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2025年1月24日(金)、 茨城県栄養士会で研修会を担当させていただきました。 当栄養士会での講演は5回目になります。 初めて研修のご依頼をいただいたのは、 2007年8月25日(土)。 そのときのテーマは、 《生活習慣病予防のための「食コーチング」》。 『食コーチング』のご本が出たときだったので、 このテーマにリクエストがあったのではないかと思います。 2回目は、10年後の2017年8月3日(木)。 このときお話しさせていただいたテーマは、 《健康を支えるコミュニケーションとは ――「食コーチング」の視点から――》。 3回目は、2023年7月13日(木)。 《栄養士が輝くためのコミュニケーションスキル。 7つのポイント。――「食コーチング」の視点から――》 4回目は、2024年6月12日(木)。 《栄養士として「恥ずかしくない」コミュニケ―ションマナー。 ――「食コーチング」の視点から――》 そして、今回の5回目は、 《人生100年時代のいま、 栄養士に求められる 「ハッピーコミュニケーション力」 ――「食コーチング」の視点から――》 (時間 13時35分~15時05分) 《食と健康の話って、おもしろい」 といわれる栄養士のための スキルアップトレーニング》(演習) (時間 15時15分~16時45分) の2コマを担当させていただきました。 前半の冒頭では、 栄養士の社会的使命が、 時代によって変わってきていることを、 3項目に分けて、 ご紹介させていただきました。 「人生100年時代」とはよく耳にするものの、 栄養士の私たちは、 正直、そのことをよく理解していないように思うのです。 「人生100年時代」というコトバは、 流行語化していますが、 実際には、日本人の平均寿命が100歳になるのは、 女性で2066年。男性では2095年との単純計算が 公開されています。 そこで、私たち栄養士が気をつけておきたいことは、 「何歳まで生きるか」ということに重きを置くのではなく、 「生をこの世の中に受けて、 より長く、心身が健康でハッピーな日々が 送れるように支援すること」。 そのためには、 従来の「健康の3大要素」(栄養・運動・休養)に、 「健康の6大要素」(上記「健康の3大要素」に3つプラスして、 ストレスコントロール、よい人間関係の維持、 モチベーション(生き甲斐)をスタンダードにする必要がある。 「人生100年時代」を生きる栄養士としては、 このような哲学的ジャンルにも 少しは入る必要があることを、 最初にお話しさせていただきました。 おそらく、 そのようなサポートを受けた方々は、 健康寿命を延ばす要因を得ることにもなるでしょう。 今回は、スペシャルゲストとして 大橋禄郎先生がご登壇くださいました。 この「健康の6大要素」は、 大橋先生がご考案されたものなので 先生から直接、茨城県栄養士会のみなさまに お話しいただけたことは、 茨城県のみなさまにとっても 貴重な機会になられたのではないかと思っています。 「健康の6大要素」に続いて、 以下のように進行しました。 1.人生100年時代に、なぜ「食コーチング」が必要なのか。 2.「食コーチング」8つの特徴 3.健康支援者は健康を「カタチ」として示す人のこと。 4.日本人にとっての「食」の意味 29項目。 5.「問いかけ」のバリエーション。 6.輝く栄養士・健康支援者になるためのセルフチェック。 後半の「演習」 《食と健康の話っておもしろい、と言われるための 栄養士のための100本トレーニング》では、 最初に、「自己紹介」「私のきょうの身だしなみ」から トレーニングしました。 不特定多数の人々の前で話をしたり、 栄養士が集まる研修会で 参加者どうしが自己紹介をしたりすることは、 どなたも経験なさることでしょう。 でも、自己紹介なのに、 ご自分を謙遜しすぎて 本来のご自身よりも「小さく」見せてしまう、 そんな事例によく出会います。 「謙遜」は必要でしょうが、 過小アピールは、 「卑下」にもなりかねません。 それは自身にも、同席する方にもプラスにはなりません。 栄養士に限らず、 人には、自身の態度や身だしなみなど、 「非言語コミュニケーション」も含まれます。 (コトバによらない情報発信など)。 つまり、存在そのものが、情報を発信し続けます。 服装の場合、 もちろん、すべての場所に 「この服装がいい」とは当てはまるわけではありませんが、 それでも、 自己紹介、あるいは、主催者・司会者が その人を「他己紹介」する瞬間から 当日の研修会の成否がある程度見えるもの。 だからこそ、 栄養士が人前でお話しさせていただく場合には、 「服装」「自己紹介」もその内容の1つであると、 ホームグランドである横浜でも言い続けています。 さて、当日、出席簿からご指名させていただいた方々に 自己紹介をしていただきましたが、 いくつかのアドバイスをさせていただきました。 Aさん「午前中は仕事だったので、 そのままこのかっこうで参加しました」 Nさん「いつもは、もうちょっとラフなので きょうは、いつもよりちゃんとしてきました」 Cさん「……(お困りのご様子で) とくに……考えてこなかったのですが……」 「パンツが楽なので、このスタイルで……」 これに対して影山は……、 「お仕事の後に、お出でいただきまして ありがとうございます。 そのセーターの中にインしているシャツ。 『ストライプ』ですか。 そのストライプのシャツがとても新鮮なので そのお話をなさるというのはいかがでしょう?」 「たとえば、 『セーターの中に着ている ストライプのシャツがきょうの私の「推し」です。 ストライプがチラリと見えることで、 私のモチベーションがつねにアップするんです。 きょう、そのモチベーションがアップした状態で 研修会に臨んでいます』とかはいかがでしょう?」 「後づけでもよいので、 自分のお話ししたコトバが お聞きになっている方々の心に 印象的に映ることはもちろんですが ご自身の健康度もアップなさるのでは?」 その他の方には、 「きょうは、藤色? ラベンダー色の セーターをお召しになっていますよね?」 「どうしてこのお色を選ばれたのでしょう?」 「お召しになっているお色について プレゼンテーションなさってもいいのでは?」 「たとえば……。 『あと3か月もすれば、藤の花が満開になるころ。 その季節が待ち遠しい……と思い、 この色を着て、きょうは臨んでみました』とか……」 ちなみに私は……、 こんなふうに、自分の身だしなみについて 最初に、ご紹介させていただきました。 「初めて伺う会場や、初めてお目にかかる方が多い場所では、 白のジャケットを着て臨むことが多いのです。 きょうも、まっさらな気持ちでこの会場に参りました」 「来月から、梅祭りが開催される水戸の偕楽園(かいらくえん)の 白梅を意識して臨みました。白梅の花言葉は、『品がある』 ということを知り、ますます、白ジャケットにあやかりました」 こんなテーマで演習をさせていただくと、 「栄養士に服装なんて関係ないでしょ」と、 お叱りのコトバを受けてしまいそうなのですが 茨城県の栄養士のみなさまは、 この演習にも、温かく臨んでくださいました。 (と、信じています) 自己紹介に関しては、 まずは、ご自身のスタンダード版を 1回はかならず「書いてみること」をオススメしています。 どのようなお集まりかによっても 自己紹介は異なるでしょう。 その都度、自己紹介を更新したり、 追加したりして、自分のスタイルを見つけましょう。 「問いかけ」100本ノックの練習では、 まず、最初に、会場の方々にお尋ねしました。 「いま、食事相談をなさっている方」 「機会があれば『食事相談』を 自分でもおこなってみたいという方」というふうに、 挙手していただきました。 すると、会場には、 「いまはおこなっていないけれど、 機会があれば挑戦してみたい」という方も いらっしゃることがわかりました。 そこで、まず、 「食事相談における、『問いかけ』のスタイル」を 表にしてご紹介させていただきました。 「問いかけ」といっても、 やみくもに順番を考えず、問いかければいい、 というわけではありません。 自己紹介から始まり、 時間経過とともに、 「問いかけ」をどのようにすればよいかが 一目でわかるスタイルをご紹介させていただきました。 もちろん、中には、 「食事相談」をなさっていない方もいらっしゃいます。 「問いかけ」のスキルは、 仕事のためのスキルではない、ことを 何度もお伝えしています。 「日常会話」がままならない……とおっしゃる方が、 仕事で、初めてお目にかかる方々への 「問いかけ」はとってもスムーズ、という方には、 今までお目にかかったことがありません。 そこで、 「問いかけ」100本ノックの演習では、 研修といえば「ここからスタート」といえる 定番の事例をご紹介させていただきました。 「今度、水戸で研修のご依頼を受けたんです。 どこかよいお店があれば、 お教えいただけませんか」 「子どもが野菜嫌いなのですが、 どうしたらよいでしょうか」 2つの事例は、どちらも 「即答しない」ことが共通点。 もし、最初の事例で、 「ええ、知っていますよ。 『◎◎』というあんこう鍋のお店がいいですよ」 と即答してしまったら、 お尋ねになった方の「真意」が見えないまま、 一方的に情報を提供してしまったことになるでしょう。 こんなとき、 ・「いつ水戸にいらっしゃる予定なのですか」 ・「水戸はこれまでにも何度かいらしたことはあるのですか」 ・「そのときは、どちらのお店にいらしたのですか」 ・「今回も、そのお店は候補にあがっているのでしょうか」 ・「水戸にはお知り合いの方がいらっしゃるのでしょうか」 ・「その方にもお尋ねになられたのでしょうか」 ・「その方は、なんておっしゃっておられましたか」 ・「水戸といっても、広いので、 どの辺りをお考えなのでしょうか」 ・「どのようなお集まりなのですか」 ・「お昼をお考えなのでしょうか。 あるいは、お夕食をお考えなのでしょうか」 ・「何人くらいをお考えなのでしょうか」 ・「すでに、お考えのお店があるのでしょうか」 ・「お車でいらっしゃるところをお考えですか」……などなど、 たった1つの短い事例でも、 10個以上の問いかけが出てくるもの。 もし、ここで 情報がないまま、 こちらの情報を一方的に伝えてしまったら その情報は、ときには、 「役に立たない情報」になることもあるでしょう。 結果として、 どのようなゴールになるか、 この時点ではわかりません。 でも、 「問いかけ」をすることで、 相手の自発性を高めたり、 相手の答えが見つかったりすることは まちがいないでしょう。 今回、「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」の 演習も用意したのですが、 タイムオーバーになり、みなさまには、 ご迷惑をおかけしました。 「肯定的指摘」というコトバは、 「食コーチング」の造語です。 「食コーチング」では、こんなふうに定義しています。 対象者との会話のきっかけをつくったり、 親近感を高めたり、 お相手に、ご自身の利点や強みを 意識していただいたりすることを目的に、 お相手様子や言動の特徴を肯定的に指摘すること。 一般に「ほめる」ことは、 多分に社交辞令的になり「お世辞」と 受け取られたり、通り一遍の指摘になりがち。 (ステキ、イイネ、かわいい~など) 肯定的指摘には、言外に肯定的に問いかける要素もある。 (「なにか、よいことがあったようですね」 「その表情、結果はすべてよし、ということね」 (お相手の発言を促す) 以前、 一栄養士として研修会に参加したとき、 講師の先生がこんなふうにご指導をなさっていたことを 覚えています。 「とにかく、目の前の人をどんなことでもいいからほめて」 「なんでもいいからほめて」と言われたら、 きっと、その場にいた全員が、 目に見えるものだけをほめることに集中したのではないでしょうか。 「ネクタイ、ステキですね」 「ヘアスタイル、ステキですね」 「そのバッグ、ステキ」 日本人は、昔から ほめられることが苦手な人が少なくありません。 ほめられると、疑ったり、ときには怒ったりする方も。 だからでしょう、 「そのスカート、ステキね」とほめると、 「バーゲン品なのよ」 「母のお古よ」「もう10年着ているのよ」 と、いう答えが返ってくるのも、その現われでしょう。 「肯定的指摘」は、あえて「ほめること」を 抑えることにもなり、相手の警戒心を和らげ、 指摘に、耳を傾ける環境づくりに役に立ちます。 適切な、肯定的指摘は、 その人の気づきを促し、 自発性を強化するのにも有効性があります。 たとえば、 研修会で前のほうの席に座る方には、 主催者や講師として、 こんな「肯定的指摘」もできます。 「情報を聞き逃さず把握しようという意欲が感じられます」 演習では、この写真の中のこの方に、 「肯定的指摘をしてみましょう」という課題も 用意していました。 たとえば……、 「春を感じさせるメイクですね」 「人生を楽しんでおられる姿勢ですね」 「まわりの方々の元気も引き出しますね」 「白のジャケットにボーダーのインナーという コーディネートが『ただものではない』ですね」 「『偕楽園』の白梅のよう」 「姿勢のお手本にしたいです」 「イイですね」「ステキですね」「キレイ~」 というコトバ以外に、 語彙のバリエーションも深めることになるでしょう。 結果、 「栄養士は、コトバでも健康度を向上させる職業」 というふうにも認知される日が来るのではないでしょうか。 茨城県での研修会が終わり、 ご参加いただいた方からは、 「肯定的指摘をもっと学びたい」 「ほめるとのちがいがよくわかったけれど、 これでいいのかな?」 当日、持参していった 『栄養士のためのライフデザインブック』 『食コーチング』の本の中にも、 言及しているページがあるので、 そちらをご参照いただくこともオススメしました。 また、 「わからないことがあればメールで お尋ねしてもいいですか」 と、おっしゃった方には、 「もちろん、いつでもどうぞ」と、お伝えしました。 2007年4月に、 『食コーチング』のご本が世の中に出てから、 18年になります。 この間、ずっと考えていることの1つに、 「コミュニケーション」のスキルアップに終点はない、 ということ。 回を重ねるごとに、 いろいろの課題が見つかるのです。 ご縁があって 「食コーチング」研修にご参加いただいた方々、 そして、いまも通ってくださる方々とご一緒に、 これからも、ご一緒に悩み、学びながら 前進してゆきたいと思っています。
by palmarosaK
| 2025-01-28 23:46
| 茨城県栄養士会
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