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2024年10月19日(土)、 「食ジム」第134回を開催しました。 テーマは、 《栄養士として、外食・中食の利点を 人々にどのように説明すればよいか》 座長は、みなきまゆみさん。 アドバイザーは、大橋禄郎先生と影山。 みなき座長は、以下のように進行されました。 1.子どものころの外食・中食体験―― 「よくあった」「あまりなかった」「忘れられないあの体験」 ……わが家の場合。 2.「外食・中食は避けよう」と、最初に聞いたのはいつ、 どこで、だれから、どんな理由で流布したのだろうか。 3.「外食・中食」を否定しない、これだけの理由。 4.「外食・中食肯定派」としてのアクションプラン。 1番の項目は全員が子どものころの体験を発表。 この項目でのご発言には、 3つの傾向が見られました。 1つめは、 外食が「非日常だった」という方々。 2つめは、 外食は、日常的だったので 「特別なものではなかった」という方々。 3つめは、 「外食よりも、出前でいただくことのほうが 多かった」という方々。 外食体験は、 発言者の年齢や居住環境によって、 外食の考え方や利用法が異なることがよくわかりました。 つまり日本は、 伝統的な出前文化がまだ残っていた時代から、 ファストフード店、ファミリーレストランへと 移りつつあったのです。 どのタイミングで外食と出会ったかによって、 外食物語は大きな違いが出てくるのは当然のことでしょう。 さらに親の職業によっても、 外食の位置づけは変わってきます。 家族そろっての外食は楽しかった、という方、 その一方で、外食は食事の一部として 日常生活に定着していたという方。 そして、わずかながら、 「外食は避けたい」とおっしゃるお母様が そろそろ出始めていた。 ある方は、「忘れられないあの体験」として、 「親戚の叔父に連れてってもらった フランス料理店での体験が、 緊張して、味も何も覚えていない」 というエピソードをお話しになりました。 別のある方は、 「洋食屋さんのハンバーグ」。 ジュージューというおいしそうな音が 忘れられなかったと。 このほか、 「近所のデパートの屋上でいただいた、 チョコレートパフェ」。 「大所帯で住んでいた幼いころ、 母が祖母との関係で苦労しており、その母の 唯一のストレスのはけ口が、 娘においしいものを食べさせることだった」と。 珍しいご意見だった方は、 「子どものころにいただいたタコの踊り食い。 生きたタコをそのまま食べることに驚いた」そう。 これには、参加者一同、 「小学校低学年で踊り食いとは!!」 と、驚きました。 外食は特別なものではなかったという方のご家庭は、 自営業で家族全員がお仕事をなさっておられたこともあり、 自宅近くでの外食が多かった、とのこと。 お父様がスーパーの店長をなさっておられたため、 スーパーのお惣菜を日頃からいただくことも少なくなく、 どちらかというと、 父の好きな、焼き鳥屋、居酒屋が多かったとのこと。 その他、 自宅にお客さんがいらしたら出前を取るので そのとき家族もいっしょに……というスタイルや、 実家がお寺という方は、 檀家さんの法事に呼ばれたときに持たせてくれる お持ち帰りのお弁当が楽しみだった、と。 とくに、「にぎり寿司」のお土産が……。 ところで、 子どものときからいろいろのスタイルで 楽しんでいた外食・中食を、 「避けよう」と聞いたことがあるか、 それは、いつ、どこで、だれから、どんなメディアから……という 項目では、以下のようなご意見をいただきました。 「『外食はダメ、やめよう』と直接聞いたことはないけれど、 親から、『屋台の食べ物は衛生的ではないからダメ』 と、注意された」 「マスメディアの中でも、いろいろのグルメを 紹介している番組や雑誌が多いので、 『外食を避けよう』という趣旨のものはほとんどないのでは?」 「マスメディアの中には、 『この食材を食べると●●になる』とか、 『この料理には●●が入っているから危険、食べるな』 と、危険をあおるものがある」 そしてついに……!! 「『外食・中食は避けよう』ということを初めて聞いたのは、 大学時代の授業だったように思う」という方も。 ある方は、 「栄養士になって、食事相談をするようになって 『外食は悪い』という刷り込みを いろいろの先輩から教えてもらっていたのかも」 アドバイザーの大橋先生によると、 「1960年代ごろから日本人の食生活が大きく変わり始めた。 地方から都会へ若者が出ていくことで(人口移動)、 米が主食だった食生活から、パンが主食の食生活へと 変わったのがこの時代」とおっしゃる。 「そのころは、トーストに納豆をのせたり、タラコを塗ったり。 それを『日本型パン食』と言ったりした」 私自身、ずっと昔のことですが 栄養士の1日研修会に参加したとき、 お昼を、近くのコンビニで買って、 会場でお昼時に、参加者のみなさんといっしょに いただいていたら……。 初めてお目にかかったベテラン風の栄養士の先輩から 私がいただいているコンビニのお弁当を横目に、 「私は、コンビニなんかで食事をすますことはしないように しているんです。手作りがいちばんですよね」 と言われたことを覚えています。 コンビニのお弁当をいただいている私の前で そうおっしゃったのですから、 私自身も、とても気まずい思いをしました。 「どうしても時間がないときってありますよね。 そんなとき、こうしたお店があるって ほんとうにありがたいんですよね。 お弁当に、トマトジュースとヨーグルトをつけると、 少しでも、栄養のバランス向上になりますもんね」 と、言い返したことももちろんです。 だからでしょうか。 1人暮らしをしている母は、 以前のように料理をつくらなくなったのは もちろん自然の流れだと思いますが、 ただ、毎回、私にこう言うのが気になるのです。 「ご飯のレトルトだけは食べられないね。 やっぱり自分で炊いたご飯はおいしい」 「お味噌汁は、インスタントは口にあわないから だしからとって、自分でつくるようにしている」 80代の人からこう言われたら、 すばらしいことのようにも思いたくなるのですが 若いときの、3倍以上の時間を使っています。 娘としては、 「時間をかけてつくると、もう夕方……、 ということもよくあるから、 外食をもっと楽しんで、あいた時間を 有意義につかってほしい」 と思うのですが、 昔、聞いたという、 「外食はからだによくない」という呪いが いまも、母に染みこんでいるようにも思います。 そう考えると、 「外食・中食」を否定しない理由として、 少なくとも10個はあげられるでしょう。 1.外食は、健康のバロメーターである。 「外食に出かける」その行為そのものが 健康でないと、できないこと。 「外食」をなさる方には、 栄養士として、肯定的指摘をさしあげたい。 「外食を楽しくいただけるのは、 ○○さんが、ご健康な証ですよ」と。 2.外食は、その場所まで「出かける」という運動にも。 外食をなさる人には、 「その場所まで行けるって、健康の証ですよ」 「しかも、運動にもなりますよね。往復」 3.外食は、「社会との接点がある」という自信に。 1人暮らしのシニアのかたの中には、 「きょう1日、誰とも話さなかった」という方も 少なくないとか。 外食に出かけると、スタッフへの注文から お会計まで、誰彼と話すチャンスになる。 のどの筋肉、声の大きさなどなど、 社会と接点があるという「証」にもつながる。 4.外食は、「五感」が鍛えられる。 目で味わう。 鼻で味わう。 耳で味わう。 肌で味わう。 口で味わう。 5.外食は、コミュニケーション。 食欲がないと思っていても、 外食店のメニューを見せられただけでも、 「食べてみたくなる」ことがある。 食欲がないときこそ、外食へ……。 最新のキャッチコピーになるのでは? 6.外食は、人と人とを結ぶコミュニケーション。 誰かと一緒に、外食を楽しむことで、 その人に親しみをより一層感じたり、 よりいっそう親近感をもったり。 栄養の補給以外にも、こうしたコミュニケーションを 持っている人とそうでない人とでは、 5年後、10年後が変わってくる。 7.外食は、生活に彩りを与える。 いつも自宅で同じ料理を味わうのも、 ほっとすることもあるけれど、 外食があることで、生活に彩りやうるおいを与える。 外食することで、心の余裕にもつながる。 8.外食は、栄養のバランスもいい!!!! 実際、家でいただくより、外食でいただいたほうが 栄養のバランスがよいときがある。 単品で頼めるメニューがあったり、 特別なお願いも聞いてもらえるお店があったりすると、 よりいっそう、栄養のバランスのいい外食に。 9.外食は、「食」の社交の場。 外食をいただくことで、 日本、住まいの地域の食材や農家さんの情報を、 より深く観察、見直すことができるようになったり、 現地に出かけるようになったり。いいことづくめ。 10.外食は、「安らぎの場」。 職場や自宅以外の自分の「居場所」としての「場」。 ほっとする場所を、複数持つことで、心の安定に。 最後の項目、 「外食・中食肯定派」としてのアクションプランでは、 「外食コーディネーター」なるものがあればいいのに!! という意見が出ました。 昔の栄養士のイメージが 「外食はダメ、それもダメ、これもダメ」 というものであるとしたら、 「外食コーディネーター」としての栄養士は、 「このお食事を召し上がるのであれば、 この○○ドレッシングをかけていただくと、 お口さっぱりですし、その他、 きょうの献立で不足していた、○○オイルが補えますよ」 「このお惣菜をお買いになるのであれば、 これらのうちから、3品、副菜を選んでみてください」 「牛乳・乳製品は、朝昼のうちいずれかで 召し上がりました? もし、まだのようでしたら、 お昼ごろから4時の間に、 乳製品の補給として、ヨーグルト、牛乳など 召し上がってみませんか」 なんてお伝えするのもいいかも。 「外食コーディネーター」の配置としては、 できれば、以下のところで活躍できるのではないでしょうか。 ・外食店で。(デパートの大衆食堂なども含む) ・食品メーカーで。 ・外食店で勤務するスタッフとして。 ・スーパー、デパ地下店で。 これは、横浜・元町の大通りに店舗を構える ブティックミナトの木村マダムに お聞きした話なのですが こんなことがあったようです。 「昔ね、私(現在80代)の父がね、 母を亡くしたあと、 1人で日本橋三越の食堂に食べに行っていたのよ。 そんなとき、受付で、 「お1人様ですか。誰か横につけましょうか」 と、聞いてくれたそうよ。 その横につく人は、「話を聞いてくれる人」 ……だったみたいで、その人に、お茶代だけ払って、 食事が終わるまで、つきあってくれるみたい。 昔は、そんな制度があるって聞いたわよ。父から」 そのお話をお聞きしていたからこそ、 デパートの大食堂に、 外食コーディネータ―の存在が必要だと感じました。 もちろん、研修が必要になってきますが。 今回、ランチを含めた7時間の間、 「外食・中食」の利点を魅力的に説明できるかどうか、 そして、これからどんなプランを持って臨んでゆけばよいかを 一同、さらに実感した1日になったことでしょう。 現実的には、 「外食コーディネーター」 私も、そのお役を担当してみたい1人です。
by palmarosaK
| 2024-10-24 01:58
| 食ジム
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