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8月22日(土)、 仕事のあと、時間ができたので、 歯のクリーニングのために 定期的に通っている、 青山の歯科医院に行きました。 2か月に1回、 歯石のチェック、 歯石の除去、 ホワイトニング、 歯磨きチェックなどで計1時間。 これも生活習慣の1つです。 いつも担当してくださっている 歯科衛生士さんがお休みだったため、 以前担当してくださったことのある、 ベテラン歯科衛生士、 Mさんに担当していただきました。 メンテナンスを始めるや否や、 私の口を覗き込んだМさんは、 「わぁっ~!!」と叫びました。 ドキッとして、 「え? どうかしました?」と私。 (なにか、とんでもないことが見つかったのかな?) すると、Мさん、 「影山さん、 昔、担当させていただいたころと比べると、 歯ぐきの色がピンク色で とってもいい状態ですね! うれしくなっちゃいました」 (びっくりさせないで!!) カルテに目を通していたМさんいわく。 「影山さんが初めてうちに 来てくださったのは、 平成4年3月ですね。 私が、ここに就職したのが平成4年8月ですから 影山さんは5か月先輩です」 そうでした。 全日本空輸株式会社(ANA)の 国内線客室乗務員として 入社4年目のときから 通っていたことを思い出しました。 当時、予防歯科という概念が いまのように普及していなかったので、 「歯のクリーニング」だけをしてくれる 歯科医院も珍しかったのです。 そのころのことを思い出しました。 ウェルカムドリンクとして お紅茶やハーブティーが すてきなティーカップで出されていました。 歯科医院というよりも、 ホテルのラウンジ、という印象でした。 もっとも、 当時、担当してくださった衛生士さんは 厳しい方で、 歯磨きの仕方が悪いと強く叱るのでした。 そのことを昔話としてお話していたら、 現担当のМさん、 「ええ、その先輩は、 『私は患者のためと思って、 たとえ、鬼と思われても 厳しく言い続ける』と言っていました」 その後、 私は栄養士になるために、 航空会社を退職し、 通学を始めたので、 その歯科クリニックには通えなくなりました。 Mさんと、 厳しい先輩の思い出話をしていて、 栄養士の中にも、 クライアントに厳しい人が 少なからずいらっしゃることを 考えたりしていました。 「目の前の患者さんがよくなるためには、 たとえ、私が嫌われても、鬼になって 厳しく指導し続けることが必要」 さて、6年後、 私は、東京、青山の街を 歩いていたら、 見たことがある 歯科クリニックの看板が目に止まりました。 以前とは異なる 新たな場所で開業されていたのです。 そのビルの階段をかけのぼり、 興奮気味に確かめたところ、 やはり、以前通っていた歯科クリニックでした。 6年間、遠ざかっていたのに、 私のカルテは残っていることにも感激しました。 以前とはサービスの内容は変わっていましたが、 扉をあけるとアロマテラピーの香り。 おしゃれな感覚は健在でした。 以来、私の定期的クリーニング医院として いまもお世話になっています。 さて、歯科衛生士のМさんが 声をあげた私の歯ぐき。 10数年前は、 精神的に一番追い詰められていたころ。 「いまだからこそ」とおっしゃるМさん。 「影山さん、大丈夫かな。 ちゃんと磨いておられるというのに、 この歯ぐきの状態は……」と 案じておられたとか。 心身が悪コンディションのときは、 歯磨きの習慣とは別に、 歯ぐきの色つやが落ちてくる……、 そのことになんとなく気づいた私は、 別の歯科医院でも、 歯のクリーニングだけは 定期的に受けていました。 私にとって 歯のクリーニングは、 美容院やエステやネイルサロンに 通うのと同じ感覚です。 そこはくつろげる場所の1つなのです。 そして、Мさんがおっしゃっていた、 このことばが心に残りました。 「影山さん、キャリアを重ねていくと、 患者さんに『問いかける』ことを しなくなっている自分がいることに気づきます。 後輩の歯科衛生士たちは、 患者さんに、 『痛くないですか』『大丈夫ですか』 『ちくっとしますけれど、いいですか』などなど、 声かけをしっかりやっています。 そんなとき、 先輩として、彼女たちから 初心に戻ることを学ばせてもらっています」と。 続けて、 「歯科衛生士の立場からしたら、 歯のクリーニングにせっかくお金を出して 通ってくださっているのだから、 『徹底的に歯石をとって差しあげたい!』と 思うわけですよ。 でもね、それは、私の想いであって、 患者さんの想いではないことを知るんです」。 Мさんがおっしゃるには、 患者さんの中には、 「そんなに一生懸命に取らなくてもいいから。 適当にしておいてね」という人も少なくないとか。 「歯科衛生士としては、 そんな答えに納得できないときもあったけれど、 歯石取りが、 人によっては、 痛くて辛いものであること、 自分の想いと患者さんの想いが 異なることを日々勉強させていただいている」 とおっしゃるのです。 Мさんのように ベテランになっても、 ご自分を振り返り、 あるいは、 後輩たちの仕事ぶりや成長からも 学ぼうとする姿勢は、 栄養士の世界にも参考になる姿勢であると思いました。 歯科衛生士か、栄養士かという話ではなくて、 サービス業にたずさわる プロとしての個人的な資質やセンスなのでしょう。 資質やセンスは、不変なものではない。 机の上ではなく、 その環境がいくらでもステップアップを促すもの。 Мさんの場合、 そのクリニックの院長の人柄とも 因果関係がありそうです。 私に厳しかった、以前の衛生士さんは、 いま聞けば、半年後にはお辞めになったとか。 それは、その環境による浄化作用なのかしら? メンテナンスを受けて、 爽快感を味わいつつ街を歩きながら、 栄養士のセンスアップの環境づくりに、 いっそうがんばろうと、 誓っていました。
by palmarosaK
| 2015-08-24 12:54
| 歯医者さん
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