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5月19日(日)、 第322回 パルマローザセミナー、 栄養士・健康支援者のための輪読会・ 「専門誌その他の関連記事・論文を検証する」 とテーマで開催しました。 (講師 大橋禄郎先生 会場 大倉山記念会館) 輪読会は今年から始めたもので、 これまで2回開催しました。 第1回 1月27日(日) 「食品成分表を読み込む」 第2回 3月24日(日) 「新聞を読み込む。―コラムから社説まで」 いずれのセミナーにおいても、 栄養士・健康支援者として必要な 文章力、読解力、分析力、思考力を スキルアップさせるため、 みなさまで意見を出し合い、それについて 講師の大橋緑郎先生からご指摘いただきながら 進めていくというもの。 3回目となる輪読会は、 栄養士・健康支援者の専門誌や その他、著名栄養士の著書、論文などを テキストにその文章を分析検討するというもの。 その中には、日本栄養士会発行の 『日本栄養士会雑誌』も含まれています。 私たち栄養士の場合、 大学を卒業し、 2~3年もすると、 規模の大小問わず、 執筆や講演のご依頼をいただくことが少なくありません。 まわりに相談できる人がいないと、 少なからずの人は 専門誌をはじめメディアに発表されている 論文や投稿記事などを参考にされることもあるでしょう。 たとえば、 「すぐキレる子どもたちの犯罪の根底には 食生活の乱れがある」とか、 「安全な調理済み加工食品を選んで加えればよいのです」とか、 「ウツは食事が原因だ」……とかといった文章が 著名な食に関する解説書に載っていたとすれば、 引用してみたくなるのは当然でしょう。 輪読会では、 これら1つ1つを検証していきます。 黙読だけでは見逃してしまっていたことが 音読をすることで問題点が明らかになり、 中には、音読をする間、 クスクスと笑い声が聞こえることも!! 輪読会の成果の1つには、 このように、継続して参加し続けることで、 文章の内容に矛盾があるか、ないかまで 把握できるようになること。 悪い例を知ることで、 自分自身が文章を書いたり、 講師として話をしたりするときには 今まで以上に気をつけられます。 たとえば、上の例でいえば、 「キレルとはどのようなことをさすのか、 キレル=食生活だけの問題としていないか、 家族間のコミュニケーションはどうか、 「安全な調理済み加工食品」ってなにか、 そもそも「安全なもの」ってあるのだろうか、 冷蔵庫にずっと入れっぱなしにしている しおれてしまった野菜は安全か、 ウツは食事だけが原因なのか……などなど、 食だけが健康に直結しているかのような 文章が世の中にいかに多いかということも あらためて実感しました。 さて、 栄養士になって3年ほどたったときのこと。 ある先輩の紹介で、 「話をする練習になるから」と、 銀座のとある場所で短期間 講師として授業を持たせていただいたことがあります。 対象者が不特定多数の中で 自分の専門分野を1時間話すというスタイル。 セミナーが終わった後、 講師は、 参加者からいろいろのご質問を受けることとなります。 「栄養情報はころころ変わるから困る」とか、 「『栄養素のバランスは考えないほうがいい』という人もいますが、 影山さんはどう思いますか」とか、 「日本人は伝統食に戻ったほうがいいと思いますが、 どう思いますか」とか、 「1日1食でいい」……とかとか。 これらの質問に対し、 当時の私は、自分でも満足だと思える回答を相手に することができませんでした。 「だから栄養士さんは何も知らないのよね」と 思われていた1人だったと思います。 そのときにいまのような輪読会という システムがあれば、 「どうしてそう思われるのですか」とか、 「ころころ変わるってどういうことでしょうか」とか、 「「栄養情報が変わるというのは、 医学や栄養学が進歩しているということと関係ありますか」とか、 「伝統食ってどういう食事をいうのですか」とか、 「あなたのいう『伝統食』の時代の 日本人の平均寿命はご存じですか」とか、 「栄養のバランスは考えないほうがいいと思われたのはどうしてですか」とか、 「では何か代案がおありになるのでしょうか」とか、 「1日1食はご家族も実行されているのですか。 何年くらい実践されているのですか」とかとか……、 適切な問いかけができたでしょう。 昨年、食コーチングプログラムスが開催した 「『給食だより』を10倍楽しくする 編集力 スキルアップセミナー 全5回シリーズ」 でも、 講師、大橋先生は、 「人を良くすると書いて『食』と書きます」という 文章はよく見かけますが、その内容はまちがっています。 こうしたまちがいを栄養士はじめ食の専門家が 発信しないようにしたい」とおっしゃっていたことを思い出します。 内容にまちがいがあることを 世の中に普及してはいけないのは当然ですが、 それ以上に、 大橋先生は、 「いつも同じ切り口で話をしない。 思考もマンネリになるから」ということを ご指摘いただいているのだと、 今回の輪読会でも、同じ事例であった 「新聞広告」(テキストに使用) を見ながら、そんなふうに思いました。 何度もお聞きしているからか、 そうした考え方も、 少しずつ強化できている自分にうれしくなります。 そして、さらにうれしいことは、 いろいろのメディア、雑誌に 載っている食の文章で疑問に思ったことは すぐにこうした場所で、 参加者と意見を言い合えること。 もちろん、司会進行を務めてくださる 大橋先生あってのことですが。 第3回輪読会では、 日ごろから「食ジム」などで コミュニケーション力を鍛えておられる方が 積極的に手を挙げ、 頻回に話をしておられたのも頼もしい光景でした。 栄養士・健康支援者のための輪読会は いまのところ、横浜だけの開催ですが、 ご希望があれば、 いろいろの場所でも輪読会を開催し、 各地の栄養士さんがたとの交流も図りたいと思っています。 次回輪読会は9月29日に開催します。
by palmarosak
| 2013-05-20 14:32
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