「食コーチング」による食事相談 ３年の歴史

栄養士の専門誌『ヘルスケア・レストラン』
今月号で、「食コーチング」の連載は最終号となりました。
午後は都内の編集部にうかがい、
編集長と担当してくださった編集者の方に、
いままでお世話になったお礼のごあいさつをさせていただきました。

この３年間、栄養士を取り巻く環境に大きな変化がありました。
そして、私自身、病院勤務を辞めて、
フリーの管理栄養士の道へと歩き始めました。
３年間書かせていただいた
「タイトル」をふりかえってみようと思います。

２００４年
１０．あるクライアントの出会いから「食コーチング」を学ぶきっかけが生まれた
１１．先回りしてゴールで待つのではなく、クライアントと走りながらゴールをめざす
１２．「食コーチング」による健康づくり、生きがいづくり

２００５年
１．栄養相談をオープンにすることもスキルアップの道
２．チーム医療は、オープンなコミュニケーション環境づくりから
３．クライアントの食事背景にある価値観、人生観を理解する
４．標準体重のクライアントに対する食コーチング
５．クライアントの代わりに来院したご家族への食コーチング
６．栄養士にとって、「聞く」ということ

７．健診時などの１回きりの栄養相談でも効果を上げる
８．第４８回日本糖尿病学会ランチョンセミナーでの演題から
９．パルマローザ栄養士ブラッシュアップセミナーと食コーチング
１０．「食コーチング」が考える健康とは・・・
１１．栄養士の健康度・ハッピー感のセルフチェック
１２．栄養士による栄養士のためのシンポジウムを開催して

２００６年
１．地に足がついた栄養士の食事観とは・・・
２．栄養相談の「前」と「あと」にも心をくばる
３．電話による栄養相談もビジネスチャンスに
４．「食事の物差し」を活用しない食事相談って、あり？
５．愛情や好意を伝える「メディア」としての食事
６．食事相談で栄養士が気をつけたいことセルフチェック

７．「食コーチング」の環境づくりのためのセルフチェック
８．「食コーチング」から考えるサプリメントの意味
９．食コーチの食習慣をセルフチェックしてみよう
１０．栄養士が「転職」を考えるとき・・・
１１．食事相談に用意しておきたいグッズとは・・・
１２．栄養士の将来像としての「開業栄養士」イメージ

２００７年
１．食コーチングでは「行動変容」という言葉を使わない
２．栄養士はいろいろなポジションで役割を分担している
３．「結果を出す」保健指導って、どういうこと？
４．栄養士のチーム力をつけるには・・・
５．文章表現力は、栄養士が社会進出するための基本スキル
６．「食コーチング」と「コーチング」ココが違う

７．食事相談のスキルアップのために何をしなければならないか
８．「食事相談実習マニュアル」の必要性を実感しています
９．栄養士が摂食障害のクライアントに出会ったらどう対応するか
１０．「食コーチング」がこれから進む道は……。

連載当初は、「食事相談」を、栄養相談として、
書いていたことも、こうして並べてみるとよくわかります。
この３年間は、この連載中心に生活リズムができていたと
いっても過言ではないと思います。

食事相談のスキルアップのために
近道や抜け道がないように、
自分磨きも、日々努力し続ける。
そして、いまは、この連載を通して、
自分自身の進む道が見えてきたように思っています。
３年間、お読みいただいた皆様に感謝申し上げます。
また、いつか、紙面にてお目にかかれますように。