2007年11月の某日。
午後3時30分羽田空港発、
ANA257便、福岡行きの満席の飛行機に乗り込みます。
お出迎えしてくださったチーフパーサーは、
当時、フライトをご一緒したことがある先輩でした。
「変わらないわね~。何年ぶり?
14年ぶり?最初からすぐにわかったわ」と
お声をかけてくださった、その先輩は、
昔も、今も輝いておられました。
お名刺をお渡ししたら、
「栄養士しているの?
横浜に住んでいるの?仕事で福岡に?」と
次々とお尋ねになられます。
きょうは福岡ステイですかと、たずねると、
折り返し東京まで乗務されるとか。
もし、私が客室乗務員をいまも続けていたら、
きょう、お目にかかった先輩方と
ご一緒のフライトをしていたかもしれません。
空を飛ぶのをやめた私と、
空を飛び続ける先輩、同僚の方々。
福岡空港に着いた後、搭乗口で
「メールするね!がんばってね」とおっしゃってくださったY先輩。
14年ぶりの再会が、
このフライトがご縁で再びスタートする……。
温かい気持ちに包まれたまま福岡入りした私です。