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![]() 2018年9月22日(土)~ 24日(月/祝日)の3連休、 横浜では、 3日間、研修およびイベントを開催しました。
1日目(22日)は、 パルマローザ主催 ≪ハガキ、手紙スキルのない 健康支援者って、ありなのか。≫ 講師 大橋禄郎先生 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時30分~17時30分 ![]()
2日目(23日)は、 パルマローザ主催 栄養士・健康支援者のための話し方講座 講師 渡辺由佳先生 会場 イギリス館 時間 14時~16時30分
![]() ![]() ![]() 3日目(24日)は、 食コーチングプログラムス主催 ≪アクションクッキング≫ 「日本人に人気の料理を検証する」 講師 影山なお子 会場 影山なお子自宅 時間 13時~16時
![]() このブログでは、1日目に開催した研修会、 ≪ハガキ、手紙のスキルのない健康支援者って、 ありなのか。≫を開催し、 そして受講した者として 以下に感想を記します。
![]() このセミナーを大橋禄郎先生に 開催していただきたいと思った理由は 栄養士としてという以前に、 人として、おとなの女性として、 手紙やハガキを生活習慣として 自然にお送りできる人になりたい! といつも思っていることと、 でも、そのために、 手紙やハガキの今さら聞けない基本の「キ」を 国語学専攻の大橋先生から学ばせていただきたい! と考えたから。
![]() 小学生、中学生時代は、 愛読書の女子向けの漫画に、 「ペンパル」コーナーがあり、 ペンフレンドをいつも募集している コーナーがありました。
当時の女子学生の多くが、 1回は、見ず知らずの人と、 ペンフレンドになる、 という経験をしたことがあるのではないでしょうか。
![]() そう考えると、 「書くことは嫌いではない」はずなのに、 お世話になった人へのお礼や ちょっとした近況報告などは、 メールですませてしまっていることが多い。 ![]() だからこそ、 「手紙やはがきを書いたり、 いただいたりすることで、 相手の健康度はもちろん、 自分の健康度が上がる」 経験をさらに実感しています。
![]() 大橋先生は以下の内容で 研修会を進行されました。
![]() ◎イントロクエスチョン5題 1.非対面コミュニケーション(郵便)の歴史と意味。 2.「郵便コミ」に関心のうすい健康支援者の問題点。 3.「郵便コミュニケーション」を
![]() 「日本では、明治、大正時代、昭和初期までは 『無筆(むひつ)』の人が圧倒的多数で、 生涯、ほとんどハガキ、手紙を書くことはなかった。 郵便を活用するのは、 兵役で外地に赴いている人などに限られた。(中略)」 と、大橋先生はご説明くださいます。
「メールの時代だからこそ、いまこそ手紙を書こう」と、 現状を直球で否定するのではなく、 こうした手紙、ハガキの歴史をお示しいただくことで、 落ち着いた目で、 現状を見ることができるような気がします。 手紙、ハガキを久しく書いていない現代人にとっては、 自分が一種の 気づきを促していただきました。
![]() 先生の着眼点のユニークなところは、 どんなに文明や文化が進んだり変化したりしても、 そちらだけを追うのではなく、 見落とされがちなところにも着目する点。
飛行機で行けば早い海外に あえて船旅に選んでみたり、 洋服の時代にあえて和服を楽しんでみたり、 クリスマスを楽しむ一方、初詣にも行ったり、 サッカーや野球がはやる時代に、 大相撲の人気も維持していたり、 欧米の食文化に刺激されながらも、 箸と茶碗を使う食事を続けたり......。
![]() 先生のご講義を拝聴し、 私たちが、栄養士として、 あえてこうしたセミナーを企画したのは、 「メールの効率性と、 手紙やハガキを和紙の便箋で書く文化性、 どちらも人間には必要なこと.」といった 先生の着眼点に接するためだと、 改めて思いました。
私たちが、 先人たちの偉業や当時のライフスタイルを いまも知ることができ、 その当時の文化(食文化、経済、ファッションなど)を 研究することができるのは、 先人たちが残してくれた「文章」あってのこと。
![]() 先生は、 「社会的な実績をあげたり、 名を残したりした人の中には、 手紙やハガキを活用した人が少なくない。 それは、人との親密な交流をたいせつにしたことの 一面を示すものである(中略)」と指摘されます。 ![]()
マナーとして書くのではなく、 「日々、書きたくなるような生活を送っているか」 「だれかに思わず伝えたくなるような 刺激のある日々を自らが送っているか」 ということに尽きるのだと 先生のご講義を拝聴し、ますます実感しました。 (自分の感動に気づかない人さえいるのでは? それは書く習慣がないために、 せっかくの感動が蒸発してしまうから)
![]() 今回は、テキスト以外にも、 先生がお持ちになられたお手紙やおハガキを例に、 いい事例、悪い事例を 実際に見せていただいたことも、 大きな収穫でした。
![]() 一部をご紹介しましょう。 ・講師依頼の打診をスマホでする。 その際、自分の所属を明記しなかったり、 いきなり講師料を尋ねたり、 敬称を「様」にしたり。 (講師、医師、恩師、教員などに対して
・依頼状や事後のお礼状などを横書きとするとき、 相手の氏名を行末に配置する(×)
・公的な用件で郵便を出すときや 目上の人に郵便を出すときに、 一筆箋を使ったり、 絵入りの趣味的な便箋や封筒、 小型の少女っぽい封筒 グリーティングカードを使ったりする。
・洋封筒を縦書きに使う。 (郵便番号の位置が縦書き形式に 印刷されている場合でも不可)
・ポストカードを使うとき、 絵柄が横位置なのに、 切手面(宛名や文面)を縦書きに使う、 または、絵柄が縦位置なのに、 切手面を横書きで使う。
・年賀状や喪中のお知らせなどの文章に句点を打たない。
・A4サイズの封筒のときも、 細いボールペンで相手の住所、氏名を小さく書く。
・旅行や特別の体験をしたときなど、 その体験を友人、知人に伝えない。
(上記の他 21項目のNG事例を先生は テキストにお示しくださいました)
NG事例の中には、 ドキッとする指摘が多々あり、 私自身も、 最近、親しい人に差しあげる夏のプレゼントに、 メッセージを添えずお送りしてしまったことを 猛省しました。
![]() 参加者の栄養士さんから 先生に以下のようなお尋ねがありました。
「それほど親しい仲ではない栄養士さんが 毎年、年賀状を送ってこられるのです。 毎回いただくたびに、 『どうして私に??』と不思議に思う。 この場合、お返事を続けたほうがよいのでしょうか」
![]() それに対して、参加者一同、 こうした事例をお持ちのようで 「うんうん。私も似たような経験がある」 と、前のめりになってお聞きになっておられました。
大橋先生は、 「もらって、イヤだってこと? せっかく送ってくれるのだから これからもお返事すれば? 年賀状だけのおつき合いっていうのも あるでしょう? みなさんは栄養士であり健康支援者なんですから 自分の出したハガキや手紙で、 相手の健康度がアップする可能性を考えてみては?」 というご意見に、 「健康支援者としての自覚が足りなかった」 というお声が会場から聞こえてきました。
![]() 私自身、年賀状は毎年500枚近くお出しします。 年賀状だけのおつき合いの人ももちろん多く、 そのほとんどがお目にかかってはいません。
毎年、オリジナルの年賀状をつくり、 今年は、こんなスタイルで年賀状をお送りしよう! と、考えるだけで、ワクワクすることができるのも、 15年間、大橋先生の手紙コミュニケーションを 間近で拝見させていただいているからと確信しています。 ![]()
お送りした年賀状に、 また、そのことに対して、ご返信を差しあげる......。 そんな温かいハガキ、コミュニケーションは、 1年に1回でもつながることができる、と、 このセミナーを通して、 ますますありがたく感じました。
![]() 兵庫県姫路市の高校時代、 演劇部でずっと一緒だった同級生、 親せきの人たち、 日本女子大学時代の同級生、 ANA時代にお世話になった同期、後輩、先輩、 女子栄養大学3年生のときに、 教育実習先で一緒になった地元の友だち、 病院栄養士として初めて勤務した病院で 当時、食事相談を担当させていただいていた方が いまも、年賀状を欠かさず送ってくださったり......。
その他 栄養士としてお仕事でご縁をいただいた方々には、 いまも定期的に おハガキやお手紙で 近況報告をさせていただいています。
![]() 今回、参加者の方々が 大いに喜んでいただいたことの1つは、 書道関係の文房具店にご案内くださったこと。 先生がみなさまのために 便箋、封筒、を選んでくださったことは、 まさに、ライブなセミナーとなりました。
![]() そこでの1シーン......。 「秋だから......コスモス柄を、イチョウ柄の便箋を」と 選ぼうとしている方に、 先生は、 「絵柄はいりません!」と一喝。 季節の絵柄やイラストを多用する人は 文章を書き慣れない人が多い、と先生。 「楽しい文章で季節感を出しましょうよ」
![]() もちろん、 「たまにはそういうモノを使ってもよいでしょう」 ただし、 「基準となる便箋、封筒があってのこと」と。
そう考えると、 尊敬する先生たちは、 みなさま無地の和紙に、 さらりとお手紙をくださることが多いと、 今さらながら気がつきました。
![]() 「いつもと同じ便箋と封筒で」とすることで、 送られた側は、安心する......。
服装と似ている......と感じたのは私だけでしょうか。 きょうはこれ! あしたはこれ! と、毎回、コンセプトがまちまちだと、 「あの人は何者?」となることも。
和風の文房具店に若い女性が大挙して押しかけたことで、 お店の方々は驚いておられました。
![]() ありがたいことに、 みなさまが 「この万年筆、 「これ、いま半額になっていますね! 「このペンで文章教室の宿題を書くと、 情報を共有できることで、 文房具を買い、 これで手紙やハガキを書こう!! という、モチベーションがますますアップしました。 ![]()
先生は、最後に、 「よいハガキ、よい手紙を書くためには、 先人たちのハガキや手紙を読んでみること。 多いとは言えないが、図書館などでも見つけることができる。 作家のものが多い。 それらは、 充分に味わいのあるものである」と、 テキストで締めくくってくださり、 実際に、司馬遼太郎氏をはじめ、 3人の文化人のお手紙をテキストとして
![]() 栄養士・健康支援者は 栄養素だけで人の健康をアップさせるのではなく、 私たちの発するコトバ、表情、たたずまい、 文章(手紙、ハガキ)からも 大いに対象者だけではなく、私たち自身の健康度も 向上することを改めて学ぶことができました。 ![]() ![]() 2018年9月22日(土)、 身だしなみセミナーを初めてちょうど10年。 ![]() 今度は、この日を筆頭に、 これからの10年間は、 栄養士のハガキ、手紙による 「郵便コミュニケーション」(先生の造語)セミナーを 定期開催してゆきたいと考えています。
![]() そして10年後......。 私たちがどう変わったか、 栄養士の世界がどう変わるか、 日本がどう変わるか、 見届けたいと思います。
地元、横浜・元町では、 この日から 年に2回のチャーミングセールが始まりました。 ![]() チャーミングセールが始まって59年。 私たち栄養士の発信するセミナーも チャーミングセールのように、 チャーミングに、 エレガントに、 継続し続けてゆきたいと思っています。 ![]()
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by palmarosaK
| 2018-09-26 00:33
| 文章教室
![]() 2016年7月23日(土)~24日(日)、 石川県能登の栄養士ネットワーク 「あじさい会」が主催する 「ロッコム文章・編集塾/能登教室」の 1日目、2日目後半の講師として、 参加させていただきました。 能登にある円山病院(えんやま)栄養科の 谷口佳津子先生を中心に、 「あじさい会」では、 いろいろの研修会を開催しています。 ![]() その研修会の1つ、 ≪ロッコム文章・編集塾/能登教室/≫ (講師 大橋禄郎先生)が、 今回で10回目となったことを記念し、 http://rockyroad1.exblog.jp/ 2日間の開催となり、 影山も講師としてお招きいただきました。 ![]() 1日目は、影山担当。 (午後1時30分~午後5時) テーマ ≪栄養士の人生を支えるコミュニケーション力 強化ポイントの確認と見直し≫ 栄養士が見直したい5つのキーワード ![]() 「よい人間関係」を維持し、 発展させたり、 対象者との信頼関係を深めたりする コミュニケーションのポイントは 「問いかける」こと。 ここ数年、「食コーチング」の メインテーマの 1つになっています。 すぐれたリーダーは、命令することよりも、 「問いかけること」が巧み。 「コミュニケーション力強化」のための 5つのキーワードを、 食コーチングの視点で ご紹介させていただきました。 ![]() 1.「非言語メッセージ」の意味 エピソード 2.なぜ「日常会話」がたいせつなのか。 「対話力」の意味。 3.「食事相談」の意味。その目的、着地点……。 4.なぜ、「問いかけ」が必要なのか。 5.「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」の意味。 6月に、広島県でお話した 「対話力」強化の必要性を、 能登でもご紹介させていただきました。 「日常会話が普通にできない状態で、 栄養士として魅力的な専門的会話ができるのか」 というテーマは、 「普通の日本語会話ができない人が、 外国語を身につけても、 外国人との会話は弾まない」 というのと同じ理屈でしょう。 ![]() 栄養士の場合、 日常会話が苦手な人に限って、 クライアントに対して高圧的になったり、 不必要に専門的な、むずかしい話をしたがるとは、 よく耳にすることです。 いまさら、という気がしますが、 栄養士は基本に返って、 日常会話の見直しが必要ではないかと思います。 会話以前に大事なことは、 対面するときの ノンバーバルコミュニケーション力。 (非言語コミュニケーション力) ![]() ◆髪型 表情 目線(一部ご紹介) GOOD例 定期的な手入れを感じさせる髪型 顔にあった色 穏やかさ やさしさ 参加意識 ほほえみ ……などなど他 以下の◆の項目を含め30項目 BAD例 ボサボサ 流行的すぎる髪型 目や額にかかる髪 無表情 眉間にシワ 沈んだ顔色 見下す表情 眉のアンバランス 鼻毛、産毛、むだ毛 耳の汚れ ……などなど、以下の◆の項目を含め30項目 ![]() ◆姿勢 動作 ◆対話の進め方 ◆非対面の対話 ![]() 最後の5項目 「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」のところでは、 日常会話でのNG事例をご紹介することで、 あえて、その意図を明確にできてよかったと、 みなさまのご意見をうかがい思っています。 たとえば、 老舗料理店で食事をする機会があったとき、 板前さんに、「おいしかった~。 この料理はどうやってつくるんですか」 と尋ねること。 これはプロに対して失礼であり、 その場の雰囲気としても野暮。 ![]() ![]() 親睦会の席などで、あまり親しくない人に 「あなたの肌とってもきれい。 どんな化粧品を使っているの?」 人には聞いてよいことと、 よくないことがあります。 化粧品は、一種の楽屋話。 人の年収、年齢、 衣服や持ち物のお値段、選挙のとき、 支持した候補者の名などはNG。 ![]() 聞けば、イギリスでは、 EU離脱の賛否を問う投票のとき、 どちらに入れたかを問うことは 人間関係に影響しかねないのでNGとか。 セミナー終了後に開催してくださった 懇親会では、 初めて参加されたという栄養士さんが 「これまで何にも考えずに 10年が過ぎてしまっていたことに、 いまさらながら気がつきました。 いまは、頭が爆発しそう……」 と、ご発言されました。 家庭、仕事で、 コミュニケーションがうまくとれていない、 そのことに、いらだちを感じ、 そのいらだちを、 まわりの栄養士さんが察知され、 今回、能登での研修会にお誘いされたと、 後からうかがいました。 ![]() ![]() なんとかそのジレンマを改善したいという その一心でご参加くださったのでしょうか。 能登の「あじさい会」で初めて 「食コーチング」をお話させていただいたのは、 2009年7月26日。 ![]() 7年後に、ふたたびここにお招きいただいて 感じたことは、 「食コーチング」を続けているからこそのこと。 その後、新たな出会いもあり、 何度かお聞きいただいている方も いらっしゃるので、 切り口や視点を変えて お伝えすることを念頭におきました。 ![]() 2日目(前半)は、大橋先生の ロッコム文章・編集塾/能登教室。 今回のテーマは、「ステップアップ」の行動学。 ![]() ![]() 大橋先生の文章教室に通う方々を 先生は「塾生」と呼んでいます。 いつもうかがっている、 横浜や東京での文章教室と、 能登の3か月に1回のペースで開催する 文章教室とでは、 テーマは同じであっても、 対象者が変われば、内容も、 進度もまったく異なることを 今回も体感させていただきました。 ![]() 「ステップアップ」の行動学。 先生はここ数年、 毎回セミナーの冒頭で、 「ウォームアップクエスチョン」をして、 本題に入るというスタイルを続けておられます。 ![]() これも参加者の、 準備性を高めるための1つのスタイル。 先生のスタイルを、 最近、私自身の研修会でも 取り入れさせていただいています。 ![]() 先生は、以下の進行で 文章教室を進めてゆかれました。 1.「ステップアップ」にどんな意味があるか。 2.「ステップアップ」のためのワンステップ。 3.「ステップアップ」のためのツーステップ。 ![]() たとえば、 2の「ステップアップ」のための ワンステップでは、 10項目の実践項目を具体的にお示しくださり、 (1)日記をつける(手書き) (3)衣服の管理、衣服の更新、身だしなみ、 (洗顔、入浴、化粧、髪の手入れ、アクセサリーなど) への注意や関心が 弱くなっていないかをチェック。 (5)運動習慣、外出の頻度、 掃除の頻度、外出の行動範囲などを見直す。 (10)スマホメールが中心になっていないか。 ハガキ、手紙の頻度は落ちていないか。 相手からのアクションに対して返事をする、 というモチベーションから 自発性は生まれない。 ![]() など、栄養士が栄養士である以前の、 人として自分の人生に果敢に挑んでいくための 心構え、そして、その方法を お教えいただけたのではないかと思います。 「栄養士は、 栄養士の勉強だけしていればいいんだよ」 以前、私たち栄養士が、話し方教室、文章教室、 写真教室、身だしなみセミナー、 メイクセミナーを開催していたころ、 こんなことを言う人がいました。 ![]() ところが、 10年以上経った今、 そんなふうにおっしゃる方は少なくなり、 いえ、いまでは、 栄養士の生涯教育として、 栄養士という職業人であるまえに、 「魅力的な人であろう」という傾向の 研修会が今までよりは多く開かれています。 ![]() それでも、それは、関東圏での話であって、 地方で、定期的に開催するところは そうそうありません。 能登の栄養士さんがたにとって、 大橋先生のお授業は、 「人生を彩るスパイス」であり、 「人生に欠かせないスパイス」であり、 「人生に喜びを持たせてくれるスパイス」 であるのだと拝見していてそう思いました。 ![]() 2日目の後半は、 石川県初! となるトークセッション。 横浜での「食ジム」風ディスカッション。 (進行 大橋禄郎先生 影山なお子) ![]() 参加者全員に、 「私が栄養士になった理由」から 発言していただきました。 1人1人の声の大きさ、 簡潔に述べられているか、 ありきたりの「話」になっていないか、 などなど、大橋先生から随時、 チェックおよび確認が入ります。 ![]() とくに、 食関係者が 「『食べることが好きだから栄養士になりました』」 というのはやめましょう、と大橋先生。 「食べることが嫌いな人はいるかしら。 ほとんどの人が食べることは好きでしょう。 食べることが好きなことを前提にするのなら、 栄養士の前に、料理人、飲食店経営、 料理研究家が先に来るのでは?」と、先生。 「もっとも、自分で食べてばかりいたら、 商売は続けられないでしょうね」 ![]() 栄養士になった理由として、 「資格がとれるから」 「頭が悪かったから食物科しか合格しなかった」 「親のすすめで」 「家を出たかったら、学科はどうでもよかった」 「栄養士にはなりたくなかったけれど、 なんとなく」 自分を語るには、 あまりにも、魅力的でないストーリーに、 なっていないだろうか、 と、みなさま お感じになったのではないでしょうか。 ![]() ここで、こっそり、大橋先生、 「みんなホンネの部分を言いすぎる」 「ホンネは隠して、もっと、魅力的な 言い方ができない?」 と、再度お尋ねになると、 みなさま、それなりのストーリーに。 「栄養士になった理由」を 魅力的に伝えられるかどうかは、 自らの栄養士の仕事を 魅力的に伝えられるかどうかと、 比例している……と感じた方も 多くおられたのではないでしょうか。 ![]() このトークセッションでは、 「栄養士になってよかったこと」 「栄養士になって困ったこと」 「私の5年後、10年後……」 などについても語り合う予定でしたが、 時間の関係で別の機会に。 ![]() それでも、人前で自分を魅力的に PRすることの練習がいかにたいせつなのかを この場にいらした方々は、 この先も、この体験を お忘れにならないことでしょう。 ![]() ![]() 横浜での文章教室に参加され、 「このお話を自分だけのものに しておくのはもったいない!」と、 能登でも、文章教室を開催されるようになった 谷口佳津子先生のリーダーシップに 心地よい3日間(最終日は観光タイム)を 過ごさせていただきました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by palmarosaK
| 2016-07-29 00:06
| 文章教室
![]() 9月14日(日)、 石川県能登の栄養士組織、 「あじさい会」「いちご会」が 主催する、 「栄養士・健康支援者のための文章教室」パート③に 参加するため、 パルマローザから5名の栄養士が現地に集合しました。 (内2名と、羽田空港から参加) ![]() 能登でも定期的に 文章教室が開催されるとあって、 石川県以外の、 他県からのご参加も少なくないとのこと。 ![]() 12月からは、 広島県においても、 シリーズで開催されることが確定したそうです。 大橋先生と影山の2人で 講師を担当させていただくことになっています。 ![]() 全国各地で 栄養士が文章力を磨くための スキルアップおよび トレーニング研修が 開催されそうな勢い!! ![]() さて、能登での講師をお務めになられる 大橋先生のブログに 能登での研修会の様子が アップされました。 http://rockyroad1.exblog.jp/ ![]() 研修が終わった翌日から2日間。 能登の栄養士さんがたと、 スノーケリング、ダイビングを楽しみました。 能登の海は、透明度が高く、 とても穏やか。 ホンダワラという名前の海草が 光を浴び、キラキラ光っています。 ![]() ![]() その中をダイビングしていると、 「まるで森の上を飛んでいるかのよう!!」と 能登島ダイビングサービスの ガイドを担当してくださるミズキさん。 ![]() ![]() 石川県の栄養士のみなさまと 海までご一緒させていただけたことが 忘れられない思い出となりました。 ![]() ![]() ![]() ▲
by palmarosak
| 2014-09-20 00:16
| 文章教室
![]() 健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫では毎年6月に、 大橋禄郎先生による、 (大橋予暇研究所主宰、ロッコム・文章編集塾主宰 『栄養と料理』元編集長) 研修会を開催しています。 今年は6月1日(日)、 「栄養士・健康支援者が、 さらに魅力的な情報発信者になるために」 というテーマでご講義いただきました。 (10時30分~午後5時30分 会場 横浜技能文化会館 特別会議室) ![]() テキストづくりの段階から、 先生から、こんなコメントをいただいていました。 「今回の講義は、 人前で話す機会がある人――、 学校で講義を持っている人、 講演や講話、研修依頼がある人、 講演や研修の企画を担当する人、 料理教室を運営している人、 あるいは、 料理教室を将来おこないたいと思っている人、 そういう方々に、お役に立つと思います」 ![]() このインフォメーションがあったため、 各地から参加された20名。 この日の外気温に負けないくらい 会場には、みなさまの期待と熱意が 満ちていました。 先生のご講義では、 いつも、タイトル(演題)の 説明から入ります。 「栄養士・健康支援者が、 さらに魅力的な情報発信者になるために」 というタイトルに、 なぜ「さらに」を入れたのか、 その理由は……。 「栄養士さんたちは、 いまでもじゅうぶんに 魅力的な発信者だと思いますので 『さらに』を入れました」 ![]() また、「魅力的な情報発信者」とは なにかについてもご説明がありました。 本題に入るとき、 自分のネーミングの理由、 定義をきちんとしておくことは、 講義や講演の土俵を決めるうえでは とても大事なこと。 最初から、そういう講義スキルを 実践的にお示しいただきました。、 実際、私たち参加者は そのことによって「聞く体制」が整い、 モチベーションが高まるのを感じます。 ![]() さて、先生の恒例イントロクエスチョン。 今回のネーミングは、 「ウォームアップ クエスチョン」に変わり、 10項目の記述について、 同意できるものに「〇」を 不同意のものに「Х」を記入する、一種のクイズ。 ![]() たとえば、 「(1)情報発信とは、 他者になんらかのメッセージを伝えることをいう。 〇かХか……」 「〇と思う方?」との先生の問いかけに 大半の方が挙手。 何度も先生のご講義を拝聴している方でさえ、 「〇」に手をあげてしまう……。 すぐに先生が解説をしてくださいます。 答えは「ブー ×」。 情報発信とは、他者に限らないこと、 自分自身への発信ということはよくある。 ![]() たとえば独り言。 「遅れた理由をこんなふうに言おう」 心の中の宣言。 「このお菓子は2つでやめておくぞ!!」 日記も自分への情報発信。 「きょう観た映画は、こんな点がよかった。 主演女優にこんなことを感じた」と、 きょうをフィードバックすることになるし、 後日の自分への情報発信にもなる。 ![]() 「そうか、情報は他者に向けて発信するもの とは限らない。何度も聞いたのに、 ひっかかってしまった!!!」 先生は、みながひっかかったことで、にっこり。 こういう問題を作る楽しさを さらっとお話しになりました。 わざとひっかけて気づきを促す、 というテクニックでしょうか。 このウォームアップ クエスチョンだけでも 先生は1時間15分をかけてくださいました。 ![]() 先生のイントロダクションから、 先日鑑賞した柳家小三治さんの 「枕」のお噺を連想しました。 小三治さんは、ご自分のお弟子さんが 学習院の乗馬クラブに属していたことなどを お話しになり、 そこからご自分の乗馬体験や 北海道十勝でおこなわれる「ばんばレース」 (「ばんえい」とも)を観戦した体験談を 話したりしているうちに、 いつの間にか、味噌樽を馬に積んで 配達する馬子の「噺」へと入っていく。 真打の話の展開法にうなったものです。 ![]() ゆったりと観客(参加者)と コトバのキャッチボールをしながら、 確実に相手がボールを 受けとめているか、否かで 内容や順番 出し物の配分を変えていく……。 ![]() そんな贅沢な気持ちにさせてくれたスタートでした。 今回の先生のテキストはA4サイズ4枚にわたり、 びっしりと、15項目をご用意しくださいました。 1.魅力的な情報発信者であるための基本的条件。 2.魅力的な自己紹介のための5つのポイント。 3.魅力的なEメール発信のための5つのポイント。 4.ハガキ、手紙文化を、生活習慣にするための5つのポイント。 5.魅力的なスピーチのための5つのポイント。 6.魅力的な講話(小さな講義)のための5つのポイント。 7.料理教室での魅力的な講義の5つのポイント。 8.魅力的な講演の5つのポイント。 9.魅力的な講義のための5つのポイント。 10.魅力的な食事・健康相談のための5つのポイント。 11.依頼された原稿を魅力的に書くための5つのポイント。 12.魅力的な原稿を書いて投稿するための5つのポイント。 13.魅力的な論文を書くための5つのポイント 14.魅力的なアンケート作成のための5つのポイント。 15.魅力的なイベント企画のための5つのポイント。 参加者の多くが、 すでに大学や専門学校、 あるいは行政に属して講話をする方、 ご自身で料理教室を運営されているなど、 講師経験のある方が多い。 それだけに、 即実践で役立つお話が多かったことと思われます。 ![]() パルマローザセミナーに 初めて参加された方が 驚かれることの1つに、 「講師と参加者がとても近い距離にある」 と指摘されることがあります。 ![]() 特に「質問タイム」を設けなくても、 パルマローザや、食コーチング関連のセミナーでは、 その都度、参加者が挙手をして 質問されるのも、私たちの研修の特徴なのだと思います。 ![]() 千葉県船橋市からご参加いただいた 崎山光江さんが 当日の朝日新聞の記事を持参されました。 「給食と牛乳 望ましい食事とは何か」と 題する無署名の論説記事。 ![]() 大橋先生は、さっそくそれを音読されました。 新潟県三条市では、 給食に牛乳を出すことを一時停止する、 との決定に賛否両論が寄せられた、 という事例を紹介してから論評に入ります。 記事によると、5月のある日の献立は、 「ぜんまいと筍の煮しめ、マスの塩焼き、 豆入り赤飯、卵豆腐入りすまし汁」 こんな昔ながらの和食にも牛乳がつく……と。 ![]() これに対する賛否両論を紹介し、 学校給食の歴史を語り (弁当を持参できない子対策も一因)、 「グルメ情報や健康情報に振り回されて 右往左往する人が増え始めた」 という歴史を振り返る。 、 「だからこそ、栄養バランスが取れた 学校給食に対する期待が高いのだろう」といい、 和食が無形文遺産登録されたことをあげ、 そこで「肝心なのは牛乳の是非論ではなかろう」 と続き、牛乳は効率のよいカルシウム源だが、 サプリメントではない、という。 ![]() 「牛乳をなくした分、 米の量やおかずをくふうして、 米どころらしい献立で必要な栄養を満たす。 そんな三条市の試みに、素直に注目したい。 本当にぜいたくな食事とは、 実は私たちの身近なところにあるのかも しれないのだから」 読みあげてすぐ、大橋先生の評価 (あとで少し補足していただきました)。 ![]() 「無署名の記事、不特定多数の人に向けた文章は、 このように横へ横へとすべってゆく。 自説を見破られないように、 あっちへ行ったり、こっちへ行ったりして、 一見、いろいろの要素を網羅しているように見せかける。 そして、後半で少し本音が出てくる。 『牛乳の是非論ではなかろう』と。 えっ、牛乳の是非論でしょ!!! しかし、そう言いきってしまうと 反論がこわいので『なかろう』とぼかし、 三条市の試みに『素直に注目したい』という。 ここでも賛否は示さず、『注目』するだけ。 そして、最後は、 パーティ会場から中座する人のように、 『本当にぜいたくな食事とは、 実は私たちの身近なところにあるのかも しれないのだから』と フェイドアウトする。 ![]() 『あるのかもしれないのだから』 これは、イカやタコが逃げるときの煙幕。 意見を主張しない、一見大人の、 言い換えれば卑劣な論法。 こういう文章を無心に読んでいると、 悪賢い人間像を刷り込まれる心配さえある」 確かに、「ぜいたくな食事」の意味、 「(牛乳に代わるものが) 私たちの身近なところにあるのかもしれない」 という意味を、 栄養士はどう考えればいいのでしょう。 これは、「牛乳の是非論」どころではなく、 「牛乳不要論」でしょうが、 筆者に聞けば、「私は、『かもしれない』と 推測しただけ」ということでしょう。 ![]() 大橋先生は、 「学校給食は懐石料理店ではないし、 和食の料理店でもない。 食文化は伝統を守ることではなく、 時々刻々変わる、食生活事情に適応し、 カタチをつくっていくこと」といいます。 牛乳は、純和食の日には、 1~2限後とか、下校時とかに飲ませる という代案もあります。 三条市では、 牛乳は家庭で飲ませることが徹底しているのなら、 給食から全廃することも可能でしょう。 ![]() 和食が文化遺産になったことで、 ご飯のときに「ウーロン茶」や 「紅茶」のペットボトルを飲むのはやめよう、 味噌汁に青梗菜は入れてはいけない、 などとなったら、 なんのための文化かわからなくなります。 ラーメンも、カレーライスも、 ギョーザも、バスタも、 いまや立派な日本人の食事 (和食ではなく日本食)、 それが世界一の長寿国の一因と考えてよいでしょう。 魅力的な情報発信に関するセミナーの冒頭で、 とてもタイムリーな情報提供があり、 ここでも盛りあがりました。 ![]() さて、本題に戻って、 ご講義中で さっそく役立つと感じた項目の1つは、 「魅力的なアンケート作成のための5つのポイント」 先生は、アンケートの目的を 「調査」とだけ考えがちだけれど、 同時に、「参加意識の強化」や、 「フィードバック(振り返り)」などの 要素も大きいことを強調されています。 ![]() 悪いアンケートの例としては 以下にあげるスタイルのアンケート ★このセミナーはいかがでしたか。 *よかった *ふつう *よくなかった ★これからとりあげてほしいテーマは何ですか。 ★聞いてみたい講師の先生はおられますか。 などなど……。 ![]() 主催者は自信を持って臨んでいる企画なのだから、 「ふつう」や「よくなかった」を 誘導するような設問はしない。 「その他のご意見、ご希望」欄を設けておけば、 具体的な意見や批判はかならず出てくる。 あいまいな「よかった」や「よくなかった」といった 回答を集めても、大した情報にはならない。 それよりも、その講義から、 どんなことを学んだかを 記述式で答えてもらってほうが 回答者にも主催者にも価値がある。 また、次の講師をだれにするかは、 企画をする人が系統的、長期的に考えること。 たまたま参加された、準備性のない人に聞いても、 テーマが分散したり、 話題の後追いになったりするだけで、 かえってコンセプトを あいまいなものにするだけ、とのこと。 最近、ご依頼があった研修会の主催者の方に、 アンケートのお話をしたところ、 (自分自身が文章教室で、 アンケートの作り方などもが学んでいることをお話したところ) さっそくその原本を送ってほしいという話になり、 先日その団体の主催者に 以前私が使った「アンケート」のひな型をお送りしたところでした。 ![]() ちなみに、 今回のアンケートは 以下の項目でみなさまにお願いしました。 1.本日ご参加いただいた動機をお聞かせください。 2.きょうのご講義をお聞きになり、 印象に残ったことがありましたら、お教えください。 3.きょうのお話をお聞きになって、 これから強化・発展させたいことがありましたらお示しください。 4.7月以降、大橋先生が司会進行あるいは、 講師を担当される企画が2つあります。 ご参加になりたいものがありましたら、 「ㇾ」を入れてください。 (1)「 」 7月5日(土)~6日(日) (1泊2日の横浜合宿です) 栄養士・健康支援者のための輪読会 10時30分~神奈川近代文学館集合 (2)「 」 7月21日(日) 「食ジム」第25回 健康を「カタチ」にする旅行術。 10時30分~午後5時30分 会場 横浜開港記念会館 5・大橋禄郎先生にひとこといただければ……。 6.その他、ご意見、ご感想などございましたらお示しください。 ![]() こうしたアンケートを 作成するときは、 参加者全員にその内容をフィードバックをし、 講師の先生には、 原本を差しあげています。 1つ1つの項目に関しては、 以前にも、 先生のご講義で拝聴したことはありましたが、 これらすべてを網羅した今回のご講義は 真珠のネックレスの真珠1玉1玉に、 それらをつなげる「ひも」ができあがり、 ネックレスが完成!! そのネックレスを どこでどう使うか……が 次の課題なのではないかと考えた1日でした。 ▲
by palmarosak
| 2014-06-03 14:19
| 文章教室
![]() 2014年1月18日から19日にかけて 横浜で2つのセミナーに参加しました。 1日目は、 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫主催の 「栄養士・健康支援者のための 立ち居振る舞い講座」を企画開催。 (講師 薗川貴子先生 会場 イギリス館2階 午後2時~午後4時30分) 2日目は、遠方にお住まいの方々が 通われる、 大橋予暇研究所主催の 「栄養士・健康支援者のための文章教室」。 3か月に1回、横浜で開催しています。 この文章教室では、私は大橋先生の アシスタントを務めさせていただいています。 (講師 大橋禄郎先生 会場 横浜技能文化会館 10時~午後5時) ![]() 1日目の、栄養士・健康支援者のための 立ち居振る舞い講座は2012年12月に 開催して以来2年ぶりとあって、 今回は広島、岡山、三重県からもご参加いただき、 定員14名の会場は満席。 薗川先生はイギリスの航空会社に17年間ご勤務され、 なんども会社から VIP賞を受賞されたとお聞きしています。 ![]() 初めてお目にかかったときから10年。 お目にかかるたびに、 ますますチャーミングな先生。 ご講義を拝聴すると、 努力次第で、 美しい所作が身につけられることを実感します。 ![]() 今回は、以下の所作について 教えていただきました。 1.美しい座り方 2.美しい立ち姿 3.筆記用具や目の前のコップなどの 美しい持ち方 4.美しいバッグの持ち方 5.美しいお辞儀とは 6.ストッキングTPO (ストッキングの厚さ、色、その他) 7.むだ毛処理のあれこれ。 ![]() 意外にも、 客室乗務員時代は、 立ち居振る舞いについての 研修は受けたことがないという薗川先生。 「あなたたちなりにがんばって」 という方針だったとお聞きしました。 選別された人たちとはいえ、 トレーニングをなさらなくとも 高い評価をいただく客室乗務員の方と 比べると、 私たち栄養士は、繰り返し、 立ち居振る舞いセミナーをはじめ、 笑顔のレッスン、メイクセミナーなど 繰り返し学ぶことができる環境にあるのだから、 それ相当な結果を出さなければ!! ![]() 健康支援者としての栄養士の 立ち居振る舞いが洗練され 所作が美しいとなれば、 栄養士を取り巻く環境も今よりも ずいぶん変わってゆくようにも思いました。 3月16日午後2時から、 薗川先生の次回の講座は、 神奈川近代文学館で開催することが決まりました。 ![]() 先生から以下ご伝言をいただいています。 ご参加ご希望の方は、 以下をご参照ください。 ![]() ![]() 春〜夏に向けてのコーディネートになると思われます。 薄い色や、網タイツが活躍する季節ですね。 より個別、詳細にアプローチさせていただきますので、 以下のご準備をお願いします。 ①あわせたい衣服、ストッキング(タイツ)、靴 の自分流コーディネートでご参加いただくか、 または全身写真をご持参ください。 ②ご自身のワードローブから、 お洋服、ストッキング(タイツ)、 靴(正面と横)の写真をお撮りいただき、 それぞれの素材・色、 どんなTPOで合わせたいのかをお示しください(メモ程度でOK) ③チャレンジしてみたい、または気になるストッキングをご持参ください。 ![]() ★2日目は、大橋禄郎先生による文章教室。 年末年始の振り返りを参加者全員がおこないます。 今回は、青森県から広島県まで11名のご参加。 それに対して、大橋先生からお1人ずつ、 「問いかけ」していただくのも恒例となりました。 「もっとアクティブに生きようと思いません? 9連休の年末年始があるのに、 12月になってから気がついたというのは 自分のスケジュールを把握していないのでは?」 などの 厳しいお言葉も 私たちの将来を考えてくださってこその深い愛情あってのこと。 ![]() 今回のテーマは 「ライフワークの見つけ方、続け方」。 1月にふさわしいテーマであり、 これからの栄養士人生に大きく 影響する内容だと思いました。 ライフワークとは、 一生をかけてする仕事。 畢生の事業。 また、ある個人の記念碑的業績として 挙げられる作品、研究など。と 定義されています。 『例文で読む カタカナ語の辞典』(小学館) ![]() 1.ライフワークを持つことの意味 2.ライフワークにはどんなものがあるか。 3.ライフワークと趣味との違い。 4.自分のライフワークをどのように見つければよいか。 5.ライフワークを維持し、完成させるには……。 6.ライフワークをどう評価すればよいか。 上記の順番に詳しくその方法を教えてくださいました。 1月の新春セミナーでご講義をしてくださった 「ユーモア」は、ライフワークあってのこと。 まずは、ライフワークが先でしょうとのことでした。 ![]() いろいろのライフワークの種類を お聞きしたり、実際の事例をおうかがいする中で、 参加者1人1人の表情が さらに輝いてゆかれるのがわかりました。 ![]() いま、自分のやっていることというのは、 今後高く評価されることになるかもしれない。 だから、人のライフワークも低く評価しない、 ということも強く印象に残りました。 ![]() 私は……といえば、 とにかく続けていくこと、 時間を惜しんでやり続けていくこと、 その2つをクリアすれば、 ライフワークの1つに到達できる日が近くなる……と あらためてこの文章教室で誓いました。 次回の文章教室は5月5日。 新緑の横浜でお目にかかれることを 楽しみにしています。 ▲
by palmarosak
| 2014-01-20 10:03
| 文章教室
![]() 栄養士・健康支援者ネットワーク 「パルマローザ」では、 2007年から、新春セミナーを開催しています。 ![]() 8回のうち7回は、 大橋先生がご講義を担当してくださいました。 その他の1回は、 大橋先生にご紹介いただいた、 東畑朝子先生(フードドクター、管理栄養士)でした。 ![]() ちなみに、昨年は「クリエイティブな取材力、 インタビュー力をつける」というテーマ。 一昨年は、 「健康支援者が社会進出をするための 文章表現力 8つのポイント」 ――Eメール、表組み、企画書、 レジュメ、執筆など―― でした。 ![]() 新春セミナーの楽しいところは、 お着物の方や、華やかなお召し物の方を 多くお見受けできること。 「初おしゃれ」ということでしょうか。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回のテーマは 「健康支援者のための ユーモア感覚の磨き方、活かし方」 講師は、大橋禄郎先生。 http://rockyroad1.exblog.jp/ 授業の始まりは、例によって定義。 「ユーモアとはなにか」について、 いくつかの辞書による定義に加えて 先生の定義をお示しいただきました。 ![]() 日本を代表する辞典・『広辞苑』では、 上品なおかしみ。諧謔(かいぎゃく)とだけあるとか。 これでは、まだしっかりと頭に収まりません。 大橋先生の定義は もう少し解説的に、以下のようになっていました。 「ユーモアとは、おもに言語表現で、 おかしさをそれとなく漂わせて表す話法。 比喩や誇張、引用、コトバのもじり、 皮肉、とぼけ、自虐などによって おかしさを生み出す。 ![]() 瞬時に爆笑を誘うというよりも、 表現の裏側、または連想による おかしみを楽しむもの。(中略) 温かさ、優しさ、肯定的メンタリティ、 知性などに裏打ちされている場合が多く、 人からは肯定的に評価される。 ダジャレやギャグとは区別する。(抜粋)」 ![]() 先生がお話をされる研修では、 主要な用語の「定義」から始まることが多い。 定義を確認することで、 参加者は全員スタートラインに立ちます。 ここがしっかりしていると、 以降のお話を理解しやすいし、リラックスもできます。 イントロダクションの段階で定義をする意味を 改めて学びました。 講義でも文章でも省きたくない定石といえるでしょう。 ![]() このセミナーのポイントは、以下のとおり。 1.健康支援者の行為(食事相談や講話) は一種の話芸である。 話し方や話題の展開法に 楽しさ、おもしろさがあると、 情報が印象的に伝わり、効果が上がる。 2.自分にユーモアのセンスがなくても ユーモアを解し、反応するセンスを身につけることで、 豊かな人的ネットワークの礎となる。 ![]() 3.ユーモアは、 相手に近づくことから生まれる。 相手に笑ってもらうためには、 相手のメンタリティなどについて洞察が必要。 それこそ、クライアントに寄り添うためにも有効。 一般に、日本人はユーモアセンスが あまりシャープではない、と思われていますが、 それはトークの場合で、 文章(韻文も含む)では、 けっこうユーモアセンスを発揮している、 という例として、 先生は、川柳、俳句、短歌、都都逸(どどいつ)などを ピックアップして示してくださいました。 ![]() 古川柳では、 「孝行のしたい自分に親はなし」 「役人の子はにぎにぎをよく覚え」 ![]() 都々逸では、 「恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」 「あきらめましたよどうあきらめた あきらめられぬとあきらめた」 ![]() みんなが真剣に、 都都逸の解説に耳を傾けているのを拝見し、 「セミナーで都都逸(どどいつ)に聞き入る栄養士って、 日本に、いや世界にどれくらいいるのかしら」 などと考えていて、プッと吹き出しそうになりました。 ユーモアセンスを刺激する、 こんな演習も用意されていました。 ![]() 「★次の動物が顔を寄せてヒソヒソ話をしています。 何について話しているのでしょう。 話題または聞こえてきたコトバを書いてください。 ①3頭のアフリカゾウが……( ) ②3匹のネコが……( ) ③3頭のホッキョクグマが……( ) ④3羽のカラスが……( ) ⑤3匹のゴキブリが……( ) 演習は多いに盛り上がりました。 こんなに頭を使ったことは最近ないかも!! というくらいみなさん頭をフル回転! ![]() 「自信のある人は手を上げて」と……。 千葉で料理教室を開催されている栄養士さんは 「3頭のアフリカゾウのヒソヒソ話」の内容として、 「日本人は怖いよ。お正月にゾウ煮というものを 食べるそうだよ」 一同「うまい!」 大橋先生も(ダジャレ型ながら)「おもしろい!」 ![]() ②の「3匹のネコ」の場合として、前述の栄養士さんが 「アベノミクスで景気がよくなると ネコの手を借りたくなるほど忙しくなると思うよ」 「すごい!」とみなさま、尊敬の眼差し……・ 他にもこんなユーモアあふれるご発表もありました。 「あした、避妊手術の日だよ。 子孫を残すには野良になるしかないね」 「ねずみのミッキーに負けないように がんばってきたのに、 『ふなっしー』に負けるのかな? われらのキティちゃん」 ![]() ③栄養士の専門誌『ヘルスケア・レストラン』 営業部からご参加の男性は、 「ホッキョクグマがじぇじぇじぇの練習をしています」 とお答えになり、一同笑顔に。 ![]() ④3匹のごきぶりの場合については私も発表。 3匹のごきぶりがヒソヒソと引っ越し話をしています。 「もうこの家、汚すぎてやってられない!」と。 「ユーモアのあるトーク」としては、 テレビでタレントが話していたという、 注文の多い銭湯のお話。 短編小説の例としては、イタリアの作家による 『ドン・カミロの小さな世界』をご紹介いただきました。 ![]() このほか、海外(?)の小噺(こばなし)。 「無人島に女性1人、男性2人が流れ着いた、 さあ、どうなるか」 フランス人なら、アメリカ人なら、ロシア人なら、 日本人なら、ドイツ人なら、スェーデン人なら、 と、国民性をユーモラスに語ったもの。 ご講義のまとめは、「では、どうすれば、 ユーモアセンスがアップするのか」という問題。 具体的な方法をお示しいただきました。 そのいくつかを。 ![]() *「ユーモアノート」を作成し、 おもしろい話、おもしろい記事などを記録する。 (人の話、テレビ、新聞、雑誌、書物など) 書写することはもっと効果的。 *ムリに人を笑わせようと思わない。 笑ってもらいたいときは、 「新聞にこんな話が載っていた」 のように引用することを基本とする。 ![]() *ユーモアは、ギャグやボケ、つっこみなど、 芸人のワザとは似て非なるもの。 などなど10項目を 具体的にあげてくださいました。 忘れてはいけないのが次の項目。 ![]() *「ユーモアセンスがないことを 人間失格のようには思わない。 おもしろ味ゼロの人間にも、 それ自体が人を笑わせる要素があるから、 今後も生きていってよい」 ![]() 最後の「生きていってよい」というところで、 会場は「クスクス……」 終了後のアンケートにも、 「私も生きていくことにする」と 書いた方が数人ありました。 ![]() ご講義中、ちょっとしたハプニングが……。 演壇の飲料を飲もうと、 先生が栓をあけようとしたら、 いきなり水が吹き出したのです。 発泡水だったので、 運ぶ途中にガスが発生したのでしょう。 ![]() この事件を告白したアンケートがありました。 いわく。 「あのビンを振っておいたのは、実は私です」 もちろんジョーク。 アンケートで、さっそくユーモアセンスを発揮。 ![]() 今回の新春セミナー、 多くの方にいらしていただきたいと考え、 会場を2回ほど変更し、 午前と午後は異なる場所での開催となりました。 「ユーモアは1日して成らず」だとすれば この1年間、教えていただいたことを実践する 1年にしようと決意を新たにされた方は 多くおられたのではないかと思います。 これも健康支援者が示す「健康のカタチ」の たいせつな一部となることでしょう。 「2014年は、笑顔の栄養士が増えるでしょう」 という「元気予報」を私は信じます。 ![]() 一歩先の未来にフォーカスを当ててくださる 大橋先生の研修会。 3月には、石川県七尾市(能登半島)でも 先生の研修が定期的にスタートするとうかがっています。 横浜と能登。 今年はそれぞれの地域で、 先生から学んだことを ユニークにかつ魅力的に配信できる 1年にもなりそうです。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2014-01-07 02:04
| 文章教室
![]() 2013年11月9日(土)は、 石川県能登で研修会を受講し、 翌10日(日)は、横浜で自分の研修会を開講しました。 1日目の研修会は、 石川県栄養士会能登支部が開催した研修会 「コトバを磨くと栄養士活動が3倍楽しくなる」 (講師 大橋禄郎先生) これには、神奈川県の行政栄養士、 三奈木麻弓さんとご一緒に参加しました。 (会場 能登空港会議室 14時~17時) ![]() 石川県栄養士会 能登支部が開催する研修会で 大橋先生がお話しされるのは初めて。 以前は、能登の自主的な栄養士組織 「あじさい会」や「いちご会」のネットワーク主催の 研修会で2度ほどお話しされておられます。 ![]() ![]() 2回目の受講の方も少なくなく、 以前、お聞きしたお話の意味がよくわかった、 さらに強い刺激を受けた、という感想をお聞きしました。 ![]() 3時間にわたるご講義は、以下のとおり。 1.イントロクエスチョン 10項目(×か○か) 2.いま、栄養士に求められる表現力とは……。 【非言語系】 【話し方系】 【書き方・文章系】 3.「栄養士がコトバを磨くとは」どういうことか。 (1)もう「栄養素士」からは脱却しよう。 (2)自分の職業の使命と方向性をイメージしよう。 ![]() 先生のお話で印象に残ったフレーズは 栄養士が話題にする「健康」というのは、 目で見ることができない概念である。 「健康な人」は見ることはできるけれど、 「健康」そのものは目には見えない。 ことばの中に存在するものであると……。 同様に、「病気」というものは見えない。 私たちが見ているのは「病人」であって、「病気」そのものではない。 ついでにいえば、「気」ということばは、 見えないものの存在を表わすことばである。 ![]() 空気、元気、勇気、弱気、強気、 気持ち、気分、気楽、気丈……。 目では見ることができない。 つまり、「健康」も「病気」「元気」も、 現実には見えない、その見えないものを わかりやすく、印象的に伝えるのが 栄養士や健康支援者の仕事の大事な部分だとのこと。 ![]() 「それは言語能力に大きく依存するスキル」と大橋先生。 「一種の『話芸』ではないだろうか」 「一般的には、話芸というと、 講談や浪曲、漫才、落語を指しますが、 健康を語る話芸者といえば、 栄養士や健康支援者ということになると思います。 栄養士とは、 『食』を通して人々のモチベーションを高め、 将来の健康度を強化する「話芸者」であってほしいと思います」 次に、栄養士の「話し方」のスキルアップのポイントについて こんな点をご指摘されました。 ![]() 1.あいさつ――家族、同僚、来客との明るいあいさつを励行する。 2.適正な発声――小さい声の人が多い。歯切れのよい話し方を身につける。 3.好ましい国語表現―― 「食べれる」「見れる」などの「ら」抜き表現は使わない。 正しくは「食べられる」「見られる」。 栄養士、食関係者が「この食材、食べれますか」というのを聞くと、 「これは二流だな」と感じてしまうとのこと。 その他、「やばい」「正直言って」などの俗語も使わない。 4.通俗的な考え方の回避――「自分探し」「元気をもらう」「身の丈に合った」など。 5.会議力――会議には積極的に参加する。発言を予定して臨む。 定刻に着席。肯定的発言。 6.司会力――最初のあいさつ、進行プランの表示。講師やゲストの的確な紹介。 7.進行力――会議や座談会、ブレーンストーミング、グループカウンセリングの進行。 8.「指導」から「相談」へ――「話したことが全部伝わる」とは思いこまない。 9.問いかけ力――「食コーチング」による問いかけ法。(聞かれても返事を急がない) 10.講演力――パワーポイント頼みの、うす暗い中での講演は終わりにする。 ![]() 「文章がうまくなるコツはなんでしょう?」と 聞かれることがよくあるそうです。 「文章といっても、少なくとも200種類以上あるのです」と大橋先生。 「手紙、公文書、エッセイ、論文、日記、報告書、 小説(純文学、中間小説、大衆小説……)、 詩歌、……などなど、 それぞれが異なるジャンルですし、 それぞれの考え方や構成も異なってくるので うまくなるコツは、1つではない」とおっしゃいます。 ![]() 日記などを書いている人は、 文章そのものがうまくなるという保証はないけれど、 1日に体験したことを要約するスキル、 いわば編集力は身につくとのこと。 日記を書く意味について、 よく「あとで記録として役立つ」という人が多いけれど、 それは日記の一面……「二次的目的」である。 それ以前の「一次的目的」を軽視するか無視する人が多い。 ![]() 一次目的とは、「書く」という習慣が生み出すモチベーション、 言い換えれば、「取材モード」とのこと。 「これも書こう」「あれも書ける」とあえて意識しなくても、 1日を思い出す日々をくり返していると、 いつの間にか、その場その場での注意力、観察力がついてくる。 頭の中で、知らず知らずのうちに、 あとで思い出すのに苦労するのはいやだから、 しっかり記憶にとどめておこう、というシステムが 構築されるのではないか。 ![]() それは、体験(非言語的なものも多い)を ことばに変換するシステムでもある、とおっしゃいます。 確かに、栄養士の知人は、 最近ブログを始めましたが、 彼女は、ブログを始めたとたん、 最近はあまり撮っていなかった写真を 積極的に撮るようになったり、 どこかに出かける頻度がこれまで以上に 多くなったようです。 ![]() 健康支援者が、生涯現役を貫くためには、 スポーツ選手同様、トレーニングを続けること、というお話では、 私の主催している栄養士・健康支援者ネットワーク 「パルマローザ」でおこなっているセミナーを パワーポイントにまとめて、 みなさまにご紹介させていただきました。 話し方教室、立ち居振る舞い教室、 写真教室、メイクアップ教室、マラソン教室、 フェイスストレッチ教室、身だしなみセミナーなどなど。 能登のこの地で、 横浜でおこなっている研修会のシーンを ご覧いただくことで、 「すでに他の栄養士たちはこうしたことに気がつき、 何年も前から表現力に関する研修会を継続している……」 という気づきを、先生は促しておられました。 ![]() 先生は最後にこうおっしゃいます。 「顔は社会に対する掲示板」だと。 自分の顔(表情)が、 誰かに伝言を託しているのだということでしょうか。 「若者に未来がある」というのは正確ではない。 努力をしない若者、運のない若者には未来は約束されない。 年齢に関係なく、あしたの予定、来週の予定、 来月、来年の予定のある人には未来がある!! ![]() 先生のこれらのメッセージは、 『栄養と料理』編集長時代から50年近くにわたって 多くの栄養士さんたちをご覧になってきたからこそ言える、 説得力あるお言葉です。 【書き方・文章系】については 12項目お示しくださいました。 その1つは、 横浜の研修会でも何度も先生から 教えていただいている、 正しい国語の表記法。 「美味しい」「年令」「20才」「有り難う」は避ける。 正しくは、 「おいしい」「年齢」「20歳」「ありがとう」。 ![]() 食品の表記についても、自分なりに、 組織なりに決めておく。 たとえば、魚はカタカナで表記する、 (イワシ、アジ、サバなどなど) 野菜やくだものは、漢字かな併用する(大根、玉ねぎ、キャベツ) などを、再確認することとなりました。 (果物は、「くだもの」に) 栄養士の仕事の悪い事例として 雑誌の記事をとりあげ、 「効果なし 食材の食べ合わせ」などの記述が 「なぜよくないのか」ということを 具体的に教えていただきました。 これは、栄養士が、将来、怪しい情報発信者にならないためにも、 必見のテーマであろうと思いました。 ![]() 「きょう1日が人生」と大橋先生は締めくくられました。 「いまは、人生のある瞬間のための『いま』なのではなく、 『いま』が人生そのものなのです。 人生は、いくつもの『いま』の連続なのであって、 あしたやあさってに『人生』が待っているのではない。 0歳から10歳までの10年は短かったのではありませんか。 11歳から20歳までの10年は? 21歳から30歳までの10年間は? それらの10年間はあっというまに過ぎたのではありませんか。 「人生90年」だとしても、 人生とは、その10年を9回経験するだけなんです」 ![]() そして、先生はご自分のログブックを開きながら 「羽田空港を離陸してから能登空港に着地するまで、 38分だった」とおっしゃいました。 先生は、飛行機の離陸、着陸時刻を記録する習慣があるそう。 たったの38分、能登の方々も、この事実にはびっくり。 いつ、どこにいても、 「そこは遠い」と感じた人は、 たいせつな情報まで遠く、 人との関係まで希薄な、小さな人生になることも……。 「近い」と思えた人は情報が増え、人脈も増え、 生きがいも増え、人材という宝に恵まれることを、 先生のご講義から、 みなさまお感じになられたご様子でした。 ![]() 研修会が終わった後は、 能登の栄養士さんたちによる 大橋先生との懇親会のお席に同席させていただきました。 以前にも連れて行っていただいた、 魚介類の浜焼きで有名なお店(「太公望」) ![]() ![]() 能登はカキの養殖が盛んとのことで カキ好きの私にはたまりません。 能登のおいしい魚介を たくさんいただきました。 ![]() 宿泊先のコテージでは、 恒例の夜通しトーク。 大橋先生を中心に和やかに 能登の夜が過ぎていきました。 ![]() 2日目は、第14期「食コーチング」研修の2回目を 横浜元町の港の見える丘公園にある、 イギリス館で開催しました。(11時~17時30分) (講師 影山なお子) 10日の朝5時には能登を出発し、 能登の栄養士、谷口佳津子先生のお車で、 富山空港へ向かいました。(車で約1時間30分) ![]() 始発便7時10分に間に合うよう、 早朝に起きていただき、 同じく、能登の栄養士、森野外喜子先生、 山口節子先生のお手製のおむすび、 サンドイッチ、野菜サラダなどのお弁当を 機内に持ち込んで羽田へ。 8時30分に羽田空港へ到着し、 第14期「食コーチング」研修会会場へ。 なんとか間に合いました。 (離陸から着地まで50分) ![]() 食コーチング研修入門コースは 4回で入門コースを修了となるのですが 今回は2回目。 今期はお1人の方が2回目からのご参加。 あとの方は、第2期、3期、13期ご修了の 聴講生の方々。 横浜での食コーチング研修では、 4回コースをご受講された方は、 その後に開催される新規の入門コースは 無料で何度でもご受講いただけるというシステムにしているため、 毎期、これまでご修了された方々が、 「久しぶりに来ました」 「最近食コーチングの研修に行ってなかったから」 「私が学んだときとは内容も異なっていると聞いたから」 などという理由でいらしてくださっています。 ![]() 「研修を企画したからには最後まで責任を持つ」 そんな理由で たとえ新規の受講生がいなくても 聴講生の場としても、 これからも食コーチング研修は続けていく予定です。 ![]() 次回は、12月8日。 横浜大桟橋に停泊している船の汽笛が 研修中も遠くから聞こえてくる環境の中で 来月も、港の見える丘公園にある会場で みなさまのご参加をお待ちしています。 ▲
by palmarosaK
| 2013-11-13 02:11
| 文章教室
![]() 第324回≪パルマローザセミナー≫のテーマは、 「食情報・健康情報の素材の見つけ方、いかし方」 講師は大橋禄郎先生、1日通してご講義いただきました。 (10時30分~午後5時30分 神奈川近代文学館) 健康支援者は、いろいろの場面で食や健康情報を 発信していますが、それらが真に対象者が求めているものなのか、 その情報が魅力的なものになっているか、などについて 見直すことが目的のセミナーでした。 ![]() いつの時代も、 新聞、雑誌、テレビなどのメディアを賑わしている、 食情報や健康情報ですが、 こういうものを専門家が使うと、 誤った情報を流布させるのに一役も二役も果たすことになるかも。 「新聞に載っていたから安心」 「○○医大の教授が言っているのだから」 と、油断することは禁物。 そのことは、少なくとも私たちは、 文章教室や食ジム、輪読会を通して学んでいます。 今回の大橋先生の講義冒頭は、 例によって「イントロクエスチョン」からスタート。 ![]() 新聞に載った2つの記事を例に、 それぞれの記事は、だれを対象に、何を伝えようとしたのか、 についてのディスカッションから。 その記事とは、 1.長寿のレシピを探せ。 2.牛、豚肉の食べ過ぎは糖尿病のリスクが……。 いろいろの指摘が出たあとでのみなさんの認識は、 「長寿食は結果論であって、 それを食べれば長生きするというものではないこと」 「長寿の原因を食生活だけで突き止めようとするのは、 研究アプローチの段階から間違えている」というところ。 ![]() 2つ目の記事に関しては、 これも、新聞の内容だけでは 文字数などの制限もあってかかなり情報不足であるとしても、 単純に肉を1日100g以上食べる男性に 糖尿病になる人が約50%多かった、という結論にも、 ムリがあり、誤報のリスクがありそう。 糖尿病のリスクを、肉の摂取量だけで評価したのだとすれば、 ずいぶんな早合点。 年齢、職業、地域、活動強度、メンタリティー、生活習慣など、 牛、豚肉の摂取量以外の要素内容などを 詳細に、総合的に見ていかなければ判定できるはずがありません。 ここでも「食ジム」風に、活発に意見がとびかいました。 ![]() 大橋先生は、 「疑問があればメディアに直接電話してみる。 あるいは、その記事の元になった研究成果を入手して あたってみることも必要」とのこと。 「関係機関に電話すれば、元データを示してくれるし、 ネット上に公開されている場合も多い」と。 現に先生は、ご自身でも テレビ局にお電話をされたり、 新聞社や雑誌社にお手紙を書かれたり、 情報源に問い合わせるなどのことを しばしばなさっておられます。 ![]() 私たちが講演、執筆をする際も、 「だれに、何を伝えるのか」といった、 対象者にピントを合わせることが大事。 「だれかが相手かによって、情報の質も量も変わってくるものです」 今回は、 私たちが栄養士以外の 医療職種域の方々を対象にした研修会などで、 講師としてお話をさせていただく場合には、 どんな点に注意しなければならないか、 細かな言い回しの仕方などまで ご指導いただきました。 ![]() たとえば、 自分の得意分野ではない話題を取り上げる場合、 ある程度その分野のことを調べることは必要だが、 部外者の知識であることをわきまえ、 その分野のことでもよく知っている、といった 知ったかぶりをしないこと。 あるいは、同窓会などの酒宴の席で、 栄養士としての自分に意見を求められたとき、 どんな対応が望ましいのか。 ある人のこんな問いかけ。 「ねえ、ボク、メタボなんだけどどうしたらいい?」 ![]() 食事相談のマニュアル的にいえば、 「即答せずに、まず問いかける」 なのですが、ここぞとばかり、 「栄養士」丸出しになってしまえば、 みんなをシラケさせるばかりでなく、失笑のタネにも。 「メタボの根拠はどういことてすか」 「いま日本は医療費が毎年一兆円以上ずつ上昇しているの……」。 こういうのをヤボというのだそうです。 「いい健康意識ね。そのコップのビール、 いつもより倍の時間をかけて飲んでみたら? それもメタボ対策かもね」 ![]() 先生は、今後、 栄養士・健康支援者が、 「これだけは引用してはいけない食・健康の本、 論者リストを作ってみたいですね」と おっしゃっていましたが、極秘情報として 仲間に配布する意義は大いにありそうです。 悪い例を見ることで、 自分がそうなってしまうことを少しでも 回避できるでしょう。 最後に先生は、食関係者がよく使う コトバの概念(定義)の最新版を ご用意くださいました。 ![]() 1.食とはなにか。 2.栄養のバランス 3.フード・ファディズムとは……などなど。 食関係者として覚えておきたい 定義の数々をお示しいただいたことで しっかりと地に足をつけて 前に進んでゆけそうです。 少なくとも私自身が、 いろいろの情報があったとしても、 自分自身の思想や思考の 軸がぶれないのは、 いつも大橋先生のご講義を 拝聴し続けているからだと思っています。 さて、 6月は、大橋先生のお誕生日月とあって、 毎年、各地から研修会+バースディという企画に おおぜいのの方にお集まりいただいています。 ![]() 今回は、 ランチタイムに、 横浜の3大老舗牛鍋屋の1つ、 「荒井屋」万國橋支店で、 喜寿(先生的にはただの77歳)のお祝いをさせていただきました。 ![]() ![]() 大橋先生が50年以上、 海のサークル運営に携わっておられることや、 青色がお好きだということもあり、 (「スノーケリング」というネーミングを日本に広められたのは 大橋先生だそうです。 その前までは、「素潜り」といっていたそう) ![]() この日は、事前に参加者のみなさまには 「青い色を身につけていらしてください」と インフォメーションしていました。 ![]() 大橋先生が身につけておられる青色を 普段から私たちは、≪ロッキーブルー≫と呼んでいることから、 1人1分スピーチでは、 「きょうの私のロッキーブルーについて」という テーマでお話もしていただきました。 ![]() ![]() ![]() この日のために、 青色のお洋服を新調しましたという方もおおぜい! こうしたイベントが、しばしばあることによって パルマローザのみなさまの表情や身だしなみが 洗練されてきました。 モチベーションは、人々を磨きます。 ![]() ロッキーブルーに身を包み、 今年も先生から直接学べることの 幸せを参加者一同感じた1日となりました。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2013-06-03 23:14
| 文章教室
![]() 4月27日(土)~29日(月/祝日)まで 横浜元町で3日間の各種研修会を開催しました。 4月27日(土)は、 大橋禄郎先生(大橋予暇研究所・ロッコム文章・編集塾主宰)による 遠距離在住者のための文章教室。 毎月、先生のご自宅で開催される 文章教室に通うことができない方々が対象となり、 横浜で開講してから今年で5年目になります。 ![]() 最近は、 毎月の文章教室の他に、 遠距離在住者対象のクラスにも ご参加される生徒さんも増えているとのこと。 遠距離クラスは、3か月に1回の開講とあって 毎回、出欠をとりつつ、近況報告から始まります。 ![]() 「もうすぐ桜が咲きます」、 青森県から通われる栄養士さんは、季節の話題を提供しました。 このほかの近況には、 「4月からと糖尿病クリニックに正職員として転職しました」 「娘の進学に伴って自分も引っ越しをしました」 「アクションクッキングツアーで、長崎・佐賀に行きました」などなど……。 ![]() みなさまの近況報告をうかがうことで、 そのあとのお授業、ランチタイムがとても和やかになることを 毎回感じます。 ![]() 遠距離クラスの方の多くは、前泊をされており、 ホテルでもご一緒の方が多いようで、 いつもの合宿のように「夜通しトーク」で盛りあがるとか。 遠距離クラスを通じてのネットワークは、 深夜の情報交換というプラスアルファの効果もあるようです。 ![]() 2日目は、「食ジム」(第13回 食コーチングプログラムス主催)。 今回は、「健康をカタチにする写真力・コミュニケーション力強化法 大公開」 (司会:大橋禄郎先生 会場:神奈川近代文学館中会議室) というテーマで、各地から19名の方々にお集まりいただきました。 ![]() 横浜元町で毎年4月29日に、 「栄養士・健康支援者のための写真教室」を開催するようになって7年になります。 現地(横浜元町)に20数名が集まって、すぐにカメラ撮影となるため、 各自の写真歴や写真論を展開する機会はありませんでした。 これは、健康支援者に限らず、多くの撮影会でも同じことでしょう。 食ジムでは、カメラは持たず、フォトテクニックから離れ、 「写真コミュニケーション」について語り合ったのです。 ![]() 今回は、「食ジム」というディスカッションの場を利用して、 大橋先生に司会を務めていただき、 以下のように進行していただきました。 1.私の写真歴――いつから、どんなきっかけで……。 2.私の「傑作・自信作」――自分の中でのよい写真をコトバで説明してみましょう。 3.写真を評価する。(作例を使って) 4.コミュニケーションスキルとして、写真をどう使っているか。 5.きょうの議論に参加して感じたこと、思うこと ![]() 19名の写真歴をうかがっていると、 ほとんどの方が、 カメラ入門は、使い捨てのインスタントカメラであったよう。 修学旅行のとき、という方が多いのは、納得できます。 なかには、お父様のカメラが身近にあったという方や、 このディスカッションに参加したことで、 幼いころの記憶がよみがえってきたとおっしゃる方も……。 ![]() 講師の大橋先生の場合は、小学校5~6年生のときに 当時390円のカメラを初めて手にされたそうです。 間接的には、お父様やお兄様の影響があったとおっしゃいます。 「器」のときもそうでしたが、 写真も、家族や身近な方の影響力は大きいものであることを あらためて実感しました。 ![]() 印象に残ったことは、 先生がご用意くださった数枚の写真を分析し、 評価しあったり、ネーミングしてみたり、という演習。 参加されたみなさんの分析を お聞きするのも初めてでしたし、ましてや 1枚の写真にタイトルをつけることも初めての経験で新鮮でした。 ![]() 先生は、写真にタイトルをつけることは、 絵を壁にはるとき、 「鋲(びょう)で固定するようなもの」とおっしゃいます。 絵や写真、音楽でも、コトバの鋲を使うと、 脳の中で、より安定的に固定されるようになる、とのこと。 非言語情報は、コトバで表現することで、 「情報力」が増し、まずは自分の脳での保存期間も賞味期限が長くなり、 人とのコミュニケーションの場面では、 活用の度合いが増す、ということのようです。 ![]() 私自身の場合を振り返ってみると、 写真を撮り始めたのは、前職である航空会社に 就職してからだったと記憶しています。 ステイ先で訪れる各地の風景を撮ったり、 機内でともに働いた同僚や先輩、後輩の 写真を撮ったりして、撮影した写真は 焼き増しして差し上げ、 喜んでいただいたことを思い出しました。 栄養士になったいまも、その生活習慣は染みついているようで、 1回のセミナーが終わるたびに 約300~500枚の焼き増しをしています。 ![]() しかし、ご参加のみなさんもそうであったように、 カメラを持っていても、 「ISO」(感度)「ホワイトバランス」というコトバには無縁でしたので その写真用語を理解して撮影するいまのほうが、 写真に対して真剣に向き合っているように思います。 先生のお話には、「肝に銘じなくては!!」と思うことがあります。 今回についていえば、 1.自分のカメラでないと上達しない。 家族のカメラではなく、自分のカメラを持つ。 ![]() 2.新しい機種、高性能のカメラだからといって、 腕がじょうずになるわけではない。 3.写真を撮ってパソコンの中にしまっておかない。 ハガキサイズに焼き増しし、アルバムに保存する。 このとき、編集力を発揮して、 タテ位置の写真とヨコ位置の写真とが混ぜこぜにならないようにする。 パート分けをするか、分量が多いときは、 タテ写真アルバム、ヨコ写真アルバムのように分ける。 ![]() 4.アルバムは積極的に人に見せて アドバイスをもらったり、楽しんでもらう。 5.ハガキサイズに伸ばした写真は、 そのまま絵ハガキとして使えるので、 ハガキコミュニケーションを活性化する。 ペンは油性、切手はシール式のものがよい。 私の写真コミュニケーションは、 このようなものです。 ![]() 1.自身のホームページやブログに利用している。 そのことによって、セミナーや料理教室、旅の様子が ビジュアルでより印象的に伝えることができるようになる。 2.プレゼンテーションとして。 たとえば、自身が開催している「食コーチング研修」、 「身だしなみセミナー」、「アクションクッキング」 などの様子を、アルバム、フォトブックにして、 各種のプレゼンテーションのツールとして利用している。 講演や大学の授業のときは、明るく楽しいパワーポイントにして提示する。 ![]() 3.原稿をご依頼いただいたときは、 いろいろの活動事例を写真によって補強している。 編集の方々も、映像が入ると喜んでくださる。 もちろん、撮らせていただいた写真は モデルになった方々に郵送するように心がけています。 全体写真とその人の写っている人物写真などを含めて2枚以上。 ![]() 写真を撮り始めて人物写真を撮ることが好きになったせいか、 今では、栄養士さんのプロフィール写真も頼まれることも! 「ごく自然な雰囲気でその人を撮る」 ことができるようになったのも、 毎年、写真教室に参加したおかげです。 得意分野の1つとなりつつあります。 10時30分~午後5時30分という時間では足りないくらい、 また、この続きは以降の食ジムで続けていきたいと思っています。 ![]() 3日目、4月29日は、恒例の写真教室です。 7年間雨に降られず、いつも快晴のお天気日和。 この日は、お子様連れの方が2組、 各地から20名の方々にお集まりいただきました。 ![]() 午前10時、山下公園に集合。 華やかな一行に、道行く人々は物珍しそう。 ![]() ![]() 今回も、お花の写真、人物写真、料理写真、 そして、風景と人、風景と食……などなど、 たくさんの写真のスキルを学ばせていただきました。 ![]() ![]() 被写体がたくさんあるので、みんな夢中になって 撮り続けている様子は、いつ拝見していてもかっこいい!! ![]() ![]() お気に入りのカメラを手にし、 ある程度の写真を撮る理論がわかるようになると、 いつもの風景がいつもと同じではなくなる瞬間がやってきます。 ![]() 「写真は真実を写すとは限らない」という 大橋先生のおことばが印象に残っています。 ![]() だからこそ、 写真を魅力的に撮るスキルを 知っておく必要があるのではないかと思います。 ![]() ![]() 笑顔が少ない人でも、 写真を撮らせていただくときに、 声かけ1つで、その人を魅力的に撮ることは確かに可能です。 ![]() ![]() ![]() 「その表情いいですね~」 「目線をこちらにください~」 「あ、いまの視線、そのままで~」などなど。 ![]() 「実物よりも写真のほうがきれい!」と言われたら、 カメラマン冥利に尽きるかもしれません。 ![]() ゴールデンウィーク前半は 充実した3日間となりました。 ![]() 今回も、昨年に続き、 講師、大橋先生のご提案により、 フォトコンテストを開催することとなりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5月7日、このホームページで、みなさまの 作品をエントリー順に発表させていただく予定です。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-05-02 13:44
| 文章教室
![]() パルマローザ主催のセミナーのスタートは、 毎年、新春セミナーから始まります。 2007年1月以来、年間セミナーのトップバッターは、 大橋予暇研究所を主宰される 大橋禄郎先生にお願いしています。 恒例となってきたために、 「この日は絶対参加する!」として 楽しみにしてくださっている方が多く、 参加者は29名、主催者にとっても幸せなスタートです。 ![]() 1月6日、第315回、 パルマローザの新春セミナーは、 「『健康をカタチにする』ための 21のアクションポイント」という演題。 ![]() 健康支援者の職業的メインテーマである「健康」は、 実は指で指し示すことができない抽象概念。 「健康になろう」「健康に気をつけよう」とはいうものの、 この場合の「健康」は、 医学的な検査データによって判断するのが普通。 しかし、注意して見れば、 それ以外にも健康度を測る根拠はたくさんある、 というのが今回の演題のテーマです。 1日研修の冒頭で、 大橋先生は、 「健康」ということばの定義が、 1946年のWHOの定義を踏襲しているだけで、 意外に更新されていないことを指摘され、 まず、健康の定義を現状に沿う形で示す必要がある、 とお話しになりました。 それから、 「なぜ、健康をカタチにする必要があるのか」という 理由を話されました。 ![]() 健康支援者は、 人々の健康を支えるのが仕事ですが、 支援するご当人が「健康そう」に見えなければ、 相手は信用してくれません。 自分の行動が健康的であることが、 健康支援者の基礎的な条件でしょう。 人間の行動を注意深く見れば、 健康が「カタチ」になっている現われているところが たくさんある、 その例を21項目あげてくださいました。 たとえば「感覚の健康度」「考え方の健康度」 「思想の健康度」「表情の健康度」などなど。 それぞれに健康度の高低があることを 具体的な事例で示してくださいました。 ![]() 注意点としては、医学的検査と、健康の「カタチ」とは 対立する概念ではなく、セットの概念である、と。 医学的データは、検査の瞬間までの、いわば過去の身体状態に中心があるもの。 それに対して「健康のカタチ」は、これからの(未来)の健康にかかわるデータ。 健康の尺度にも、過去と未来があるという先生の 解釈がとても新鮮でした。 ![]() 「ただし」として、先生が指摘されたのは、 「健康そうな振り」をするパフォーマンスのすすめではなく、 自分の行動の健康度をあげるのが先。 結果として、 それが周囲の人の健康度をあげることになる、 とのこと。 ![]() つまり、「健康をカタチにする」とは、 自分の健康度を習慣化することであり、 それは、人生を楽しみ、 活性化する思想であり、 スキルにほかならない、と。 そうした理由をお示しくださったことで、 21の項目の「健康度のチェック…」がすんなりと 私たちの心に響きました。 ![]() 参加者の中には、大阪からお出でいただいた 《おおさか往診クリニック》の医師(理事長)田村 学先生、 奥様で理事の田村由美子さんもおられました。 (奥様の由美子さんと、大橋先生はダイビングのお仲間だそうで 35年来のお知り合いとのこと) ![]() ![]() 田村先生が、健康を「カタチ」にするという項目の中で 心に響いたところは、 13番目の「講話力の健康度を高める」 というところだとご指摘されました。 ![]() ご自身のご講演では パワーポイントでの講義が中心であり、 そのことに関して、よい・悪いと考えたことがなかった。 でも、大橋先生のご講義の中で 「パワーポイントの使用は50%以内に抑える。 パワーポイントをテキストにしない」という項目や 大橋先生の講演スタイルからも 学ぶところが多くあったとおっしゃいました。 ![]() ![]() パルマローザでの研修スタイルは 講師と受講者がとても距離が近いのが特徴。 確かに、 初めてパルマローザの研修にご参加になられた方は だいたいがそのアットホームな雰囲気に共感されるようです。 講師のお話の最中でも、 ちょっとした間があると 受講者が思い思いに手をあげて質問し、 それに対して講師が応える……というシーンは パルマローザにとっては日常的な風景です。 さて、21項目のアクションプランは、 これまでも 大橋先生から繰り返し学んできた項目もあれば 今回初めて伺う項目まで多種多用。 ![]() 今まで「点」の状態で伺っていた項目が、 「健康をカタチにする」というくくりでまとめていただくと、 流れとして強く認識されるのでした。 よく先生がおっしゃる、 「物事は俯瞰して見る」、 カメラでいえば、 マクロ撮影からワイドの撮影のような……、 というところでしょうか。 ![]() 「服装の健康度を高める」という項目の1つに、 「オリーブ色、茶色、 灰色のウェアを避けるか、最小限にとどめる」 「既製品の服、袖丈、 すそ丈などは自分で調整する」などと 先生はお示しくださいました。 「食コーチング」研修では、身だしなみセミナーを 定期的におこなっているのですが、 参加者の中には、 「無難な洋服を選ぶようにしています」とか、 「無難な服をください」とかといって服を買うと おっしゃる方が少なくないことを思い出しました。 ![]() 服装の色が自分を「没個性」にしてしまうということ。 前回開催した「食ジム」でも、 「無難という災難」という大橋先生の格言!?による おコトバで会場が沸いたのは記憶に新しいことの1つです。 広島県から参加された、砂野知香さんのご感想文に、 「自宅のクローゼットから オリーブ色の服を一掃しました!」と なんとも頼もしいご意見が! 砂野知香さんは、 今回、2012年度、パルマローザ会員が選ぶ 「パルマローザで最も輝いている人」の3人の中に選ばれました。 ![]() 「考え方の健康度」を高める項目の1つに、 「なにごとによらず、『昔はよかった』という論法にはならないように気をつける」、 ということをお示しくださいました。 日常生活でも、メディアの論調にも、 「昔はよかった」「いまのように軟弱ではなかった」など 古い尺度で現状を否定する、あまり建設的でないものがあることをご指摘いただいたことは、健康支援者自身のリスク管理につながりそうです。 それにしても、こんな考え方にも健康的でない要素があるとは!! ![]() 「思想の健康度」を高めるという項目の中では、 「スローフード」「地産地消」「安心安全」「自分らしく」「身の丈に合った」など、 思慮の浅い、流行的なフレーズやトレンドに飛びつかない、という例を お示しくださったことも、私たちの今後の教訓になるように思います。 みなさまがハッとされたところは 「読書習慣の健康度」、「運動習慣の健康度」でも あったようにお見受けしました。 ![]() 大橋先生は「人間力を高めようと思ったら、小説を読みなさい。 どんな小説でもよいから、1年に1冊でも」。 「夕食後の時間が 自分の未来をつくるたいせつなひととき」だとも。 そうしたひとときの10分でも、20分でも、 読書タイム、運動タイムとすることができたら 生涯現役を目指す私たちの未来は明るいように思われます。 ![]() 今回ご参加いただいた方々は、 行政、病院、学校、高齢者福祉施設、 福祉施設、フリー、 健診センターなどなど……。 各々の考えていた「健康」にプラスして 大橋先生に教えていただいた、 未来に向けての「健康」という 考え方、そのためのアクションプランまで 詳しく教えていただいたことで、 前に進む一歩の歩幅が 大きくなったのではないかと思います。 「2013年どんな1年にしたい?」と セミナー後、それぞれの胸に問いかけて 2013年それぞれの1年がスタートしました。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2013-01-07 23:40
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