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↑芦田氏がデザインした制服を 毎日着られることが嬉しくてたまらなかった 客室乗務員時代。 『読売新聞』朝刊に短期連載されている、 ファッションデザイナー、 芦田淳氏による「時代の証言者」を、 毎回楽しみに拝読しています。 芦田氏は、1950年に、 当時人気絶頂の画家・中原淳一氏に弟子入りし、 デザイナー人生を歩み始めます。 映画の試写会にご招待いただいたときのお写真。 美智子さまのデザイナーを 10年間務められた後も、 皇室ゆかりの方々や政治家やその奥様、 その他、企業の制服のオーダーを受けるなど、 いまも第一線で活躍されています。 太平洋戦争のころ、 日本は物資困窮を体験しますが、 もちろん、衣料品の統制も行なわれます。 華美な服装などすると、 「非国民」と呼ばれる時代、 厚生省は、 婦人の標準服なるものまで制定しました。 ニューヨークに駐在していた長兄ご一家が 日本に帰国しますが、 このとき持ち帰った生活用品に 弟の淳氏は衝撃を受けます。 注ぎ口の先にハトの飾りがついているやかん、 しかも、お湯がわくとハトが鳴く。 長兄一家のおしゃれな服装、 ハイヒール、ネットつきの帽子……。 アメリカ文化に魅せられた淳氏は、 兄の持ち帰った女性誌に見入りました。 御年12歳。 そして、21歳に成長した淳氏は、 企業の研修でファッションの中心であった ヨーロッパへと赴きます。 ↑芦田氏のジャケットに腕を通すたびに、 「服装に負けないよう、がんばらなくては」と、 背筋がぴんと伸びる自分がいます。 そのなかでもフランス、パリでは、 「上質なスーツに身を包み、 ハイヒール姿のマダムたちは 背筋がピンと伸びていて美しく、 まるで映画のようだった」と氏は語ります。 そのとき、 芦田氏のデザイナーとしての才能を見抜いた、 老舗プランタンのファッション研究室長から、 「フランスで働いてみないか」と誘われました。 さて、時代が下って今日では、 「エレガンス」の本場、 フランスのお客さまから、 「いま、 フランスのブランドは様変わりしてしまった。 あなたの服は安心して着られる」 といわれるそうです。 フランス人が、 ジュン・アシダの 「エレガンス」を求めているのです。 ここまで読み進めてきたとき、 栄養士の現状と 似ているところがあるように思いました。 栄養士の中には、 栄養学や健康支援はアメリカこそが本場と 思っている方が少なくありません。 たとえば、 健康に関するアメリカの資格の優越性を ことさら意識する方がおられます。 アメリカの栄養学の先進性は認めますが、 それが、 食文化やライフスタイルが異なる日本で、 そのまま使えるかどうかは疑問です。 「なんでもアメリカ」の時代は、 政治に関しても一極支配時代が 終わりつつあるように 変化しているのです。 日本型食生活が 後押しをしている日本人の健康度は 押しも押されもしない、 世界第一位です。 毒餃子や、 食品偽装の不安や問題があっても この地位に変化はありません。 アメリカをはじめ、 先進国の優位性ばかりを意識し、 日本の現状を見極められない人を評して ある人は「在日日本人」と言ったとか。 芦田淳氏が、 日本でも世界でも認められているのは、 ただただパリを真似たからではなく、 奇抜なファッションを 求めたからでもないでしょう。 オリジナリティ、 知性、 エレガンスなど、 人の潜在意識が求めるものに 耳を傾けたからでしょう。 さて、私が20代のときに買った 芦田淳氏の服の数々は、 20年たったいまでも、 色あせることなく 私のワードローブの1つとして 活躍してくれています。 息の長い栄養士であり続けるためには、 他の庭に視線を向けてばかりいないで、 本質を求め続けようと、 淳氏の文章に没頭し、自問自省している 初秋のこのごろです。
by palmarosak
| 2008-10-11 00:16
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