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2026年3月31日、 横浜・関内の駅近くにあった 老舗蕎麦店「利久庵」が、 創業78年の歴史に幕を閉じました。 (関内駅周辺の再開発のため) 「利久庵」の名前を知ったのは3年前。 横浜・元町でお洋服のリメイクサロンを 経営なさっている店主から 教えていただきました。 「え~!! 影山さんが『利久庵』を知らないなんて!! 横浜を代表するお店よ~。 私のお友達の化粧品会社の会長は、 山形から横浜に出張でいらっしゃるたびに、 『利久庵に行きたい』っておっしゃるのよ。 お料理もおいしいし、おそばもおいしい。 丼ものもおいしいのよ」 その方のお話をきっかけに、 栄養士仲間とお店に伺いました。 通し営業のため、 「ランチタイムに間に合わない……」 という心配がないのもありがたい……。 たくさんあるメニューの中から、 「利久庵」の屋号がついた 「冷やし上利久(じょうりきゅう)」 というネーミングのお蕎麦をチョイス。 どのお蕎麦を頼んでも、 最後に、鉄瓶でそば湯を持ってきてくださいます。 「冷やし上利久そば」は、 利久庵一押しのメニューでもありました。 初めて「冷やし上利久」をいただいたときの 衝撃といったら……!! 北海道のそば粉でつくられた、 細麺のコシのあるお蕎麦の上に、 季節のお野菜・(かぼちゃ、水菜、ミニトマト、 しいたけの甘煮、ネギ……)、 ゆで卵1/2個、厚焼き卵、湯葉、 しんじょう、エビの天ぷら、かまぼこ、 季節のくだもの(夏の暑い日は、スイカでした) が、トッピングされています。 北海道の昆布と鹿児島の鰹ぶしでつくる、 甘すぎない、すっきりしたお味のおつゆ。 そのおつゆも、お蕎麦といっしょに 器(四国の砥部焼)の中に入っています。 『四群点数法』でこのお蕎麦を語るとしたら、 一群の乳製品以外、すべてを網羅しているお料理♩ 東京に住む、 いつもは少食の母も、 こちらのお蕎麦は全部完食。 母が横浜に来るたびに、 「利久庵」でお食事をするのが それ以来、習慣になりました。 「おいしすぎる~!!」 「こんなお蕎麦初めて!!」 「わ、全部食べられた~」 店内をお見かけしたところ、 80代後半の会長の他は、 スタッフは、 50代~70代と思われるお姉様。 お姉様スタッフの、 キビキビした動きと ホスピタリティあふれる接客に、 「こんな老舗のお店で働いてみたい」と 憧れてしまいました。 その数か月後に、私は社長と面接することに……。 本業の栄養士としてのお仕事があるので、 月2~3回、 お店の忙しい時間帯の、 午後6時~10時過ぎまで お手伝いに伺っていました。 働いてみてあらためて気がついたことは、 お蕎麦を召し上がるために お客様がいらっしゃるのはもちろんなのですが、 会長やスタッフのお姉様との 会話を楽しむためにいらっしゃる方も大勢…… ということ。 新人の私に、 「○○さんいる?」 「きょう、会長いらしてる?」 などと、何度問いかけられたでしょう。 「ご注文うかがいますね」という私より、 ベテランスタッフのお姉様の 「○○さん、いつものでいいのね?」 というコトバがけのほうが、 常連さんにとっては嬉しいもの。 そんなとき、 お姉様がたのそばで、 その方がご注文なさるものを、 「忘れないように」メモするなどして 記憶するようにしていました。 20年、30年、40年、50年…… 通い続けてくださるお客様にとって、 会長やスタッフのお姉様たちとの会話は、 旧きよき時代を知る者どうし…… 広い意味での「同僚」のような存在なのでしょう。 「利久庵」は、自社ビルで3階まであり、 2階は、おもに、商談や接待、忘年会、新年会などで、 そば懐石を召し上がる方々のお部屋が複数あります。 3階は、製麺室。 最後の2年は、 おもに、2階を担当させていただいていました。 2階は、懐石をお召し上がりになる方が多いので、 そのお料理のお運びや料理の説明なども 私の役割の1つでした。 1階でも2階でも、 お客様とのコミュニケーションは、 とても楽しいものでした。 「どちらからいらしてくださったのですか」 と、お尋ねすると、 お近くの方はもちろんですが、 遠方からわざわざここにいらしてくださるお客様も 大勢いらっしゃいました。 「東京から……」 「山形から……」 「台湾から……」 「フランスから……」 「韓国から……」と、おっしゃいます。 (利久庵には、中国語のメニューもありました) 昨年末には、 「ここが閉店すると聞いたから……、 パラオからきました」とおっしゃる方も! (「スタンバイ・スマイル」に以前、 その方のことを書かせていただきました) 驚いたことの1つに、 80代の会長に、 こうおっしゃっていた方がいらしたこと。 「病院からさっき退院したその足で、 ここに来ましたよ。 病院にいる間ずっと 『利久庵の蕎麦が食べたい……』と、 思っていたから……」 その方にとって、 「退院したら、『利久庵に行きたい』」 というモチベーションが、 その人の健康回復に大きな貢献をしたことは まちがいないでしょう。 個人のお蕎麦屋さんに、 職人さんが厨房に8人。 大晦日のような忙しいときは、 10人はいらっしゃいました。 刺身や魚関係の料理担当の人、 和食(生ゆば、季節の煮物など)担当の人、 厚焼き卵、焼き鳥などを作る担当の人、 揚げ物担当の人、 蕎麦をうつ人、 蕎麦の汁(「ざる汁」と呼んでいた)を担当する人、 蕎麦を茹でる人……などなど。 正直、こんなにたくさんの 職人さんたちが 働いているとは……!! でも、だから……、 「利久庵の料理はおいしい」と言われるのだと ここで働いていたからこそ知り得たことでした。 私の主催する栄養士サークル 《パルマローザ》でも、 2年前の1月に、 「食文化研究会」の一環として、 「利久庵」で栄養士さんたちとお食事会をしました。 江戸文化と蕎麦、 「蕎麦前」ってなに? などなど、会長のお話を伺う機会をいただきました。 2か月前に、 お亡くなりになった 大橋禄郎先生も、ここのお蕎麦が大好きで、 とくに、 とろろと冷たいお蕎麦の「つけとろ」がお好みでした。 冬は、2か月間限定となる、 「牡蠣ざる」がお好きでした。 厚岸の牡蠣を贅沢に使った 牡蠣ざるや牡蠣そば(あたたかいおそば)は、 遠方からわざわざお出でいただくくらい たくさんのファンがついていました。 お亡くなりになられる前日まで、 「もう一度、利久庵の『牡蠣ざる』が食べたいなぁ」 と、ずっとおっしゃっていました。 先生と最後に、 「利久庵」をご一緒したのは、 「食コーチング」スキルアップセミナーの、 ランチタイムで伺った日が、 ご存命中、最後のランチになりました。 「利久庵」は、 ほぼ毎日通われるファンが 大勢いらっしゃることにも 実際に働いてみて驚きました。 栄養士として、 たくさん学ばせていただくチャンスをいただきました。 お蕎麦のバリエーションだけではなく、 この「利久庵」に、ほぼ毎日、ほぼ毎週 いらっしゃる方々は、 栄養補給のためだけにいらっしゃるわけではないこと、 会長や社長とのコミュニケーション、 スタッフのお姉様がたとの ちょっとしたおしゃべりをすることも おいしい日本酒のアテになさっておられることも たくさん見せていただきました。 「利久庵」が終わる、最終日とその前日に お手伝いに伺いました。 最終日は、大雨と強風で、 さすがに、お外でお待ちになられている方は いらっしゃいませんでしたが、 店内は、いつも以上に熱気で満ちあふれていました。 会長のお言葉、社長のお言葉……、 そして、従業員から花束、色紙……などのお渡し……。 地元の方だけではなく、 遠方の方々からも愛されたお店の最後に 立ち会わせていただけたことに感激しました。 地元の老舗料理店で少しでもお手伝いさせていただくことで、 日頃、お目にかかることがない方々にも、 「栄養士」である自分を知っていただけた 貴重な3年間でもありました。 コース料理を召し上がる方々に、 お料理の説明をさせていただくと……、 お客様からご自身のご体調などを お聞きする機会となったり、 ときにはアドバイスをさせていただく機会にもなったり……。 短い間でしたが、 「利久庵」に育てていただいた3年間でもありました。 感謝の気持ちでいっぱいです。 ご一緒させていただいた、 会長、社長、奥様、厨房の職人さんたち、 ベテランスタッフのお姉様たち……。 ありがとうございます。 「利久庵」でご一緒させていただいた体験は、 かけがえのない時間でした。 最後に……。 私事ではありますが、 4月から、 横浜市の公立中学校で家庭科教諭とし 着任しました。 これまでの栄養士としての お仕事も続けながら、 中学校のお仕事をさせていただきます。 4月7日の入学式、始業式に参加して、 これからの未来を担う子どもたちに 「食」「衣」「住」「家庭経済」という 授業を通して、 「家庭科っておもしろいなぁ」 「生きるってすばらしいなぁ」 「大人になるって楽しいなぁ」 と、思っていただけるよう、 がんばります!! これからも、 応援、よろしくお願いいたします。 *写真(下)は、 小学校最後のお仕事の日に、 2年生の女の子からもらったお手紙。 「大きくなったら建築士になるのが夢」と、 楽しそうにお話ししてくれました。 「夏休みになったら、 また小学校に行くからね」と、 ごあいさつしました。 「なお子先生は、みんなと会えなくても、 ずっと応援していることを忘れないでね」 と、伝えることも忘れずに……。
by palmarosaK
| 2026-04-08 14:33
| 利久庵(横浜・関内)
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