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7月5日(土)~6日(日)の2日間、 1泊2日の合宿スタイルで 「栄養士・健康支援者のための輪読会」⑦を 開催しました。(横浜/元町) (主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 1日目:10時30分~午後5時30分 2日目: 7時~午後3時) 栄養士・健康支援者のための輪読会のスタイルは、 講師を務めてくださる大橋先生が そのとき、その都度、 テーマやテキストとする本や雑誌、 新聞記事などを選んでくださいます。 そのテキストを出席者が順に 音読します。 区切りのよいところで、 先生の補足や、みなさんからの質疑、 意見や感想などの発言があります。 音読によって、目と耳で情報を入力し、 さらに補足や、みなさんの感想などがあって、 数行の文章を、 いろいろの角度から分析することができます。 自分の書棚にある本や、 すでに読んだことのある本でも、 「そうか、そう読むことができるのだ」 「ええ? そんなことに気がつかなかった」 などの感想を持つ人もしばしば。 以下はこれまでの輪読会のテーマ。 第1回 2013年1月27日(日) 健康支援者のための「読み込む力」演習 ー「食品成分表」をフル活用しようー 第2回 2013年3月24日(日) 新聞を読み込む。-コラムから社説までー 第3回 2013年5月19日(日) 専門誌その他の関連記事・論文を検証する。 第4回 2013年9月29日(日) 食を語る文章を読む。 第5回 2013年12月1日(日) 人間を多角的にとらえるために関連書物を読む。 第6回 2013年3月2日(日) 「人間を多角的にとらえるために関連書物を読む」② 一部のものを除いて、 いずれの教材も、ふだん私たち栄養士が 手にすることが少ないであろう 書物であったり、雑誌であったり。 新聞や雑誌の記事を読む場合も、 よい記事とそうでない記事の見分け方を 表現面から、思想面から 指摘くださるおかげで、 以後、記事の読み方に視点ができてきます。 今回7回目となった輪読会では、 栄養士・健康支援者という職業が 「人と接する職業であるからには、 人をもっと深く知ろう、そのために……」 という、私たちの想いを先生が汲んでくださり、 「愛と恋を語る文章」というテーマを ご提案いただきました。 古くは『万葉集』から恋の歌、 当時の話題作であった、 『風立ちぬ』(堀 辰雄) 『春琴抄』(谷﨑潤一郎)から、 一見、カタそうに思える、 論文『愛は脳を活性化する』、 そして、社会的な話題にもなった 渡辺淳一氏自らが語る、 自作の『男と女』論。 そして宿泊先のホテルのお部屋では、 落語「明烏(あけがらす)」を聴きました。 万葉集の時代は、 男性が女性の家に通い 愛をカタチにする通い婚(?)の時代。 待てども待てども 愛する人が来ない。 その悲しみを短歌に詠む……。 女性にとって 悲しい時代ではあったでしょうが、 容姿ではなく、 文才や歌の才能で 自分をアピールする機会もあったのかと思うと、 いくらかは救われます。 『風立ちぬ』は、 サナトリウムで出会った女性をモデルに 書かれたという作品。 彼女が結核に冒されていたたために、 やがて死別を余儀なくされるかもしれない、 だからこその、愛の昇華……。 人は愛する(愛した)人の「死後」も、 より深くその人の存在を身近に感じ、 愛することができる……、 そのような純粋な愛のカタチを再確認。 『春琴抄』は、 映画で観たという人が少なからずおられました。 そういう私もその1人。 山口百恵さんと三浦友和さん主演の 映画シリーズは、 その当時は、百恵さんの美しい映画という 印象しか覚えていませんでした。 が、今回、この小説のあらすじを読み、 主人公が、こんなにも勝気で わがままでもあったのか、 それを百恵ちゃんが演ずるとは……と 驚きました。 女性が従順に書かれる小説が多かった時代に、 プライドが高く、自分にも周囲にも厳しく、 そして美しい、琴・三味線の師匠として描かれる春琴。 冷え性の春琴の足を温めるために、 奉公人の佐助は、 布団の中で主人の足を懐に入れたりする、 その献身的ながらなまめかしい描写が 印象に残りました。 『愛は脳を活性化する』の4章の冒頭には、 「愛が脳を救った」とし、 実際に起こった症例を紹介されています。 当時15歳だった茨城県つくば市の高校1年生N君。 1988年11月18日の夕方、下校時に 自動車事故に遭い、右頭蓋骨が陥没し、 右大脳半球の後半部に損傷を負って意識不明の重体。 病院では、 右脳の広範囲に減圧を目的とした手術が施され、 集中治療室に収容された。 執刀医の先生が「植物人間になる可能性が高い」 と言われたほど状況はよくなかったが、 そんな彼が家族の「愛」に応え、 驚異的な回復を示した……と。 (ご家族が毎日N君の名前を呼びながら 話しかけたり、脚をさすったり、 懸命なサポートがあったという) こうした例は、 「臨床的に」「科学的」……だけでは あてはまらないこともある……ということを 著者の松本元氏は、指摘されています。 栄養士・健康支援者にとって、 「人を愛するとは何か」を知ることは、 「より深くその人を知る」 「人とは何か……」 「人は何のために生きるのか」 というところに行きつくための プロセスの1つなのだと あらためて感じました。 四国・香川県からご参加いただいた 砂野知香さんもおっしゃっていました。 「私は、落語をラジオやテープで 聴いたことがほとんどないので、 よく理解できませんでした」と。 ビジュアルに頼りすぎていると、 音だけという耳から入ってくる情報に 鈍感になっている自分がいる……、 そのことが私の課題なのだと はっきりわかったことも 輪読会の収穫でした。 横浜での合宿は、 2009年6月に開催した 「横浜・上郷森の家」以来、 6年ぶりとなりました。 セミナー終了後は、 山下公園前のホテルに4人部屋、 3人部屋と分かれて宿泊し、 夕食は、それぞれ部屋ごとでいただくという 「エゴイスティックディナー」方式を試しました。 「エゴイスティックディナー」とは、 「他人の目を気にせず、 自分の食べたいものを、 好きなだけ存分に買って、 いただく夕食のこと。 どこで、だれと食べるのも自由!!」 ちょうど、山下公園では ベルギービールフェアが開催されていました。 今年で4年目とか。 結果的には、みなさん、ここに引き寄せられて、 さわやかな横浜の海の風を感じながら、 ベルギービールで盛り上がりました。 午後9時からは 輪読会の続きがスタート。 夜にお部屋に集まっての勉強会は なぜかワクワク。 それぞれ持ち寄った夜食をいただきながら 「恋・愛」についてのお話にうっとり……。 広島県からご参加の栄養士さんのご提案で 「婚活」について、 みなさんで深夜1時まで話し込みました。 後日、その方のご感想に、 「横浜合宿に参加できてよかった! 合宿最高!」と おっしゃってくださったのを拝見し、 合宿というスタイルでの輪読会を 開催してよかった……と、あらためて思いました。 翌朝は、朝7時にロビーに集合。 食コーチングの考えるウォーキング、 「歩コム」スタイルのウォーキングです。 歩く目的を、減量とか、生活習慣病予防とかの、 ボディのメンテナンスに限定せず、 「見ること」「聞くこと」「話すこと」も忘れず、 1人のときは、 「自分とのコミュニケーション」を図る。 それは、一貫性のある思考を試みることです。 山下公園から大桟橋まで テーマをお出しして、 みなさまに歩いていただきました。 往きは「この片道で印象に残ったことは?」 帰りは「10年後のあなたはどうなっている?」 もちろん自分のペースで、 人と話しながらでも、 このテーマを考えて歩くのです。 大桟橋には、 世界1周の航海に出る、 「PEACE BOAT」が停泊しており、 私たちは、この「PEACE BOAT」前で 「大きな犬を連れて歩いている方が比較的多かった」 「ベルギービールフェアの最中であるにもかかわらず、 ゴミが1つもなく、きれいな山下公園だった」 「スポーツウェアを着ていない自分が恥ずかしかった」 「けっこう朝から走っている人がいます」 「もう赤レンガにあるパンケーキ屋さんは並んでいます」 などと、各自の観察を披露し合いました。 大桟橋からの帰り、 山下公園では、 ヨガのサークルがヨガイベントをしており、 山下公園の氷川丸をバッグに彼らのヨガポーズが いっそう神秘的に見えました。 1歳の娘さんと参加してくださった 三奈木麻弓さんが 「娘は、私と2人のときはすぐに『だっこ』と 言うのですが、きょうは、みんなが歩いているからか、 自分から歩いていました!」と 娘さんの成長ぶりを 報告されていました。 「歩コム」の効果がさっそく出たようです。 朝食後は、再び10時からお部屋に集合し、 輪読会の続き。 さて、輪読会は大橋先生の しびれるシメのお言葉で満載でした。 その中で印象に残った言葉は、 「人を愛することができない人が 人から愛される機会が少なくなるのは やむを得ないでしょう」 愛する対象は、 植物、動物でもよいとおっしゃいます。 愛があるサポートで クライアントの健康状態だけではなく、 家族、恋人、地域、組織が 変わることも少なからずあるように思います。 輪読会が終わった2日後、 『読売新聞』夕刊に 川端康成の「初恋とされる女性」、 伊藤初代さんとの恋文11通が 自邸で発見されたというニュースが載っていました。 川端康成氏自らが 「返事がないので毎日毎日心配で心配で ぢっとして居られない」 「恋しくつて恋しくつて早く会はないと僕は何も手につかない」 などと記されているそう。 結果的に2人は別れるのですが、 初代さんが別の男性と結婚した後も、 「関東大震災は彼女は大丈夫だったか」 と、初代さんの安否を気遣っている様子が残されているそうです。 輪読会が終わった後、 日本を代表する作家、 川端康成氏の恋文が発見されたというニュースは どこか偶然ではないような気がしたここ数日でした。
by palmarosak
| 2014-07-10 00:28
| 輪読会
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