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2019年6月9日(日)、 パルマローザ主催 第460回 パルマローザ ブラッシュアップセミナー ≪人生100年時代だから、 食生活・健康支援、15のシフトポイント≫を 開催しました。 (講師 大橋禄郎先生 会場 横浜近代文学館 時間 10時30分~17時30分)
毎年6月は、 講師・大橋先生の スペシャルセミナーとあって 今年も各地から 23名の方に ご参加いただきました。
大橋先生のセミナーは、 以下の順番に進行されました。
0.「人生100年時代」とは、どういう時代か。 1.高齢長寿の意味を正しく理解する。 2.むしろ栄養士の守備範囲は広がる。 3.「利他行動」の意味を理解すること。 4.健康を思想として自分のものにすること。 5.各種職業や余暇活動への関心と理解を深めること。 6.人に対して肯定的で寛容であること。 7.コミュニケーション力が人並以上であること。 8.生理学や医学に加えて脳科学の理解を深めること。 9.パフォーマンス旅行をつけること。 10.「モチベーションアッパー」であること。 11.「食事力」を維持、向上させ続けること。 12.「予暇活動」の実践者であること。 13.人的ネットワークが豊かであること。 14.社会情勢、世界情勢への関心を持つこと。 15.いくつかの分野において生涯現役を目指すこと。
ここ数年、いろいろの媒体で 「人生100年時代」というコトバを目にしたり、 耳にしたりする機会が増えました。
人の一生が100年になることを想定して、 「60歳定年」の見直し、 医療制度の見直し、 大学教育機関の見直し、 再就職、転職、ダブルワークへの理解、促進など、 各機関がそれぞれ模索していると聞きます。
では、健康支援者の1人である 栄養士として、 「人生100年時代をどう考えるか」 「栄養士の社会的使命をどうシフトするのか」 ということを総体的にお教えいただく機会は そうそうありません。
そこで、大橋先生が私たちのために 上記の項目を1日かけてご講義くださいました。
冒頭で、先生が 「なぜ、日本は『人生100年時代』を迎えようとしているのか、 その理由を考えないと」と、 まずは、私たち参加者に喝!
その理由を9つ述べよ、 と言われたら、 正直、私たちは(私だけ!?) こんなに完璧に答えられない!! と、冒頭から焦りました。
先生がお示しくださった 9つの項目の1つに、 ⑤教育システム・メディアの発達、 という項目があります。 明治以降の識字率の高さ。 戦後の6・3制教育の確率。
健康支援者としての栄養士は、 人生100年時代を考えるとき、 「食」以外にも、 日本人という民族のライフスタイル、 政治、教育システム、 公衆衛生、経済……などの分野から 広い意味でアプローチできなくてはならないのだと、 ご講義の冒頭から 身が引き締まる思いで拝聴しました。
今回、ご講義の中でも 先生が何度も繰り返しおっしゃっていたことの1つに、 「『人生100年時代』とは、 認知症が多い時代であること」。
では、栄養士が認知症予防のために 「食」だけでアプローチをすればよいのか、 と尋ねられれば、「そうではない」のが事実。
大橋先生は、この日のために 日本初、世界初であろう、 認知症予防に有効と思われる食行動、食習慣とは、 という表をお示しくださいました。
その中には、 ・1日3回、定刻に食事をする。 ・著しい好き嫌い、偏食を避ける。 ・身だしなみを整えて食事をする。 ・食卓では同席者と語り合う。 ・適度に外食をする。 ……(以下一部を抜粋) ・孤食の機会を極力減らす。 ・食後のゴロ寝は避ける。 ・歯のメンテナンスは年(月)単位で…… などなど24項目!
認知症になる、ならないに限らず、 上記24項目は、 「いまからでもできること」 いえ「いま、すぐすべきこと」
身だしなみを整えること1つをとっても 70歳を過ぎて、 「急にできました!」 「ごろ寝をしなくなりました!」 というものでもないでしょう。
今回は、 「健康な思想」の一例(ごくごく一部)を、 私たちに紹介していただきました。
その中には、 ・自分の将来への展望や期待、 それらに向けての努力。 ・理念主義と現実主義を併せ持つこと。 ・自分1人だけで生きているわけではないという認識。 ・自然を感じる、自然を楽しむ心とアクション。 ・自分の非を認め、謝罪をする勇気と素直さ。 という項目も。
先生のお話を拝聴していると、 あらためて、「健康」とは、 栄養だけで成り立っているものではないことを 痛感するとともに、 栄養士が、「食」はもちろん、 こうした「食」以外の要素についても 対応できるよう、 スタンバイする気力と体力を つけておかなくては!! と、考えさせられます。
とくに、栄養士として人々の健康を説くときに 気をつけたい項目の1つとして 私は「人的ネットワークが豊かであること」 という項目が気になりました。
世間では、 「孤独のススメ」を説く本が ベストセラーになっているようです。
一方、国(行政)では、 ひきこもりの年齢が 長期化している現状から、 「孤独」にならないための いろいろのアプローチを それぞれの専門家や機関を通じて 対応しつつあります。
大橋先生からお教えいただいたこの項目では、 レスター・ブレスローの「7つの生活習慣」を とりあげておられます。
「社会的ネットワーク」(人脈)を 「強い社会的ネットワーク」(家族、親族)と 「弱い社会的ネットワーク」(近所、同僚、余暇仲間など) に分け、双方のネットワークに属した人の健康度が高かった、 としている。(大橋先生のテキストから一部抜粋)
私事で恐縮ですが、 つい最近、
母と父は、 自宅から徒歩10分くらいのところにある 某ファストフード店で 1杯100円のコーヒーを毎日いただくという 生活習慣ができていました。 母と父にとって そこに「行ける」ことが 毎日の運動であり、健康の証になっていました。
最近、父が闘病生活を送っていたため そのファストフードには母1人で 決まった時間に行っていたそうです。
そんなとき、目に飛び込んできたのが 母と同じ70代くらいの女性スタッフ。
じっと見ていると、その女性が 「私、何歳に見えます?」と 母に尋ねたんだそう。 「60代? いえ、もしかして70代?」 と答えると、 そのスタッフ「82歳なんですよ」。
少し驚いている母に 「私もあなたのように毎日ここに来て、 コーヒーを飲んでいたんです。 そうしたら、店長に 『そんなに時間があるんだったら ここで働かない?』と言われたので いま、働いているんですよ」
母は思わず 「私もまだ働けるかしら?」と。 「もちろん! だって私が働いているんですから」
実際に働くのかどうかという問題ではなく、 母に「まだ世間に自分の居場所がある!」 と、思わせてくれた その方とのやりとりが、 母の健康度をいっときでもあげてくれたように思いました。
田舎からシニアになって上京した人にとって 都会での、 見ず知らずの方とのコミュニケーションが 結果的に 「人的ネットワーク」につながるのかしら……と 大橋先生のお話をお聞きして そうも感じました。
参加者の中には、 高齢者施設に勤務している栄養士さんが大勢おられます。 「100歳」の方を、あるいは100歳近い方々を サポートされている方にとって 「人生100年時代」は現実的な話。
また、 フリーランスで活躍されている栄養士さんは 「92歳でお料理教室に通っておられる方もいますよ!」 とおっしゃる。 影山が通っているスポーツクラブにも 90代後半らしい女性たちが カラフルな水着で、 毎日プールで泳いで(すごい勢いで!)おられる。
そうした方々にとって、 これからは 「人生100年を迎えた、さあ次はどうしましょうか」 という提案もできる栄養士でいたい!! と、新たな目標ができました。
大橋先生のお話をお聞きしていると、 「定年になってから次の人生を考えるのはすでに遅い」 と、実感させられます。 「きょうの夕食後はどう過ごすか」 「週末にどう過ごすか」 「今年はどの海に行こうか」 という日々の延長線上にある……とうかがい、 自分のライフスタイルを あらためて振り返ることができました。
「きょうの延長上に10年後がある」 そう考えると、 私たちにとって 大橋先生がとても身近なよいお手本です。
今年は、 10月20日(日)~26日(土)まで 沖縄街歩き&スノーケリング&ダイビングツアーに 大橋先生とご一緒させていただく予定です。
輝かしい未来のために 私たちの「いま」を強化してくれる これらの予定も いつまでも若々しく、イキイキと過ごすための 因子の1つだとあらためて実感します。
「高齢者は、みな介護を受ける立場とは決まっていない! 高齢だからこそ、豊富なキャリアを活かして、 人や社会に貢献できることは多い」
誰もがいつかはシニアになる私たち。 そのアクティブシニアのモデルも 私たちが「健康をカタチ」にし続けていることで 令和のシニアは変わってくるのかもしれません。
そんな勇気と元気をいただいた 大橋先生のスペシャルセミナーでした!
by palmarosaK
| 2019-06-14 23:04
| 人生100年時代
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