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![]() 「食ジム」第79回を開催しました。 テーマは 「栄養士・健康支援者の話力をどう磨くか」 (座長 高藤法子さん アドバイザー 大橋禄郎先生 影山なお子 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時30分~17時30分)
![]() ![]() 「栄養指導を現場でやってみたい」と、 考える人が、今も昔も多いようです。
ところが、晴れて就職して、 意気揚々と現場に出ると 「あなたの話なんか聞きたくない」 と患者さんに言われれたり、 そこまで直接的でないにしても、 患者さんから無視や無言の抵抗を受けたり。
![]() それだけでなく、 自分自身が「毎日、患者さんにお話していると 内容がマンネリになってしまう」 と、落ち込んでしまうことも……。
その原因の1つに、 教育現場での 「魅力的な伝え方のトレーニング」の不足が あることは確かです。
![]() そういうこともあって、 今回の「食ジム」では、 「話力の磨き方」を取りあげました。 その進行プログラムは以下のとおり。
1.これまで出会った魅力的な日常会話力、ベスト1~2。 なぜ? どんなところ?
2.どうも気になる、こんな話し方、こんな講演など。 (それぞれの体験、テレビ、ラジオなどから)
3.聞くも涙、語るも涙――「わが、やっちまった物語。」 (日常会話、スピーチ、食事相談、講演などの失敗と対策)
4.スピーチや講演で、お手本にしたい人ランキング。
5.魅力的な話力の条件とは――日常会話-プラスα
6.話力を強化するために、どんなアクションが必要か。
「話力」は、国語辞書には載っていないそうで、 冒頭に、高藤法子座長は、 「話力」の定義を冒頭でお示しくださいました。
アドバイザー大橋禄郎先生からも こんな定義が示されました。
「発話行動において、 その目的(*)、対象者、時と場合などに応じて、 より高い効果を得るための言語表現能力。 『会話力』はその一部。」
*「(発話行動の)目的」とは、 対話、説得、依頼、求愛、座談、スピーチ、 会議、討論、司会、講話、講演、講義などがその一例。
(上記の定義にはありませんでしたが、 「断る話力」「叱る話力」「騙す話力」もあるはず、とか。 そして、「話力」は「会話力」の略ではなく、 もっと広い、ということです) プログラムの1番は、 参加者全員からのご発言。
魅力的な話力の持ち主をあげていただきました。
・「問いかけ」が多い人。 何気なく使っているコトバに、 「『普通』ってどういうこと?」と、 問いかけることで、相手に気づきを促していた。
![]() ・ある病院の事務長が、 「この写真ってどうかな?」とスタッフに問いかけ、 相手の意見を尊重してくれる。
![]() ・30年前の同僚の保健師さんをあげた人は、 「そのときの状況はよく覚えてはいないけれど、 とにかく、自分の話をよく聞いてくれたように思います。 それが心地よかった。アドバイスではなく、 『それはどんなことなの?』『どんなふうに?!』のように」
![]() ・自分の近況を覚えてくれている人。 どんな些細なことでも覚えてくれていて、 「あれからどうなりました?」 自分でも忘れていた内容を、 温かいものを感じる……などなど。
![]() これらに共通しているのは、 「話し方」というよりも「問いかけ」。 その根底には、やさしさと気づかいがあること。
家族である夫や子どもの事例を 「魅力的な会話を話す人」に あげておられた方もいらっしゃいました。 「家庭円満は話力から」でしょうね。
![]() 社会的な活動をしていないから 「家族にしか目が向かないのでは?」 という視点ではなく、 社会的な活動をしているからこそ、 身近な人との会話にも、 社会性のある、そうした肯定的な評価ができる、 それも、その方の才能でしょうか。 そのご家族の事例で 一同が和みました。
お寺の僧侶であり、 病院の栄養士としてご活躍の 浅尾沙也さんは、 「祖母が通うデイサービスで 七夕のイベントで短冊にお願いを書いたというので、 祖母に『なんて書いたのですか』と尋ねたら、 『天の川で泳ぎたい』とお願いしたと、 お話ししていました」
![]() なんともチャーミングな90代! おばあ様の魅力的なお話を タイムリーにご紹介くださった沙也さんの話題力と、 おばあ様に対するていねいなことばづかいに 拍手が起こりました。 「食ジム」に初めて参加された 沙也さんのお母様であり、 港区・常國寺の僧侶、浅尾昌美さんは 大橋先生を、魅力的な日常会話の人として あげられました。
![]() 大橋先生のコーチを10数年受けておられる 浅尾さん曰く 「とにかく私のことをほめてくれる!」 「だからこそ、海外の活動もラジオや新聞の活動も 堂々と自信を持って臨むことができています」と。
![]() ほめることは、 という事例でした。
その大橋先生は、 旧知のお仲間であるダイビング海関係の方の例を あげられていました。 ![]() 自分が別れた奥さんの名を当てられたとか、 青森県の恐山に行って、今は亡きお父さんと話をしたとか、 日露戦争のときのロシアの沈没船から 金塊を引き上げようとした人の話とか…… 当たり前でない話題を提供してみんなを惹きつける」 ![]() 座長の高藤法子さんは、 行きつけの美容師さんをあげられました。 やはり、いろいろと問いかけてくださるとか。 アドバイザーの大橋先生のご指摘は、 「昔から、町の理髪店や美容院は、 町内の情報センターいわれるくらい、 家々、人々のうわさ話を把握していた。 問いかけじょうずは、 お客と向き合う職業の基本スキルでしょう」
![]() 「話力」を強化するということは、 「問いかけ力」を強化することと 隣り合わせと言ってもよいでしょう。 以前から整体師の養成校で 食コーチング型の問いかけをお話ししていますが、 このところ、 講話のご依頼が増えているのも、 その多くは、 話し方よりも、問いかけ力を強化したいと 経営者が考えるようになってきているからでしょう。
![]() では、「気になる話力」にはどんな例があるのでしょう。 これも、みなさまのご経験は豊富です。
・上役に、何か提案をするたびに、 「私はいいんだけれどね……」と言われる。 否定から入るこのひとことでモチベーションが下がる。
![]() ・質問に答えると、 「ですよね~」と返す人。 「わかってるんだったら、聞くんじゃないよ!」 と、心の中で怒りがこみあげてくる。
![]() その人の話をよく聞いてみると、 別に「逆」なんかなってはいない。 (それは、相手の注意力を高めようとする 深層心理によるものでは? とは、アドバイザーの解説)
![]() ・会話の中に「まぁ」「え~っと」「お~っ」などが 1分間に10回以上入る人の話は 中身が頭に入ってこない。
![]() ・舌足らずの幼稚な声、 こもったような声は聴きづらい。 トレーニングしてほしい。
・日常会話はとても優しい印象の栄養士さんが 講演になると、急に上から目線で話すようになる。 「あなたたちは……」 「野菜ジュースは野菜ではありません!」
![]() ・講演中、ずっと会場が暗く、 パワーポイント中心に文章を読んでいるような人。 自らの魅力がいっさいアピールされず、 ただただ原稿を読んでいるだけの印象の講師。
私自身を振り返ると、病院栄養士時代 まさか私が大勢の方を前にお話をするなんて 考えもしませんでした。 だから……と言い訳になってしまいますが、 病院栄養士時代の私の講演は、 いま、想い出しても穴があったら入りたい! でも、そういう私にも指名があるのが現実。
![]() ![]() その後も、ビジネスマン向けに話をする機会があって、 そこでは、話題の出典などまで、 あれこれと指摘を受けたりしました。 それを機に、講話・講演を学べる教室に通ったりしました。
![]() 講話や講演のあまりない人が そこまで学ぶ必要はないにしても、 ちょっとした集まりで求められる自己紹介にも 「自己紹介・話力」が必要になります。 そんなとき、 自分の講話のリハーサルに つき合ってくれる人がいる人は幸せです。
![]() 組織などでは、 講話原稿をチェックしてくれる人がいるかもしれませんが、 自己紹介などの場合はそうはいきません。 おじぎのし方、タイミング、目線、 声のトーンは、マイクの持ち方などなど。
![]() そして、 会場から質問があった場合は? 即答する前に、確かめるときのポイントとは? パワーポイントの内容、適正な枚数、 相手の心に響くような魅せ方とは、 最後のごあいさつは、 などは、 そうそうお教えいただけません。
![]() 大橋先生からは ご自身がスピーチでお手本にしたい人として 東洋大学時代の恩師・芳賀 綏(やすし)先生をあげられました。 専門の国語学、コミュニケーション論に加え、 ご趣味の相撲解説から政治評論まで 幅広く講話のジャンルを持っておられ、 講演や出演に当たっては 綿密な下準備をしておられたうえに、 普段の書く習慣が、 「話力」を支えていた、とご指摘されました。
![]() 私も、以前、NHKのテレビ番組で 芳賀先生がお話されているシーンを 拝見したことがあります。 声に張りがあり、滑舌がよく、 話す姿勢がまっすぐで、 自信に満ち溢れておられた印象は 視聴者に安心感を与えていたようにも感じました。
その他、 大橋先生が、魅力的な講話をなさる人として ・司馬遼太郎氏(作家) ・堺屋太一氏(経済評論家) ・永 六輔氏(作家) ・海老久美子氏(スポーツ栄養士) をあげてくださいました。
![]() 魅力的な日常会話とは、 自分が見聞きした内容を 誰かに無意識のうちにでも 「伝えたい!」「伝えよう!」 とする場があることで、 その分析、解釈もよりシャープになるようにも感じました。
![]() 私の主宰する 栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫には、 会員どうしが、毎日、掲示板に セミナーの感想や近況報告などを 報告し合うシステムがあります。
![]() その内容を拝見していると、 投稿される方々の文章が 日々スキルアップしていることがわかります。
![]() 「報告をする相手がいる」 「自分の文章を信頼できる相手に読んでもらえる機会がある」 なども、文章力、話力が確実にアップすることではないかと こうした小さな組織からでもそう感じることが多々あります。
「食ジム」の前身は、 「リーダーシップトレーニングゼミ そのリーダーゼミから満10年の今年。
![]() そろそろ、 次の10年に向けて、 食コーチングプログラムスも バージョンアップする時期か……と 考えさせられる1日でした。
![]() この日は7月7日、七夕の日。 願いは天に(運)に任せるだけではなく、 自らも「天の川を泳ぐ」勢いで 次の10年に向かおうという方向性が 得られた「食ジム」でした。
![]()
by palmarosaK
| 2019-07-12 22:16
| 食ジム
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