前回、自己紹介の大切さについて少し述べました。
今回は、もう少し具体的に考えてみようと思います。
心の準備がないままに、自己紹介をしなくては
いけないという環境になることって意外に多いもの。
自己紹介をするA子さんは、謙虚で美しい女性。
彼女の自己紹介を聞いてみると、
「○○○子と申します。
年はとっていますが、業務経験が浅く、
不安でいっぱいです。
こんな私ですがよろしくお願いいたします」
なんだかA子さんの魅力が全然出ていないな~、
A子さんの得意とするところは何なのかしら、
何をA子さんは、たいせつにしているのかなど、
肝心なところがすべて抜けています。
自分から業務経験が浅い、不安、ということを
相手に伝えたことで、相手も不安に思うことを
彼女は想像しないのかしら?
自分のことに精一杯で
相手がこれを聞いたらどう思うかって考えないのかしら。
昔、航空会社の新人研修で何度も言われたこと。
「お客様にとって、
新人であろうとなかろうとスチュワーデスはみな同じ。
自分から、まだ乗務してまもないので、
って言うことは、プロとして失格です。
乗務してまもない新人だから許してって
言っているようなものですよ、恥ずかしい」
今思い出しても、大きく納得。
私たちが、栄養士という“商品”だとしたら、
商品を高めるために、
プレゼンテーションをしっかりするように、
自己紹介は
唯一の自分のプレゼンテーション。
だとしたら、
自己紹介はメモにし、箇条書きにするなどして
しっかり話せるようにに努力したい。
自己紹介1つで、栄養士である自分を思いっきり
表現できるチャンスになるのだから。