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5月は2つの映画を観ました。 1つは、フランス映画「愛・アムール」。 http://www.ai-movie.jp/ 2つめは、韓国映画「拝啓 愛してます」。 http://www.alcine-terran.com/haikei/ 最初の映画「愛・アムール」は、 2012年第65回カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)、 2013年第85回米国アカデミー賞 最優秀外国語映画賞をはじめ、 2012年から2013年にかけて、 40もの賞を得た作品とのこと。 一方、 「拝啓 愛しています」は、 韓国で2011年に上映され、 観客動員数160万を記録した映画。 当初、「老人しか出ない 映画はヒットしない」と上映前は そんな陰口も聞こえたようですが、 上映後は大ヒット。 46歳の監督チュ・チャンミン氏は、 次の映画「王になった男」も (主演 イ・ビョンホン) 大ヒットさせています。 韓国の映画情勢は、 歴史ものから、リアルな現実を描く映画まで、 少しずつその内容やバリエーションにも、 変化しているように感じます。 2つの映画に共通しているのは、 高齢者が主役の映画であること。 人生の最後はどうあるべきかと、 それぞれの映画の結末は、 観客に、その判断がどうだったかを、 静かに、やさしくゆだねます。 「愛、アムール」は、 パリの高級アパートで悠々自適の老後を 送る音楽家の老夫婦・ジョルジュとアンヌ。 妻アンヌの体に異変が起こり、 アンヌは車いすの生活となる。 病院嫌いのアンヌは、 夫に毅然とこう言うのです。 「二度と病院に戻さないで」と。 映画のほとんどは、 室内でのシーン。 暗い室内でのシーンが、 外界から遮断されたような生き苦しさを 観客である私たちも感じます。 カメラは2人だけの世界にフォーカス……。 そして、物語は淡々と静かにすすみます。 フランスの事情と 日本の事情はもちろん異なりますが、 その国、その人の考える「死生観」は それぞれであることは事実。 在宅で死を望む彼女に、 彼は最後の願いを叶えてあげようとする。 究極の愛、至高の愛……と この映画の評価はとても高い……。 この映画を観終わって感じたことは、 それは、「死生観を持つ者は強く、美しい」 ということでした。 「いかに死ぬか」を考えるのは、 「いかに生きるか」を考えるのと 同じことなのだと あらためて気がついたから。 もう1つの映画、 「拝啓、愛しています」も、 横浜の映画館、ジャック&ベティで観ました。 http://www.jackandbetty.net/ 物語は、 牛乳配達で小遣い稼ぎをしながら、 引退生活を送っている、 自分にも、他人にも気難しく、 煙たがられている老人・マンソクが、 牛乳配達をする途中で出会う、 廃品回収をしながら生計をたてている、 身寄りのない女性・イップンと 出会うところからスタートします。 そのイップンは、 文字を読むことができない……。 住民表を持っていない……。 昔、駆け落ちしたことがあるが、 男に捨てられて……などなど、 事情を知ればしるほど、 ほっとけなくなるマンソク。 70代後半のマンソクが 60代の「イップン」に恋心を……。 そして、もう1組の夫婦、 認知症の妻と駐車場の管理人をしている心やさしい夫・グンボン。 この2組の男女が、 物語の核となり、観客は、 彼らといっしょになって怒り、 笑い、そして泣いて、そして……。 儒教の精神が根底にある国、 親をたいせつにするとか、 目上の人には誰にでもていねいにとか、 お酒の席で、乾杯をするときは 目と目をあわせないように飲むとか……、 というのが普通であったお国も、 時代の変化、核家族化が進むにつれて、 少しずつ考え方にも変化がみられるようです。 2つの映画に共通する点は、 70代、80代の両国を代表する役者が それぞれ主役であるということと、 人生という旅の終わりに、 自分の(相手の)すべてを見届ける……という シーンがあるということでしょうか。 誰もが迎えることになる自分の最期。 最後の最後まで、 どんなことでも(それがたとえ病であったとしても) 静かに、しかもできれば、 それをまるで楽しんでいるかのように 受け入れている自分でありたいと思いました。 誰にでも訪れる「老い」と「死」。 誇りをもって迎えるために。
by palmarosak
| 2013-05-31 14:17
| 映画鑑賞
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