「食コーチング」のｉｎｇ。

2007年２月24日から始まった
「食コーチング」入門第1期。
あれから9年のときが経ち、
2016年6月19日、
「食コーチング」第19期の受講者を
送り出しました。

神奈川県内の特別養護老人ホームに
お勤めの栄養士さん。
東京都の障害者福祉施設に
お勤めの栄養士さん。
お２人とも、
私が以前講師を担当させていただいた研修会を
受講してくださった方です。

一般的には、
たまたま受講した研修会で、
講演会の講師と以後、
おつき合いが始まるというケースは
多いとは思えません。
講師の立場からすれば、
限られた時間で「食コーチング」のすべてを
お話することはできず、
もどかしさを感じることはしばしばです。

受講者にしても、
１度聞いただけで１から１０まで理解できれば、
４年制大学など、必要なくなってしまうでしょう。
まして、コミュニケーションスキルともなれば、
一生かかっても、完全制覇はできません。

「食コーチング」入門研修の場合は、
４回シリーズを修了された方々には、
それ以降の食コーチング入門研修に、
何度でも無料でご参加いただけるような
システムをつくっています。

そのこともあって、
ここ数年は、現受講生と、聴講生とが
一緒に、食コーチングを学び、
理解を深めあっていただいています。
それは、食コーチングを受講することが、
将来、どういう効果をもたらすのか、
実際に見ていただくことにもなります。
ビフォア―＆アフターの縮図のような場面です。

10年前、
第1期生として修了された方が、
いまも、通ってくださるのも、
主催者としては心強いものです。

「食コーチング」研修も
少しずつバージョンアップしているので、
１０年前に受講した方にも、
新しい考え方や
スキルをお伝えすることになります。
「問いかけ」や「肯定的指摘」
「魅力的な答え方」などの演習には、
キャリアを重ねている方々にも、
刺激的なスキルになっているようです。

最近では、
「『スタンバイ・スマイル』のブログを見て、
　『問いかけのスキル』を学びたいから」
という理由で、食コーチング研修に参加される方も
おられるなど、
ご参加いただく方の理由も変わってきています。

筆記試験には、
前回「食コーチング」第18期を受講された後、
ご都合で試験を受けることができなかった、
お２人も、岡山県、広島県から
お出でになられました。

食コーチングを、
ライセンスというカタチにしなかった選択は、
まちがっていなかったと、今もそう思います。

研修の最終日には、
特別ゲストとしてお出でいただいている
大橋予暇研究所主宰の大橋禄郎先生に
講話をしていただいています。
その中から、３つのポイントを。

≪食コーチとして輝き続けるために≫（抜粋）

１．食コーチングは
「仕事用」のスキルである以前に、
　 自分の健康や
人生を支えるスキルであることを自覚する。
２．ハッピーな人生を送る、
生きた見本であることを 自覚する。
８．年長者であること、
ベテランであることを武器にしない。

受講生のお１人、
Ｍさんから、
以下、ご感想をいただきました。
（一部をご紹介します）

新しい「対話力」という概念を教えていただき、
あらためて、日常会話の大切さに
気づきました。

「日常会話は苦手だけれど、
食事相談なら自信がある」
ということはないと実感しました。
きょうから日常会話も、
より、ていねいにお話していきたいと思います。

そして、やっとお目にかかれた大橋禄郎先生！！
想像していた以上にすてきな方でした。

大橋先生が、最後におっしゃった、
「学べば学ぶほど、謙虚になる」という
お言葉に、
「私もそう思えるように、年を重ねていきたい」
と決意を新たにしました。

私は、この入門研修が終わり、
わくわくしています。
これから、どのスキルアップセミナーを
受講させていただこうかと。
今までと違った、新しい未来が、
開けているような気がします。


あとは、
「食コーチング」第19期の方々の
筆記試験のフィードバック、
成績証、評価票をお送りするのみとなりました。

「あのときがあったから今がある」
と思っていただけるように、
「今までの10年がそうであったように、
これからの10年もこうして
食コーチング研修を通じたネットワークを
続けてゆきたい」
と、あらためて実感した、
食コーチング研修第19期の最終回でした。

次回の「食コーチング」入門研修は、
「食コーチング」第20期として、
9月18日にスタートします。

「食コーチング」第20期入門研修に
ご参加ご希望の方は、
影山なお子宛にご連絡お待ちしています。
（お名前、ご連絡先、ご所属先、
　をご明記くださいますように）
折り返し、
影山なお子が、
ご指示いただいたご住所に、
「食コーチング」研修のご案内書をお送りさせていただきます。

少人数での開催となりますため、
じっくり、なんどでも、
繰り返し学ぶことができると、
ご評価いただいております。

この研修は、
栄養士・健康支援者の方であれば
どなたでもご参加いただけます。

さわやかな秋を迎える、
横浜・元町で、
ご一緒できますことを楽しみにしています。