カテゴリ
全体 食コーチング アクションクッキング 文章教室 食ジム コミュニケーション研究会ひろしま 身だしなみ 写真教室 絵手紙 『エンパル』 歩コム チャーミングセール 日本体操祭 首里城 輪読会 日本国紀 ハウステンボス 人生100年時代 京都 食の地図 野毛山動物園 女子栄養大学 加計呂麻島 ターシャ・デューダ 影山なお子 連載 フェイス・ストレッチ 「講話力」強化セミナー 座間味島 国立劇場 日本病態栄養学会 リーダーシップゼミ 「給食だより」セミナー 食育 海からの贈り物 日本丸 メイクセミナー ディズニー・シー 横浜マリンタワー マラソンセミナー 開業栄養士 企業研修 嚥下障害 ハワイ パルマ キャリアアップ サロン 日本体育大学 栄養士のための話し方セミナー 落語・寄席 廣瀬淡窓 ダイビング 東畑朝子先生 映画鑑賞 亀石早智子先生 平塚らいてう 摂食障害 メタボリック・バスターズ パシフィックビーナス 英会話 商標登録 ストレスとモチベーション 大橋禄郎先生 歯医者さん 特定保健指導 坂東眞理子さん ANA パルマローザサークル 岡山県栄養士会 肯定的指摘、肯定的問いかけ 摂食障害 東京都栄養士会 保育園栄養士 東京療術学院 兵庫県姫路市 マライエ・フォーゲルサング 福岡県栄養士会 マイコーチ 九州女子大学 伊勢原市役所 三重県栄養士会 長崎県栄養士会 シェリロゼ 岡山県栄養士会 クリストファー先生 東京都 北区 日本女子大学 ライトシューズ ホテルニューグランド 山の手ロータリークラブ 一般体操指導員 横浜・元町 アンチエイジング 日本糖尿病学会 臨床検査技師のための「食コーチング」 青森県栄養士会 うさぎやのどら焼き NY 高知県栄養士会 愛知県栄養士会 林文子さん 日本栄養士会 PEACH 厚木 デパートで食事相談 スポーツ栄養士 糖尿病ネットワーク 魅力的な応え方100本ノック 影山なお子 研修会 日本橋 埼玉県栄養士会 アベックラーメン 三溪園 大阪府栄養士会 栄養士のためのライフデザイン 100円ショップの食コーチングマインド 本多京子先生 上野動物園 赤穂浪士 ホテル「トアロード」 フリマ 語学留学 読書 元町公園プール 自転車 熊本合宿 スケジュール 多摩動物園 聖マリアンナ東横病院 富士山 立ち居振る舞いセミナー ぶらパルマ 宗像伸子先生 「問いかけ」100本ノック 徹子の部屋 ホテルライフ ステイ・ホーム 以前の記事
2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 more... フォロー中のブログ
最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() 昨年5月に、父を亡くして以来、 母はすっかり食が細くなり、 元気もなくなっています。 気分転換にと、 横浜・みなとみらいにあるホテルへの 「地元旅」へと誘って宿泊しました。
![]() 両親がまだ地方に住んでいた8年前にも 一家で宿泊したところ。
![]() お昼は、 みなとみらいにあるお寿司屋さんへ。 本店が浜松にある名物店。 そのバラエティと量に圧倒された母は、 「こんなに食べられない!」 ところが、 終わってみれば完食。
![]() 高齢者施設では こんなことはよくあると そこにお勤めの方から聞いたことがあります。 ふだん、食の細い方でも、 イベントの一環で、 都内のホテルでランチをいただく日は、 いつもより多く召し上がるとか。
![]() いつ、どこで、だれと食べるかで、 胃のサイズは大きく変わる、 いえいえ、「満腹秤(はかり)」は やはり脳にあるのですね。
![]() 地方から関東に転居して7年。 そのとき母は、 「マンションは一軒家とは違うから」と、 たくさんあった調理道具や食器、 衣類のほとんどを捨ててしまったとか。
![]() そして7年後のいま、 「あの食器、なんで捨てちゃったんだろう 気に入っていたのに……」 「あの鍋、使いやすかったのに、 なんで捨てたかな~」 と、後悔を繰り返します。
![]() それでいて、 料理を作る機会も情熱も いまは、すっかり減退してしまった様子。
さて、横浜・地元旅では、 みなとみらいの食器店で、 淡いパープルのパスタ皿を購入したり、 《横濱スカーフ》のお店で、 私とお揃いのスカーフを買ったり、 ファッション店を巡って、 棒タイのノースリーブブラウスや マリン調のTシャツを購入したり。
器は、この3月、 佐賀県・有田の窯元への旅でも 購入したばかり。 ![]() ![]() ![]() にわかに食器への関心が出てきた様子。 ![]() ![]() 今回は、 とうれしそう。 ![]()
ホテルのお部屋では、 母とプチファッションショーを開催。 帽子のかぶり方、 スカーフの結び方、 購入したものを身につけ、 それぞれ、意見を言い合うのは、 親子でも楽しい。 ![]()
今回の旅のフィナーレは、 ホテルから見える、横浜の夜景。 母が「きれい~ 絵ハガキのような景色!」 と、横浜の夜景に釘づけになっていました。 ![]()
そして、午前4時30分には、 「わ~!! 朝日が水平線に見える!」 と、携帯で撮影に没頭する母。
横浜に住んで17年。 ![]() 私も、こんな高い場所から 朝日を見るのは初めてかも! この時間、 地元の人は海を見つめることがないのが普通。 ![]()
この旅の途中で、 買い物を続ける母は、ポツリと 「もう、人生の整理をしなくてはいけない歳なのに。 買ってもいいのかな……」 と、独り言のように。 ![]()
「そのときが来たら、私が片づけてあげるから、 大丈夫。 いま、欲しいもの、いま、着たいものを選んで 楽しもうよ。あとのことは私たちに任せて!」 と、私。
「そうやね。そうしよう! そうそう!」 と、なんだか楽しそうな母。
親子で歩いていると、 道行く人から お声をかけていただきました。
「娘さんとご一緒でうらやましいわ。 うちは、男の子2人だから、 女の子も生んでおくべきだったわ」
「お母様、お若いわ~。 そのカラフルなパンツ、ステキだわ」
「お母様のマスク、ステキ。 え? 娘さんがつくってくれたの? うらやましいわ」 ![]()
横浜の人たちが 気さくに声をかけてくれることに、 母もうれしかったようで、 そんな人と立ち話をしばらく。
「都会の人は冷たいって思っていたけれど、 そうでもないのね。 みんなやさしいわ~」 ![]()
父を失い、 愛着のあるあれこれを処分し、 住み慣れたわが家からも離れ、 「あした」を感じられないまま 都会暮らしを始めた母が 旅をきっかけに、 そして、 旅先で自分のものを 買いそろえることをきっかけに 母には「あした」が戻ってきたことが 実感することが多いこのごろです。 ![]()
2回の旅で、 母に活力が戻ってくるのが感じられます。 ![]() 使わなくなった物品は、 ただ場所をとる邪魔モノとして扱われがちですが、 モノはただの物質ではなく、 思い出や可能性を秘めた情報体であることを 改めて実感する旅になりました。 ![]()
モノを整理してなるべく少なくすること、 人生の幕引きの準備をすること、 友人・知人さえも〝整理〟したほうがよいこと、 孤独がいちばんの幸せであると考えること、 などなどを 相手かまわず説く人は、 「糖質を減らさないとダメです」 「動物性脂肪が多いですね」 「野菜はヘルシーでいいですよ」 などという姿勢で 「栄養指導」をする栄養士と どこか似ているようにも思えてきました。 ![]()
その人が、どんな生活をしているのか、 体調は? ライフスタイルは? 人間関係は? 収入は? 趣味は? 煩悩の有無は?
そういうことを確かめることなく、 「断捨離しましょう」 「極上の孤独を」 「人間関係を整理しましょう」 と言い切るのは まさしく「ダメ出し」食事指導。 ![]()
母は、娘に、 いまもいろいろのことを教えてくれます。 ![]() 一度、捨てたものを買い戻し中の母。 その生き生きとした姿は 「あした」を買っている ![]() ▲
by palmarosaK
| 2020-06-20 21:53
| 人生100年時代
![]() 2019年6月9日(日)、 パルマローザ主催 第460回 パルマローザ ブラッシュアップセミナー ≪人生100年時代だから、 食生活・健康支援、15のシフトポイント≫を 開催しました。 (講師 大橋禄郎先生 会場 横浜近代文学館 時間 10時30分~17時30分)
![]() 毎年6月は、 講師・大橋先生の スペシャルセミナーとあって 今年も各地から 23名の方に ご参加いただきました。
![]() 大橋先生のセミナーは、 以下の順番に進行されました。
![]() 0.「人生100年時代」とは、どういう時代か。 1.高齢長寿の意味を正しく理解する。 2.むしろ栄養士の守備範囲は広がる。 3.「利他行動」の意味を理解すること。 4.健康を思想として自分のものにすること。 5.各種職業や余暇活動への関心と理解を深めること。 6.人に対して肯定的で寛容であること。 7.コミュニケーション力が人並以上であること。 8.生理学や医学に加えて脳科学の理解を深めること。 9.パフォーマンス旅行をつけること。 10.「モチベーションアッパー」であること。 11.「食事力」を維持、向上させ続けること。 12.「予暇活動」の実践者であること。 13.人的ネットワークが豊かであること。 14.社会情勢、世界情勢への関心を持つこと。 15.いくつかの分野において生涯現役を目指すこと。
![]() ここ数年、いろいろの媒体で 「人生100年時代」というコトバを目にしたり、 耳にしたりする機会が増えました。
人の一生が100年になることを想定して、 「60歳定年」の見直し、 医療制度の見直し、 大学教育機関の見直し、 再就職、転職、ダブルワークへの理解、促進など、 各機関がそれぞれ模索していると聞きます。
![]() では、健康支援者の1人である 栄養士として、 「人生100年時代をどう考えるか」 「栄養士の社会的使命をどうシフトするのか」 ということを総体的にお教えいただく機会は そうそうありません。
![]() そこで、大橋先生が私たちのために 上記の項目を1日かけてご講義くださいました。
冒頭で、先生が 「なぜ、日本は『人生100年時代』を迎えようとしているのか、 その理由を考えないと」と、 まずは、私たち参加者に喝!
![]() その理由を9つ述べよ、 と言われたら、 正直、私たちは(私だけ!?) こんなに完璧に答えられない!! と、冒頭から焦りました。
先生がお示しくださった 9つの項目の1つに、 ⑤教育システム・メディアの発達、 という項目があります。 明治以降の識字率の高さ。 戦後の6・3制教育の確率。
![]() 健康支援者としての栄養士は、 人生100年時代を考えるとき、 「食」以外にも、 日本人という民族のライフスタイル、 政治、教育システム、 公衆衛生、経済……などの分野から 広い意味でアプローチできなくてはならないのだと、 ご講義の冒頭から 身が引き締まる思いで拝聴しました。
![]() 今回、ご講義の中でも 先生が何度も繰り返しおっしゃっていたことの1つに、 「『人生100年時代』とは、 認知症が多い時代であること」。
![]() では、栄養士が認知症予防のために 「食」だけでアプローチをすればよいのか、 と尋ねられれば、「そうではない」のが事実。
![]() 大橋先生は、この日のために 日本初、世界初であろう、 認知症予防に有効と思われる食行動、食習慣とは、 という表をお示しくださいました。
![]() その中には、 ・1日3回、定刻に食事をする。 ・著しい好き嫌い、偏食を避ける。 ・身だしなみを整えて食事をする。 ・食卓では同席者と語り合う。 ・適度に外食をする。 ……(以下一部を抜粋) ・孤食の機会を極力減らす。 ・食後のゴロ寝は避ける。 ・歯のメンテナンスは年(月)単位で…… などなど24項目!
![]() 認知症になる、ならないに限らず、 上記24項目は、 「いまからでもできること」 いえ「いま、すぐすべきこと」
![]() 身だしなみを整えること1つをとっても 70歳を過ぎて、 「急にできました!」 「ごろ寝をしなくなりました!」 というものでもないでしょう。
![]() 今回は、 「健康な思想」の一例(ごくごく一部)を、 私たちに紹介していただきました。
![]() その中には、 ・自分の将来への展望や期待、 それらに向けての努力。 ・理念主義と現実主義を併せ持つこと。 ・自分1人だけで生きているわけではないという認識。 ・自然を感じる、自然を楽しむ心とアクション。 ・自分の非を認め、謝罪をする勇気と素直さ。 という項目も。
![]() 先生のお話を拝聴していると、 あらためて、「健康」とは、 栄養だけで成り立っているものではないことを 痛感するとともに、 栄養士が、「食」はもちろん、 こうした「食」以外の要素についても 対応できるよう、 スタンバイする気力と体力を つけておかなくては!! と、考えさせられます。
![]() とくに、栄養士として人々の健康を説くときに 気をつけたい項目の1つとして 私は「人的ネットワークが豊かであること」 という項目が気になりました。
![]() 世間では、 「孤独のススメ」を説く本が ベストセラーになっているようです。
![]() 一方、国(行政)では、 ひきこもりの年齢が 長期化している現状から、 「孤独」にならないための いろいろのアプローチを それぞれの専門家や機関を通じて 対応しつつあります。
![]() 大橋先生からお教えいただいたこの項目では、 レスター・ブレスローの「7つの生活習慣」を とりあげておられます。
![]() 「社会的ネットワーク」(人脈)を 「強い社会的ネットワーク」(家族、親族)と 「弱い社会的ネットワーク」(近所、同僚、余暇仲間など) に分け、双方のネットワークに属した人の健康度が高かった、 としている。(大橋先生のテキストから一部抜粋)
![]() 私事で恐縮ですが、 つい最近、
![]() 母と父は、 自宅から徒歩10分くらいのところにある 某ファストフード店で 1杯100円のコーヒーを毎日いただくという 生活習慣ができていました。 ![]() 母と父にとって そこに「行ける」ことが 毎日の運動であり、健康の証になっていました。
![]() 最近、父が闘病生活を送っていたため そのファストフードには母1人で 決まった時間に行っていたそうです。
![]() そんなとき、目に飛び込んできたのが 母と同じ70代くらいの女性スタッフ。
![]() じっと見ていると、その女性が 「私、何歳に見えます?」と 母に尋ねたんだそう。 「60代? いえ、もしかして70代?」 と答えると、 そのスタッフ「82歳なんですよ」。
![]() 少し驚いている母に 「私もあなたのように毎日ここに来て、 コーヒーを飲んでいたんです。 そうしたら、店長に 『そんなに時間があるんだったら ここで働かない?』と言われたので いま、働いているんですよ」
![]() 母は思わず 「私もまだ働けるかしら?」と。 「もちろん! だって私が働いているんですから」
![]() 実際に働くのかどうかという問題ではなく、 母に「まだ世間に自分の居場所がある!」 と、思わせてくれた その方とのやりとりが、 母の健康度をいっときでもあげてくれたように思いました。
![]() 田舎からシニアになって上京した人にとって 都会での、 見ず知らずの方とのコミュニケーションが 結果的に 「人的ネットワーク」につながるのかしら……と 大橋先生のお話をお聞きして そうも感じました。
![]() 参加者の中には、 高齢者施設に勤務している栄養士さんが大勢おられます。 「100歳」の方を、あるいは100歳近い方々を サポートされている方にとって 「人生100年時代」は現実的な話。
![]() また、 フリーランスで活躍されている栄養士さんは 「92歳でお料理教室に通っておられる方もいますよ!」 とおっしゃる。 影山が通っているスポーツクラブにも 90代後半らしい女性たちが カラフルな水着で、 毎日プールで泳いで(すごい勢いで!)おられる。
![]() そうした方々にとって、 これからは 「人生100年を迎えた、さあ次はどうしましょうか」 という提案もできる栄養士でいたい!! と、新たな目標ができました。
![]() 大橋先生のお話をお聞きしていると、 「定年になってから次の人生を考えるのはすでに遅い」 と、実感させられます。 「きょうの夕食後はどう過ごすか」 「週末にどう過ごすか」 「今年はどの海に行こうか」 という日々の延長線上にある……とうかがい、 自分のライフスタイルを あらためて振り返ることができました。 ![]()
![]() 「きょうの延長上に10年後がある」 そう考えると、 私たちにとって 大橋先生がとても身近なよいお手本です。
![]() 今年は、 10月20日(日)~26日(土)まで 沖縄街歩き&スノーケリング&ダイビングツアーに 大橋先生とご一緒させていただく予定です。
![]() 輝かしい未来のために 私たちの「いま」を強化してくれる これらの予定も いつまでも若々しく、イキイキと過ごすための 因子の1つだとあらためて実感します。
![]() 「高齢者は、みな介護を受ける立場とは決まっていない! 高齢だからこそ、豊富なキャリアを活かして、 人や社会に貢献できることは多い」
![]() 誰もがいつかはシニアになる私たち。 そのアクティブシニアのモデルも 私たちが「健康をカタチ」にし続けていることで 令和のシニアは変わってくるのかもしれません。
![]() そんな勇気と元気をいただいた 大橋先生のスペシャルセミナーでした! ![]() ![]() ▲
by palmarosaK
| 2019-06-14 23:04
| 人生100年時代
![]() 2018年10月1日~9日まで、 鹿児島・徳之島&沖縄・那覇で過ごす予定でしたが、 台風24号、25号の影響で、 徳之島に1泊した後、 鹿児島空港経由で、 東京・羽田空港に戻りました。 ![]() 旅行中止であいた期間を有効利用するために、 旅行直前の分を含めて3つの映画を観ました。 ![]() 1.「マンマミーア HERE WE GO AGEIN」 アメリカ 2・「輝ける人生」 イギリス 3・「1987、ある闘いの真実」 韓国
今回は、 「輝ける人生」の感想を以下に。 ![]() 原題は 「FINDING your feet」 「自分の足で立って!」 という意味でしょうか。 ![]() 映画の主人公は、サンドラ。 主人公をはじめ、 主人公をサポートする仲間たちは、 全員が60歳以上。 ![]() 35年連れ添った夫の定年退職を祝うパーティーで 夫と親友の浮気現場を目撃した瞬間から、 「今までの人生はなんだったのだろう」と、 自分の人生を「問いかける旅」に出る。 ![]() 夫の肩書、夫の社会的地位によって 一見、安定した日々を送ってきたサンドラに対して 姉のビフは、恋でも人生でも 「誰かの付属物にはなりたくない」と、 マイペースで過ごす楽天家。 ![]() この対照的な人物配置がおもしろい。
10年以上、会っていない姉の家に 居候をすることになるのだから、 何かが起きないわけがない、と 観客は、やや身構えながらスクリーンに集中します。 ![]() 姉のビフは趣味のダンスレッスンに通っている。 妹のサンドラよりもアクティブで若々しいのは、 趣味であるダンスを通じて、 いろいろの仲間たちと出会い、 話し、笑い、食事やお酒をいただいたり……、 という場を持っているから。 ここにもあるよう。 ![]() ダンス仲間の経歴もさまざま。 最愛の妻を亡くしたばかりのテッド、 ある事情から船上生活を送っているチャーリー、 5回の離婚歴を持つ美人弁護士ジャッキー……。 ![]() 人生の終盤に、 今まで出会うことがなかった人に、 出会える喜び! 感動! ![]() 夫に裏切られて悲劇のヒロインだったサンドラが、 物語が進むにつれて 髪型、化粧、衣服……に少しずつ変化が。 女性の細やかな心理が、 こうした非言語的な部分に現われます。 ![]() その微妙な変化を映像でさりげなく見せるのは 監督かシナリオライターの作戦でしょう。 そんなことに気づくのは 同性のほうが早いのかもしれません。 ![]() ビフがサンドラに、「気分転換」にと シニア向けのダンス教室へ連れ出す。
かつて、サンドラが少女のころに、 ダンスに夢中になっていたことを 姉のビフは覚えていて、 そのことを、さりげなく、気づかせてくれる。 ![]() ![]() 初めは居心地が悪く感じた ステップを踏むごとに、 心と体が解放されていくのを感じるサンドラ。 ![]() 冬が近づくころ、 恵まれない人たちのために ダンス教室のメンバーで 暖房費を募るゲリラライブをおこなうこととなり、 ピカデリーサーカス路上でダンスを披露する集団の中に、 吹っ切れたように踊るサンドラの姿が。 ゲリラライブは大成功。 ![]() 動画サイトでその評判を知った ローマ・ビエンナーレから 一行に、出演依頼のサプライズが……。
シニアといわれる年代の人たちが イキイキと踊って、笑って、楽しんでいる様子は、 世界中の人の元気にもつながることを あらためて実感しました。 「ああ、私もあの中に入って踊りたい!」 ![]() サンドラの夫は、 愛人と再婚することとなり、 それによって、 サンドラの存在の大きさを知ることとなりますが、 「覆水盆に返らず」で けっきょくは離婚。 ![]() 「あなたに裏切られていたと思っていたけれど、 ほんとうに裏切っていたのは私だったと気づいた。 私は、自分の正直な気持ちにもうずっと 嘘をついて暮らしていたんだわ」 というサンドラのセリフは、 人間らしさを表現せず、つまらない妻を演じ続けた自分を 総括するひとことなのでしょうか。 ![]() 作家の谷村志穂さんが、 この映画のパンフレットに寄せた一文。
「はじめは、そんなつもりではなかったはずの、 甘い新婚生活で、いつしか、型通りの良い妻、 良い母を演じ始めてしまう。 床を隅々まで掃除して、 庭には見事なまでに花を植える。 すばらしいわが家を、夫やわが子、 人に褒めてもらおうと躍起になって、 いつしか 自分の正直な楽しみを見失っていく。 自分の正直な気持ちなんて、 どこにあったかさえ忘れてしまう……」 ![]() イギリスだけではなく、 世界中でヒットしているということは、 全世界の女性たちの心に響くものは 同じなのだということでしょう。 ![]() ![]() 満席の映画館で、 誰もが、この映画のラストシーンに 心はずんでいたのではないでしょうか。 ![]() ![]() サンドラが真っ赤なワンピースをまとって、 これからの人生のパートナーを 追いかけるシーン!! 何度も、あのシーンだけでも見続けていたい! うまく、ジャンプできたかしら!! 映画の余韻が続いています。 ![]() そして、 赤いワンピース! 私もこの秋、 新調してみたくなりました。 赤でいくか、黄色でいくか、 いやいやホワイトでいくか ロイヤルブルーでいくか……。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2018-10-10 11:25
| 人生100年時代
![]() 新聞広告で見た、以下のような書籍の ネーミングに惹かれて購入してみました。 ![]() 『ライフスタイルとしての蕎麦屋』 ―自分らしい蕎麦屋の開き方ー 片倉英統著(発行元 幹書房 2014年3月15日発行) ![]() もちろん、これからおそば屋さんを 開業する予定があるからではありません。 興味を感じたのは、 「蕎麦屋」と「ライフスタイル」という 意外なキーワードの組み合わせ方と、 書名としてのユニークさです。 著者の片倉氏は、 横浜元町にある「一茶庵」の店主であり、 同時に「一茶庵手打ちそば・うどん教室」も 主宰されているとのこと。 なんと、そのお店は私の住む横浜元町にあり、 何度か入ったことのあるおそば屋さんでもありました。 ![]() それはともかく、 おそば屋さんに限らず、 ラーメン屋さんにも、定食屋さんにも、 それぞれにライフスタイルがあるわけですから、 もろもろの職業とライフスタイルとの関係を 意外に感じるほうがおかしいのかもしれません。 そうであるにしても、 やはり、この書物のネーミングは 私の関心を引きつけました。 ![]() ちなみに、 この本でいわんとしているのは、 そば打ちの技術や、そば屋開店のノウハウは ひととおり学べば身につくけれど、 その仕事を持続すること、 支店を作ったり、 お弟子さんを育てたりすることとなると、 それなりのアイディアや論理的発想、 そして持続力などが必要、 ということのようです。 栄養士とおそば屋さんとは、 業種が大きく違いますが、 少なくても人々の「ライフスタイル」を 念頭において仕事を進める、という点において、 「食コーチング」の方向とは一致します。 ![]() 栄養士の主要な仕事の1つは、 生活習慣病などの予防や治療ですが、 その仕事の進め方は、 現状では多分に「指導」的要素が強い。 不特定複数の人に伝える情報は、 「○○に気をつけましょう」という警告調になり、 生活習慣病を発症した人、 発症を懸念される人に対しては、 その弱点を見つけ、指摘し、 正してゆく、というアプローチです。 ![]() ここには必然的に人々を弱者と見たり、 知識が著しく少ない人たちと見たり、 といった、非対等の関係が生まれます。 これが「栄養指導」の伝統となり、 それがスタンダートとして普及し、 定着した観があります。 私は、 こうした手法を改善したいと思い、 食コーチングを体系化しつつあります。 ![]() その基本は、 ①食事や栄養、健康に関して サポートする人(この場合、栄養士)と、 サポートを受ける人(一般の人やクライアント)とは 対等であること。(指導をし過ぎない) ②問いかけによって気づきや自発性を促すこと。 ![]() ③これらのことの前提として、 個々人のライフスタイルの現状を尊重し、 そこから健康習慣として好ましい点を見つけ、 それを適切なことばで評価し、補強すること。 ④栄養士の仕事を「栄養指導」にとどめず、 個々人のいきいき生活へのモチベーションを 高めることまでを視野におくこと。 ![]() そう言ったら語弊がありますが、 「おそば屋さんでさえも」 ライフスタイルを考える時代です。 栄養士は、いつまでも栄養素だけを 黄門さまの印籠(いんろう)のように 掲げているだけでいいのでしょうか。 『ライフスタイルとしての蕎麦屋』 という書名に、新鮮な刺激を受けたのは、 旧来の栄養士界の状況を改善したい と願う食コーチングの方向性を 支持されたように感じたからかもしれません。 ![]() 「ライフスタイルとしての栄養士」 「ライフスタイルとしての健康支援者」 「ライフスタイルとしての食コーチング」 こういう表現が 国語として意味が通じるのかどうか別として、 パワーアップを促す動機にはなりました。 正しくは、 「クライアントのライフスタイルを尊重する栄養士」 ということになるでしょう。 ![]() 折しも、 今月4月27日から「食コーチング」第15期 入門研修が始まりますが、 ここ数年、年齢層の幅も広がり、 いろいろの年代の方のお申込みをいただいています。 「定年後の人生をいまから設計しておきたい」 「歯科医院での栄養士の地位を確立したい」 「行政栄養士としてもっとがんばっていきたい」 「病院栄養士としてこれからもがんばっていきたい」 「マンネリ状態から抜け出したい」 「独立してもやっていけるためにも スキルアップを図りたい」 など、ご受講の理由もさまざまです。 ![]() 4月27日からスタートする 食コーチング第15期の研修会 全4回のシリーズ (①4月27日 ②5月18日 ③6月22日 ④7月20日)には、 まだ若干名のご参加が可能です。 研修受講をご希望の方がおられましたら ご一報ください。 知識や資格ではなく、 実践的なスキルを身につけたい、 と考える人におすすめします。 ▲
by palmarosaK
| 2014-04-15 01:06
| 人生100年時代
![]() 2011年9月10日~12日、 「街歩き、店選び、センスを磨く 3days 東京ステイ」(2泊3日)は 予定どおりのスケジュールで終了しました。 昨年、横浜で開催した「もっと輝きたい! 健康支援者のための これからの ネットワークづくり合宿」 2泊3日に続いての開催です。 ![]() 「合宿」というと、スポーツクラブや若者対象の、 シゴキ型を想像する向きもあるかもしれず、 これからは、 少しスマートに「ステイ」ということにしました。 各地へ研修会などに講師として お招きいただいたとき、 身だしなみに関しては、 「自分の住んでいるところには、 気に入ったモノや店が見つからない」と、 よくお聞きします。 その理由として、 衣服や小物の選び方のポイントがわからなかったり、 ご自分のファッションについて 評価を受けた経験がなかったりすることが あるように思います。 こういう問題は、 頭で考えていても解決はしません。 まずは体験して、 「センス」をからだに覚え込ませることが必要。 それが東京ステイを企画した理由です。 それによって、みなさまの人生の地図を、 さらに広げていただくきっかけになれば、 と考えています。 ![]() 今年は、石川県、東京都、神奈川県、 岡山県、広島県から13名の方に ご参加いただきました。 今回は地域的広がりだけではなく、 年齢差も大きく、 それが、このステイの厚みを増すことにもなったように思います。 先輩の方々からは、 今後の自分を考えるヒントをいただきました。 3日間、拠点は東京お台場にある 《ホテル日航東京》。 最初の自己紹介で、 参加動機を話していただきました。 大病をしたことがきっかけで、 今後を考えてみたかった、 知人が昨年合宿に参加して、 とても楽しかったと聞いていた、 定年後の人生を考えたいから、 昨年、横浜合宿に参加したが、 充分に自分を出せなかった、 なので「昨年のリベンジで今回挑みました」。 荷物も昨年はコンパクトにし過ぎて失敗したので、 今年は大きなスーツケースでやってきた、 などなど。 ![]() 少なからずの方が、しっかり原稿を用意して、 さりげなく確かめながら話ておられました。 短い時間の中に ポイントをじょうずに凝縮しておられました。 ![]() レインボーブリッジが 目の前に広がる光景を見ながらの ランチビュッフェでは、大盛り上がり。 東京といえども、こういう風景はなかなか見られないロケーションです。 ランチタイム後は、ホテルのお部屋を会場にして、 ゆったりと自己紹介の続きをしていただきました。 ![]() ![]() このホテルの目玉は「スパ」。 朝、夕、好きなときにいつでもレインボーブリッジを展望しながら 屋外ジャグジーを楽しめます。 みなさん、水着持参で、 講師と一緒にくつろぎました。 ![]() 夕食は、近くまで歩いてイタリアンディナー。 「ここは日本?」 と言いたくなってしまうような空間。 東京に住んでいても、 お台場にこんな空間があることを 知っている人は少ないのではないでしょうか。 近くにフジテレビがあるせいか、 深夜営業の飲食店が数件、 12時近くまで飲食を楽しんで、 歩いてシーサイドのホテルまで帰る開放感は そうそう体験できることではないでしょう。 ![]() これで1日が終わりではなく、次は夜通しトーク。 午前1時にスタート。 仕事に取り組むスタンス、自分の生活との関係、 今後の生き方など、ご本人の中では重い問題も、 話し合ううちに、糸口が見えてきて、 からんだヒモが 少しずつとけてくるように思いました。 これらは、個人の問題のように見えて、 みんなに共通するところの多い問題でもあります。 時間の制約がなく、 じっくり話し合うことができました。 ![]() 2日目は、朝7時にロビーに集合し、 お台場ウォーキング。 夕べ、2時過ぎまで起きていた方々が、 7時にはすっきり晴れやかな表情でウォーキングされるお姿を拝見し、 「栄養士はタフでなければ!!」と、 改めて思いました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 朝食後は、お台場から浅草までクルージングを楽しんでいただきました。 東京を船から楽しむなんて、江戸情緒たっぷり。 お台場からの1時間は、ロケーションがよいため 写真教室の場ともなり、 おおいに盛りあがりました。 みなさん日焼けはしたけれど……。 ![]() ![]() 浅草では、揚げまんじゅうを食べながら 浅草寺(せんそうじ)にお参り。 そのあと、上野にGO! お目当ては、ジャンボ餃子が売りの中華店 「昇龍」。 30年以上通い続けている常連の大橋先生が 予約なしにいきなり 14名もの美女集団(!!)を連れて来店したのには スタッフもびっくりされておられましたが、 もちろん歓迎ムード。 餃子をはじめ、 お好きな中華を召し上がっていただいた後は、 いよいよ、身だしなみセミナーのスタート。 市価の70~90%引きは当然、 というスポーツウェアのショップでは 一同、興奮状態。 何度伺っても、ここは楽しい! スポーツウェアの中にはビジネスシーンで使えるものも少なくありません。 お1人お1人、アドバイスさせていただきました。 地元でスポーツクラブに入っている方は 水着を何着かご購入されておられました。 かくいう私も、水着を2着購入。 「きょうはどの水着を着ようかな」 と選ぶ瞬間が楽しいし、 こうした1つ1つの行動が 自分をさらにアクティブにしてくれます。 ![]() 最初は試着することさえ躊躇されていた方も、 お仲間に後押しされ、試着室で 「これ、どうですか」とおっしゃるお顔の表情は なんともチャーミング!! ふだん、お召しになっているお色が 茶系、グレー系の方には いろいろの色のウェアを試着していただきました。 そのたびに、まわりの方々から、 歓声があがりました。 「うわぁ~、きれい!」 「お顔が映えます」「元気が出る色ですね!」 ![]() 地元にお戻りになられたら、これからは あしたを見る目までもが 変わってこられるかもしれません。 お1人平均10着くらいはお買い物をされました。 上野から銀座へと場所を移し、 銀座を歩いていると、 私たちの集団の荷物の大きさは 相当目立ったと思います。 ![]() ![]() ![]() 歩き疲れた後は、銀座では、 評判のタルトがおいしいケーキショップ 《キルフェボン》へ。 あまりにもタルトのおいしさに感動されたせいか、 なかには、大きなタルト3個召しあがった方も! 終わってみれば お1人あたり2個召し上がった計算。 ![]() ここだけの話ですが、昼食の中華料理よりも、 休憩のつもりでいただいたお茶とケーキのほうがお代は上でした!!! ![]() ![]() ![]() なのに、すぐその後、 銀座の老舗《しゃぶせん》で、 しゃぶしゃぶコース。 1人分のお肉の量はそうとうのボリュームですが、 食べる体力も強化中の健康支援者のこと、 もちろん完食。 食後は、 夜の銀座四丁目から八丁目を歩いて新橋まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() お台場のホテルに戻ってからは、 東京ステイ最後となる夜を楽しみました。 上野や銀座で購入した戦利品を、 お1人お1人ベッドに並べ、 ファッションショーが始まりました。 ![]() 「なぜこれを買ったのか」 を説明していただいた後は、 その中からお気に入りの1着を選び、 身につけてご披露していただきました。 あんなにためらっていた方も、 しっかりモデルポーズでプレゼン。 人それぞれの選び方の理由は勉強になります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 衣服によって、実年齢よりもずっと上に見えたり、 反対に若々しく見えたりすることが 現実には多くあります。 ご購入された衣服のコーディネートや バックとのコーディネート、 色の組み合わせなどを お1人お1人にご提案させていただきました。 ![]() 最終日、スパ、ウォーキング、朝食が終わった後、 1時間、ホテルのお部屋でセミナータイム。 テーマは「この2泊3日をこれからの人生にどういかすか」「私の5年後の夢」。 講師兼、東京ガイドを務めてくださった 大橋禄郎先生は、 5年後は、「今」の延長線上にあると、 強くおっしゃいます。 いま、そのために何をするのか、 何を準備するのか……、 そのためのノートを1冊用意しておくようにと アドバイスをいただきました。 ![]() 料理教室を自宅で開きたいと 思っておられたとしたら、 まずは生徒さん用のお皿を 何枚かずつ集めることから始めるなど、 将来につながるなにかを始めること。 「何を準備したらよいかノート」をつけることを、 大橋先生はご提案されました。 お部屋が散らかっており、どこに何の書類があるか すぐにわからない、とおっしゃる方には、 部屋の片づけがなされていないことと、 その人の発想、思考法には関係があるかもしれない、とご指摘された後、 「自分と向き合う時間を作るように」 とお話しされました。 ![]() その他、大橋先生のなさっている整理法なども 教えていただきました。 (年賀状、住所録、衣服、小物など) 「地方で健康カフェを開きたい。支援者からは、 利益は考えていないといわれている」という方には 「利益を考えない」というスタートは要注意。 食材にお金がかかるし、税金や衛生上の問題もある、 そういうことを考えると、 「儲からなくてもよい」で始めた事業は 頓挫するケースが多い。 「世の中には、タダでもお客が来ない店や 施設なども少なくない。ニーズがないと」 ![]() そもそも、 「健康カフェ」という店舗コンセプトは、 どこまで顧客のニーズに沿っているのだろうか、 見極める必要がある……などなど いろいろのご提案、ご指摘をされました。 「お菓子づくりを仕事とするにはどうしたらよいか……」とおっしゃった方には、 「ただ好きでは仕事にならない。 作るプロセスが好きなのか、 お菓子づくりを教えることが好きなのか、 モチベーションはビジネス化なのか 趣味として続けたいのか、 考えてみてはどうか」など、 先生の次々に出てくる問いかけは、 そばでお聞きしている私たちも勉強になりました。 ![]() いよいよフィナーレ。 昼食は、 ハワイアンバーガーを召し上がっていただきました。 いままでいただいたハンバーガーとは違う、 炭火焼の本格的お肉。 塩とこしょうのシンプルな味つけです。 主催者側として食事タイムで一番うれしいことは、 お食事タイムを、楽しそうに、おいしそうに 召し上がっていただくこと。 ![]() 「油っこい」「野菜が少ない」 「しょっぱい」「〇〇が嫌い」と 栄養士の定番セリフをおっしゃる方が 1人でもいると まわりの人の、 食べるというモチベーションは下がります。 ![]() お別れのとき、もう一度、 上野のスポーツウエアショップに戻って、 物色したいという方もいらっしゃいましたが、 時間的にムリと判断してあきらめました。 いろいろと心残りができたのも、 さらっとうわべを撫でていく観光旅行ではなく、 時間をかけて 1つ1つのモノ、コトにこだわったからでしょうか。 ![]() 心残りは、次回のチャンスをつくること、 ご自分の日本地図を広げること、 そして、人生における可能性を広げることになるのではないでしょうか。 ![]() ▲
by palmarosaK
| 2011-09-13 14:44
| 人生100年時代
![]() 2010年1月10日のセミナーで幕を開けました。 ここ数年、 新春は大橋禄郎先生のご講演が続いています。 先生のご講義をお聞きになる方の多くが、 研修終了後に詳細なご感想を送ってくださいます。 「セミナー翌日より、朝のメークの時間に ラジオを聞きはじめました。 視覚情報にたよらずに、情景をイメージする トレーニングになることを発見いたしました」 ![]() 「セミナーの帰りに寄り道をして ノート1冊と日記帳を新調し いつも持ち歩いている手帳に 「健康」の定義を書き写し モチベーションノートをつけ始めました」 「先日のセミナーは、今年の目標を決めかねている私にとっては、 背中を押して頂くための大変貴重な大橋先生のお話でした。 つねに、取材モードでいることの必要性を再認識いたしました。 メモ魔と呼ばれるくらいに、メモがとれるように 準備したいと思いました」 ![]() 普段どちらかというと雄弁な方ではない方が しっかりとした文章を書いてこられることも少なくなくありません。 誰かに感想を話したり、 感想を書いたりといった場所がある方は、 講演内容を反復したり、 説明したりすることによって いっそう認識が深まります。 アンケートの感想欄に、 「大変よかったです」 とだけしか、書けない人とは違います。 1つの情報が共鳴しあう環境を これからも維持・発展させていきたいと あらためて強く思いました。 さて、大橋先生のご講義を聞いた私たち健康支援者。 「健康とは?」 「幸福とは?」 「食育とは?」 形に見えないことを言葉にすることを学び、その新しい定義を それぞれのノートにメモして、 健康の「エンターテイナー」として、 2010年人々の健康意識を高め続ける、 健康支援者でありたいと思いました。 ![]() ▲
by palmarosak
| 2010-01-15 10:56
| 人生100年時代
![]() たくさんの人で賑わっています。 12月31日から2010年1月1日にかけては 大桟橋や山下公園前から出航する船で 年越しをする人や元旦の朝日を見る人で特に盛り上がるようです。 横浜は除夜の鐘ではなく、港の汽笛で新年を迎えます。 停留するさまざまな船の汽笛が凛とした寒さの空に鳴り響きます。 元町といえば、いまから20数年前、 「ハマトラ」ブーム発祥の地として有名です。 数年前、地下鉄「みなとみらい」線が開通してからは 都内からのアクセスが便利になったため 週末や祝日、年末年始は毎年たくさんの観光客で賑わいます。 ![]() 私が、横浜元町に引っ越してきて6年が経ちます。 そのこともあって、主催する研修会も、 都内から横浜にシフトして開催することが多くなりました。 研修のある週末は、ここ元町に各地から栄養士が集まってきます。 大勢の中の数人だからそれほどでもないかもしれませんが、 栄養士の中で元町商店街を往来する人の割合ということになると、 けっして低くはないと思います。 日本を代表する元町商店街に、 おしゃれセンスに磨きがかかる栄養士が多くなることで 商店街の方々だけでなく、ご近所に住む方々からも お声をかけていただくことが多くなりました。 ![]() 「影山さん、最近セミナーとかあったの? 背の高い人を元町商店街で見かけたわよ」 行きつけの美容院では、 「さっきまで栄養士の○○さんがいらっしゃいました」 ブティックの店長さんからは 「○○さんに福袋の予約をしていただきました」などという お話が耳に入ります。 最初は、私がみなさまをいろいろのお店にお連れしたり ご案内をしたりしていましたが、 いまではみなさま、単独で元町界隈を闊歩しているご様子。 ![]() ひょっとして、元町商店街は、全国の栄養士の おしゃれの拠点の1つになりつつあるのかも……。 ところが、他県からご参加いただいている栄養士さんは 「今までは横浜にだけ目を向けて研修会に行っていましたが いまでは、地元でも何か研修会のようなことができないだろうかと考え、 ネットワークを組み始めました」とおっしゃいます。 これを「目が肥える」「目が開かれる」、あるいは「文化の流動」というのかしら。 ![]() このお正月も、あの街この街の商店街で 栄養士が福袋を買い求めていることでしょう。 その福袋の中には、栄養士の社会進出への可能性が いっぱい詰まっているはずです。 ▲
by palmarosak
| 2009-12-31 23:34
| 人生100年時代
![]() 『際(きわ)コーポレーション』社長の 中島武さんのビジネス哲学を聞きました。 事業に失敗し、 まったく経験しなかった飲食業をやろうと思ったきっかけは、 香港で食べた中華にあったと話されます。 高級料理店ではなく、 路地裏の一見汚いようなお店がとてもおいしい料理を提供する。 これを日本でも広めたいと、自らが厨房に立ち、 にら饅頭のお店を開いたものの、 料理に対するクレームも多く、店は3か月で閉店。 ![]() 自分は作る人ではなく、お客様の視点で ものを考えられる人間だとあらためて感じ、 今度は、中国人の料理人を雇って再スタート。 こうして、いまでは、国内のお店は 300店舗になったとか。 中島さんのお話で興味深かったことは、 「仕事とは、自分のやりたいことをするのではなく、 ![]() 「どんなにおいしい料理でも飽きがくるものだから 次々と新しいアイデアを具現化していく」 中島さんの言葉の1つ1つを わが身に置き換えて考えてみました。 そしてきょう、中華街で食事をしました。 知人が以前行ったことがあり、 おいしかったとの話を聞いて行ってみました。 中華街のお店にはないスタイル。 コース料理がメインではなく、単品から頼める、 1人でもふらりと仕事帰りに立ち寄れそうな 一見古風な餃子屋さん。 ところが聞けば、お店ができてまだ9か月だとか・・・。 店の名前『186番餃子』は社長のネーミングとのこと。 その社長こそ、中島武さんであることをスタッフに うかがって、昨日のテレビ番組と今日とが つながったのに驚きました。 ちなみに、『186番餃子』という屋号は、 ここの住所が「山下町186番1号」だからといいます。 地元やお客のニーズにこたえるとは、 こういうセンスなのでしょうか。 ▲
by palmarosak
| 2008-09-24 20:45
| 人生100年時代
![]() 絵を描くのがとてもじょうずな女の子。 時間があれば、イラストを描いたり、 模写した絵を描いたりしています。 先日、お子さんが描いた絵を写真に撮っておいてくれて、 私たちに見せてくれました。 親のひいき目にみても、この子は才能があるという知人。 確かに、他人の私たちが見ても、 「この才能はすごいのでは?!」と意見は全員一致。 そして、将来、絵の道に進むかどうかは、 わからないけれど、 本人が望むならば、 絵の塾に通わせてあげたいと言います。 「だって、子どもの環境は 親が整えてあげなきゃでしょう」という知人を ![]() 子どもの才能や可能性を信じてくれる親を持つことが。 知人のお子様のことを思い出しながら 明日の「食育」の授業の最終点検をしています。 18歳の生徒さんがたの才能や可能性を信じて 明日も充実した1日のスタートをきりたいと思います。 ▲
by palmarosak
| 2008-05-28 23:34
| 人生100年時代
▲
by palmarosak
| 2007-12-23 18:29
| 人生100年時代
|
ファン申請 |
||