたい!」 と思わせてくださる方は、 やはり魅力的な答え方をされます。
![]() ただ、レストラン名や料理名をいうだけでは 場がシラケることも。
その料理や店や調味料や食材が 誰を対象に、どんなふうに喜ばれたか、 商品を開発した方の想いや熱意を 魅力的にお伝えになる方には、 説得力があります。
![]() 次に、 あの人のあの一言、こんな出来事、
・スポーツ栄養士の先駆けの方に憧れたから。 ・食品会社在職中に上役から 「センスがあるね」と言われたことで、 がんばろうと思った。 ・母が母校だった短大を自分も選んだ……、 その他、たくさんのエピソードをうかがい、 私自身も記憶がよみがえってきました。
![]() ステイ先でご一緒する先輩や同僚から 「おススメの店ある?」 とよく聞かれていたこと、 ステイ先の各地でお世話になったお 公私ともにお知り合いになり、 当時は、携帯電話もなかったので お手紙をよく書いていました。
![]() 遊びに行ったりしたことがきっかけで 店主から、 その土地の名産品である 日向夏(ひゅうがなつ)や 1人暮らしをしている
![]() 「モトムラちゃん(影山の旧姓)に聞けば おいしいところに案内してくれる」 といつも言われ続けていたことも、 「食」の道に進むきっかけになったのかも!!
複数の参加者の方から 「子ども時代、母が購読していた雑誌の 料理記事を見て、『作ってみたい!!』 と、実際に料理を作ったとき、 おとなたちから褒められたことも きっかけ」というお話をお聞きし、 幼いときの記憶も同時に蘇りました。
![]() こういう機会がなければ 温かい情景とともに 浮き上がってくる瞬間です。
![]() 小学生のころ、 城戸崎愛さんという料理の先生の ご本を愛読していました。 確か、 『ラブおばさんのクッキング』という クッキーやホットケーキなどを作っている 写真つきの楽しい絵本でした。
![]() ラブおばさんのご本を片手に、 私も見よう見まねで お菓子を作っていたこともあるなぁ……と。
あのとき、あの瞬間が 私たちの細胞の1つ1つに 染み込んでいるのかも……と、 久しぶりに思い出した記憶との再会に 一同、温かい気持ちになりました。
![]() よく聞かれることは、 「肌がとてもきれい。 やっぱり食に気をつけているからでしょ?」 「スリムな体型は、食事で管理しているから?」など。
![]() 参加者の方からは、 クライアントから聞かれることが多い例として こんなご紹介がありました。 「食事って1日3食いただくより、 ほんとうは、1日1食でいいんでしょうか」 「玄米菜食ってどうなんでしょう?」 「糖質は食べないほうがいいんでしょ?」
アドバイザーの大橋禄郎先生によると、 昔は「水でも太るんですか」 とおっしゃる方が多かったとか。
![]() 時代によっても変わりますが、 だいたい私たち栄養士に聞く内容は ほぼ同じ。
それなのに その対策はほとんどその人任せになってしまい、 「果たしてこの答えでよかったのか……」と 悩んでいるうちに、忘れ……、 また、同じような質問がきて……という 悪循環になってしまっている節もあるように思いました。
![]() 「1日1食でいいですか」と聞かれたら、 それがどの場所でそうおっしゃっているのか、 (病院なのか、 飲み会の席で趣味の仲間から聞かれたことなのか) によっても答えは変わることは、 案外知られていません。
「1日1食でいいの?」と聞かれたら、 即答をせずに、 まずは「いいご質問ですね」と その質問をしてくださった方に返します。
![]() ここで私たち栄養士は、いつも その人の詳細なバッググランドを 問いかけないで即答することが多いので、 相手は二度と私たちに相談をしようとは 思わなくなってしまう……。
相手にそった 食事相談をするには、 まずは、相手の考えを認め、 それがどういうきっかけでそうなったのかを 「問いかける」必要があります。
![]() 「どうして1日1食なんですか」 「いつごろから、そうなさっているのですか」 「ご家族はどうなさっておられるのですか」 「ご家族はそのことについて 何かおっしゃっておられるのですか」 「1日1食で、 栄養補給はある程度できるかもしれませんが、 心の栄養補給は1日1回になってしまいますね」
「1日1食はダメよ、ダメダメ」と 栄養士側が、突っぱねてみたとしても、 相手は「ダメ」とは思っていないはず。
![]() 「会話で心の栄養補給ができるような答え方」の必要性を 一同、実感したように思います。
本題のテーマでもある 「得意料理」について、 以前、アクションクッキングで 同じテーマで開催したことがあります。
そのとき、 参加者の1人に とお聞きしたとき、その栄養士さん、 コトバに詰まってしまい、 「揚げ物料理」とご発言。
![]() 思わず「それは調理方法ですよね」と 影山がひとこと。
ある栄養士さんは 「得意料理はなんですか」に対して、 「冷蔵庫にあるものを チャッチャッと炒め物をすること」 とおっしゃる。 これも、炒め物という料理方法。
![]() また、ある栄養士さんは、 「野菜たっぷり料理が得意料理です」 とおっしゃる。
![]() 確かに、 これでは、 料理がおいしそうに感じられません。
![]() 以前、 料理教室をなさっているという栄養士さんに、 「どんなお料理をお教えになっておられるのですか」 とお尋ねしたら……、 アタフタしたのちに、 「簡単料理です。 市販の缶詰とかインスタントを使って とにかく時短料理です」 とおっしゃたことが忘れられません。
![]() 確かに、 ある対象者にとっては 「時短料理」は魅力的でしょう。 しかし、 不特定多数の方にご説明するときに、 「簡単」「時短」「健康」だけを 言い過ぎてしまうと、 「栄養士さんのすすめてくれる料理は、 健康的だけれど、おいしそうじゃないんだよね」とか、 「栄養士さんにとっては簡単なことでも、 私たちにとっては、簡単ではないんです」 とかと反論されてしまうことも。
![]() アドバイザーの大橋禄郎先生は、 「栄養士が作る料理はおいしくなさそう」 と思われるとしたら、 それは、まず肩書が邪魔をする場合、 あるいはその人の普段の表情や身だしなみに 問題があったり、と分析されます。
![]() 「おいしく、魅力的に伝える」ことを 日常の習慣にしている人と、 第三者の評価がずいぶん変わってくる……。
おいしいを表現する言葉が見つからないから、 食事がおいしそうに見えない……ように。
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![]() ![]() 昔、石川県能登からお出でいただいていた 病院栄養士の谷口佳津子先生が 「私の得意料理はお赤飯。 お赤飯が子どものときから大好き。 自分でもおいしいお赤飯をつくりたいと、 能登の赤飯名人のおばちゃんに学んだの。 だから、谷口のつくる赤飯は、 蒸し器でじっくり作るやり方でね。 ほんとうにおいしくて!」 とおっしゃったとき、思わず、 唾をゴクン! としている自分がいたくらい。 とってもおいしそうに語ってくれたことを 覚えています。
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![]() 得意料理はなんですか、と聞かれて 「キンパ」と答えると、 「は? 金歯?」と返されてしまった!! *一般的に、聞きなれない名前は、 覚えられないもの。 だから、この場合は、 「キンパ」とは言わず、 「韓国風海苔巻です」と答えたほうがわかりやすい。 もちろん、 キンパとの出会い、エピソードがあれば なお、魅力的になる。
![]() 20年以上前、 ある栄養士の大先輩に、 「得意料理ってなに?」と聞かれたとき 「ひじきの煮物」と伝えたところ、 真顔で、
![]() ひじきの煮物が悪いわけではなく、 ひじきの煮物が、 なぜ、私の得意料理なのかを
![]() アドバイザーの大橋先生は、 ご自身の得意料理を 「たくさんありすぎて困るなぁ。 『ご飯を、
1ページ分の新聞紙だけで ご飯を炊いたこともあるし、 もちろんキャンプで飯ごう炊飯をしたり、 アメリカの知人宅で初めてみる電気コンロで
![]() たま~に、 (とくに男性が多い) もちろん、 その得意料理をお伝えする場によっても TPOの答え方があるように思います。
1年に数回なさる「そば打ち」よりも、 家事をする女性にとって、 大橋先生のように、 おいしく味噌汁をつくることができる、 とか言ってくれる男子のほうが好感度がアップするように!
![]() 私たちも、 いつも同じ料理をお伝えするのではなく、 対象者によって、季節によって、 主催者によっても、 得意料理のバリエーションある応え方の準備が
![]() いずれにしても、 「得意料理はなんですか」という問いかけは、 料理のレパートリーを試そうとか、 なにかヒントを得ようとか、 直接的なものではないことも多い、ということ。
![]() ですから、 あわてて得意料理を学びに行ったほうがいい、 ということにはならない。 多くの場合、 相手が食関係者ということにちなんで、 一所懸命、水を向けてくださっている場合もあります。
それに瞬時に反応する準備性が それぞれのプロに求められるのでしょう。
![]() 大橋先生いわく、 「水害に強い家って、どうすればいいのかしら?」 大工さんは、 こんな問いかけを受けることもあるでしょう。 毎度おなじみの問いかけに うんざりしている大工さんは、 「船で住むことですよ」と答えるかも。
![]() 「ほんとうは、1日1食でいいのですか」 という問いかけに悩まされる栄養士としては、 「食費が足りないのなら、しようがないのでは?」 「働く時間、寝る時間が惜しいから?」 「食料自給率が低い日本のことを考えて?」 時と場合には、 そんな憎まれ口を利く場合もあるかも、と。
![]() 「得意料理はなんですか」と聞かれたとき、 私たちは、どう応えたらよいのかを、 今回の「食ジム」をきっかけに、 食コーチングプログラムス主催の 「答え方100本ノック」の演習にも とり入れていきたいと考えています。
今年初めての「食ジム」では、 恒例となった 「皆勤賞」の発表を行ないました。
![]() 2018年度の皆勤賞は8名の方! 活動報告には、 みなさまの喜びの声を ご紹介させていただいています。 お目通しいただけましたら幸いです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by palmarosaK
| 2019-01-23 23:54
| 食ジム
![]() 「食ジム」第72回を開催しました。 ![]() テーマは、 「クライアントに寄り添う」とはどういうことか。 座長 大和悦子さん アドバイザー 大橋禄郎先生 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時30分~17時30分
![]() 今回の「食ジム」は、 以下のプログラムで進行しました。 ケアマネージャーとして、 「寄り添い」の最前線に いらっしゃる方なので、 このテーマでは最適任のお1人でしょう。
![]() 1.あのとき、あの人は、 こんなふうに私を支えてくれた。 (家族、親せき、友人、知人、先生、同僚、 見知らぬ人……など) 2.(こう見えても)私にも人を支えた経験が……。 (仕事は除く) 3.健康支援者としての「寄り添い方」、私の流儀。 その範囲とバリエーション。
![]() それにしても「寄り添う」ということば、 相手を弱者扱いし過ぎる場合もあって、 ときに上から目線的に聞こえたり、 相手に密着し過ぎるニュアンスがあったりで、 最適な用語とはいえません。
![]() しかし、「支援」というと 災害地の「復興支援」などもあって 硬めだったり、規模が大きめだったりする語感。サッカーの「サポーター」というのもあるので、 英語の「サポート」も悪くはないのですが、 今度はやや軽くなり過ぎる可能性も。 ともあれ、今回は「寄り添う」、 このことばを使うことにしました。 健康支援者は、人を支える職業ですが、 最初に、自分が支えられた体験を 全員にご披露していただきました。
![]() 支えられる側の年齢的なこともあって、 病弱で支えられたという例はほとんどなく、 精神的にピンチのときに 先輩や上役、同僚、仲間、友人からの、 何気ない一言で助けられた、 という体験がほとんどでした。
みなさんが「ほう」と感じたのは、 現役を続ける栄養士さんを 定年退職をした夫が 3度の食事から洗濯まで、 家事のほとんどを引き受けてくれている、 という、現在進行形のエピソードのご披露でした。
![]() 支えた人の1人として、 参加者のうちの何人かの名があげられ、 その中には、畏れ多くも私の名もありましたが、 共通しているのは、 「そんなこと言ったかしら」という感じで 支えた人は、 自分の対応を忘れてしまっている例が多いこと。
受け手にとっては救いとなる例は多いようです。 摂食障害治療の権威が、 「聞いてあげること自体が治療になるのです」 とおっしゃっていたお話を思い出しました。 ![]() 「クヨクヨしていても始まらないよ」 「早く忘れてしまうことね」 のように決断や、強い心を持つことを促すのはなく、 穏やかな表情でまずは聞いてあげる、 ときには、問いかける、ここに「支え」の原点があることを 改めて感じました。
![]() 今回の「食ジム」のメインテーマは、 健康支援者として、 人をどのように支えればよいのか、 「食」の面から「寄り添う」とはどういうことか、 という問題でした。
![]() 「相手の立場に立って」と 書いてあるかもしれませんが、 そのような通り一遍の対応では プロとしての仕事はできないのでは? というようなことも話し合いました。
![]() スポーツ選手を支援している人の場合、 監督やコーチ、マネージャーの間に 一定の方向性がなかったり、 合宿の調理現場との考え方のズレかあったりして、 栄養や食事にだどり着く前に、 いろいろのハードルを 越えなければならないようです。 ![]() こんな場面での栄養士に、 まず問われるのはコーディネーターとしての能力。 指導陣を集めてのミーティング、 選手を集めてのレクチャー、 調理現場の人たちとのミーティングなどなど。
![]() それを促す、または設定する企画力、 ときには、ミーティングを進行する司会力、 コミュニケーション力が問われます。 自分の仕事を「下請け」的に考えていては とても「寄り添った」仕事にはならないでしょう。
![]() 入院中の患者さん、 高齢者施設の入居者さん、 在宅で治療中の人や寝たきりの人など、 いろいろの対象者の事例が話題になりました。 どの事例も、 支援を受ける方々のご意向を尊重すると同時に お1人お1人に応じた、 寄り添う側の「支援プラン」の設定と、 それらの結論を 関係者が共有することの大切さを 改めて強く感じさせる発言が続きました。
![]() 病院では医師、 施設では施設長その他の管理者、 家庭では家族や介護関係者、 スポーツでは監督やコーチ、マネージャー、 などなどの下にあって、 それらの指示に従う、というのが 従来の栄養士のイメージですが、 それではクライアントに寄り添うことにはできない、そのことを改めて強く感じる話し合いでした。 団体競技においての 各ポジションでの選手の役割は、 その場にふさわしい最善の仕事を果たすこと。 隣接するポジションの人と、 どちらが偉いか、という格差はないはず。
![]() 栄養士も健康支援者も、 自分の任された仕事の範囲において ときには医師や監督に対して、 ミーティングを開いてくれるように要望することも 必要かもしれません。
![]() そのように考えると、 仮に1人に「寄り添う」にしても、 随所でチームプレーが求められます。 ![]() 栄養士や健康支援者の守備範囲が 広がりつつある今日、 従来の受け身の姿勢では 社会のニーズには応えられないでしょう。
![]() 大橋禄郎先生のお説に従えば、 健康支援者はあと押し型リーダー。 ベビーカーを押すお母さんのように、 位置はうしろにあっても、 その方向性については かなりの決定権があります。
![]() 「寄り添う」場合も、 ただ「相手の立場に立って」という、 マニュアル的対応ではなく、 いろいろの状況から、 この事例については、 どんな対応がベターなのか、 判断しなければなりません。 ![]() そのような判断を1人でするのは荷が重い。 だからこそ、スタッフとのミーティングを 臨機応変に行なうだけの柔軟性が 求められるのではないでしょうか。 ![]() 栄養士の現場では、 特定保健指導が施行されてから 約10年が経ちました。 これによって、 現在は病気ではない方を サポートする機会が増えました。
![]() ところが、特定保健指導の現場では、 クライアント側から 栄養士の資質について クレームが出ることが多くなったり、 栄養士のチーム間に、 支援に対する考え方の相違が大きいため、 スタッフ自身の健康度が 下がってしまったりすることがあると耳にします。 これも、スタッフを束ねる経営側に 支援の基本姿勢についての 方向性がないことによるものでしょう。 ![]() 支援者チーム間にこそ、 もっと寄り添うことが求められます。
食コーチングでの、 「問いかけ」コミュニケーション研修の 経験から言えることは、 健康支援のスキルは、 1回や2回の研修で身につくものではない、 ということです。 ![]() 見直していかなければならないことも たくさんあります。 そういうことを知らない経営側は、 「経験者求む」「即戦力がほしい」と スピーカーやスマホの交換のように、 経営側の気づきを促すのは 容易ではないでしょう。 ![]() そうした現実を考えると、 現場の健康支援者同志が リーダーシップやコーディネート力を発揮して、 強固な健康支援者チームを 作っていくことを続けなければならないでしょう。 1人に「寄り添う」ためには、 複数の人の「寄り集まり」が必要なことを 強く感じさせる第72回の食ジムでした。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2018-11-21 00:06
| 食ジム
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