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「食ジム」第24回は 栄養士・健康支援者の運動習慣 ーお散歩からマラソンまでー というテーマで、 横浜関内ホールで開催しました。 (2014年6月8日) 今回の司会は、 3回目の担当となる、三上聡美さん。 「食事力 スポーツプロ」を主宰する フリーの管理栄養士。 「食ジムでの司会を担当することで、 日々の仕事に生かせることはもちろん、 プライベートでのちょっとした集まりでも いつの間にか司会進行を引き受ける 機会がふえました」とお話されます。 アドバイザーには、 第1回食ジムからご指導いただいている 大橋禄郎先生においでいただきました。 今回の食ジムでは、 三上さんは以下のように進行されました。 1.私の運動体験「うれしかった物語」 「悲しかった物語」 2.いまの生活で「運動習慣」をあげるとしたら……。 楽しさはこんなところ。 3.私が憧れる、運動習慣のある人ー こんなところが刺激になる。 4.運動習慣にどんなメリットがあるのだろうか。 5.私が健康である理由として「運動習慣」をあげるとしたら。 6.クライアントに運動習慣をすすめるときの 「殺し文句」ってあるのかな。 7.運動するときのこだわりのポイント ―ファッション、グッズ、メイクなど。 8.あしたからの運動習慣、グレードアッププラン。 参加者の大半の人が、 幼少期、運動が得意ではなく、 おとなになってからのほうが 運動を楽しめるようになってきたと おっしゃっていました。 みなさまの運動体験を伺うと、 教員や指導者がシゴキ型で、 厳しかったせいか、 以来、運動が嫌いになった人が 少なくないように思います。 もっとも、アドバイザーの大橋先生の解釈は、 「子ども時代からスポーツが得意だった人は 栄養士以外の職業を選んでいる可能性が高いから、 いま、この場にいないのでは?」 このご指摘に、一同爆笑。そうかも(笑) 「今の生活で運動習慣は?」 という項目では、 スポーツクラブに週3回は通っているという方、 オフの日にバスケットの練習にという方、 ヨガを1日の中で取り入れているという方、 ベビーカーで1時間かけて 夫の実家にお昼を食べに行っている、 それが自分にとっての 運動習慣だと指摘される方まで、 みなさまの運動習慣はバリエーションに 富んでいたように思います。 当然、問題になるのは、 どこまでが生活行動で、 どこからが運動か、 さらに、運動とスポーツとは どう区分するか、ということ。 大橋先生は 「スポーツは、記録を出すこと、 競技を楽しむもの。 スポーツは、見る人にとっては健康的でも、 プレーをする人にとっては 多分にオーバーワークなので、 健康増進とは別次元のことではないかしら?」 とご指摘されます。 ダイビングは、 おもにフィッシュウォッチングや 写真撮影、旅がおもな目的。 競技性や記録性は今のところゼロ。 だから大橋先生は ダイビングを「マリンスポーツ」と呼ぶことに ずっと反対してきたそうです。 いま、一部のダイバーの中には、 「500本ダイバー」「1000本ダイバー」などと エアタンクを使った本数を 何気なく競うような風潮がありますが、 そういう考え方には大反対だそうです。 女性の場合、家事と運動との区別がしにくい、 という声もありました。 定義はともあれ、 「メッツ」(運動量の指数)で客観的に 運動量は示せるとしても、 「健康のため」かどうかは、 ご本人の意識しだいではないか、 少し遠いスーパーにバーゲン商品の買い出しに行くのは家事、 運動量を考えて、あえて遠いスーパーに行けば運動。 こういうのは、数値の問題というより意識の問題。 人にとって、この意識が大きな意味をもつ…… というところに落ち着きました。 「私が憧れる運動習慣のある人は?」 というテーマのところでは、 職場の先輩、友人、 趣味で知り合った方、 マスメディアで活躍される方などのお名前が あがりました。 名のあがったお1人は、 女子栄養大学創設者、香川綾先生。 70歳からジョギングを始めたとのこと、 それも、ねん挫で歩行が困難になったとき、 これでは動けなくなる、と考えて、 ねん挫が治る前から開始したとか。 「運動習慣にどんなメリットがあるだろうか」 という項目のところでは 大橋先生が、以下の要素をあげられました。 1.自分の体力が理解できるので、 いたずらに焦ったり脅えたりすることが減る。 要は落ち着きがでる。 2.辛いことへの耐久性が増す。 3.仲間がいる場合、チームプレーや コミュニケーション力が増強する。 4.タイムスケジュール管理がよくなる。 5,人への優しさ、受容性、寛容性が増す。 6.思考が深くなったり柔軟になったり、 肯定的になったりする。 運動は、からだを強化するだけではなく、 頭脳の活性化に効果がある、ということでしょう。 ある医系の大学では、 「運動」の時間を授業で増やしたことで、 医師の国家試験合格率が上がった、 というようなエピソードが紹介されました。 一部の人には耳が痛かったかもしれない、 こんなやりとりもありました。 何人かの方が 「音楽を聴きながら歩いている」 「音楽を聴きながら走っている」 という発言をされました。 大橋先生のご指摘。 「運動は五感を使ってするものだから、 耳を音楽で閉じてしまうのはもったいない。 風のさわやかさを肌や耳で感じたり、 虫や鳥の鳴き声を四季によって変化することを 感じながら、 頭はフルに働いて思考を深め、 自分との肯定的、建設的なコミュニケーションが おこなわれるはず。 そうした環境を音楽だけで 閉ざしてしまうのは好ましくないのでは? 交通道徳としても、遠からず問題になるはず」 今回の食ジムでハイライトの1つになったテーマ 「クライアントに運動習慣をすすめるとき、 『殺し文句』ってあるのか」では、 参加者のベテラン栄養士さんが 「殺し文句はないと思います」とひとこと。 「一駅前で電車を降りて歩いてみましょう」とか、 「食後30分後くらいに歩くといいですよ」とかと、 こちらがどんなに誠意をもってお伝えたしたとしても、 相手にしてみれば 「時間がない」の一点ばり。 そんな方にとっては、 「殺し文句」はないのでないかと。 大橋先生 「よくぞ言った! すばらしい」 だれに対しても、運動をすすめる殺し文句が あると思うこと自体が不適当。 理由は、クライアントによって、 または時と場合によって、 殺し文句(適切なコメントという意味)は 異なるから。 問いかけを大切にする食事相談などでは、 相手の生活習慣などをお聞きし、 その中から評価すべき要素を見つけ、 そこを指摘する、 それがヒットしたとき、 結果的に、それが「殺し文句」に なる場合があります。 運動習慣が「ない」という人の生活習慣を ていねいに聞けば、 ネコと30分遊ぶ時間や習慣があったり、 犬の散歩の習慣があったり、 昼休み、食後に入るカフェには 片道10分、歩いたり……という情報は こちらにとっても値千金の情報。 それに「千金」の値段をつけるのは食事相談者。 「カフェには毎日往復20分は歩いている、 それ、運動ではないのですか」 その指摘が相手の動機づけになったとすれば、 それが「殺し文句」になるのでしょう。 「話芸者」といわれる栄養士は、 「殺し文句」をたくさんポケットに入れている プレイボーイではなくて、 クライアントの生活習慣や ライフスタイルの中から 「価千金」を見つけ出す金属探知機みたいな 人なのかもしれません。 司会3度目の 三上聡美さん。 「運動というテーマで こんなにバリエーションがあるということを 自分自身が学ばせていただきました。 司会はできるだけ自分の話をしないで、 その場で出た発言(食材)を、確かめ、 編集(料理)し、そのお味をまたみなさんで検討する ということと似ているように思います」 3回目の風格が そこに感じられた1日となりました。
by palmarosak
| 2014-06-09 23:32
| 食ジム
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