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![]() 12月25日(土)に、開催しました。 (座長 影山なお子 アドバイザー 大橋禄郎先生 会場 横浜技能文化会館) 今回のテーマは、 《専門性の広がりを、日本の栄養士にどう伝えてゆくか》。 壮大なこのテーマを、 10時の開始から5時にかけて、 ディスカッションしました。 進行は以下のとおり。 1.「いかにも栄養士」と思わせてくれた、 あの人のこんな発言、こんな行動。 2.「あなたって栄養士らしくないね」 「とても栄養士とは思えない」 (いい意味、悪い意味で)と言われた私の体験。 3.きょう・いま現在「栄養士の専門性」とは、 どういうものか――そのカタチをコトバで どう表現するか。 4.人生100年時代において「栄養士の専門性」は、 広がりつつあるが、それを世の栄養士に伝えるには どのような方法があるか。 「食ジム」はどなたにもご発言いただけるよう、 さまざまな工夫をしています。 その1つは、 どなたでも提供可能な話題を 最初の項目において、 順次、ご発表いただきます。 「いかにも栄養士」と思わせてくれたこんな発言、こんな行動、 の一番目では、 以下のようなご発言がありました。 ・勤務先の病院の上役(栄養士)が、 忘年会という名目で、部下である栄養士たちを 自宅にお招きになり、おでんをふるまってくださった。 さて、おでんをいただこうと思ったとき、 その上役は、 「おでんは、野菜不足になるのよね」 「練り製品は、塩分が高いのよね」と言いながら、 「さあ、召し上がって」と。 その一言に凍りついた雰囲気の中で 食事をいただいたシーンは20年経った今も忘れられない。 ・当時勤務していた学校の上役(栄養士)と、 会食をしていたら、 「外食って野菜が少ないのよね」、 「外食ってエネルギーが高いのよね」などと 指摘し続けるため、 シーンとしたテーブルで食事をいただくことに。 ・ある行政のイベントで、 妊婦さんから、 「妊娠中は、お菓子を食べていいのでしょうか」 と、尋ねられたその栄養士さんは 「お菓子は食べてはダメ」と即答した。 ・ある組織に「食事相談」でうかがったとき、 まわりの医療スタッフから、 「栄養士さんらしく、ガツンと言ってやってくださいよ」 と、言われた。 ・SNSを通してある栄養士の組織に所属している。 500人近くいる栄養士組織のネットワークに、 ある栄養士さんが入会された。 SNSを通じて発信された自己紹介には、 「いまの子どもたちの食の環境は乱れている! 外食が多いので、カロリーを取り過ぎている。 なんとか食い止めないと、と思っています」 このような内容に、引いてしまう自分がいた。 ・教室で生徒たちへの「食育」の授業で、 栄養士が「うんち帽子」をかぶって登場し、 授業をしていた。 別の食育の授業でも、ある栄養士が子どもたちに、 「うんちを出すために、野菜をしっかり食べようね」 と、授業していた。 この種の「下ネタ」(?)が好きなのも、 「いかにも栄養士」だと思った。 出席者の中には、 「まずは、私自身が数年前まで、 『いかにも栄養士』という1人でした」 という告白をされた栄養士さんもいらっしゃいました。 その理由として、 ・「手づくりがいちばん」と考えていた。 ・「外食はしないほうがよい」と考えていた。 ・家でいただくお食事もいつも「定食」のカタチ。 ・ママ友と「マクドナルド」でお茶をしたとき、 注文の仕方がわからず、とまどった。 そのことをママ友にに報告したところ、 「栄養士さんだからね」と言われた。 影山の場合、こんなことがありました。 ・自宅でお食事会を催していたとき、 ある栄養士さんが 「これ、ぜんぶ手づくり?」と驚きの面持ちでお尋ねになった。 影山、「ええ、どなたかの手づくりもラインナップしています」 と、思わず即答。 栄養士どうしでさえ、 「いかにも栄養士」と思うのだから、 世間の人にとっての栄養士は、 どんなイメージなのでしょう……と、 思わず、考えてしまったスタートでした。 次は、「あなたって栄養士らしくないね」 「とても栄養士とは思えない」と言われた体験のご披露。 いつも明るめのジャケットや アクティブなパンツでさっそうと歩かれる 起業されたばかりのある栄養士さんは、 「栄養士さんとは思わなかった」 と、よく指摘されるとのこと。 行政の会議室で地域住民の方と、 フレンドリーにお話を進めていると、 「栄養士さんだったの? 保健師さんだとばかり思っていたわ」とのご指摘。 喜ぶべきか、悲しむべきか……。 都内の学校で働いていた学校栄養士さんからは、 「全校生徒の名前を覚えているので、 名前で生徒を呼んでいたら、 まわりの職員から、『栄養士さんらしくないね』 と、指摘された」というお話。 特定保健指導で一緒に担当している、 ある栄養士さんは、 食事記録を事前に確認をする際、 必ずといっていいほど、 「これ、嘘を書いているんじゃない?」 「血圧がこんなに高いのに、こんなはずはない」 と、決めつけてかかる方。 そこでご報告者が、 「そう考えたとしても、それはこっちの考え方として、 まずは、お相手にお尋ねするのが先なのでは?」 と、問いかけたところ、 「あなたって、栄養士らしくない」と言われた。 その他、事例あれこれ。 「風邪をひいたら、『栄養士さんらしくないね』と言われた」 体操の先生とのコラボレーションした授業で、 ジャージを着て授業をしていたところ、 「栄養士の先生じゃないみたい。 体育の先生みたい」と言われた。 (確かに、栄養士でジャージで授業をしている人は、 そうそういないかも……) その他 「病院に勤務しているとき、 『カップラーメンはこのブランドが好き』と発言したところ、 「栄養士さんもカップラーメン食べるの?」と驚かれた」 (結果的に、そうご指摘いただいた方と 信頼関係を深めることができた事例) 影山の事例として、 「昔、勤務している病院が主催するパーティーが 帝国ホテルであったとき、 そのパーティーの司会を担当させていただきました。 まず冒頭で、 『きょうの司会担当は、◎◎病院の管理栄養士 影山なお子です』 と、司会としての自己紹介をお伝えしたところ、 会場が、ざわめいたことを覚えています」 これも、「栄養士らしくない」と思われた事例ではないでしょうか。 また、先日栄養士のお仲間とご一緒した沖縄では、 大勢でスノーケリングを楽しんでいたら、 周囲から 「みなさん、どういうお集まりなんですか」と、 お尋ねになられたので、 「駆け出しの女優仲間です」と、 ユーモアあふれたお応えをしたところ、 妙に納得されたので、 まさか、冬の海に、栄養士10数名が スノーケリングをしに沖縄まできているなんて、 大橋先生からは、 ある栄養士の事例が話題になりました。 「これまで数千人の栄養士を見てきた中で、 あんなに大食い・早食いの栄養士は初めてだった。 ハイエナのイメージ……じゃないけど」 (それって、もしかして、私?!!) これからは、 「あなたって栄養士らしくないね」と言われるシーンが もっともっと広がってくるのでしょう。 それこそが、 栄養士の守備範囲が広がっているという証拠にもなるはず。 さて、ランチタイム以後の「食ジム」でも、 話題はたいへん白熱しました。 「きょう・いま現在「栄養士の専門性」とは、 どういうものか――そのカタチをコトバでどう表現するか。 ここで、都内で学校栄養士をしている、 南部さんから、 「栄養士の専門性に必要なことの前に、 まずは、自分の職業を 魅力的に伝えているかどうかではないでしょうか」 というご提言がありました。 南部さんがおっしゃるには、 まわりの栄養士さんは、 みんな疲れてぐったりしている人が多い。 子どもたちのことで、一生懸命やっているにも関わらず、 まず自分自身がいちばん疲弊してしまっている。 そんな状態では、 「栄養士の専門性」以前に、 不健康そうな自分の姿が、 周囲の健康度も下げてしまうことにも!! アドバイザーの大橋先生がひとこと、 「まずは、栄養士の専門性とは何かを定義をしないと」 と、バッサリおっしゃいます。 「なぜなら、『栄養士の専門性』と謳っているにもかかわらず、 それを定義している組織や文書でのものがない」とのご指摘。 そこで、この「食ジム」では、 大橋先生からこんなふうに定義を教わりました。 「栄養士の専門性」とは、 「食」を通じて、人々の健康と幸せを後押しすること。 学校での授業は、教科書を通して学ぶのが主流。 ただし、教科書に書いてあることは、もうその時点で、 「過去のものから学んでいる」のだと、 学ぶ側も解釈する必要がある。 栄養士の専門性の定義を拝聴し、 「この定義なら、『食』のいろいろの入り口から、 人々の幸せを後押しすることができる」と、 これまでの狭義での解釈から、視野の広い解釈に 一同大いに納得しました。 前述の南部さんからは、 「コーディネート力」も栄養士の専門性に必要なのでは? というご指摘があったことから、 「ヒト・コト・モノを結びつけて健康を後押しする力」 である、コーディネート力という面も、 栄養士の、これからの「強み」になると実感しました。 この「食ジム」によって、 栄養士の専門性とは何かという定義を しっかり身につけられたことで、 次に向かう目標がさらに明らかになりました。 まずは、 「自身の生活を楽しんでいるか」が先決。 昔の話で恐縮ですが、 こんなエピソードを思い出しました。 大昔、航空会社に勤務していたとき、 お客様がおっしゃったコトバです。 「飛行機の機内に入った瞬間に、 機内の雰囲気がわかる」と。 1人の客室乗務員の感じがよかったら、 その飛行機は、全員がきっとそういう感じの人たちが 乗務する飛行機と思ってまちがいないと。 そう考えると、 組織や仲間の栄養士の1人が、 「なんだか楽しそうね!」 とご指摘いただいたら、 そこにいる全員の栄養士へのフィードバックと考えて まちがいないということでしょう。 さあ、2021年も残りわずか。 コロナ禍に負けず、 今年は、すべての回の「食ジム」を 開催することができました。 ご参加いただいたみなさま、 ありがとうございます。 こうしたイベントを主催する私自身の分野も、 「栄養士の専門性の1つ」だと、 あらためて確信することができたことは、 2021年の収穫となりました。 次回の「食ジム」第106回は、 2022年1月9日(日)に開催します。 テーマ 《栄養士が、同僚や異業種の健康支援者と協働してゆくには、 どのようなスタンスが求められるか》 座長 米澤 須美さん アドバイザー 大橋禄郎先生 影山なお子 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時~17時 初めてご参加のかたも大歓迎。
by palmarosaK
| 2021-12-29 21:47
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