
2009年3月の≪アクションクッキング≫は
「
しまっていこう!スパイシーな食シーンを」
というテーマで開催しました。
この企画をとりあげたのは、
みなさんに「スパイシーな料理は?」と尋ねると、
「あまり食べたことがない」
「自分では作ったことがない」
「せいぜいこしょうや、唐辛子を料理の上からかける程度」
というご意見が多く、
もっとスパイスを楽しんで、
食の幅をもっと広げていただきたいと思ったため。
インドや東南アジアなどの暑い国に
カレー料理や唐辛子料理があり、
寒いところや熱いところには強いお酒があるように、
刺激の強い飲食物は気候ストレスへの抵抗であり、
アクティブな人にとっては、
モチベーションアップの刺激であったりします。
そこでアクションクッキングでは、
新しい年に喝を入れることにしよう!!!

おもしろいと思ったのは、
スパイシー料理に対するご感想が
「思ったほど辛くない」とか、
スパイシー料理の後に、
みなさんで作った桜餅についてのご感想が
「あまり甘くなくておいしい」とかであったこと。
ここには用心深い日本人の心理が反映されているように思います。
「もし、辛すぎて食べられなかったらどうしよう」
「残したりしたら申し訳ない」
という気持ちがあるのかもしれませんし、

甘いものに対して「甘くなくておいしい」
というご感想は
従来の市販品に甘さを競うようなところがあったので、
それへの警戒心が現在も残っていて、
そんなご意見になるのかもしれません。
「辛くないからおいしい」というスパイシー料理、
「甘くないからおいしい」という甘いもの、
そんな消極的なライフスタイルに、
少しでも刺激を与えることができればと、
ピリリと考えてみる私でした。




