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2016年3月27日(日)、 「食ジム」第43回を開催しました。 テーマは、 「栄養士・健康支援者の〝かほり〟力」。 座長は、私・影山なお子。 アドバイザーは、大橋禄郎先生。 「食ジム」がスタートして今年で5年。 「かほり」(香り)という、 栄養士、健康支援者にとっては 異例なディスカッションテーマながら、 いや、それゆえに、 各地から23名の栄養士・健康支援者に お集まりいただきました。 今回は、いつもにも増して 多くのお問い合わせをいただいたのは、 なぜか気になるテーマ、 ということでしょうか。 今回は、以下の進行でおこないました。 1.私の、「よいかほり」といわれた初体験。 いつ、どこで、だれに。 2.私が最初に手にした自分の香水。 3.私を魅了した、かほった人の想い出。 4.私をコンワクさせた人のかほり。 5.かほり品々、私の買い方、見つけ方。 6.健康支援者にとっての香りTPO。 まずは、話し合いの前提として、 香水についての、 一般的な定義をお示ししました。 (ここでは割愛) そして、 人から「よいかほり」といわれた体験を 全員に発表していただきました。 「かおり」つながりで、 思わぬ体験を語る方が少なからずおられました。 1.小学生時代に、 「消しゴム」のイチゴの香りをほめられた。 2.シャンプーの香りで 「よいかほり!」といわれた。 3.コーヒーショップから移動した次の職場で、 「いいかほり」と声をかけられた。 4.「うちの洗濯物の匂いが大好き」と 子どもからいわれた。 5.髪につけるムースのかほりをほめられた。 6.洋服ダンスに入れている、石鹸のかおりが 衣服にうつり、それを「いいかほり!」といわれた。 7.ハンドクリームのかほりをほめられた。 などなど、 いろいろの記憶がよみがえってきたようです。 なかには、 「私がつくったトマトソース!」とおっしゃる方も。 最初に手にした香水の発表では、 「ニナリッチ」 「クロエ」 「ランコム」 「ディオール」 「ジバンシー」 と海外ブランドの名前が上がります。 30年くらい前、 海外旅行が高嶺の花でなくなり、 一般庶民にも手が届くようになると、 香水やスカーフ、口紅など、 海外ブランドのものを おみやげにいただいたり、 自分もそうしたりしたものです。 今回の「食ジム」に参加した方の多くは、 まさに、そういう時代を経験した方でした。 私自身が主催している 「栄養士・健康支援者の身だしなみセミナー」でも 2年前くらい前から、 「かほり」を取り上げるようになったため、 みなさんは、おみやげ用ではなく、 ご自分用として購入するようになっていました。 ≪私を魅了したかほった人の想い出≫の 話し合いのところでは、 ずっと会っていない人の印象を語る方が 何人かおられました。 たとえば、 「好きだった彼」のかほり。 中学校のときの国語の先生。 (担任ではなかった) 高校時代のミランダ・カー似の国語の先生のかほり。 高校時代、バスケ部の先輩。 職場で「ちょっといいなぁ」と思っていた 男性のかほり。 事務所の同僚のかほり。 私は、客室乗務員時代、 先輩方がつけておられた香水に、 「洗練された、おとなの女性」 という印象を受けました。 そういう女性に憧れていました。 そのかほりに似た香水をつけている人に 街で出会うと、 いまでも「ドキっ」とし、 思わず、ふりかえってしまいます。 航空会社を退職し、 ずっと後になって、 先輩方がつけておられた香水が ようやくわかったりしました。 ≪私をコンワクさせた人のかほり≫ のコーナーでは、 ほかのコーナー以上に、 多くのご発言があったのがおもしろかった。 事例1. 知り合いのかほりに コンワクしたケース。 その原因を尋ねたところ、 その知人は、 洗濯をする際に、洗剤を使っていなかった、 洗剤を使って洗濯をするようになってから コンワク度はかなり軽減された。 事例2. 職場の同僚のかほりにコンワクしている。 「香水つけていますか」と 遠回しに聞いたところ、 「いいかほりでしょう!?」と言われた。 そうではなく、苦手なかほりだと 伝えたが、いまも変わっていないという。 事例3. 同僚の栄養士。 クライアントから「かほり」が気になると クレームが出たにもかかわらず、 「私は香水はつけていない」と言い張るとか。 事例4. 施設入居者さんの場合。 お部屋を訪問するときは、 ドアの前で、深呼吸をしてから ノックをするようにしている。 「相手のお部屋で消臭スプレーを するのは失礼ですし……」 いまも悩みは続いている、とか。 消臭スプレー、無臭グッズ、 無香料のシャンプーなどなど、 「無臭」(といっても、完全に無臭ではない) というジャンル(ブランド)が、 日本においては、多く流通し、 それが商品の主力になったり、 消費者もそれを手に取る機会が多かったり するように思います。 湿気が多く、湿度が高い日本では、 「かほり」の立ち込め方が 海外とは異なるでしょうし、 いろいろの人種が集合する欧米と、 日本人とは、香り環境が 大きく異なるのでしょう。 そうした事情以前に、 「自分が出過ぎないようにする」 「まわりと調和する」 という国民性が私たちの根底にあるため、 「かほり」は、自己のアピールのし過ぎと、 拒否的に反応されやすいようにも感じます。 ≪かほり品々、私の買い方、見つけ方≫では、 かほりを持ち歩いておられる方の 「かほり」をお見せいただきました。 ジャスミン、 バニラ、オレンジ、アロマ系のロールフレグランス、 ロクシタンのバラ、 ベルガモット、マンダリン……。 お気に入りのかほりを ポーチに忍ばせておられる方は、 その「かほり」をプレゼンされるのも おじょうず、という風にお見受けしました。 海外では、「自分だけのかほり」を 手にするために、 「人とバッティングしないかほり」を 注意深く選んでいると聞きます。 いつ、どんな環境におかれても、 自分が平常心でいられる環境を 自らつくるきっかけにもなる1つが かほりだと思います。 赤ちゃんが、母親のかほりがついた 毛布やハンカチを身につけていると、 落ち着くのと同じように……。 一般的には、 栄養士・健康支援者、 その他の接客業の中には、 「かほりはタブー」というところもあります。 かほりが、相手を威圧したり、 劣等感を感じさせた人、 相手の批判感覚を目覚めさせたりすることもあり、 ときに「香害」になる場合もあります。 それでも、 香水はもっていなくても、 ハンドソープ、ハンドクリーム、 シャンプー、ボディークリーム、 柔軟剤を使っておられるケースは多い。 「それなら許せる」という 共通認識があるようです。 かほりにも、「共通語」のようなところがあって、 家庭生活で常用するものは許せる、 で、「よそ行き」っぽいかほりは許せない、 などという反応が起こったりします。 ある人を「魅了するかほり」が、 ある人を困惑させる…… それがコミュニケーションというものでしょう。 「見れる」「食べれる」「寝れる」を 許せる人と、許せない人と。 大橋先生は、こうおっしゃっておられました。 「かほりは、きわめて動物的な、 根源的な感覚に作用する。 繁殖や警戒、毒性の有無の判断などに 大きくかかわる。 その一方で、きわめて文化的なところもある。 その人の社会的地位とか、知性とか、 精神性とか、文化性とかに深くかかわっていて、 それが周囲の共感を呼んだり反発を招いたりする。 下着は、もっとも身近な自分の環境 と言ってきたけど、 かほりは、もっと身近で、 しかも目には見えない環境なのですね。 健康支援者としては、 『かほり健康論』というような意識を持つ必要が あるかもしれません。 実際、医療の現場でも、 かほりや色彩を治療の一助にしているところが あるでしょうから」 「食ジム」終了後、 みなさまのご感想の中に、 「自分のかほりがほしくなった!」 「香水を買いに行きたくなった!」 「いつも同じ香水を何十年も続けていたので、 他のかほりも試したくなった」 「香水は敷居が高いけれど、 ルームフレグランスやお風呂にアロマを、 というのはやってみたい」 などのお声がありました。 自身の名前をつけた香水 「シャネルNo5」を発表し、 世界中の人々を魅了し続けている ココ・シャネル。 「香をつけない女性に未来はない」(by ココ・シャネル) というコトバを以前にもご紹介させて いただいたことがありますが、 ここでも、 そのコトバに強く反応される方がおられました。 健康支援者の未来は、 玉ねぎやトマトのかほりや、 香水のかほりとのブレンド、 いいえ、 TPOに合った使い分けによって 広がるのではないでしょうか。 「健康は多様性によって強化される」かな。
by palmarosaK
| 2016-03-29 22:05
| 食ジム
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