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《食コーチングプログラムス》では、 「栄養士のための映画鑑賞会」を、 2022年12月から開催しています。 「栄養士の研修会なのに、なぜ映画?」 と、思われる方もいらっしゃることでしょう。 けれども、 2002年に発足した、 非営利栄養士・健康支援者ネットワーク 《パルマローザ》では、 以下のようなセミナーを開催し続けています。 「栄養士のための写真教室」 「栄養士のための立ち居振る舞いセミナー」 「栄養士のためのメイクセミナー」 「栄養士のための身だしなみセミナー」 「栄養士のためのフェイスストレッチセミナー」 「栄養士のための文章教室」 「栄養士のための絵画鑑賞会」 実のところ、あえて「栄養士のための……」とする、 必要をあまり感じてはいないのですが、 ある程度、職種をうたっておかないと、 唐突さを感じて、参加をためらう方が いらっしゃるかもしれないと考えるためです。 人は、どんな職業に就いていても、 それだけで生きているわけではない。 本業の知識やスキルを磨き続けるのは当然として、 それに加えて、適度の余暇活動も欠くことはできません。 感性や知性、好奇心、センス、生きるモチベーションは、 こうした幅広いライフスタイルから生まれます。 研修会の参加や余暇活動は、 1人でもできますが、 そこに同じ体験をしている仲間がいると、 体験が何倍、何十倍にも増幅されて 自分の身と心にしみこみます お店の1枚の看板さえ、 人によって、いろいろの見方や解釈が生まれます。 「シックで老舗らしいね: 「ちょっと若向きじゃないかもね」 「私の故郷に多い屋号よ」 これが、総合芸術といわれる映画ともなると、 まさに百人百様。 多くの人は、鑑賞後、その体験を心に秘めたまま、 やがて、記憶庫の中から蒸散させてしまいがち。 ときには、映画の鑑賞ノートをつけている方も いらっしゃいますが……。 ところが、私たちの映画鑑賞会は、 世代も、職域も異なる人たちが、 鑑賞後、感想を伝え合うので いろいろの視点が共有できます。 大学にも「映研」(映画研究会)という部活のある ところも存在するでしょうが、 年齢も近いので、視点の幅はそうは広がりません。 (先生や大先輩が参加する例はあるでしょうが) 私の場合は、10代の後半から 「生活習慣」といえるほど、映画を鑑賞してきました。 一緒に行く仲間がいなかったので 1人で観てきたあとは、 両親や友人に、解釈つきで話すことがよくありました。 人に話すと、内容がいっそう自分の中に しっかりと収まることを経験しました。 いまは、自宅にいながら、 世界中の映画が観られる時代です。 でも、家で、1人で観る映画は、 やはりあまりにも"私事”すぎて、 観たことさえ忘れたりしがちです。 今回は、日本映画『駅』(station)を鑑賞しました。 (1981年11月公開 脚本 倉本聰 出演 高倉健/倍賞千恵子/いしだあゆみ/烏丸せつ子/武田鉄矢 小林稔侍/根津甚八/古手川祐子/大滝秀治/ 田中邦衛/永島敏行 その他 この会を支えてくださる大橋禄郎先生から 「次回は、『駅』を鑑賞会で観ましょう」 と何度もお話をいただいていたことが理由です。 (ちなみに、10代のころの先生は、 映画評論家になりたくて、芸術学部のある大学を受験されたとか) さて、 『駅』は、35年前の映画なので、 上映している映画館が見当たりません。 大橋先生にご相談したところ、 「映画鑑賞会は、 かならずしも映画館で観ると決める必要はないのでは?」と ご指摘いただきました。 「みんなで観れば、共通体験になるから」 ……ということで、わが家が特設会場になりました。 映画は、3つのエピソードから構成されています。 それぞれのエピソードに 女性の名前がつけられ、 彼女たちの視点で物語が進みます。 「直子/いしだあゆみ」 「すず子/烏丸せつこ」 「桐子/倍賞千恵子」 高倉健さん扮する刑事・英次は、 オリンピックを目指す射撃選手であり、警察官。 彼の上役である相馬が、 連続警察射殺犯に殺されたことから 物語が始まります。 部下の健さんは、犯人の捜索に執念を見せます。 映画の途中には、 実際にあった事件が挿入されています。 東京オリンピックで活躍したマラソン選手・ 円谷幸吉(つぶらやこうきち)選手の惜敗したことによる自殺。 そして、彼の残した遺書……。 「ここまで映していいの?」 と思うくらい、 当時は、刺激的な記事が 問題になることはなかったのでしょう。 そういう1つ1つも学びとなりました。 そして、英次。 円谷選手の心情が、英次とも重なるように見えるのも 演出なのでしょう。 35年前の映画だからなのか、 主人公の英次は、なんとも無口。 健さんだから絵になるけれど、 実際に、こんなに無口の人がいたら、 周囲は気疲れしてしまいそう……。 2時間の映画の中で、 銃撃されたり、したりするシーンがいくつか。 映画が、雪のしんしんと降る北海道であることと、 登場人物が静かすぎる(無口)こともあって、 銃撃のシーンの音量がとても衝撃的に聞こえました。 カウンター越しに 英次と楽しそうに話す桐子。 大晦日というのに、 お客1人も来ないカウンター。 でも、桐子の顔には、孤独の寂しさはない。 雪がしんしんと降り続ける北海道・増毛(ましけ)の静かなシーンに 桐子が英次に語りかける ひとこと、ひとことが静かで温かいシーン。 染みわたるような2人のやりとりに、 "大人"の2人だから通ずるのであろう、 ぬくもりを感じます。 2人は結ばれることはなかったけれど、 それこそが、健さんの映画…… と思いました。 増毛の食堂のシーンで 1979年紅白歌合戦のトリを務めた 八代亜紀さんが『舟歌』を歌うシーンがあります。 そのテレビを観ながら、 英次と桐子が肩を並べて見ているシーン。 なんだか切なくなります。 さて、雪の中を歩く健さんは、どこへ向かうのか。 いしだあゆみさんの出番は? それは観てのお楽しみ。 鑑賞者は、雪景色の中に誘い込まれながらも、 なぜか、心が温まるのでした。 次回、映画鑑賞会は、 8月10日(土)に開催します。 詳細はお尋ねください。
by palmarosaK
| 2024-07-04 00:10
| 映画鑑賞
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