長野県で開催された「かかりつけ医推進事業フォーラム」に
参加された栄養士さんが、
内容をまとめて、彼女の感想とともに
メーリングリストでメンバーに、
アウトプットしてくれました。
とても充実した内容だったようです。
「こうしなさい、ああしなさい」 と指導するのでなく、
「こうやっていこう」と思っていただけるサポートが、
モチベーションを上げられる、
選ばれる栄養士になる……
そういう栄養士に自分もなりたいと結んでおられます。
かかりつけ栄養士になるためには、何が必要か。
より高度な専門知識?
病態ごとのたくさんの資格?
より多くのPR?
いまの会社(病院)を辞めることになるの?
月刊誌の編集者の方たちと
ご一緒にお食事をしたときのこと。
「影山さん、仕事柄、いろいろな方に取材しているけれど、
みんな食事のことで困っている人が多いんですよ。
スポーツ選手だけでなく、
身近なところにこんなにいるのにね……」
「私はカロリー計算ができます」、
「私は塩分計算ができます」、
「私は糖尿病や腎臓病のレシピが作れます」、
「私はスポーツ選手にとって
最高のパフォーマンス食を提案できます」、
と、一方的に意思表示をするよりも……、
「栄養士の私が、お役にたてることはないですか」
「私はどんなふうにお役にたてるかしら」
このひと言が
どんなに多くの人たちの心の支えになるか……。
つねに、相手の立場にたって考える。
そして、現場の声を聞いてみる。
身近な人たちの
悲鳴を聞き逃さないようにするために。
かかりつけ栄養士への第1歩だと思うのです。