↑↑ 日本女子大学 平成元年 卒業式で。
高校時代、平塚らいてうや与謝野晶子ら、
ブルーストッキングの女性たちに関する本を
何冊か読んで以来、品があり、
美しく、静かに自らの意志を貫き通された、
平塚らいてうにずっと憧れていました。
日本女子大学に入学することを決めたのも、
らいてうが、日本女子大学の卒業生だったから。
入学した1年目、新入生全員が、
初心の言葉を紙に書いて残すことになっています。
そこには、
「平塚らいてうのような女性になりたい」
と書いたように記憶しています。
卒業して20年ぶりに立ち寄った母校。
受験に合格された方々の発表の時期だったようです。
大学受験のため、初めて母と上京したとき、
学校で試験に勤しむ娘を、母は、山手線を何周もして
娘の受験が終わるのを待ってくれていたなぁ……、
そんなことを思い出していました。

当時住んでいた寮も、ほとんど昔のまま……。
昭和の建築史を見るような感慨を覚えました。
4年間の寮生活は、精神的に鍛えられました。
たまたま、母校に立ち寄ったことで、
上京したばかりの頃の自分へタイムスリップするひとときでした。
さて、わたしは、これから、
人生を貫くようなテーマがいくつ見つかるのでしょうか。