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![]() 東京・新宿の映画館で、 ≪アイリス・アプフェル≫を観ました。 この映画を観るきっかけになったのは、 3年前と昨年観た 2つのドキュメント映画。 『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(2013年日本公開) 『アドバンスト・スタイル』(2015年4月日本公開) これらの映画に、 アイリスは、証言者として 出演していました。 黒い大きなめがね、 姿勢がしゃんとし、 個性的な着こなし、 一度見たら、忘れることはできない、 そのスタイル。 「この人はどういう方なんだろう……」 ずっと気になっていました。 ![]() アイリス・アプフェルは、 映画公開時は94歳。 ニューヨーク州クイーンズのアストリアで 弁護士でブティック経営者の母と、 インテリア装飾家の父の間に 1人娘として生まれ、 幼いころから、 人とは違うスタイルを意識する 感性豊かな少女だったと、 パンフレットに紹介されています。 インテリアデザイナーに師事し、 1940年代、パークアベニューの 上流階級の顧客を持ったのが20代。 ![]() 夫カールと出会い、 1950年代に、夫婦で「Old World Weavers」社を設立し、 アイリスの監修で、 アンティークの生地を正確に再現、製造することを専門にし、 ビジネスは大成功をおさめます。 顧客は、富裕層から、 メトロポリタン美術館(歴史的建造物の 内装を手がける)、 ホワイトハウス、 (9代にわたる歴代大統領の在位期間中 内装修復プロジェクトを担当) などの、アメリカを代表する、 歴史的な建造物たちを、特殊な技術で製造、 修復作業し、 社会的にも貢献するようになりました。 ![]() 富裕層の顧客たちからは、 「他の家庭とはちがうもので」と依頼され、 材料を集めるため、 世界中を旅した2人。 夫のカールは、100歳。 (昨年101歳の誕生日を目前に、 2015年8月1日にお亡くなりになられたそうです) ドキュメント映画とあって、 彼らが家でくつろいているシーンももちろん カメラはとらえています。 「子どもみたいな妻と もっといろいろのことがしたい。 妻といると楽しい。退屈したことがないね」と、夫のカール。 ![]() 映画のなかで、 アイリスはこう言っています。 「もともとファッションが好きだったから、 建築に進むことになるなんて、 考えてもなかったの。 でもね、仕事をしているうちに、 建築も、ファッションも、政治も、音楽も みんなつながっていることを知ったの。 だから、その当時の服を見れば、 その当時の政治がわかります。 その当時の建築物を見れば。 その当時の服装がわかるというふうにね」 ![]() 2人で興した会社は、 大手企業が高値で買い取ることになり、 夫婦は、世界有数の高級住宅地、 アッパーイーストサイドの パークアベニューに住んでいます。 2005年、84才のとき、 メトロポリタン美術館が アイリスのコスチューム・ジュエリーの コレクション展示を打診、 「アイリスコレクション」は、 口コミで評判を呼び、 驚異的な動員数を記録したといいます。 アイリスは自らを「80才の新人」とよび、 その後、アイリスはヴォーグ、ハーパーズバザー誌、 などアメリカを代表する出版物の特集を飾り、 「Kate Spade」の広告に出演したり、 大手企業とのコラボ商品を企画したり、 大手テレビショッピングで、服やアクセサリーの販売に 関わり、自ら出演したり、 テキサス大学では、人間生態学の客員教授としても、 教えています。 ![]() この映画が全米でも大ヒットをし、 日本でもヒットしているその理由が、 大画面を通じて伝わり、 2時間の上映時間が あっというま……。 「アイリスの魅力」がたっぷりつまった、 このドキュメンタリー映画は、 コーディアルのように、 肌や細胞、脳まで 活性化してくれるかのよう……。 衣服や宝飾のために、 マンション3つを管理しているというアイリス。 ![]() ![]() 服や雑貨は「モノ」ではない……。 「アイリス」という人を支え続けてくれる 同志であり、いつもそばにいてくれる、 愛すべき存在なのだとも それらは教えてくれるのです。 ![]() 雑貨、衣服などの1つ1つが、 彼女のヒストリーであり、 彼女のキャリアであり……。 ![]() 衣装部屋の服を1つとっても、 その衣服のバックグラウンドを、 すらすらと話せるアイリス。 そんなとき、アイリスは楽しそう! ![]() 94才のアイリスが、 20代前半のときに自分に声をかけてくれた人の コトバがいまも忘れられないといいます。 ![]() ニューヨークの老舗デパートの 創業者夫人が、 毎日そのデパートに出かけていた アイリスを見て、 「あなたは決して美人ではないけれど、 あなたには*スタイルがある」と。 *映画の字幕では「センス」と日本語訳にされていましたが、 アイリスのコトバは、「スタイル」となっていました。 そのコトバが 70年後のアイリスに 影響を与え続けている……。 ![]() アイリスが語ったコトバで 印象的なものをあげてみると……。 ・「人の目を気にするのではなく、 自分のために服を着る」 ・「『パーティーに出かけるしたくは、 パーティーそのものよりずっと美しい』 うまいこというわ」 ・「毎日無難なことを繰り返すくらいなら、 いっそ、何もしなきゃいい」 ・「自分を美人だと思ったことは一度もない。 私みたいな女は、努力して魅力を身につけるのよ。 いろいろなことを学び個性を磨くのよ」 ・「積極的に世の中に出たいわ。 それが私の生き方なの。 歳をとり、からだが弱ると 後ろ向きになる人も多い。 でも重病じゃないなら、自分を駆り立てなきゃ。 外へ出て、調子の悪さを忘れるの」 ![]() 50席とちょっとでいっぱいになるという 新宿の映画館は、 アイリスのような、 意思を持つ(であろう)、そしてエレガントで、 個性的な女性たちで満席でした。 この映画の1シーン、1シーンごとに、 アイリスが 私たちの 背中を押してくれているように感じました。 人生の先輩たちが、 その年代を謳歌されておられるのを 拝見すると、こちらまで元気になります。 「いつか通る先にある不安」のために、 守りの姿勢に徹するのではなく、 「いつも世間と関わっていよう」 という姿勢も、自分はもちろん、 人々の健康度を高めることになるのだと アイリスの映画からも実感しました。 ![]() 「映画はパルマローザサークルに入会してから 観るようになりました」とおっしゃる、 栄養士のSさんと映画をごいっしょした後は、 場所をティーサロンに移し、 それぞれの感想を述べ合った土曜日の昼下がり。
by palmarosaK
| 2016-03-23 18:17
| 映画鑑賞
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