
影山なお子 ブログ
by palmarosaK
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 研修のお仕事を終えて飛び乗った、 湘南新宿ラインの車内で、 さだまさしさんのご本『眉山』を読みました。 ご本の裏表紙には、こう書いてありました。 「東京で働く咲子は、 故郷の徳島で1人暮らす母、 龍子が末期がんで数ヶ月の命と告知される……。 母を看取ろうと決心したそのとき、 母は『献体』を申し込んでいたことを知る。 それはなぜなのか?」 パーキンソン病が発症し、 徳島一といわれた お店をすぐにたたんだ母、龍子。 龍子は、ちゃきちゃきの江戸っ子。 事情あって、徳島の地で暮らし始めた。 人情あふれる龍子を慕う人は多かった。 病気になってからも、 正義感が強いところは変わっていない。 咲子は、「母の箱」にあった写真から、 30代前半の母を見つけた。 白いワンピースに大きなつばの真っ白な帽子を 被っている若い頃の母が なんとも幸せそうな顔で笑っている。 その隣に立つ髪を短く切った爽やかな笑顔の男性。 「私の一番好きな人に貰ったんだよ」 ……と、母の言葉が聞こえてくる咲子。 写真の裏に小さな文字で書かれたメモには、 1967/10/9 徳島にてと書かれていた。 読んでいる途中からすでに涙、涙、涙……。 咲子の知らない母がいる……。 一生懸命生きた母の命はあと……。 「精一杯生きよう。 精一杯学ぼう。 精一杯いまを楽しもう。 精一杯仕事しよう」 読み終わったすぐの感想です。 今度は、『眉山』の映画を観にいこうと思います。
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