私のブラッシュアップのキメテ、それはライブ感。

女子栄養大学で講師の先生のアシスタントを
週1回務めさせていただいています。
なにが勉強になるかって、
学生さんの授業への反応を観察（！）するのはもちろんですが、
先生の授業の進め方、授業の内容、すべてが勉強になります。

毎回の授業の教え方がとてもていねい。
淡々とお話なさっている中に
優しさ、温かさを感じます。

たとえば、新聞の投書欄を例に出されます。
大学4年生で就職活動をしている学生さんが、
会社説明会で出会う周りの学生さんが、
自分よりすごい！経験をしていることに
（留学経験があるとか、クラブ活動や
ボランティア活動で輝かしい成績や結果を残すなど）
萎縮してしまい、どうしたらいいでしょうか？
という内容の記事。

それに対して、その新聞の回答者の方は
こう結んでおられるという。
「好奇心を持ちなさい！興味を持ちなさい！」

「食コーディネート論」の講師の先生はこうお話されました。
「ね、どう思う？好奇心を持ちなさいって言われても
どうすればいいかわからないと思わない？」

と先生ならではのアドバイスをお話くださり、
学生生活で経験した、アルバイトなども
こういう活用方法をしたら、採用担当者が
「この人欲しい～～～！！」
と思うだろうな……という提案をなさいます。
そして、結局そのことが、
好奇心を持つ、興味を持つことになると。

「体重を減らしなさい」と言われても、
どうしていいかわからないクライアントが多いように、
「人生に興味を持ちなさい、好奇心を持ちなさい」
といっても、どうしていいかわからない人たちが大勢いる。

だから、今日から実践できる提案、アドバイスが
文章から、お話からできなければいけない。

授業が終わって、学生さんがおっしゃっていたこと。
「『食コーディネート論』の授業ってすごくおもしろい！」

内心、そりゃそうです！と思ってしまいます（笑）
だって、講師の先生は、この授業のために
どれだけ準備をなさっているか。
ちゃんと戦略がある授業をなさっているから。

学生さんもよくわかっている。
授業をこなす先生方とそうではない先生方を。
教える側の視点。
毎週先生から、学ばせていただいています。
そして、私が学ばせていただいているすべてのことも、
いつか多くの方に還元できる日がくることを願って。