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銀座和光裏の映画館で、 「あなたの旅立ち綴ります」 (原題 『The Last Word』) という映画を観ました。 主人公は、 シャーリー・マクレーン演じる、 広告業界で成功をおさめた女性、 81歳のハリエット・ローラー、 そして、 アマンダ・セイフライト演じる、 新聞社で訃報記事担当の若手新聞記者、 アン・シャーマン。 「自分が死んだら、 どんなふうに新聞に書かれるのか」と 本気で心配するハリエットが、 事前に、訃報記事の依頼をすることから 物語はスタートします。 ハリエットの依頼を受けたアンは、 ハリエットから受け取った交流者リストにそって、 次々にインタビューをして歩きます。 自分の目の黒いうちに、 「訃報記事まで管理する」というこの映画の 発想そのものが、 ザ・アメリカ!! アンは、あれだけ広告業界で 成功していた人にもかかわらず、 ハリエットのことをよく言う人が 誰もいないことに驚きます。 若手記者、アンは、 「最高の訃報記事」を書くには、 4つの条件を満たす必要がある、 と、大先輩のハリエットに示します。 2.同僚から尊敬されていること。 3.誰かの人生に影響を与えた(ている)こと。 4.人の記憶に残る、特別な何かをやり遂げること。 年齢を重ねると、 とかく頑なになり、 モチベーションは弱くなる傾向があることを 私たちは実体験しています。 若い記者に示された 4つの条件を満たすべく、 人生最後のフィナーレを、 すばらしいものにしたいと考え、 行動を起こします。 キャリアと才能のある彼女のこと、 行動は素早い。
若い新聞記者は、「訃報記事」を専門にするライターには、
ハリエットとの会話から、 幼いころ、地球儀を使って、 母親とゲームをしていたとき、 スペインの、なんとも美しい地名、 「アンダルシア」を思い出します。 そこへの憧れがよみがえり、 アンは、今後の進路を見直し始めます。 いやいや訃報記事の取材をしていた 若い女性は、 知らず知らずのうちに、 ハリエットから 影響を受けるようになってきたのです。
くくられてしまいそうですが、 この映画は、 それらのカテゴリーに入りきれない、 人生100年時代を生きる、 「アクティブシニアのためのライフスタイル論」なのだと 深く思いました。 ハリエットを演じた シャーリー・マクレーンは、 映画撮影時、 ハリエット役と同じ81歳。(現在は83歳) 彼女は、 パンフレットに収載されているインタビューの中で、 こんなふうに答えています。 「女優として年を取ることのメリットは、 経験があって、知恵があって、 酔いも甘いもかみ分けているキャラクターを オファーされる機会が増えることね。 こういうキャラクターを演じるのは大好きで、 だからこそ、演技を続けていきたいと思う。 自分のなかの知らない部分を発見する役に立つの。 (中略)」 日本では、 「断捨離」という現象がブームとなり、 人間関係まで「断捨離」するなんていう 暴挙に出るような発想本もある中、 この映画では、 最後まで温かく、 人と人とのつながりが いかに、その人の人生を豊かにするかを 考えさせてくれます。 今までの自分の人生を振り返り、 至らなかった……と思ったら、 誰かの手を借りてでも、 自らの手で、人生のシナリオを修正する……。 自分でその判断が下せたら、 どんなにハッピーでしょう……。 昭和女子大学総長の 坂東眞理子先生は、 この映画の紹介で、 「人生で『もう遅すぎることはない』」 「終活も結構、断捨離も結構、 しかしそれより高齢者は自分がどんな人生を生きるか まじめに向き合い、今からできることをするほうが よほど大事なのだ」 「全力で生きた人生はともに生きた人たちに忘れられることなく、 死んだ後も心に生き続けるのである」 と、述べられています。 シャーリー・マクレーンの映画 (ジャック・レモンとの共演 「アパートの鍵貸します」や、 オードリー・ヘップバーン共演の 「うわさの2人」) シャーリー・マクレーンの 小悪魔的な魅力に感激していた私が、 30年後のいまも同じ銀座で、 シャーリー・マクレーンに再び スクリーンで会うことができました。 シャーリー・マクレーンが 現役で、映画という銀幕の舞台に、 立ち続けてくれているからこその再会。 まだ見ぬ人たちにも出会え、 まだ知らない自分にも出会え、 学びを続けることで また世界が広がってくるのでしょう。 さわやかな気持ちになりました。 銀座シックスの屋上に吹く冷たい風も 明らかに春を告げていました。
by palmarosaK
| 2018-03-02 18:08
| 映画鑑賞
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