「ぶらパルマ」 in 日本橋、人形町。

2016年４月10日（日）、
パルマローザ主催、
「ぶらパルマ、日本橋、人形町編」を開催しました。
（ガイド　影山なお子　　アドバイザー　大橋禄郎先生）

「ぶらパルマ」とは、
これまで使ってきた「ぶらカメラ」の延長線であり、
タモリさんの番組、
「ぶらタモリ」の影響もちょっぴりあるかも。
パルマローザ主催のぶら歩き、
称して「ぶらパルマ」、新しいネーミングです。

これまでに、
「神田古書店めぐりツアー」
「合羽橋ツアー」などを開催していましたが、
これからは、継続的なイベントとします。

街や村、いろいろの地域を歩くとは、
どういうことか。
永六輔さんは、
「知らない横丁に曲がってみよう、それが旅です」
といったとか。

もともと旅好きのパルマローザメンバー、
「ぶらパルマ」では、
ガイドも参加者も栄養士。
とすれば、「食」が中心。
でも、食べ歩きを目的にはしないつもり。
食材の産地、食に関係のある町名（蛎殻町、佃島など）、
つまり食文化を実体験する「小さな旅」

ちなみに、東京都中央区
日本橋牡蠣殻町（かきがらちょう）は、
ここには昔、漁師の小網の干し場であり
牡蠣の殻の堆積していた、
という一説がある由。
もっとも、中央区のホームページでは
正確には「不明」としています。
こんな異色の町名のいわれが不明とは、
それが歴史や文化のおもしろさ。

さらに「人形町」は、
人形劇の小屋があった、
人形師たちが住んでいた、などの説があります。

さて、以後は、
★５月４日（木/祝日）に、
「ぶらカメラ　上野で芸術家になる」
ガイド　大橋禄郎先生
■集合時間　10時30分

★５月15日（日）に、
「ぶらパルマ　都内ホテルでアフタヌーンティー」
ガイド　影山なお子
■集合時間　午後１時

★８月６日（土）には、
「ぶらパルマ　築地編」
ガイド　崎山光江さん（パルマローザ会員）
■築地集合時間　10時30分～
と続ける予定です。

今回は、
午前10時40分、
日本橋三越本館「ライオン」前に集合し、
1日のスタートをきりました。

日本橋で80年の歴史を持つ、
≪東洋≫グループの鉄板焼きで
黒毛和牛のサービスランチを堪能。
≪東洋≫さんは、
わたしが、日本女子大学進学のため、
上京した10代後半に、
日本橋に住む親せきが
東洋の洋食をごちそうしてくれたレストラン。
いまでも覚えています。

ランチの後は、
コーヒーショップ、
「ミカド」さんでモカソフト、
コーヒーを楽しみ、
本日のスケジュールをみなさまにご説明。

乗船までの1時間30分、
白木屋デパートがあった跡地に
12年前に建った
「コレド日本橋」を散策。

創業370年の歴史を持つ、
だしのお店「にんべん」で
だしの飲み比べをしたり、
出し巻き卵をいただいたり、
「だし」に関するグッズもたくさん購入。

日本橋はここ10数年、
再開発の影響で、
旧い町と新しい町が共存している街。

最先端の高級ホテルやデパートが
ある一方、
日本橋から隅田川までの
遊覧船で船からの川下りを
のんびりと楽しむことができるなど、
新しいもの、新しいものを人は求める一方、
旧き時代のものを復活させるなど、
懐かしいぬくもりを求めてもいることを
この街では感じます。

ちょうど、この日まで、
桜遊覧船があると聞いて、
10名全員が、
隅田川のスカイツリー近くまで、
桜をめでるツアーに間に合いました。
川岸には、前日の大雨にもめげず、
思った以上に桜の花が残っており、
川面にはいくつもの「花筏」（はないかだ）が
漂っていました。

ウィットがきいたガイドさんのおかげで、
私たち10名はおなかを抱え笑い転げ、
でもそのおかげで、
ガイドさんのテンションも上がっていたように
お見受けしました。

日本橋のかつての3大デパート、
（三越、白木屋、高島屋）
三越も、白木屋も、
創設当時は、両替商や呉服商から
スタートしていること、
それぞれのデパートの格付け（ランクづけ）なども
大橋先生からお聞きしたり、
有名な、白木屋火災事件のお話も
拝聴したり……。

和紙で有名な「榛原（はいばら）」では、
みなさまは、便箋、封筒などを、
わたしは、玄関に飾るための、
端午の節句の巻き物を購入。
「日本文化、ここにあり」でしょうか。

日本橋は銀座同様、
現在工事をしている箇所が多く、
更地になっている場所が少なくありませんでした。

海苔とお茶の「山本山」の喫茶室で、
和菓子とお茶をいただき、
一同、人形町へ移動。

ちょうど、人形町にある「水天宮」が
この日にリニューアルオープンしたこともあり、
普段は日曜日にはお休みする店も
営業していてくれたりしました。

人形町では「人形焼」をいただき、
甘酒横丁の「甘酒」、
豆腐専門店・双葉の「じゃんぼがんもどき」、
大橋先生が「日本でいちばんおいしい」
とおっしゃる酒悦の「福神漬け」、
お夕食は、日本橋で16年営業している
ハンバーガーショップ「ブラザーズ」で
アボカドチーズバーガーをいただきました。

参加者全員が栄養士とあって、
「興味関心のあるものはすべて食べつくそう」
というくらいの意気込みで
ご参加いただいているので
食べっぷりは見事。
アクティブ栄養士の21世紀の姿でしょう。

人形町の昔ながらのお店、
江戸っ子気質の店員さん、
1日に、日本橋、人形町
2つの町を散策したことで、
参加者のみなさまは、
たくさんのお土産を手にされ、
老舗の町を堪能されたようにお見受けしました。