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2016年6月4日(土)~5日(日)は、 横浜で2つのイベントを開催しました。 6月4日は、 「食ジム」第45回、 「栄養士・健康支援者は食器とどう関わるか」 というテーマで、10時30分~午後5時30分まで開催。 座長 花崎智恵美さん (国際製菓技術専門学校講師/「はなさき料理教室」主宰)。 アドバイザーは大橋禄郎先生 (大橋予暇研究所主宰/ロッコム文章・編集塾主宰)。 翌日6月5日は、 パルマローザ第395回セミナー、 「ヘルスコミュニケーション力をどう強化するか」 ―コトバで健康な環境をつくっていくための方向性― というテーマで、 10時30分~午後5時30分まで、 大橋禄郎先生に1日ご講義をいただきました。 まず、1日目の「食ジム」について レポートします。 花崎座長は、以下のように、 進行されました。 1.私がいま、使っているご飯茶わんのご紹介。 入手事情、気に入り度は……。 2.私のコーヒーカップ、牛乳を飲む器の プレゼンテーション。 3.私の食器物語――うれしかった 悲しかった 驚いた。 (食器=茶わん、お椀、お皿その他) 4.ちょっと気になった食器のデザイン、使い方、扱い方。 5.外出先で出会った、「なるほど」食器演出力。 6.わが「食器力」をどう強化するか。 見つけ方、使い方、しまい方、プレゼントの仕方。 7.で、けっきょく、食器ってなんだろう。 毎回「食ジム」では、 前半の項目については全員が発表します。 当日、上記の進行表が発表されるので、 事前に考えておくことはできず、 瞬発力を発揮しての発言が求められます。 興味深かったのは、 いま、使っているごはん茶わんの気に入り度を 0%と断言された方が18名中、2人。 1~50%という人が4人もおられたこと。 「食」の専門家である栄養士・健康支援者だから、 「きっと、お気に入りの茶わんで 召し上がっておられるだろう」 と思っていただけに、 この数字は、意外でした。 0%の理由の「その1」 実家の家族と同居しているため、 台所主導権を握っている母の好みで 茶わんをはじめ「器」が決まる。 そのため、自分のお気に入りの器は ほとんど使えていない状況だから。 「その2」 独身時代から使っていたお茶わんを割ってしまい、 いまは、来客用としているものを 「とりあえず」使っているため。 一方、お気に入り度が高い人は、 「その1」 成人した息子が2歳のときに使っていたお茶わん。 親離れし、 いまは立派に成長した息子。 「こんなにかわいいときがあった!」 と、その器で毎日のお食事をいただくたびに、 思い出されるのでしょう。 「その2」 影山が主宰している料理教室 「アクションクッキング」で開催した、 ≪佐賀・有田焼窯元ツアー≫に 参加したときに購入した茶わん。 みんなで窯元に行ったり、 デパート以外であんなにたくさんの 有田焼を見たのは初めてだったから。 「その3」 景品でいただいた淡いブルーの茶碗。 高価なものではないかもしれないけれど、 淡いブルーが大好きなのと 手になじむものであったから……。 その他、 「マイ茶わん」は1つという方が多いのですが、 3種類あるいは4種類のマイ茶わんを 日々の食事に合わせて選んでいる という方もおられました。 大橋先生からは、 「茶わんはアジアに限定されるとしても、 自分専用の器やフォークやスプーンなどを 決めている民族はどのくらいいるのかしら」 との問いかけがあったことから、 いくつかの発言がありました。 フランスに留学していた栄養士さんは 「私が住んでいた当時のフランスでは、 マイ食器という感覚はなかったと思います。 でも、カフェオレボールだけは、 それぞれの家族の専用のものがありました」 との発言がありました。 日本の一般的な家庭では、 家族全員に、マイ茶わんやマイ箸などがあることで、 手になじんんで食べやすいということに加えて、 穏やかな日常を感じることがことができるし、 家族の食器を大事にする気持ちも生まれますから、 心の健康にも、ずいぶんプラスになることでしょう。 改めて、食事は栄養補給だけではなく、 安らぎの補給にもなっていることの意味の大きさを思います。 2の項目、「私のコーヒーカップ。 牛乳を飲む器のプレゼンテーション」では、 「とくに決めていない」人よりも、 お気に入りのコーヒーカップや 牛乳カップでと決めておられる方のほうが、 いくらか多いように感じられました。 大橋先生は、 「牛乳を飲む器によって牛乳の味が変わる」 と指摘されました。 「繊細な唇にあたる部分が 手ひねりの厚い器なのか、 繊細な薄手のガラスの器なのか、 同じく薄手の陶器なのかによって 同じ牛乳でもそのおいしさまでもが変わってきます」 そう考えると、 「牛乳はおいしくない」と おっしゃるクライアントの方々に、 「どんな器で召し上がっているのですか」 と、お聞きすることも、 クライアントのバッググラウンドを知るために 準備しておきたい問いかけの1つといえそうです。 参加者の1人から、 「みなさまは、来客用の器って用意されているのですか」 と質問がありました。 この質問には、 石川県能登からご参加いただいた栄養士さんは、 「能登では、かならず来客用の器をそれぞれの 家でいまでも用意しています。 イベントがあると、100客くらい必要になるので、 隣近所からお借りしてというのが能登の慣習です。 いまでも、各家庭20客くらいの準備はしています」 関東近郊にお住まいの 夫婦2人家族の栄養士さんは、 「とくに来客用とはしていません。 気にいったお皿を多めに用意する、 それくらいでしょうか」と。 同様のお声は他にもありました。 話が佳境に入るにつれ、 みなさまからの話題提供も多くなります。 「みなさんは夫婦茶わんってお持ちですか」 というお尋ねには、 「新婚時代に使っていたものを 今も使っている」というのは少数派。 「昔持っていたけれど……いまは使っていない」 という方がほとんど。 おもしろかったのは 「どうして夫婦茶わんって夫のほうが大きいのでしょう。 私はたくさん食べるので、 結果的に、お茶碗2杯おかわりしていただいています」 という発言があったこと。 さらに「私も!」の声。 さすが栄養士、というべきか。 男性の菜食化、女性の肉食化は、 お茶わんの大きさや杯数の逆転現象にまで 及んでいるようでした。 最後に、 「で、けっきょく、食器ってなんでしょう?」 座長のこの問いかけに、 大橋先生がこんなお話をしてくださいました。 「食器は食を盛りつけるためだけのものではない。 現に、急須を花瓶代わりに使っている人もいれば、 絵皿を額に入れて飾っている人もいる。 これらは、芸術の日常化ともいえる。 食器は、お料理の引き立て役とか、 お料理に対してわき役とかに 甘んじているばかりではなくて、 存在すること自体で、 立派に役を果たしているところもある。 食器棚の定位置に 収まっているだけでも意味がある。 モノはそれぞれ記号性があり、 意味を持っている。 それが人の心を支えるのではないでしょうか」 いつか子どもが結婚したときに、 「このお皿を持たせてやりたい」 とずっと食器棚にしまっておく……。 それにも意味があるというのです。 その食器棚の奥にある器、 「そこに器がある!」と思うだけで、 未来へのアクションが始まっているというのです。 会場の前の、 横浜大通り公園では、 奇しくも「陶器市」が開催されていました。 ランチタイムには、 「ここぞ!」とばかり、食器を更新するべく、 いろいろの器を手にする仲間たち。 さて、翌2日目は、 パルマローザ主催、 「ヘルスコミュニケーションをどう強化するか」 ―コトバで健康な環境をつくっていくための方向性― というテーマで、横浜で開催しました。 この日は、 講師・大橋先生の80歳のお誕生日にあたったこともあり、 各地から49名の方々にお集まりいただきました。 参加者の1/4は、栄養士以外の方。 ダイビングつながりで先生と30年、40年ご親交がある方々。 『栄養と料理』の編集長時代からおつきあいが続いている方。 スペシャルセミナーとあって、 10年近くお目にかかっていなかった方々とも お目にかかることができた貴重な1日でした。 さて、先生のご講義は以下のように進行しました。 1.イントロクエスチョン8題。 2.「ヘルスコミュニケーション」とは。 3.自然環境と健康の関係。 4.なぜ、「健康」であることが求められるのか。 5.「ヘルスコミュニケーション」へのアプローチ 6.社会的な健康の「カタチ」評価。 7.個人的な健康の「カタチ」評価。 8.資料 大橋先生は 「ヘルスコミュニケーション」を以下のように 定義されました。(以下抜粋) 「ヘルスコミュニケーションとは、 個人、集団がおこなう健康にかかわる、 または健康を左右する言語、非言語コミュニケーション行動をいう。 (中略) 『ヘルスコミュニケーション力』という場合、 対象者の健康度をあげるような 言語・非言語コミュニケーション能力をいう」 このセミナーでは、 健康を対ヒトだけではなく、 自然環境と健康、 (花、昆虫、鳥などの生物、星、海、風) 長寿国ランキングから読み取る健康度、 100歳を達成された高齢者の条件を引用され、 趣味、恋、正確、家族関係なども 健康度とおおいに関係があることをお示しくださいました。 日々の仕事に追われるようになると、 「なぜ、『健康』であることが求められるのか」 などと、深く考えることは少なくなるのが 現状ではないでしょうか。 先生のテキストでは、 それらを、 ライフステージ別にみる個人にとっての「健康」の意味、 国や社会にとって、市民が健康であることの意味、 それぞれに8項目、4項目と 理由を明確にしてくださっています。 文章によって明確にしてくださっているので、 しっかりとこれらのコトバを 自分でもしっかりと説明できるくらいに、 頭に叩き込まなくては!! 今回先生オリジナルの表を 拝見できたことも大きな収穫でした。 個人的には、 6.社会的な健康の「カタチ」評価。 個人的な健康の「カタチ」評価。 健康度アップの例は? 健康度ダウンの例は? と具体的に表にしてくださったのもうれしい! 先生のお授業は、 2004年1月23日に、 パルマローザ主催の第18回セミナーのとき、 日本橋の定員の会議室で定員どおりの18名で お聞きしたのが最初でした。 当時、その会場にいた栄養士のうち、 5名が12年後の6月5日、 今回のセミナーにも参加していらしたのは、 うれしいことでした。 「人生100年時代」となったいま、 大橋先生のように、 生涯現役で活躍される大先輩が 近くにいてくださることが 後から続く者にとって大きな励みです。 将来、私たちが80歳になったとき 先生のように、センスがよく、 フレンドリーで、アクティブに、 多くの仲間たちに囲まれ、 楽しみながら毎日を送っているだろうか……。 と思わずにはいられません。 ハッピーな人を見ると、 ハッピーな気持ちになるように、 この日初めてご参加いただいた方々も、 セミナー終了後は、 みなさま晴やかな表情で お帰りになられました。 東海地方梅雨入りをしたこの日ですが、 梅雨も私たちの熱気に、 遠のいてくれたのでしょう。 ランチタイム後は、 雨も上がり、晴れ女の多いパルマローザならではの 健康度の高さを見せつけてくれました。
by palmarosaK
| 2016-06-08 00:10
| 食ジム
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