女性の伝記小説が特に好きでした。
川上貞奴、伊藤野枝、与謝野晶子、平塚らいてう。
いまの時代では考えられないけれど、当時は
女性が活動することが大変だった時代に、
こんなにがんばってらした方がいたんだ……と
幾度も高校生だった私は勇気づけられました。
で、単純な私、平塚らいてう憧れて(!)
彼女の卒業した大学に行ってみたい!
と決心し受験しました。
入学して最初に、新入生は
いまの気持ちを何かに書いたように記憶しています。
それも、「みなさんの書いたものは大学に保存しておきます」
と先生方に言われたような。
「平塚ていてうのような人になりたい」と書きました。
今考えると、大胆すぎて恥ずかしい。
数年前、映画館で彼女の記録映画を観る機会がありました。
上品で、もの静かなイメージの女性、
そして芯に秘めている強い意志。
日本に、先人に、そうしたすごい女性がたくさんいらっしゃる
そのことに、ご本を読むたびに感動します。
もう一度、読んでみたくなりました。
ブルーストッキングの女性たちのご本を・・・。