鴨川合宿 フォトコンテスト 大賞発表！おめでとうございます。

パルマローザ　写真表現スキルアップセミナー　０７年６月２～３日
大橋禄郎先生　ご講評　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「大賞」が２作入選が６作、計８作で、選外の５作を上回りました。鴨川合宿は大漁であったといえるでしょう。２日間とも快晴に恵まれたうえに、時間的な余裕もあったため、撮影にも気合が入ったことでしょう。過去最高の好成績でした。

すでにジャストピント、ジャスト露出というレベルを超え、いかにユニークな被写体を見つけるか、それをいかに作品化するかというところで競い合うようになりました。フォーカスロックや露出補正、ホワイトバランスなど、
デジタルカメラの基本を大半の方が習得し、
それを作品にはっきりと生かしていました。

今後の課題は被写体を狙うときのポジションの確保、
そして被写体への「寄り」でしょう。
妥協せずに最高の場所を確保すること、そのお手本が、尾尻さんの「海まで届け」ではないかと思います。

ツアーの趣旨には矛盾するところがありますが、
作品というものは「自分だけ」の発見をすることです。
ときには、そっとスクープを狙うシビアさが必要です。
それを実践しながらも、歪んだ、
いじわるタイプにならないこと……、
ここにも人生の試練がありそうです。

協調をテーマとする旅なので、
ツアーリーダーに同情すべきものがあります。　　　　　　
２００７.６.１９.　　　大橋禄郎

【大賞】
「円満関係」　
撮影：花崎智恵美
（三重県　国際製菓技術専門学校　非常勤講師　管理栄養士）

【選評】
飼育係とペンギンの配置、両者のしぐさと表情など、
構図、タイミングともに作品としての仕上がり度は高い。
洗剤が描く渦巻きと両者の関係を「円満」と表現したところもお見事。
【アドバイス】
ショーではない瞬間にもシャッターチャンスがあることを見逃さないカメラマンアイがすばらしい。
【喜びの声】
大賞に選ばれて、とってもうれしいです。
ペンギンが飼育係りを恐れているわけでもなく、
攻撃するわけでもない様子が「おもしろい」と思い、
シャッターを押しました。いっしょにいても、干渉し合わない関係=「円満関係」
私の課題でもあります。


【大賞】
「海まで届け！！」　
撮影：尾尻麻弓（神奈川　行政　管理栄養士）
【選評】
みんなが見ているショーも、最適な撮影ポジションとシャッターチャンスとによって作品化できる好例。まさに海に向かって飛んでいるように見えて、タイトルもその点を補強していてよい。

【アドバイス】
コンパクトカメラでも被写体ブレが起こらなかったのは好天でスピードシャッター得られたためか。
【喜びの声】
大賞をいただき、ありがとうございます！感激。
ショーの練習をしている、シャチとインストラクターを撮影しました。合宿に参加できなかった方に、シャチのショーの感動が伝わっておりましたら、幸いです。
写真の腕も磨き続けたいです☆本当にありがとうございます。