中村征夫（なかむら・いくお）写真展。

恵比寿で仕事が終わったあと、
友人たちと東京都写真美術館で開催された、
中村征夫カメラマンのトーク＆
スライドショーに参加しました。

中村征夫カメラマンは、1945年生まれ。
20歳のときに独学で潜水と写真をはじめ、
水中撮影プロダクションを経て、
フリーランスの水中写真家となる。
国内外の海や自然、人びと、それらを取り巻く
環境などを精力的に取材。

ライフワークの「東京湾」をはじめ、空港建設に
ゆれる石垣島・白保、北海道南西沖地震に遭遇、
九死に一生を得た奥尻島でのルポルタージュなど、
社会性のあるテーマにもとりくみ、
「海の報道写真家」としても活躍なさっておられます。

中村カメラマンのお話がおもしろい！
ガラパゴス諸島で撮ったお写真のエピソード、
そして、なかでも一番印象に残った言葉は、
「写真に偶然はない。自分がその場所に
つねにいるように、いつも自分を導いている。
だから、いい写真が撮れる」のだと。

どんなにいい性能のカメラを持っていたとしても、
その瞬間を撮るタイミングを失っては意味がない。
いつも、カメラを手にもち、いつでもタイミングを
逃さないようにする・・・、それが大事なのだと。

ガラパゴス諸島でであった亀をいろいろな
角度から撮っておられたことについて、
「ただ真正面からとったらつまんないでしょ。
　だから、いろいろな角度で撮るんですよ」

いい写真を見ると、勉強になる。
あぁ、この角度すばらしいなとか、
この補正はどのようにしたのかしらとか、
学ばなくてはならないことはまだまだたっぷり。
本業は栄養士だから、写真の腕はこんなものでしょ、
と考えるのではなく、やるからには、本気でとりくみたい。
で、軸足は栄養士でいることを忘れない。
今年の私の夏休みは、栄養士の方がたと昨年に続き、
沖縄にダイビングに行くことになりました。
今日、中村カメラマンのお話をうかがって、
今年は、水中写真にもチャレンジしたい！！と、
ひそかに企んでいる私です♪