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大橋禄郎先生のお誕生日月とあって、 パルマローザでは、 2006年6月から、 毎年、スペシャルセミナーを開催しています。 この日のために、 栄養士ネットワーク《パルマローザ》 のメンバーは、 数か月前から、 そわそわ、わくわくしながら、 いろいろの準備を進めています。 今年は、ちょうど、 6月5日(土)がお誕生日にあたり、 当日と、翌6日(日)の2日間、 先生には2つのイベントの講師をお願いしました。 1日目は、 パルマローザ主催 スペシャルセミナー、 栄養士を対象にした演題は、 「世間に流布する誤った食事観・健康観を 改善するための18のアクションプラン」 2日目は、 パルマローザ主催の中でも、 とくに人気の高い、 《栄養士のための輪読会》を開催。 (会場 かながわエルプラザ) 輪読するのは、 昨年10月に出版されたばかりの 『栄養士のためのライフデザインブック』。 1日目のセミナーの項目は、 以下のとおり。 ◎イントロクエスチョン 1.食や健康に関する多くの誤説や珍説にも、柔軟に対処する。 2.特定な食品や食事だけで健康や寿命を上昇させられないことを 深く理解し、人にも説ける論理をもつ。 3.食や健康に関する怪しい情報をもっている人に出会ったときは、 訂正や反論を急がず、まずは出所を確かめる。 4.「食の欧米化」は、日本では健康上のメリットとなってきたことを 事例をもって説明する。 5.「フードファディズム」の概念をしっかり把握しておく。 6.「栄養バランス」については、いつ、どこでも、 どんな場面でも端的に示せるように準備性を高めておく。 7.和食や日本料理の健康上の利点を説明できるようにしておく。 8.「野菜はヘルシー」「胃にやさしい」という言い方をしない。 9.スポーツと運動は区別して考えるようにする。 10.「健康の6大要素」を自ら実践して、健康のカタチを示す。 11.ライフスタイルが健康を左右する 根本的な要因になる可能性を念頭におく。 12.日本人の健康寿命、死因の年次推移、 食料事情、世界の長寿国ランキング などの最新データをつねに把握しておく。 13.「断捨離」や「孤独」は、 健康リスクとなることを認識する。 14.身だしなみなど「衣環境」のたいせつさを 身をもって示す。 15.「年相応」は、 健康寿命を延ばす方向には働かないことを認識する。 16.対象者の「モチベーション」を高めることは、 栄養士のこれからの仕事の範囲と心得て 食と健康の支援にあたる。 17.マスメディア関係者の食や健康に関する教養を高めることも、 栄養士の社会的使命と位置づける。 18.執筆、著作、講話のチャンスを見つけること、 そのチャンスを生かすために準備性を高める。 栄養士養成校時代も、その後も、 大橋先生のような、 「栄養士としての哲学」を含むお話は お聞きしたことがありません。 いまは流行のようになっている、 「孤独のすすめ」とか、 「粗食はからだにいい」とかの 健康観や食事法について、 なぜ、それが誤りなのかを、 ずばり指摘する方にはなかなかお目にかかれません。 栄養士になりたてのころ、 「スピーチの勉強になるから」と誘われ、 都内のある場所で、 栄養士の話を聞きたいとは思っていない 不特定多数の方を対象に、 月に数回 数時間、お話をさせていただいたことがありました。 (講師はボランティアでおこなうシステムで。 参加者はチケット制で会費を支払う) 参加者の方からは、 私の演題とは関係のない、 こんな質問が次々と出るのでした。 「『玄米菜食』ってどう思いますか」、 「◎◎という食事療法をしています」、 「コンビニのものはからだに悪いから食べないんですよ!」、 「白い食品は避けている(白パン、白米、餅、麺、砂糖など)」 毎回、この手の質問を受けるので、 この場から逃げ出したい、という気持ちになりました。 その当時、大橋先生のお話を伺っていたら、 受講者からのご質問にびくびくすることなく、 こちらから問いかけたり、 堂々とお答えしたりできたのに! と、いままで封印していた記憶がよみがえってきました。 栄養士が誤った食事法や健康観の 第一発信者になることは少ないにしても、 だれかの説を拡散させているケースは 少なくないと思われます。 「栄養バランスというコトバを自分から口にしない」 「『野菜はヘルシー』や『胃にやさしい』 という言い方はしない」 ……そういうことを言ってくださる先生は、 日本中の栄養士養成校の中で、 どれくらいいらっしゃるのでしょうか。 翌6日は、 「栄養士のための輪読会」を開催しました。 パルマローザ主催のセミナーの中でも、 とくに人気の高いセミナーが、この輪読会。 今回は、今年初の開催とあって 前日から、続けてのご参加のも多くいらっしゃいました。 輪読会のテキストは、 昨年10月に上梓した 『栄養士のためのライフデザインブック』。 全員で同じ本を読み合うことで、 自分自身が読み逃していた内容1つ1つが しっかり脳にインプットされ、 じっくり吸収されていくのが実感できます。 1人で読む場合とみなさんとで輪読するのとでは、 こうも吸収率が違うのかとびっくり。 今回は、このご本の執筆にかかわった関係者全員が 参加していることもあり、 大橋先生曰く、 「執筆者が参加している輪読会は 世間ではめったにないことではないでしょうか」 しかも制作秘話もいろいろとご披露。 たとえば、表紙のイラストが 直前に変更になったことをご披露。 イラストの栄養士らしき女性は、 初案では、黒色のジャケット姿。 髪はひっつめ。 執筆関係者一同から 「この本のイメージではない」と。 そこで、明るい色のジャケットに変更していただき、 ヘアスタイルも、 アクティブなイラストに変えていただいた。 そのことを先生からお伝えいただきました。 また、当初は、 『栄養士のためのアクション事典』だったのが、 『管理栄養士・栄養士のためのライフデザインブック』 に変え、さらに最終的に、 『栄養士のためのライフデザインブック』としたこと、 などをご披露いただきました。 タイトルが二転三転することは、 制作過程ではよくあることとか。 そして、「辞典」と「事典」の違いについても ご説明いただきました。 輪読は、 3ページ、4ページにある 「監修のコトバ」「編集のコトバ」を 読むことからスタートしました。 監修と編集のちがい。 また、 「コトバ」をなぜ、カタカナにしたか、 などの解釈を大橋先生からご説明いただきました。 また、このご本ができるまでにおこなった 議事録を影山が持参し、 当時、この編集会議で実際に使用した、 舟形のアイデアメモを、 みなさまにご覧いただきました。 1冊のご本だけでも膨大なメモや議事録などが残っています。 大橋先生は 「それを捨てなかったことがエライ! どんなものでも、貴重な資料になるからね」と、 ご指摘いただきました。 この輪読会では、ご本の中からは、 以下のページを先生がセレクトされました。 第10章 研究職 P104~105 社会的ニーズのある研究テーマは、 どこで、どのようにして見つければよいのか。 第18章 文章力 P174~175 栄養士がよい文章の書き手になるには、 どういう点に気をつければよいか。 第23章 健康管理 P220~221 栄養士が職場で感じるストレスをどのように 緩和すればよいのか。 第24章 食生活 P232~233 栄養士として、自分の家族の食生活を どう支えていけばよいか。 第26章 ライフスタイル P260~261 仕事と家庭、育児などを 両立させている栄養士が、 行きづまったときにはどうすればよいか。 内容1つ1つの確認はもちろんですが、 一番下の吹き出しの意味、 写真は、ほんとうは、 どのページにも入れたかったというホンネ、 写真の入れ方などなど、 この本に関わった人でなければわからないお話を 先生がたくさんお教えくださったのが この輪読会にご参加いただいた方にとって 思わぬお土産になったことでしょう。 また、このご本に関わってくださった 栄養士さんたちからは、 「このご本が世の中に出て、しばらく経ってから、 きょう、改めて、そしてみなさんと読んでみると、 別の感慨をおぼえます」 「1人で読むのもいいけれど、 みんなで同じ本を読むのもいいですね」 というお声をいただきました。 輪読会は、文字を読む会にはまちがいないのですが、 文字と文字の行間を読み合えるのが いちばんの醍醐味だとあらためて思います。 関わってくださった方々のご苦労、 誕生までのいきさつ、そして途中過程などなど、 それもこのご本とセットで知ることで、 より、1文字1文字が頭に入ってくるようにも 感じます。 『栄養士のためのライフデザインブック』の輪読は、 今後も、開催し続けてほしいという お声をたくさんいただいたので、 今後は、パルマローザの研修会の1つとして、 シリーズ化してゆきます。 6月5日~6日の2日間は、 心強い仲間たちのあたたかいサポートをたくさんいただき、 大橋先生のバースデーイベントも 最高に盛り上がりました。 とくに、昨年から今年にかけては 「横浜ステイ」チーム、 とネーミングしたチームメイト、 20名近くがセミナー参加のたびにホテルに宿泊。 セミナーが終わった後の、 「裏・食ジム」といわれた、 「夜通しトーク」で、 人生のいろいろを語り合っています。 2021年後半をきった6月! この先も、この調子で、スピードアップ! してゆきたいと思います。
by palmarosaK
| 2021-06-12 23:45
| 大橋禄郎先生
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