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2025年2月4日(火)~2月7日(金)まで、 広島の呉(くれ)から広島市内を旅していました。 この旅のきっかけは、 昨年10月、沖縄への旅です。 このとき、 《平和祈念公園》の石碑に刻まれていた 戦死者20万人のお名前の中に、 母の父の弟の名前を見つけました。 母の父の弟、 「島崎 護(まもる)」さんは、 今から80年前、20歳で、 軍艦勤務の乗組員として、 「戦艦大和」に乗船しました。 親戚の話によると、 護おじさんは、「体格ががっちりしていて、 頭もよく、かっこよかった」とのこと。 海の「特攻隊」として、 沖縄戦に加わるために、 大和に乗り込み、沖縄に向かっていましたが、 その途中、徳之島沖の洋上で 米軍機の執拗な攻撃を受けて 3332人の戦闘員のうち 3056人の方々が戦死したそうです。 (その他、護衛の5隻も沈没し、 約1000人の方々が犠牲になられました) 母は、今年81歳。 終戦の1年目に生まれた母は、 護おじさんに会ったことはもちろんありません。 でも、呉での初日、「自宅の床の間の壁に、 おじさんの写真が飾られていたような気がする」とのこと。 戦争で満州から復員した父(私にとっての祖父)は、 「家で戦争の話をするのをとても嫌がった」そうで、 母は、護おじさんのことをほとんど知らず、 たまに会う親戚からそのことを聞いた程度だと言います。 その戦艦大和が建造された地である、 広島県呉市には「大和ミュージアム」があります。 今月の2月17日にリニューアルのために1年間閉館すると聞いて、 「母に、護おじさんがいた呉の街を見せてあげたい」と、 母を誘って出かけることにしました。 呉は、1945年までは「軍港」の街として発展したそうです。 いまは、地元の交通機関の1つとして、 たくさんの船が 呉~広島港、呉~江田島、呉~松山までの 海上自衛隊の基地もあるため、 潜水艦も洋上でみられることもあるようです。 「艦巡りクルーズ」は、 1時間に1回、 ガイドさんに案内していただきながら クルーズが体験できるとあって、 とても人気のようです。 私たちは、 「ワンコインクルーズ」というイベントに 参加しました。 名前のとおり、500円で 呉~江田島~呉を一周したクルーズ。 船には、 造船会社で船の設計に従事していたという 80歳のボランティアさんが……。 ていねいなガイドで、 1時間のクルーズを楽しむことができました。 「大和ミュージアムに行く前に、 クルーズをするのはイイですよ。 大和ミュージアムを外から(海から) 全体を見渡せますからね」と、まずは 私たちのモチベーションを高めてくださいます。 「あの島(三ツ子島)に、真っ白い山みたいのが見えるでしょ? あれは、メキシコから運ばれた『塩』の山なんです。 みなさんのご家庭にある『食卓塩』は、 ここの島の塩から来ているんですよ」とか、 「戦艦大和は、あそこで作られていました。 当時、軍縮会議というのが外国であってね、 そこでは、『日本は軍艦を作ってはいけない』 という決まりがあったのだけれど、 こっそり作ったのが、『戦艦大和』ね。 周囲からみられないように、 高い屋根をつくって覆い続けて、 7年間かけてつくられたのが『戦艦大和』なのよ」 「当時、大和と同じ大きさの船に、 『戦艦武蔵』があったんです。 『戦艦武蔵』は、実際に戦争で何度も戦っているんですが 『戦艦大和』が、実際に戦争で戦ったのは、 沖縄戦だったんですね。呉から出撃して、2日後に 撃沈するのですが……」 そのガイドさんは、 私たちに、手製の資料をたくさん見せてくださいます。 「どうしてボランティアをなさろうと思ったのですか」 と、お尋ねしたら 「ボケ防止ですよ。 誰かと話す、そして喜んでいただける……というのが 最高のボケ防止策ですよ」と、おっしゃる。 そして、今月2月末に81歳になる私の母にも 別れ際に、 「お母さん、80歳には見えないね。 お若いですよ。 ボケ防止は、家族以外の誰かと話すことですよ。 お互い、がんばっていきましょ」と エールまで送ってくれました。 1時間のクルーズは、 とっても楽しかった。 私が質問攻めにしてしまったので ガイドさん、こうおっしゃったのでした。 「今までいろいろガイドをしてきたけれど、 こんなに質問をした人は初めて。 おかげで、ボクもとても楽しかったですよ」 (あれ? これって去年、 沖縄で大型タクシーをチャーターして 南部観光をしたとき、 ガイドをしてくださったガイド兼運転手さんの ケースと似ているかも。 旅先の「問いかけ」は、旅を100倍楽しくさせます) 正面玄関を入ると、そこは、 とても精巧にできているそうで、 このミュージアムが開館した当時、 実際に、大和に乗っていた方が、 このミュージアムにいらしたとき、 「ここに、自分はいたんだ」と思わず声をあげられたというお話を、 ご同行なさっていたご親族の方のブログで見たことがあります。 まさにそういう気持ちにさせる凄みと迫力がありました。 「大和ミュージアム」は、 戦艦大和だけを展示しているわけではなく、 当時、「軍港」として賑わった呉の街の歴史が一目で わかるように展示されています。 「年間110万人の方々がいらっしゃる」そうで、 私たちが伺ったその日も、 大勢の方が、ガイドさんの話を聞きながら、 ミュージアムを巡っておられました。 小学生と思われる子どもたちも 大勢いたことにも驚きました。 ガイドさん曰く 「戦艦ゲームで、軍艦の名前を覚えて ここに保護者といっしょにいらっしゃる お子さんも大勢いらっしゃいます」とのこと。 お聞きしたところ、 「最近いらした方で、 『うちの子どもは、『戦艦大和』が好きなんですよ」 と、ゲームの影響で、船に興味を持った方々も多いそう。 私の世代は、 「宇宙戦艦大和」が人気だったので、 「大和」という名前をアニメで知った方々も 多いと伺いました。 アニメやゲームがきっかけで、 日本の歴史に興味を持つことは、 それなりに、よいことだとも思います。 「零戦(ぜろせん)」の展示の横には、 「回転」という俗称「人間魚雷」で戦死された 当時20歳の慶応大学の学生さんのお写真とその方の 今回、大和ミュージアムに行くにあたり、 「戦艦大和」に関するたくさんの書物を 読んでから伺いました。 大和が撃沈して乗員は海に投げ出され、 駆逐艦「冬月」から救助を受けましたが、 生き残った方々は、乗員の1割にも満たない、とか。 展示されていた数々の貴重な資料の中に、 「戦艦大和」から引き上げた品々もありました。 水深約350メートルに今も沈む、戦艦大和。 「大和戦死者」の名前が書かれた中に、 「島崎 護」という名前を見つけたとき、 母が、とてもうれしそうに「ああ、あった、あった!! 」 と、声をあげていたのをみて、 「この旅の目的は、果たせた」と思いました。 護おじさんの名前の前で、 持参したお数珠を持ち 2人で祈りました。 私は、 「護おじさん、昨年の沖縄の旅で おじさんからメッセージをいただいたような気がします。 母を連れてくることができました。 母もおじさんに会いたがっていました。 80年経ったのですね。 今まで1人ぽっちにしてしまってごめんなさい」 と、小さな声でおじさんに話しかけました。 戦艦大和ミュージアムに行った後は、 すぐ横にある 「鉄のくじら館」にも行きました。 ここは、広島県にお住まいの栄養士さんたちに、 10年前に連れて行っていただいた場所。 実際に潜水艦として最近まで使われていた 「あきしお」に体験できるというキャッチフレーズ。 海上自衛隊のOBが、 艦内のさまざまな場所で ガイドしてくださいます。 「潜水艦って窓がないから、 朝も昼も夜もわからないんですよ。 そのために、 朝食をいただくときは、 蛍光灯、夕食をいただくときは『赤色』 と決まっているんですよ。 その色で、いま、朝か夜かがわかるんです」 「食事がおいしかったかって? おいしかったですね~」 「ベッドは3段ベッドでけっこう狭いでしょ。 いびきがうるさい人はどうするかって? そういう人は、ここに移動して寝るんです」 「今までどういうところで潜っていたかって? それは、家族にも話せないし、 やめた今も、機密事項だから話せないんです」 「今まで大変な目にあったかって? それも言えません。 でも、みなさんが、新聞で目にしている情報が そうだとも言えます、くらいしか言えません」 潜水艦「あきしお」の説明を海上自衛隊の元OBから 説明を受けているとき、 中国からの観光客の方々も 真剣に通訳の方からその説明を お聞きになっていたのも印象的でした。 呉名物の 呉冷麺、呉の軍艦カレーをいただき、 私たち親子は、 次の目的地、宮島へと向かいました。 「宮島は30年ぶり」という母といっしょに、 人力車でまわった「宮島」。 これからも、ずっと私の一生の思い出として残るのでしょう。 車夫の池田さんは23歳とおっしゃる。 「18歳からこの道です。 おふたりは、マシュマロのように軽いからラクです」 と、2人のモチベーションをぐーんと上げてくれました。 行きも帰りも、 広島空港は、 雪の影響で大幅に時間が遅れました。 当初予定していた広島行きの初便を 1時間30分遅くして変更した振り替え便。 そこで、 30年以上前、お世話になった先輩が 乗務されていました。 「30年以上前にお世話になった モトムラ(私の旧姓)です」 と、ご挨拶をさせていただいたら、 「わ~覚えているわよ~。もちろん。 私ね、シニアフライトで、 いま、ドメス(国内線)には、 半年に1回しか乗らないのよ。 すごく奇跡だわ~。 普段は、インター(国際線)なのよ~」 振り替え便だったために、 富士山側の席ではなくなり へこんでいた母に、 「ここから見えますよ」と ご案内くださったり、 私の同期たちの近況を教えていただいたり。 「きょうのチーフパーサー、 モトムラちゃんと同じ*『ゼロイチ』だよ」 (*「ゼロイチ」とは、平成元年入社のこと) と、教えていただいたり。 20代の若手CAは、 私がいまは栄養士として仕事をしていることを 先輩からお聞きになったようで、 フライト中 「私、いま、発酵の勉強をしているんです」と、 話しかけてくれました。 「どこで学ばれているの?」 と聞く私に、 「独学です。 海外で学ぶことも考えています」とおっしゃる。 ANAは、在職中に、 海外留学ができるような働き方に変わっており、 とても働きやすい職場になっていることを知りました。 私とCAのやりとりを聞いていた母が 「今でも続けている先輩たちってスゴイね」 「あなたもそういう制度があったら ANAをやめなかったんじゃないの?」と尋ねます。 答えはもちろん……??!!! 広島での3泊4日の旅が終わり、 翌日は、《映画鑑賞会》を わが家で開催しました。 映画は、20年前にヒットした映画。 『男たちの大和』。 呉から帰ったばかりの私、 そして ゲスト講師としてお出でくださった 大橋先生のガイド付の映画鑑賞会。 私が見聞きした呉の街の情報、 大橋先生がご体験された戦争のお話などを 盛り込んだ映画鑑賞会を開催できたのも、 昨年10月の沖縄旅行があってこそ……。 そして、 護おじさんのことをきっかけに、 日本の歴史に興味を持ち、 いろいろの行動に結びつけることができた……。 だから、 「旅」はやめられないのだとあらためて思います。 いろいろの発見に出会えるから。 来月は、 「戦艦武蔵」が建造された
by palmarosaK
| 2025-02-10 23:49
| 戦艦大和
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