スタンバイ・スマイル:食育
2020-01-04T00:41:41+09:00
palmarosaK
影山なお子 ブログ
Excite Blog
学校調理員にとっての「食育」とは。
http://palmarosa.exblog.jp/21069272/
2014-09-01T17:53:00+09:00
2019-12-19T23:20:49+09:00
2014-09-01T11:24:37+09:00
palmarosaK
食育
2014年8月30日(土)、
自治労横須賀市職員労働組合
自治研食分科会主催による、
横須賀市学校給食展での
基調講演講師として
お招きいただきました。
今年で24回目となる
伝統ある学校給食展に
お招きいただくようになったきっかけは、
昨年、岩手県花巻市で開催された
自治労全国大会の研修会で
横須賀市の調理師さんと
お名刺交換をしたことによります。
http://palmarosa.exblog.jp/19409722/
今回の学校給食展は、
横須賀市の学校調理員だけではなく、
教育委員会、市会議員、
栄養士、保護者などなど、
食に関係する、さまざまな職域の方々に
主催者である調理員さんたちが、
お声をかけて開催の運びとなった由。
当日は、およそ160名の方が
参加されました。
当日のプログラム。
第1部
「食」で伝える心と健康
――「食コーチング」が考える食育の着地点――
講師 影山なお子
(食コーチングプログラムス主宰/管理栄養士)
第2部
発表 「学校給食における現状」
①沢山小学校 調理員
②横須賀市 教育委員会 学校保健課
③横須賀市 栄養教諭
④根岸小学校 保護者
⑤森崎小学校 調理員
私が担当した2時間の講演では、
前半で「食コーチング」の考え方を、
後半で、食育の考え方と、
食育を各ステージで実行してゆくうえでのポイントなどを
お話させていただきました。
「食育」については、
人間性を育むための、
食習慣からのアプローチという視点でとらえ、
そのためには、
よりよいコミュニケーション環境を
つくってゆくことの大切さを強調しました。
つまり、食育とは、
その基本は「コミュニケーション」の問題です。
家族が一堂に会する機会は
食事のときがいちばん多い。
家族団らんは、
栄養補給の場であると同時に、
くつろぎの補給の場であり、
そして貴重な家族コミュニケーションの場です。
しかし、電子レンジや中食、コンビニ、
そして最近ではスマートフォンなどの普及によって
団らんの機会がますます減ってきた。
栄養補給のほうは、
とりあえず、いつでも、
どこでもできるようになった。
家族間のコミュニケーション不足は
生活が便利になることと反比例するように、
顕著になってきた。
この状況を改善するために
「食育が必要」という声が大きくなった。
これが食育基本法が生まれる社会背景。
一部に、
食育は、日本の食文化を守るため、
食文化を次世代に伝承するため、
と解釈されているようですが、
それは一部であって、
主目的ではないはずです。
いいえ、仮にそうであったとしても、
やはり家族の団らんによって、
言い換えれば、
好ましい家族コミュニケーションによって、
好ましい食習慣は守られ、
それをベースにして
好ましい人間形成がなされることでしょう。
ともすると、食育の基本的なテーマが忘れられ、
行事やイベント、やや非日常的な事物
(農漁村体験や工場見学など)のほうに
軸足を移しつつあるように
感じられることが多くなりました。
しかし、本来は、
一見地味で平凡に感じられる日々の食生活の中に、
見直さなければならない大きな問題があります。
夫婦のコミュニケーション、
親子のコミュニケーション、
ときにはペットとのコミュニケーションなどの
質と量にこそ問題がある現状に
注目していただきたいと思いました。
みなさんが、
「食育はコミュニケーションの問題」
という点に関心を示してくださったのは、
うれしいことでした。
さらに、コミュニケーションについて、
2つのことを申し上げました。
1つは「自分とのコミュニケーション」
もう1つは「非言語コミュニケーション」
これについても、ご理解いただいたように思います。
コミュニケーションというと、
「対人コミュニケーション」だけを考えがちですが、
私たちは毎日「自分とのコミュニケーション」を
おこなっています。
「夕食は、ウナギにしようか、餃子にしょうかな」
「あしたの研修会には、
このジャケットでいこうか、
ワンピースでいこうか」
などと思案したり迷ったりする状態こそ、
自分とのコミュニケーションシーンです。
対人コミュニケーションの前には、
自分とのコミュニケーションという段階があり、
それが対人コミュニケーションに反映し、
レベルを決定する、というお話です。
もう1つは、
非言語コミュニケーションの大切さ。
これも食育と関係が深い要素です。
箸の使い方や食べ方のマナーなどについて
ガミガミというよりも、
食品や食事を大切に扱うしぐさ、
おいしそうに食べる食べ方は、
子どもへの大切な情報発信となります。
「食コーチング」では、
人々の健康に関与する職業の人たちを
「健康支援者」と位置づけています。
その意味では、学校調理員も、
もちろん健康支援者です。
そのことは、
学校調理員が「健康情報の発信者」
であることを意味します。
ことぱを使う発信はもちろん、
非言語的にも情報を発信することになります。
食コーチング的にいえば、
健康を「カタチ」にする人の1人ということです。
明るい表情、姿勢、しぐさ、
身だしなみ、食事の仕方、調理の仕方、
盛りつけの技術、どんな人にも公平な接し方
などなどは、
ご本人のみならず、社会の健康度を左右します。
健康をカタチにするための
非言語コミュニケーション力の強化方法などは、
パワーポイントを使ってお示ししました。
そして、
健康支援者としては、
「健康」についての概念を
しっかり固めておく必要があると思うので、
「健康の6大要素」についてお話しました。
(大橋予暇研究所の大橋禄郎氏提唱)
従来の、①栄養 ②運動 ③休養
という3大要素にさらに3要素を加えて
④ストレスコントロール ⑤よい人間関係
⑥生きがい――とする考え方です。
まとめとして、
「食コーチング」が考える食育について、
お示ししました。
1.「食育」はコミュニケーションの問題と考える。
(既述)
2.「食コーチング」による「食育」の定義。
「食育とは、祖先がおこなってきた食生活習慣の
文化的・保健的利点を伝承、または発展・向上
させるための一連の行動。
その主体は、家庭であり、その範囲は
食材の調達、保管、調理技術、
1日3回の食事の内容、食べ方、箸や食器の扱い方、
会話、礼儀、衛生・保健的意識など。
その目的は、人間形成、社会性の助長、
好ましい食文化の伝承など」
3.「食育」は、多分に児童対象の
用語というニュアンスが強いので、
大人にも受け入れやすい別の用語でアプローチする。
管理栄養士・宗像伸子先生の提唱される
「食事力」というコトバであれば、
大人にも広く受け入れられる。
4.「食育」の教育的、指導的要素を努めて抑制する。
①個人へのアプローチ……
「問いかけコミュニケーション」をベースにする。
②成人に対するときのアプローチ
「自分自身の健康、快適な人生のために」という視点をベースにする。
5.あらゆる階層に向けて、
食事を定刻にとることのたいせつさを説く。
「食」は生命を維持するという
栄養素の補給だけではなく、
安らぎ、気分転換、ストレス緩和、
同席する人との親近感を深めたり、
好意や愛情を伝えたり、
連帯感を強めたり……といろいろの意味を持ちます。
そのため
「1日3食」をいただく私たちは、
1日3回も、上記のような
チャンスがめぐってくるということになります。
生きるということは、
いろいろの人と関わって、
さまざまな意見、思想、哲学に触れ、
さまざまな国の食事に出会い、
さまざまな人からいただく情報に刺激を受け、
自分の視野を広げ、
食に対する嗜好の幅を広げるきっかけとします。
「食育」は、
人として充実した豊かな人生を送るための
1つの手段なのだと考えてゆけば、
食事をおいしくするのも、
おいしさを半減するのも、
その人のコミュニケーション次第なのではないかと
考えています。
さて、
第2部では、
教育委員会の立場からお話され、
横須賀市の朝食欠食率などを
最新のデータで全国と比較して
お話されました。
また、「給食」は生きた教材とし、
給食をきっかけに
担任の先生も、
それぞれの教科などに採り入れ、
いろいろのコミュニケーションに
発展していってほしいと締めくくられました。
各調理員さんからは、
学校給食の歴史のご説明、
小学校で人気のメニュー、
栄養教諭からは、
担当する学校での
「食育」の取り組み
(調理道具を見せるなどして
毎日食べる「学校給食」をさらに
身近に感じていただくなどの事例)、
12年間学校給食にお世話になっているという
保護者からは、
「働く親にとっても、
病気をした経験のある自分にとっても、
学校給食はとてもありがたい存在」
などと感謝の気持ちを述べられ、
あたたかい雰囲気に包まれた会場でした。
昨年も感じたことですが、
調理師さんたちの意欲的なことが
今回もあらたに
印象に残りました。
また当日の司会進行をはじめ、
みなさんおしなべて
声が大きく、
はきはきと話され、
講演後も、
積極的に挙手され、
適切な感想を述べてくださいました。
懇親会のお席でお聞きしたところによると、
懇親会にいらした調理員さんの
少なからずが、転職組であるとのこと。
前職が、
インテリアコーディネーターだった方、
大手企業で働いていた方、
事務職として働いていた方などであったり、
さらに客室乗務員、女優、
教員などを目指しておられたり、
かつて、「ミス横須賀」でおられたりで、
人前で話すことが
得意な理由がよくわかりました。
それらの方がたは、
第2の人生として、
調理員を選んだのでした。
懇親会から駅までの帰り道で、
「若手」と呼ばれる調理員さんがおっしゃった、
「調理員になってよかった!!
とあらためて思いました」
というコトバが、
いまも心に響きます。
]]>
「食生活のデザイン」は、人間力のデザイン
http://palmarosa.exblog.jp/15435066/
2012-02-15T12:10:00+09:00
2019-12-16T14:17:11+09:00
2012-02-15T12:10:55+09:00
palmarosaK
食育
2月12日(日)、「食コーチングが考える『食育』とは」というテーマで
研修会を開催しました。
(開催会場:かながわ労働プラザ 開催時刻:午後1時30分~5時30分)
これまでにも、各地の学校関係者や教育委員会から、
「食育」についての講演ご依頼をいただき、
お話しさせていただく機会はありましたが、
食コーチングについてのお話をする必要があり、
時間的にも内容的にも、「食育」そのものについて
充分にお話し尽くせないところがありました。
今回は、食コーチングの理論やスキルについては
しばしばお話しさせていただいていた、
いわば中級、上級の人たちが対象。
その方々はご自身のご講演や授業の中で
「食育」を取り上げることも多く、
「食コーチング」をベースにした食育論を
お話しする機会を持ちたいと考えていました。
お集まりいただいたのは、
栄養教諭、食育活動をおこなっている専門家や
行政に勤務する栄養士、
そのほか、食育活動に興味がある栄養士など13名。
食育基本法が施工されて7年がたちましたが、
現場にいる栄養士からは、
「当初よりも食育は下火になっていると感じる」
いう声が聞こえてきます。
もしそうだとすれば、
その原因の1つは、この法律には定義がなく、
どこに向かって、どう進めばよいのか、ゴールが見えないこと、
その結果として、いろいろのアクションを詰め込み過ぎて
その活動範囲がやたらに広がっていること、
さらにまた、本来基盤となるべき家庭でのあり方が忘れられ、
イベント的な「教育」へと軸足が移りつつあること、
などなどでしょうか。
スナック菓子をお皿に入れて食べるのも食育であったり、
子どもたちにプールに潜らせて、食品が描いてあるカードを拾い、
それを食品群別のカゴに入れるという水泳遊びであったり、
レストランのシェフに調理実習をお願いしたり、
農業体験や漁業体験をさせたり……。
どれも無意味なことではありませんが、
指導者も生徒たちも、やればやるほど
「食育」の輪郭がわからなくなる、という
奇妙なことが起こります。
そして、食育を推進している人たちは、
くたくたに疲れ、イベント的な企画を
アウトソーシングしたり、
いろいろのメディアに頼って、
それを丸写ししたりという具合に、
困惑と迷走を続けている状態。
そこで、食コーチングとしては、
こんな視点で「食育」についての考え方をお伝えしました。
1.「食育」をどう解釈するか。
2.「食育」の現状に関する問題点
3.食コーチングは、「食育」をコミュニケーションの問題と考える。
①食育の定義はこんなふうに考える。
②おとなに受け入れやすいアプローチとは
4.健康支援者が理解しておきたい「食」の意味17カ条
5.食生活デザインブック
「食育」は子どもに対して好ましい食教育をしよう、
ということで出発したと思われますが、
教育に当たる親の「食育力」はどうなっているのか、
という問題に当然行きつき、
すると今度は、「親への食育」などとのように、おかしな用語になっていき、
さらには「寝たきりにならないための食育」などという用例が出てきて、
ますます「食育」ということはの使い勝手の悪さが浮き上がってきました。
「食育」は、子どもを対象にしているとしても、
その親の意識やライフスタイルを改善しなければ、
「笊(ザル)で水をすくう」状態になってしまします。
そこで、食コーチングでは、
子どもにも親にも、同時進行的に食生活を活性化していただくために、
「食育」ということばの裏メニューとして、
「食生活デザインブック」という指針を考えてみました。
「食生活デザインブック」とは、
健康を維持・発展させるために有効な食事関連の行動の
原則を示したもので、2012年2月に
大橋禄郎氏のアドバイスを得て作成したものです。
対象は大人でも子どもでもOK。
食事を栄養素の補給のため、としてのみとらえるのではなく、
心身の健康を支える生活行動の基本ととらえ、それを習慣化することによって、
人間性、社会性を養うことにもなると考え、そのための方向を示しています。
デザインブックの中には、
1.食事を楽しむ心は人生を楽しむ心を。
2.リズムのある生活は食事を中心に回る。
……
6.おいしく食べる「味わい力」をつける。
8.食材の買いものを健康ショッピングと位置づける。
……などなど、8つの項目があげてあり、
その1つ1つの項目に、 食生活を通して、
人生が豊かになる指針が収めてあります。
それは、「これを食べれば100歳までボケない」というような
一見、インパクトが強いものではありません。
日常茶飯事を楽しみ、
人には「食」を魅力的にお伝えすることで、
食や人生に対し自信を持てるような指針にするというのが
コンセプトです。
とかく食を軽視しがちな日本の男性に対しては、
食事が人格、人間性、実行力などを支える行動であることを
説いています。そのコンセプトからすると、
パソコンと向き合いながらの食事などは、
人格の破壊にもつながる、危険な行動ということになります。
食事相談担当者が、日常茶飯事を魅力的に伝えることは
相当の表現力を持たなければ難しい……と感じています。
「ヨーグルトを食べると免疫力が強くなる」とか、
「鮭のアスタキサンチンが老化防止になる」とかと
ドクターにもっともらしく言われたほうが、確かにインパクトは大きい。
でも、考えてみれば、こういう各論、極論に
世の中が飛びつくのも、けっきょくは、
日常茶飯事を魅力的に伝えられなかった栄養士の責任ではないかとも思うのです。
哲学のある食生活、哲学のある人生とは何かを考えるきっかけの1つが
「食生活デザインブック」であってほしい……と願っています。
研修後にいただいたご感想の中には、
「この食生活デザインブックがあることで
自信を持って人々にアプローチできそうです。
これからの栄養士活動に取り入れていきたい」という
お声が多くあがっていまし た。
食コーチングの視点から、今後も
「食育」活動を見守ってゆきたいと思っています。
]]>
ひとくち大の授業に。
http://palmarosa.exblog.jp/9637588/
2009-04-23T23:33:00+09:00
2019-12-18T02:15:02+09:00
2009-04-23T23:34:17+09:00
palmarosaK
食育
昨年に引き続き、
日本工学院八王子専門学校スポーツカレッジ
健康スポーツエキスパート科で
前期「食育」の授業を毎週木曜日2時間担当しています。
食育とはいっても、要はよりよい食生活のあり方、
考え方などについて。
学生は約20人。2/3が男子。
第1回目の授業では、
生徒全員に自己紹介や将来就きたい職業について
話してもらいました。
学生のほとんどが、運動を通じて子どもたちと関われる仕事に
就きたいという夢を語ってくれます。
私語の多い学生が、自分の夢を恥ずかしそうに語り始めるとき、
その人の本音が見えてきます。
私の大好きな瞬間です。
昨年、授業を持ったときの感想は
このブログにも書いたことがあります。
現在、ご依頼いただくお仕事の多くは、
対象が指導者であったり、国家資格者であったりで、
ほとんどが社会人です。
これに対して、専門学校は、高校卒業した10代の学生。
この年齢層の人への講義は慣れていない分、
勉強になると思ってお引き受けしました。
しかし昨年は、「こうあらねば」「こうなってほしい」
との力みが私にあったせいか、
学生たちは、どちらかといえばひき気味でした。
悩んでいたとき、マイコーチからアドバイスをいただきました。
「食事相談とおなじじゃない? こちらの話をするのではなくて、
まず相手の求めているものを探ってみては?
学生たちは、1回の授業のお値段なんか考えていないかもしれない。
授業を聞きにきているというよりも、
自分の存在を知ってほしい世代の人かもしれない。
だとすればテキストも、相手が考えそうな話題を中心に作り変えればいい」
そこで、昨年度のカリキュラムを見直してみると
こちらの想いが強いだけで
これでは、指導者向けのカリキュラムと
まったく違わないことが見えてきました。
さっそく、「ニキビは食事でなおせるか」
とか、「便秘は食事でなおせるか」とかと、
学生たちが考えそうなテーマを中心にテキストを作って
授業に臨みました。
今年の授業は第1回目から違いました。
全体のカリキュラムを伝える段階から
シーンとして聞いてくれています。
男子学生も、女子学生も
食生活の悩みを自分から話してくれたり、
授業終了後も、残って質問のために待ってくれていたり。
こちらが、ゆったりと和やかな気持ちで接し、
問いかけを多くしたら、彼らの反応は変わりました。
「こちらの知識や技術は逃げも隠れもしない。
要は、食材を相手の口に合うように、
ひとくち大に切って提供することではないかな?」
「若いからわからないだろう、と考えるのではなく、
どんな人にもニーズはあるはず、
それに合った講義内容にすれば、かならず受け入れる」
とコーチからプレゼントしていただいた言葉を胸に
この授業に臨みたいと思っています。]]>
食コーチングが考える食育とは……。
http://palmarosa.exblog.jp/8178930/
2008-06-28T00:41:00+09:00
2019-12-18T02:28:09+09:00
2008-06-28T00:41:46+09:00
palmarosaK
食育
金沢教育委員会主催の研修会の講師を担当させていただきました。
テーマは、 食コーチング」が考える食育とは。
学校や保育園で働く栄養士さん85名がご参加くださいました。
「食育」というコトバは、全国的に普及し、
定着した観がありますが、その意味を、
しっかり定義しているかというと疑問もあります。
そのために、どんな対処をすればよいかがわからず、
家庭でも、教育現場でも、
プレッシャーを感じている方が少なくないように感じます。
栄養士として、
そして、食コーチとしての視点で
2時間30分お話させていただきました。
ある学校の栄養士さんは
他の先生方とのコミュニケーションがうまくいかないと
お悩みになったり、ある栄養士さんの上役は、
食育というと、
「イベント」化した企画だけを考える傾向にあるなど、
いろいろのお悩みが持ち上がります。
「食育」の解釈をいつもと違った視点から考えると、
栄養士としていま、何が必要なのか、
何をしたらいいのかが、さらに明確になるようにも思います。
そうしたお役目を担わせていただけたこと嬉しく思います。
きょうの金沢は、ひんやりとした肌寒いお天気でした。
客室乗務員時代、
よくステイしていた金沢の「武蔵が辻」という場所が
大規模な都市開発工事がおこなわれているのを、
車窓から眺めながら、最終便の飛行機で金沢を後にしました。
]]>
ライフ イズ オンゴーイング
http://palmarosa.exblog.jp/8130354/
2008-06-19T23:46:00+09:00
2019-12-19T01:12:50+09:00
2008-06-19T23:37:01+09:00
palmarosaK
食育
2008年4月から
日本工学院八王子専門学校健康スポーツ科学科、
チャイルドインストラクターコース2年生を対象に、
「食育」の講座を担当しています。
学生さんは、これから社会に出る
18歳~20歳の男女17名。
これまで私が担当してきた講義は、
社会人や食関係者が中心。
若い学生さんへの授業は、母校でときどきするくらい。
若い人たちは、社会人と違って、授業への集中度はいまひとつ。
大学の先生に、ときどき聞いていたとおりでした。
自分で授業料を捻出していないからそうなるのか、
若い世代の集中力とは、こんなものなのか。
あるいは、わたしの講義がよほど魅力がないのか……。
などなど、いろいろと考えさせられています。
とはいえ、自分が大学生のときには、
よほどの集中力を発揮していたのか、さて?
いま、わたしが主催する栄養士ブラッシュアップセミナーで
すばらしい講義を聞いたときには、
その講師の先生に
「もっと早くお目にかかりたかった」と、
思ったりします。
では、昔はそんな先生はいなかったのかというと、
そんなはずはありません。
学生時代というのは、
習った知識をきょうあすとすぐに使える場がないこと、
自分の将来が見えていないこと、
講義数が多すぎて1つ1つに集中しにくいこと、
などが理由でしょうか。
専門学校でも、1か月で約80講義、
年間では300くらいの講義を受けるのですから、
すべてに集中してはいられない、
という事情もありそうです。
……などといって、
彼らに理解を示していてばかりはいられません。
「食コーチング」は大人専門のスキルでないとすれば、
ここはなんとしても乗り切らねば、と思いつつ、
私語を繰り返す学生、勝手に語りかけてくる学生、
筆記具を持たない学生たちと対決をしています。
自分に言い聞かせていることは、
「いまの若い人は……」「ここの学生は……」
といった解釈や断定をしないこと。
食コーチングは、
いつだって「オン ゴーイング」
今が出発点なのですから。]]>
食コーチングが考える「食育」とは。
http://palmarosa.exblog.jp/7183882/
2008-02-05T23:43:00+09:00
2019-12-18T02:06:17+09:00
2008-02-05T23:43:47+09:00
palmarosaK
食育
茨城県学校栄養士協議会主催の研修会で
講師を担当させていただきました。
ご依頼いただいた演題は、
食コーチングが考える「食育」とは。
研修会には、学校栄養士およびその関係者の方々
約200名の方々にご参加いただきました。
「食育」をメインのテーマに1時間30分
お話しさせていただいたのですが、
ご参加いただいた方がたの
ご関心やご興味の多くが、
「食コーチング」についてであることが
研修後のご感想やアンケートからうかがえました。
食育も、食のコミュニケーションが
欠かすことができない基礎的な要素だからでしょう。
「食コーチング」という
「宅配型」コミュニケーションスキルが、
健康や生きがいや
食情報などをお伝えできるようになったように、
食育関係者も
コミュニケーションスキルを向上させることによって
食の豊かさ、
食の楽しさを多くの人にお伝えすることができるでしょう。]]>
「食コーチング」が考える食育について
http://palmarosa.exblog.jp/6119105/
2007-09-10T22:40:00+09:00
2019-12-18T02:22:24+09:00
2007-09-10T22:40:03+09:00
palmarosaK
食育
世田谷区立太子堂中学校PTA主催の研修会の講師を務めさせていただきました。
ご参加いただいた保護者の方は40名とうかがいました。
「食育」という言葉は、広く普及しましたが、
その意味について、しっかり定義をしている例は多くはありません。
教育関係者もご家庭の保護者の方も、
どういうことをすればよいのかわからないまま
道を急いでいるようなところがあります。
そこで、きょうは「食コーチ」として、
食育の考え方について、お話させていただきました。
本来家庭で培うはずの「食育」が、
いまは、国家が主導となって実践
していかなければならない、つまり
国をあげての国民運動が「食育」だといえるでしょう。
1.なぜ、いま食育なのか
11項目を紹介します。
2.「食コーチング」と「食育」の関係
「食コーチング」は、生活習慣病の方々、そうでない方々
両者のライフスタイル改善のためのサポートに努め、
クライアントの方々の、よりハッピーなライフスタイルを
目標にお手伝いさせていただきます。
一方、「食育」は、良い食習慣や食文化を身につけ
究極的には心身の健康を維持・向上させることにあります。
その点で、「食コーチング」と「食育」のゴールはほとんど同じといえるでしょう。
3.ライフスタイルとしての食育
「食育をしましょう」といっても、アバウトすぎて
アクションを導くには限界があります。
もっと個人が実践しやすいように
するにはどうしたらよいかをご提案させていただきました。
4.食育シーン一覧表
夫婦間の食育、ご近所の食育、ペットとの食育など
各シチュエーションにあわせて、食育シーンをお示ししました。
5.保護者は「食育」とどう向き合うか。
保護者の方がたの「セルフチェック」10か条をお示ししました。
セミナー終了後、校長先生からお言葉を
かけていただきました。
「いやぁ、「食育」というから、からだのためには
何を食べなさいとか、この食べ物がいいとかと、
そういう話かと思っていたら、違っていたのですね。
「食コーチング」は、
学校の教育現場でもまさに必要とされていることです。
きょうは勉強になりました」
また、ご参加の方からは、
「とても勉強になりました。子どもに「残しちゃだめ!」と
いつも叱ってばかりいたように思います。これじゃだめだと
気がつきました」
夏休みを返上して、この日のご準備をしてくださったという
保護者の方々の熱意が、
ご質問やご意見、ご感想にも
よく現れていたように思います。
栄養士がお役にたてることはまだまだあると、
お話しながら、私の課題もさらにクリアになったように思います。
保護者の方がたにも、食育に関するサポーターが必要……。
そういうお役目としてもお役にたてればと思いました。]]>
「食コーチング」が考える食育とは
http://palmarosa.exblog.jp/5941019/
2007-08-09T00:33:00+09:00
2019-12-18T02:37:23+09:00
2007-08-09T00:33:20+09:00
palmarosaK
食育
「『食コーチング』が考える食育とは」というテーマで講師を務めさせていただきました。
ご参加になられた方々は中学校の先生がた。
夏休み期間を利用しての研修会は、
先生方が参加しやすいということもあり、
さまざまな研修会が予定されているそうです。
研修にご参加いただいた動機を、
「食育の年間計画を作らなければならなくなって……」とか、
「食育は実際どのようなことをするのかと思って」とか、
「食コーチングではどういうふうに考えるのかしらと思って」とかと、
おっしゃってくださいます。
「食育」という言葉は、広く普及しましたが、
その意味について、しっかり定義している例は多くはありません。
このような状況にどう対処すればよいのでしょうか。
栄養士として、食コーチとしての視点でご紹介させていただきました。
1.「食育」をどう解釈するか。
2.なぜいま、食育なのか。
3.「食コーチング」と「食育」の関係
4.食育シーン一覧表
5.指導者はどう食育と向き合うべきか。
研修終了後、先生方のご感想をいただきます。
「肩の力を抜いていいんですね」
「1から10まで教えなくていいことにほっとしました」
「食育の年間計画を立てなくてはいけないのですが
目の前が明るくなった気持ちです」
「前任校の栄養士さんがとても一生懸命な方で
ずいぶんその方にお世話になったんですよ」
「食」をきっかけにお集まりいただいた地元でのご縁・・・、
これからもお役にたてることがあれば
お手伝いさせていただきたいと思っています。
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食育プランナーとコーチのコラボレーション
http://palmarosa.exblog.jp/5660070/
2007-06-21T22:00:00+09:00
2020-01-03T22:40:54+09:00
2007-06-21T22:00:48+09:00
palmarosaK
食育
食育プランナーで管理栄養士の米澤須美さんと、
コーチで栄養士のKさんが主宰される、
「チアーアップ」のセミナーに参加させていただきました。
自分の強みをさらにいかすために、
他の栄養士とコラボレーションする2人。
おもな活動は、
お子様を持つ保護者の方への食育セミナーがメイン。
2人のユニットは、
今年で3年目を迎えたそうです。
きょう私が、伺ったセミナーは、
スキップキッズ東大島店で開催されました。
託児所つきのレストランスペースといえばいいでしょうか。
子どもとご一緒の保護者の方には、
嬉しいスペースです。
きょうは6回目、シリーズ最終回の日。
初回からご参加になられたお母様がたが
6回ご参加になっての感想をおっしゃっていました。
2人の栄養士は一生懸命
お母様がたのお声に耳を傾けています。
「将来は仕事に復帰したいんです」
「いつもイライラしてると、子どもにも影響するんですよね」
「また参加したいです!」
「今度の場所は子どもでも参加してもいいですか」
栄養士がお役に立てることは
まだまだたくさんある……。
セミナ-に参加させていただき、ますます感じます。
セミナー終了後は、今後さらに発展させるために
何が必要かなど、お互いフィードバックしあいます。
いま、自分たちがおこなっていることを
オープンにして客観的に分析、
さらによいものにして、それぞれの地域に還元する。
お仲間の栄養士さんのお仕事をそばで拝見させていただいて、
クライアントの方とのコミュニケーションを大切になさる姿勢、
つつみこんでくださるような温かい雰囲気、
お仕事ぶりに、感動し、刺激を受けました。
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栄養士のための食育とは。
http://palmarosa.exblog.jp/3792910/
2006-09-13T23:53:00+09:00
2020-01-03T01:18:56+09:00
2006-09-13T23:53:48+09:00
palmarosaK
食育
世田谷区の学校栄養職員の方がたを対象に、
栄養士のための食育とは、
「食コーチング」からのアプローチについて
お話させていただきました。
お集まりくださった栄養士の方は、約20名。
「学校栄養職員に、
影山さんの食コーチングの話を聞いてほしくて」
とご依頼をいただきました。
1時間30分の研修が終わり、ご一緒に聞いてくださっていた
校長先生や、副校長先生方からフィードバックをいただきます。
「学校栄養職員は、学校給食の話しか
しないのではなく、いろいろ社会との
接点を持つことって大切だと思うんですよ。
だから、自己紹介のときにお話してくださったことは
とても大切だと感じましたよ」
「私たちの研修でもコーチングはとりいれられています。
最初、影山さんのレジュメを見て、
えぇ?食コーチング?どういうふうに、コーチングを
とりいれるんだろう・・・と興味津々でしたよ」
「食育って、親と子だけの関係にしか見ていませんでした。
こういうバリエーションがあることが目からうろこです」
今日は嬉しい再会もありました。
8年ぶりの再会となる栄養大学時代のクラスメート。
「もっちゃんて、学校時代からそうだったよね。
いいものはみんなに教えてくれたよね。
レストラン、旅行、みんなで共有していたよね、
かわらないよね」
さあ、今日から、明日から、またがんばろう!]]>
栄養士にとっての「食育」とは。
http://palmarosa.exblog.jp/3437502/
2006-07-26T00:22:00+09:00
2020-01-03T22:42:12+09:00
2006-07-26T00:22:46+09:00
palmarosaK
食育
江東区の学校栄養職員の方がたに
お話をさせていただきました。
みなさん、とても熱心にメモをとっていらっしゃいました。
最近、栄養士さん方から
「『食育』をやってみたいんです」という言葉を
お聞きするたびに、「??」と思う自分がいます。
「やってみたいってどういうこと?」
なにか特別なものって考えていないだろうか……と。
栄養士自身が、食育について
具体的に何をしたらいいのか
わからないというのも実情のよう。
今日は以下のながれで進めさせていただきました。
1.食育の考え方
2.「食」の持つ意味
3.食育のシーン バリエーション展開方法
4.「食育」を支える食コーチング
研修会が終わった後、主催者の先生方が
おっしゃっておられたことが印象に残りました。
「今日のお話を聞いて、栄養士の先生方は、
自信と元気がついたのではないかと思います」
そして、「いまあるネットワークをいかさなくてはね」
ともおっしゃいます。1人より、大勢。
大勢がかかわることで、多くの方がより心身ともに健康に。
新しいネットワークに目を向ける前に、
いま、自分自身が所属しているネットワークにも
たくさんのヒントがあるかもしれません。]]>
親と子の食育7か条。
http://palmarosa.exblog.jp/3256362/
2006-06-17T01:07:00+09:00
2020-01-04T00:41:41+09:00
2006-06-17T01:07:39+09:00
palmarosaK
食育
世田谷区立中学校
PTA家庭教育学級委員会主催の研修会に
講師として参加させていただきました。
お足元が悪いなか、
46名の方がたにお集まりいただきました。
年に1回の学校給食試食を兼ねての研修会。
研修後は、保護者の方がたとご一緒に、
学校給食を試食させていただきました。
きょうは保護者の方々のご希望にそって、
食育について、
お話をさせていただきました。
1.食育の考え方について。
2.そもそも「食」とはなにか。
3.食育のシーン、バリエーションを知る。
4.親と子の食育7か条。
終わってから、たくさんのご感想と、
ご質問をいただきました。
「食育って、なるほど……そういうことから始まるんですね」
「アイタタタ……、って思いながら聞いていました。
きょうから見直すところがいっぱい」
「実は私、栄養士なんです。
『食コミュニケーション』、ホント納得です」
「栄養士と管理栄養士の違いってなんですか?」
また帰り道もいろいろお話してくださいます。
「うちの娘は貧血なんです。
ちゃんと食べさせているんですよ。
なのに、病院に行ったら、
『ちゃんとしたものを食べさせていないんですよ』
って、言われちゃってね……。すごく傷ついたわ」
栄養士であることで、
こんなにコミュニケーションがとれるってすばらしい。
そして、みんな実はもっともっと、
自分の話を聞いてほしいって思っておられる……。
「このやり方でまちがっていないかどうか」って。
聴講してくださった、
副校長先生、教育委員会の先生がたから
温かいお言葉をかけていただきました。
そして、今度は子どもたちにもお話してほしいと……。
また、あるご父兄の方は、
「うちの娘は管理栄養士に憧れているのよ」とおっしゃいます。
私が栄養士の道を志したほんの数十年前まで、
友人、知人のほとんどは、
管理栄養士というコトバさえ知らなかった……。
栄養士として予防医学最前線の舞台に出ていくことで、
いろいろな学び、発見がたくさん……。
私たち栄養士の活動が、お役にたてるのであれば
もっともっと、ご要望に応えたいと思います。
「あなた専属の栄養士は誰ですか」と、
これからは、一家に1人ホーム栄養士が
専任になる時代がやってくるかも。]]>
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