スタンバイ・スマイル:加計呂麻島
2019-12-16T12:23:39+09:00
palmarosaK
影山なお子 ブログ
Excite Blog
創る旅――奄美大島・加計呂麻島
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2017-07-02T01:23:00+09:00
2019-12-16T12:23:39+09:00
2017-06-30T20:59:01+09:00
palmarosaK
加計呂麻島
2017年6月23日(金)から28日(水)まで、
鹿児島県・奄美大島・加計呂麻島(かけろまじま)に、
大橋禄郎先生と井出哲哉さん、
パルマローザメンバー6名、
そして、4歳の葵ちゃんと1歳の翼くんとで、
ビーチライフを楽しみました。
1年に1回、
沖縄・慶良間諸島の座間味島に行くことが
ここ11年間の習慣になっていますが、
今年は、ダイビングショップショップ、
≪マナティーズ≫の山崎由紀子さんのご提案によって、
奄美大島行に決定。
羽田空港からJALの直行便。
12時30分羽田発、奄美大島空港14時40分着の、
JAL659便で、いざ出発。
奄美大島空港からレンタカーと、
海上タクシーを使って、
2時間30分かけての加計呂麻島入り。
人生で初めての奄美大島!
人生で初めての加計呂麻島!
加計呂麻島の人口は、約1000人。
島には4つの製糖工場があり、
さとうきびを煮詰めた
砂糖を作っています。
島の特産品にもなっています。
この島は、県外から移住した人が島民の3割を占めるそうで、
私たちが宿泊した
「ペンション リキ」のオーナー、りきさんも、
横浜出身の方であり、
パルマローザメンバーが宿泊した
「ハウスイン加計呂麻」のオーナー、
須崎まさこさんも奈良県出身。
ランチタイムでうかがった、
ペンション≪ホリゾンクラブ≫のオーナー女性も兵庫県の出身……。
他県の人々にとって、
マングローブの生い茂る、
異国のような景色や透明な海の青さは、
移住せずにはおれないほど魅力的なのでしょう。
「東洋のガラパゴス」という人もいるとかで、大いに納得します。
★★
今回、パルマローザメンバーの中で、
「スノーケリングもダイビングも初経験!」
という、広島県からご参加の沖田京子さん、
そして、
「ダイビングは初めて!」という、
横浜から参加した甲斐和恵さん、
東京から参加した竹本有里さんが
体験ダイビングにチャレンジ!!
みなさんは、
「スノーケリングでは体験できなかった
海の世界に魅了されました」と興奮気味!
今まで体験しなかった未知の世界を、
お仲間も体験することで、
海の楽しみを分かち合える仲間が増える……。
そのことも、心強いこと。
千葉県の学校栄養士・永野幸枝さんは、
この日のために、
スノーケリングの練習を、
千葉県・館山で、
山崎由紀子さんにご指導いただき特訓されてのご参加!
今回の旅で、
カメラマン影山が撮影した写真の永野さんは、
どの写真も、笑顔。
心からリラックスしておられるようすが
伝わってきました。
都内から参加の三奈木麻弓さん、
千葉県から参加の植村寿香さんは、
以前、ダイビングのライセンスを修得していたので、
今回は、ファンダイビングを楽しんでいました。
とくに、近くに寄ることができた
カメとのツーショットも
今回の収穫だったようです。
私は今回は、スノーケリングだけで
加計呂麻の海を堪能しました。
サンゴが美しく、
それだけで圧倒されます。
こんなに立派なサンゴ……、
毎年行っている、
沖縄の海でも、沿岸では見ることができないのでは?
いつもと異なる環境でのスノーケリングは、
ちょっぴり緊張しつつ、
スリリングなスノーケリングライフを
楽しむことができました。
海以外では、
加計呂麻島のデイゴ並木に圧倒!
デイゴは赤く色づく時期に
たくさんの観光客でにぎわうそうですが、
私たちが行ったこの時期は、
すでに樹木は「緑」一色。
しかし、幹の太いデイゴの木の逞しさには
圧倒されました。
同行の大橋先生は、
「デイゴの魅力は、むしろ幹にある!!」と。
22年前に撮影された
「寅さんシリーズ」の最終ロケ地としても
この地は有名なようで、
いまでも島民の方々は
当時の写真をたいせつに飾っておられたり、まるできのうのことのようにお話されたり……。
ここ加計呂麻島は、
太平洋戦争中、海軍の特攻基地があったことで知られています。
小さな横穴の1つ1つに、
「震洋」(しんよう)というボートを格納し、
上陸してくるアメリカの軍艦に
体当たりすることを考えていたとか。
(いまはそのレプリカが現地に残っています)
当時、この基地の特攻隊長だったのが、
のちに作家となる島尾敏雄さん。
奄美や加計呂麻の
街のいたるところに、
作家・島尾さんの生誕100年を記念する
イベントの旗がゆらめいていました。
島尾作品では、『島の果て』『死の棘』が有名で、
『死の棘」は、2002年に映画化されました。
(小栗康平監督 主演 松阪恵子 岸部一徳)
そして、2017年7月下旬、
加計呂麻島を舞台にした
『海辺の生と死』が、
全国でロードショー公開されるとのこと。
島尾敏雄さんと、その妻・ミホさんをモデルにした
映画だそうです。
その島尾先生から、
高校時代、世界史の授業を受けたというのが
大橋禄郎先生。
前のほうの席で授業を聞いていたという先生は、
島尾先生が作家であることを知り、
当時、先生に原稿の依頼をしたそうです。
そのとき、先生が書いてくださった原稿のタイトルは
「夢について」だったそう。
その原稿も、ガリ版で筆耕した冊子も、
いまは見当たらないとか。
そんなエピソードを、
加計呂麻島の「展示・体験交流館」で
スタッフの方に話をしたところ、
そのスタッフが、島尾先生の研究をしている、
奄美在住の澤 佳男さんという方に連絡をされたようで、
その日のうちに、宿に電話があり、
「ぜひお話がしたい」というご依頼。
翌日、大橋先生は、
東京の高校生時代に、
島尾先生から授業を受けた想い出を
澤さんにお話しされていました。
澤さんご自身は、
お母様が加計呂麻島のご出身で、
大阪生まれ、大阪育ち。
島尾先生のご長男と同じ69歳だとおっしゃいます。
大阪の高校から、奄美大島の高校に自ら志願をされ転校。
その頃通った図書館では、
島尾先生が館長としていらしたそうです。
そんなことから、
私たち一向は、
加計呂麻島から本島までフェリーで渡り、
島尾先生がご勤務された図書館に行き、
島尾先生のコーナーを見学をしたり、
空港近くの「奄美テーマパーク」では、
不遇の画家、「田中一村」(たなか いっそん)
の美術館で作品を鑑賞したりしました。
奄美大島でのステイの後半で出会ったご縁で、
当初の目的以上の充実した、密度の濃い、
奄美大島・加計呂麻島ステイを楽しむことができました。
奄美大島空港の出発ゲートにある、
小さな売店では、
島尾先生に関するご本がたくさんあり、
帰りの機内では、
購入した2冊のうち、
1冊を離陸から着陸までの間、
熟読していました。
「旅は、自ら創るもの」
大橋先生がいつもおっしゃるコトバが
いまも、ずっと、ぐるぐると頭の中を巡っています。
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