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2025年8月25日(月)、 千葉県教職員組合 栄養教職員部主催による、 研修会の講師を担当させていただきました。 お集まりいただいた先生方は、 学校栄養士以外にも、 教諭、学校事務関係の方々が いらっしゃったと伺いました。 この日のテーマは、 《人生100年時代に求められる 「食コミュニケーション力」とは。 ここ数年、 《人生100年時代》というフレーズが入ったテーマの ご依頼が多くなっているように思います。 「人生100年時代」というフレーズが 社会の一般用語になってきた結果でしょうが、 それと同時に、 健康支援者である栄養士サイドも、 「人生100年時代に生きる私たちは、 今までとは異なるアプローチが必要。 でも、具体的にどうしたらよいのか……」と、 新しいテーマへの対応を迫られている、 というのが現状でしょう。 さて、今回は、 以下の構成で2時間の研修会を担当させていただきました。 ◎イントロクエスチョン4題 1.「人生100年時代」とはどういう時代なのか。 2.「食」のもう1つの目的は、コミュニケーションにある。 3.人生100年時代は、「健康の3大要素」から「6大要素」へ。 4.人生100年時代に、なぜ「食コーチング」が必要なのか。 5.「食コーチング」8つの特徴 6.演習 ・「子どもをサッカー教室に通わせています。 プロテインは、とったほうがいいでしょうか」 ・ 「淡色野菜と緑黄色野菜とでは、 緑黄色野菜のほうが栄養価が高いのですか」 と、聞かれたら……。その他 2題 7.輝く栄養士・健康支援者になるためのセルフチェック。 イントロクエスチョンは、 ご参加の方々の、 緊張をやわらげるような雰囲気作りというコンセプトを 忘れないように、努めています。 私たち栄養士は、 「人生100年時代」というコトバをどこかで 聞く機会はあるものの、 「では栄養士にとって、人生100年時代って 何が変わるの?」と聞かれて、 答えに困る人も少なくないのではないか……と思います。 ここでは、 大橋禄郎先生が提唱されている、 「健康の6大要素」をご紹介させていただきました。 栄養・運動・休養という 健康の3大要素は、 「人生50年時代」の合言葉。 大橋先生は、 「人生100年時代には、 3大要素に加え3つの要素が必要」と、 おっしゃっておられることを、 千葉県の学校関係者のみなさまにご紹介できたことは、 私にとっても、心強いことでした。 人は「栄養」だけで健康になるわけではないことは 頭ではわかっていても、 目の前で、ランチタイムに大きなメロンパンを 食べている大人や子どもがいると、 ついつい言ってしまいがち。 「お昼は、そのメロンパンだけ?」 「野菜が少しあるとイイネ」 「牛乳とかないの?」 そんなふうに言うことが、 「栄養士の務めである」かのように思いがち。 そんな否定的な発言の結果として、 少なからずの人が、 「栄養士って、人のテンションを下げるプロ?」 という印象をもったとしても不思議ではありません。 たまたま1回の食事を目にしただけで、 すぐに自分の出番が来たと早合点しがち。 それだけで、人々がよい影響を受けたのであれば、 世の中は、文字通りの「人生100年社会」になっているはず。 たまたま出会った人に、 「栄養士」の存在感をアピールするのではなくて、 いくつかの「肯定的指摘」をすることによって、 まずは、親近感を生み出すことが順序ではないでしょうか。 この研修会でも、 そのための事例をご紹介させていただきました。 「あら、大きなメロンパン!! 」 「おいしそうね~」 「このメロンパンは、どこで買えるの? 先生も食べてみたいなぁ~」 昨年から、小学校でお仕事を担当させて いただくようになって以来、 春休み、夏休みの期間は、 子どもたちと一緒にお昼をいただいています。 ときどき、 ご家庭の事情の反映なのか、 子どもたちの表情が、いまひとつ輝かない実態を 間近で体験したりもします。 そんなとき、 肯定的指摘を子どもたちにおこなうと、 例(「○○君は、蝉(セミ)が大好きなんだよね。 鳴き声だけで、セミの種類がわかるの? すごい~。このあたりだったら、どんなセミが多い? 将来の、『セミ博士』だね」) 例(「○○君は、大きくなったらパパのような シェフになりたいって言っていたよね? え? サッカー選手にも、歌手にもなりたい? ○○君だったら、全部なれるんじゃない? 楽しみだなぁ~。○○君の将来♬」) その瞬間から子どもたちの目が輝き、 それ以来、目が合えば 子どもたちがかけよって、積極的に 自分の話をしてくれます。 子どもたちだけではなく、 大人も、 「こちらの話を、肯定的に聞いてくれる人」を 求めていることを実感します。 後半は、 「食コーチング」の定義、 そして特徴についてお話しさせていただきました。 参加者の9割が、 「食コーチング」というコトバが「初めて」聞く、 と、おっしゃっている印象を受けました。 持参したご本『食コーチング』、 『栄養士のためのライフデザインブック』を 多くの方々が手にとってじっくりご覧くださっていたことも 印象的でした。 とくに、 「いまは、学校栄養士として働いていますが、 いずれ、フリーランスの栄養士として活動したい」 「料理教室とか、自宅でもやってみたい。 学校給食に携わった経験をいかして」 「保護者の方々にもっと魅力的にお話をしたい」 という参加者の方々に対して、 今回、研修会にご同行くださった、 アシスタントのお2人、 深津恵子さんは、杉並区の学校でご活動されたご経験があり、 現在は、新宿区の中学校にご勤務中。 三宅理江子さんは、神奈川県の大学で、 栄養士の卵たちの育成をご担当。 私のご講義後、 上記の本の前でスタンバイしてくださり、 「転職を考えておられるのであれば、この本の ○ページに出ていますよ」 「保護者の方に魅力的にお話をなさりたいという 項目もありますよ」 「料理教室をするには……という項目もありますから 参考になりますよ」と、 休憩時間に、本をご覧になっておられる参加者に、 ご説明されていました。 驚いたことに、 この研修中に、 「もう、ご本を買いました」 とおっしゃる方が何人もいらしたこと。 写メを撮って、それをすぐにネットで購入できる……。 みなさまの行動力にも驚きました。 どの研修会でも、もっとも盛り上がるのが、 「問いかけ」の演習。 「子どもが野菜が嫌いなんです。 先生、どうしたらよいですかね。困っているんです」 「うちの子、学校でちゃんとやっていますか。 みなさんの邪魔をしていませんでしょうか」 このような話題が出たとき、 栄養士・健康支援者としては、即答しがち。 「こうしたらいいですよ」 「ちゃんとやっていますよ。 安心してください」などなど。 即答が悪いわけではないですが、 保護者からの情報がもっとも少ない状況で 即答するのは、ときに、誤答になることも……。 そんなとき、 「食コーチング」の考え方でご紹介させていただくと……。 「野菜嫌いって、具体的にどういうことかしら。 教えていただけます?」 「お好きなお野菜はありますか。 教えてください」 「給食では、どうでしょう? 召し上がっていますか」 「学校と家庭では、何かちがいってありますか」 「お子様は、おいくつですか」 「ご兄弟は、いらっしゃいます?」 「ご兄弟は、どうでしょう?」 「ご家族は、いかがですか」……。 こうした基礎的な「問いかけ」は続きました。 「問いかけ」ることで、 相手の「答え」が見つかることがある……。 みなさまには、そのヒントの一助になったとしたら幸いです。 終了後にご感想をお聞きしたとき、 「けっこう即答しちゃっていました」 「栄養士ではないのですが、 これ、大事なことですよね」 「ボクも栄養士ではないのですが 同僚の家庭科の先生に、きょうの講義の内容 伝えたいと思います」 「子どもたちに、『問いかけ』をしている余裕が ないことに気がつきました」 「まずは、きょう帰宅したら、 子どもに、『大きくなったら何になりたい?』 って、聞いてみたいと思います」 ご参加いただいた方々の中には、 「アシスタントさんが輝いておられたのが 印象的でした」 「永野さん(主催者側のお1人)が 輝いておられる源は、ココだったんですね」 などのご指摘をいただきました。 驚いたのは、 今から27年前、私が大学を卒業後 初めて、栄養士として就職した病院の 後輩にあたる方が、ご挨拶にいらしてくださいました。 「私、影山先生が退職された後、 病院に就職したんです。 影山先生のご活躍は、上役の先生もご存じで、 『後輩が活躍している』っておっしゃっていましたよ。 いまは、学校栄養士として活動していますが、 影山先生の話、やっと、お聞きすることができました」 と、おっしゃってくださいました。 たくさんのご縁をいただいた今回の研修会。 ご参加いただきましたみなさま、 ありがとうございます。 そして、 ご依頼いただいた 千葉県教職員組合のみなさま、 ありがとうございます。
by palmarosaK
| 2025-08-27 20:41
| 影山なお子 研修会
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