私らしさを"柄物（がらもの）”で、がらりとセンスアップ。

2024年5月3日（金）、

東京・銀座で、

《健康をカタチにする、栄養士のための身だしなみセミナー》を、

開催しました。（ブティックアシダ銀座）

この1週間前には、

韓国・ソウルで、身だしなみセミナーを開催しました。

（2024年4月25日～28日）

社会性アップを使命とする栄養士として、

必須のジャケットをはじめ、

スプリングコートなどの薄手のコートや

ジャケットを下から支えるインナーを求めて

ソウルのジャケット問屋さんを中心に、

数か所、ガイドさせていただきました。

ご当地の様子は、

コロナ禍前と変わったところがあって、

以前は、深夜2時、3時と遅くまで営業していたお店が

今では、一斉に24時になると閉店するように。

コロナ禍をきっかけに閉店したお店も多いと聞きますし、

実際、空き店舗が多くなっていました。

中にはビル全体が暗く、しまっているところも……。

とはいえ、店はしめても、

ネット中心の販売にシフトしたところもあるとか。

「災い転じて福となす」とばかり、

これをビジネスチャンスとする人があるのかもしれません。

日本各地から韓国・ソウルで合流した

8名の栄養士全員は、半年前から、

韓国語レッスンを定期的に受けていたので、

「ハングル」が読めるようになっていました。

文字が読めるようになると、

見えるものが激増しますし、

現地に愛着が強まります。

実際、現地の人と交流を図ろうと

みなさん、積極的にコミュニケーションをとっていました。

現地の人も、

自国の言葉を話している外国人には、

さらに好意的に接してくれます。

おかげで、

なかなか先進的、意欲的な韓国ファッションに

モチベーションを高めてアタックしていました。

こうして、

韓国でも身だしなみセミナーを楽しんだ1週間後、

今度は、日本国・銀座に

ほぼ全員が集合しました。

《ブティックアシダ銀座店》で、身だしなみセミナー。

ここでのテーマは、

《夏らしさを"柄物（がらもの）”で、

　がらりとセンスアップ》

今回もお1人ずつ、

当日の身だしなみについて

プレゼンテーションしていただきました。

印象的だったことは、

「私、柄ものってもっていないんですよ」

「これが唯一の柄ものです」

と、何人もの方がそうおっしゃっていたこと。

主催者の私からすると、

「えぇ？　よくお召しになっているあのワンピース、

　柄ものでは？」とか、

「ほんとう？　ご一緒にうかがったあのお店で

　購入されていたお召し物は、

　柄ものでしたよね？」とか、

「？」？」「？」のオンパレード。

それでも、あとから

「柄」の意味、「柄」のバリエーションを

ご紹介させていただいたことで、

みなさまから

「ストライプも柄だったんですね」

「ドット（水玉）も柄だったのですね」

「ペイズリー柄、持っています」などなど、

お声がたくさんあがりました。

今回、「柄」について開催してみて、

私自身がとても勉強になりました。

「柄」というコトバを調べてみると、

以下のようなバリエーションが出てきます。

（以下、テキストの一部を抜粋）

1．体つき、体格　例「柄が大きい」「大柄/小柄」など。

2．その人の本来備わっている性格、品位

――「人のことを言える柄ではない」「柄が悪い」「柄に合わない」など。

3．布・織物などの模様

4．（接尾）名詞につく――

①そのものの品位――「家柄」「土地柄」「人柄」

②「それに相応して」の意味を表わす――「季節柄」「手柄」（腕前）など。

5．柄のバリエーションでは、

少なくとも8種類の柄について

ご紹介させていただきました。

その中の1つ「チェック」を見ても、

30種類近く存在します。

ギンガム、アーガイル、タータン、

マドラス、グレンチェック……などなど。

7種類目の「柄」である、「和柄」にも、

市松、矢絣（やがすり）、七宝、亀甲……など

10種類以上あります。

昔懐かしい「和柄」でも、

ここ最近の人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターには

「市松模様」が使われていますし、

フランスを代表する《ル・クルーゼ》では、

日本向けに輸出する陶器の中に、

日本の「和柄」をイメージしたラインを入れています。

「見たことあるある」と思っていても、

その柄を口に出さなければ、認知したことになりません。

でも、「あ、市松模様だ」「これは矢絣ね」

などと口にすることで、

目の前の景色が大きく変わり始めるのは、

韓国での身だしなみセミナーで感じた

「言語を知ったことで、情報が数倍になる」ということ。

現に、銀座での身だしなみセミナーにご参加いただいた方は、

私に確かにこうおっしゃいました。

「きょうのアシダさんのラインナップは、

　柄ものが多いですね」と。

アシダさんには当日まで、

きょうのテーマをお伝えしていないので

「柄物」中心に揃えていただいたわけではありません。

でも、

みなさまが「柄」についての知識を少しでも

お持ちになったことで、

目の前の景色が変わって見えたのでしょう。

そして、

柄物を多く揃えていただいたわけではなく、

みなさまの「柄物」への認知度が

深くご自身の頭に刻まれたからそう見えたのでしょう。

韓国でも、ここ日本の銀座でも、

「私らしさ」をもっと追求しようとされる

みなさまの熱意を感じました。

そして、

身だしなみセミナーを16年間続けてきていることで、

ご参加の方々が、

お互いを指摘しあっているシーンを何度も目にしました。

「これが、私のスタイルです」と、

16年かかって

ようやく胸をはって言えるようになった……ことは

うれしい限り。

銀座は、海外からの観光客の方々で

たいへん賑わっていました。

歩行者天国のストリートには、

たくさんの方々が写真撮影をしていました。

そして、

新緑のみずみずしい色が

私たちのモチベーションに、

いっそう火をつけてくれた、

ゴールデンウィーク後半の1日でした。