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横浜で2つのイベントを開催しました。 1日めは、食コーチングプログラムス主催の「食ジム」。 テーマは、 《飲酒習慣と健康との関係について 栄養士はどう考え、どう対処すればよいか》 座長 三奈木麻弓さん アドバイザー 大橋禄郎先生、影山なお子 (会場 横浜市技能文化会館 時間 10時~17時) 「食ジム」に関しては、 大橋禄郎先生のブログ「ロッキーロード」に その趣旨をお示しくださいましたので、 ご参照いただけましたら幸いです。 また、ご参加のみなさまのご感想も、 「活動報告」に掲載させていただいております。 併せてご覧ください。 2日目は、 パルマローザ主催による 大橋禄郎先生のスペシャルセミナーを開催しました。 今年のテーマは、 「食と健康を、いつでも、どこでも、 だれに対しても、魅力的に語るための「話力」を、 どう磨けばよいか」。 会場のYWCAの講堂からは、 各地からお集まりいただいた栄養士さんたちの、 熱意と情報収集姿勢が感じられました。 先生は、 以下の項目で進行されました。 ◎イントロクエスチョン 1.「話力」とはどういうものか。 2.健康・食生活支援者にとっての「話力」とは。 3.「話力」を高めるためのアクションプラン。 先生は、以前から、 「栄養士をはじめとする健康支援者には、 『話力』が必要」とご指摘されています。 これは、私たち栄養士が食事相談の現場においても 感じられることです。 クライアントにとって、 「あの栄養士さんの話なら聞きたいけれど、 あの栄養士さんの話なら聞きたくはない」 という反応を感じることはしばしば。 クライアントに対して、 ごあいさつをしたり、問いかけたりすることなく、 一気に話し始める。 そのうえ、お話の内容が通り一遍で、 相手の心に響かない。 誰もが同じ話、"間”もないまま一方的に話す、 問いかけがない、上から目線、 そもそもクライアントに対する人間的関心がない……。 これらは「話力」不足以外になにものでもない。 そのことを、 今回のご講義を拝聴してあらためて実感しました。 驚いたことに、 『広辞苑』には「話術」は収載されていても、 「話力」というコトバは載っていないとのこと。 私たちの中では、 当たり前のように使っていたコトバが、 『広辞苑』にも収載されていないということを 知ることができたのも、今回の収穫の1つ。 一般的だと思っているコトバも 辞書のほうが追いつかないということなのでしょうか。 大橋先生が、 ご講義の冒頭のイントロクエスチョンで 「話力」というコトバの要約を 「姿勢や身だしなみは、 『話力』を支える基本的な要素の1つになりうる」 このようになさってくださったおかげで、 頭の片隅に、このフレーズができたため、 「話力」の定義がより深く理解できたようにも思います。 大橋先生ご考案の「話力」の定義。 ①話をする声、リズム、話題、楽しさ、おかしさ、 コトバの印象度、感動の度合い、情報の質量の高さ、 簡潔さ、適切な問いかけなどによって、 相手に影響を与える要素が大きい発話能力をいう。 「話術」というコトバがすでにあるが、 これは技巧的な意味合いが強い。 ②(派生的に)豊富な内容をもった(一部、①のような) 文章についていうこともある。 (たとえば説得力のある文章など)。 上記①の話力の資質の1つ「リズム」に関して 思い出したことがあります。 ずっと昔、英会話を習っていたとき、 先生が、「英語は、リズムで話すのよ」 「単語をただ並べて話すんじゃなくて、 そうそう、踊るように。 そうね、体でリズムをとるように話してみて。 ネイティブに近くなる話し方になるから」 とご指導いただいたことがありました。 この定義にあてはめると、 日本語をただただ抑揚なく、棒読みに読んでいたら、 その人の「話力」は低いと認識されるでしょう。 でも、それを、学校教育で指導されることは ほとんどなかった……のですから、 「話力が低い」と言われたとしても、 きっとどうすることもできないというのが現状かもしれません。 先生のお話を拝聴して、 先生ならではの鋭い分析!! と、強く印象に残ったところが以下の項目です。 「同じ栄養士でも、病院勤務の栄養士と、 高齢者施設、 人間ドック、保健所、スポーツ施設、 給食施設などで働く栄養士とでは、 クライアントとの話し方に差異が生じる傾向がある」 先生は、その理由として、 「経営者の考え方に加えて、 その施設の経済的事情から生まれる要素がないだろうか」 と、推察しておられます。 具体的には、 「利用者のニーズが高く、経営への影響が少ないところでは、 『上から目線』の話し方になり、 利用者への依存度が高いと『へつらい』になったりする」 「『患者様』などという呼称がその一例」とあげておられます。 「人間の品性という観点から見ると、 なんとも悲しい傾向ではないだろうか」 という一文も忘れずに……。 全国の栄養士養成校で 栄養士の卵たちに「話力」を教えている学校は、 ほとんど「ない」といっても言い過ぎではないでしょう。 栄養士養成校にとって大事なのは、 「今年の管理栄養士国家試験◎◎%合格」が いちばん大事なのであって、 その周辺のことは、 「管理栄養士になってから考えればよい」 「社会人になってから各々で考えること」 くらいの考えなのでしょう。 これは、栄養士に限ったことではなく、 医師も看護師も臨床検査技師も 理学療法士、作業療法士も、みな同じ現象でしょう。 社会人になって イザ、実際の「患者さん」に出会ったとき、 「描いていたシナリオどおりにいかない」 「こんなとき、どうしたらよいんだろう」という 現実に直面するのは時間の問題です。 「話力」は、 健康をサポートするすべての健康支援者に必要な能力であることは、 まちがいありません。 人は、自分が病気になって心細くなったとき、 寄り添ってくれる1人1人のコトバに敏感になり、 そのコトバに支えられ「明日への希望」につながってゆく。 「話力」つながりで、 大橋先生は、こんな事例をご紹介くださいました。 「昔から、旅は3人で行くなっていうでしょう? 誰かが折り合わなくなるから」 「でもね、3人のうち、1人が座長の役割のように、 『話力』を持っていれば、 3人旅も楽しくなると思いませんか」 「現にパルマローザでは、 最近も総勢15名で、ハウステンボスを旅したでしょう? みなさんが『また行きたい』となるのは、 『話力』に長けているメンバーだからこそ、 誰もがハッピーな旅ができるという証ではない?」 先生の定義に従えば、 昔からの因習でさえ、 現代風に解釈して新しい解釈になる!!!! と、身を乗り出して聞き入っていた1人です。 先生は、この日、満86歳のお誕生を迎えられました。 年齢にかかわらず、いつも前向きで、 私たちを鼓舞してくださる先生。 毎年の恒例となった6月のこのスペシャルセミナーで、 私たち全員が「喝」を入れられたような、 また新たな1年を過ごすことができるような気持ちで 臨むことができました。 大橋先生は、 最近インタビューされた雑誌『ことぶき』で、 こんなことをおっしゃっておられます。 「コトバがあるから明日はあるのです」 「空気や天気などの 気』というコトバを発明した人は偉いなぁと。 明日は、 明日というコトバがあるからあるのですね。 未来を見るとは、 コトバで見ているのです。 コトバの力と言えるでしょう。 そもそも、 見えない『心』を伝えるのは、 コトバです」 たくさんのコトバを駆使しながら、 私たちの未来をコトバでつないでいきたいと思います。 会場のYWCA周辺の紫陽花(あじさい)たちが、 先生のラッキーカラーの「ブルー」を身にまとい、 お誕生日をお祝いしてくれているかのようでした。
by palmarosaK
| 2022-06-11 15:20
| 大橋禄郎先生
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