神戸にある、
≪ホテルトアロード≫総支配人
永末春美さんのご本、
『組織再生はモチベーションから』を読みました。
永末さんは、
平成10年、就職情報誌の募集広告がきっかけとなり、
ホテルトアロードの支配人に転職。
そのとき、30歳。
永末さんは、2冊のご著書のなかで、
「1%でも可能性があったらとにかくやってみよう」
とおっしゃっています。
78室の業績不振の神戸の小さなホテルが、
V字回復をとげた秘訣は、ひとりひとりの
社員のモチベーションの向上にあった……。
小さなホテルは、
大きなホテルと同じ方向を
見てはつぶれてしまう。
だから、いろいろなとりくみをする……。
神戸らしいプチホテル、
客室1つ1つにストーリーをつくり、
女性好みのホテルに作り変える……。
旅行会社に依存していた体制を、
自分たちの商品は、
自分たちで売るという姿勢に変える……。
その結果、いろいろなメディアにとりあげられたり、
お客様のリピーター率が定着したりしたことで、
ますます従業員のモチベーションがアップ!
「何度もやめたいと思った」
と考えたことがあると永末さん。
それでも、永末さんについてきてくれるスタッフに
何度も助けられたという。
人を育てることは、自分を育てること。
地元神戸に密着した、
地域住民から愛されるためのホテルづくり、
永末さんの挑戦はまだまだ続きます。