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2023年6月は、 3日(土)と18日(日)の2回、 ≪健康をカタチにする映画鑑賞会≫を開催しました。 6月3日(土)は、『パリタクシー』 東京・有楽町の「角川シネマ有楽町」で鑑賞しました。 (フランス映画、監督/クリスチャン・カリオン、 出演/リーヌ・ヌノー、ダニー・ブーン) 6月18日(日)は、『赤と黒』を。 横浜・関内の‶ジャックアンドベティ”で鑑賞しました。 (フランス映画、監督クロード・オータン=ララ 出演 ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリュー) 2本とも、たまたまフランス映画。 『パリタクシー』は、 92歳のマドレーヌが主役。 終(つい)の住処に引っ越しをする当日、 長距離移動を依頼したタクシーー運転手のシャルルに、 「寄り道してくれない?」とお願いをする。 マドレーヌが過ごしてきたパリの街を タクシーで移動している道々で、 マドレーヌの人生がよみがえってくる。 第2次大戦当時のこと、 ドイツが敗退したあと、 進駐してきたアメリカ人兵隊と恋をしたマドレーヌ。 その男性との間にできた子どもは、 帰国してしまった男性と一緒に育てられなかった。 その後、同棲した男は、連れ子に厳しく、 彼女にも暴力をふるい続ける。 そんな男の子どもだけはほしくないと、 酔っている男の下半身をバーナーで……。 その罪によって服役。 そんな話まで、タクシー運転手に話す。 迷惑気味に聞いていた運転手も、 しだいにマドレーヌに親近感を抱くように。 過去と現代を行き来するこの演出によって 92歳のマドレーヌがより強く、美しく、気高く見えました。 「人生いろいろあった。 このタクシーの終点に、 マドレーヌの終の住処である老人ホームが待っている」 最後は自分の足で、終のすみかである老人ホームに、 自ら乗り込む姿勢もかっこいい。 もちろん、そこから個室に閉じ込められる、 自由のない生活が始まる。 そのことを暗示させるかのように、 施設の職員は、 自分で歩けるマドレーヌに、 いきなり、「車いす」で出迎える。 「92年間のたくさんの思い出を たった数時間で終わらせない」ところが 最後の最後まで、マドレーヌの凛とした美しさだと思いました。 乗客のマドレーヌを高齢者施設へ送るという、 小さな旅を続けているうちに、 ぶっきらぼうの運転手、シャルルも、 自分の身の上話をし始める。 それをていねいに聞くマドレーヌ。 人間味のある2人の、まったくの偶然の出会いから、 映画は、人生とは、人間とは……を描写します。 人生は最後の最後まで 誰かのお役にたつことができるのだとも、 マドレーヌの生き方にヒントを得ました。 そして、 実は、スクリーンに目を注ぎながら、 思いっきり泣きました。 次の映画は、スタンダールの名作『赤と黒』。 『赤と黒』は何度も映画化、ドラマ化されているそうですが、 今回私たちが鑑賞した映画は、 1956年製作の映画で、主演はジェラール・フィリップ。 今回は、ジェラール・フィリップ、生誕100年映画祭の一環で 彼の主演した映画がいっきに上映されていました。 36歳で肝臓がんのためにお亡くなりになったジェラール・フィリップ。 生前、たくさんの映画に主演されていたことを今回初めて知りました。 10代後半から20代前半まで 岩波ホールという映画館でアルバイトをさせていただいていたとき、 総支配人(高野悦子さん)のデスクの上に、 ジェラール・フィリップの写真が飾られていたことを思い出しました。 来日されたこともあるそうです。 実際、映画館には、 ご年配のご婦人たちが多くいらっしゃいました。 かつてのレディたちは、 月日を重ねたいま、 当時恋したフランスの俳優・ ジャラール・フィリップに会いに来ているようでした。 ジュリアン・ソレル(ジェラール・フィリップ)が レナール家の子どもたちの家庭教師として住み込みで働きます。 貧しい家に生まれたものの、 才能を見出された彼は、見た目も美しく、野心もあります。 レナール夫人と恋に落ち、その噂はすぐに広まります。 事態を収束するために神父のアドバイスにより 進学校に入学します。 そこでも、類ない才能を発揮して、 パリの大貴族の公爵の秘書に採用されます。 公爵の娘・マチルダと恋におち、 激怒した公爵が、以前ジュリアンソレルが務めていた レナール家に身元の照会の連絡をします。 レナール夫人は、 「良家の娘や妻を誘惑して出世の踏み台にしている」 と書いて返事をしたため、 マチルダとの結婚は白紙に戻ります。 レナール夫人の裏切りに失望し怒った彼は、 レナール夫人を射殺しようとして失敗。 レナール夫人は死なないまでも傷を負うことに。 ジュリアン・ソレルはつかまり死刑を宣告されます。 レナール夫人の手紙が本心ではないことを知ったものの、 いまでも自分のことを愛してくれていた夫人の心を知り、 死刑を受け入れることに……。 (マチルダが死刑を回避させるために奔走しているけれど) 「赤と黒」は、軍人の「赤」と、聖職者の「黒」の服を イメージしていると聞きました。 貧しい家の生まれであるジュリアン・ソレルの人生は 彼が、貧しい家の出自でなければ、 「死」という結末にはならなかったのでしょう。 このようなカタチで「死を受け入れること」は、 当時のフランス人にとって 「美談」として語り継がれることになったのでしょうか。 ジェラール・フィリップという俳優さんに、 遅まきながら 「ようやくお目にかかれました」という気持ちにもなりました。 『夜の騎士道』という映画で、 ファンファン役が人気をよんで 映画が終わってからもずっと 「ファンファン」と呼ばれていたという ジェラール・フィリップ。 横浜の映画館でお目にかかれたことは「奇跡」でした。 そして、 これからも、たくさんの質の良い映画たちを、 お仲間の栄養士さんたちと鑑賞し続けたいと思います。
by palmarosaK
| 2023-06-29 01:03
| 映画鑑賞
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